2014年05月07日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 伊東温泉「共同通信社杯競輪」(GU) 自粛欠場問題の決着を確かめたくて…(そのD)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する「山本ディレクターの自腹出張日記」。4月29日(祝・火)まで伊東温泉競輪場で開催された「第30回共同通信社杯競輪」の3日目・最終日へ「自腹出張」した様子をご紹介する6回シリーズのリポート。今回はその5回目です。

10万円車券をあと少しのところで取り逃がしてしまい、ガックリ落ち込んでしまいましたが、下を向いてはいられません。7Rの予想に取りかかろうとしましたが、時間をかけて考えたところで、当たらない時は当たらないもの。そこで気分を切り替えようと、さらに場内を巡ることに。

ところが雨が強くなってきて、軒下から動くのがおっくうになってきました。それなら近くのイベントブースをのぞこうとしました。未確定車券抽選会は既に終了していましたが、選手会静岡支部のブースがお昼休みを終えて再開するところでした。ここにはサイクルタイムトライアルがあって、規定タイム以上ならグッズがもらえるとのこと。Kさんから「合格タイム出したら、クオカードもらえるんちゃいますか?」との情報が。それならとばかりに、恥を忍んで挑戦することにしました。

サイクルタイムトライアルに挑戦!

サイクルタイムトライアルに挑戦!


ちなみに200mのタイムを計測しますが、中学生〜49歳までは12秒以内が合格で、どう考えても合格しそうにありません。ただ50歳以上なら14秒以内で合格で、これならクリアできそうです。そこで「あの〜、私、見かけ50歳です」と冗談めかして参加を申し込むと、担当の石川一浩選手は「ハイ、50歳ですね。14秒以内ですので、頑張って下さい」とのこと。騙すつもりはありませんでしたが(嘘つけ!)、ボーダーラインが下がった以上は何としても合格したいところです。

大型モニターに10秒前からカウントダウンがスタート。3秒前から助走とばかりにペダルを踏み始め、GOサインで目一杯踏み込みます。

モガいて、モガいて…

ソレ、ソレ、ソレ、ソレ… モガいて!モガいて!


初めの100mは順調に来ましたが、後半の100mに入ると脚が回しきれません。特に残り30mは、むしろペダルがスカスカに感じて、踏み切れません。そしてなんとかゴールイン。タイムは…

一応“合格”だったんですが…

13秒28 一応“合格”だったんですが…


合格しましたが、どうせなら12秒台を出したかったです。バイチャクラブの成果を出したかったんですけれどね…。賞品はクオカードではなく、静岡競輪場や静岡支部のグッズの中から好きなアイテムを1つ選ぶというもの。私は静岡競輪場のブルーのスポーツタオルをチョイス。これは最終回の伊東土産プレゼントに提供しますので、どうぞご期待下さい。

さらに私の姿を見て、H君も「オレもやろうかな?」と挑戦。フルもがきにチャレンジです。

競輪仲間のH君もチャレンジ

競輪仲間のH君もチャレンジ!


そしてタイムは…

う〜ん、このタイムはちょっとビミョー…

15秒22 う〜ん、このタイムはちょっとビミョー…


H君は残念ながら合格できませんでした。さらにS女史が挑戦し、こちらは合格。グループ内で明暗が分かれました。

そうしている内に7Rの発売締切が近づき、慌てて車券予想に取りかかります。7Rはきれいな3分戦。D菅原晃が先頭の九州3車、F池田勇人が先頭でライン3番手にC成清貴之が回る関東・南関3車、そしてB川村晃司が先頭でこちらもライン3番手に南関のG高木隆弘が続く近畿・南関3車というライン構成です。自粛欠場を控える川村の先行意欲が高そうですが、池田も「先行基本」というコメントで、主導権争いの激化は避けられなさそうです。

ただ「前々踏んだラインに有利に働くのでは?」と考え、車券は近畿の先頭・川村と番手のH東口善朋、関東の先頭・池田と番手のA神山雄一郎との、BHFA4車BOXを基本にしました。あとは和歌山の東口選手“応援車券”として、2車単Hアタマ・ヒモ総流し車券を入れました。

最終日7R車券

最終日7R車券


レースは、号砲直後のけん制状態からC成清貴之が誘導を追い、関東2車を正攻法に迎え入れる。序盤の隊列は、関東2車−ライン3番手の成清−九州3車−近畿2車−ライン3番手のG高木隆弘の順。青板2角(残り2周半手前)からB川村晃司が上昇し、中団のD菅原晃を押さえる。さらに川村が踏み上げていくと、正攻法のF池田勇人が突っ張り、川村はやむなく中団4番手位置に下げる。そのもつれに乗じた菅原がインをすくって4番手位置を奪い返すと、川村はジャン前BKから踏み直して巻き返しを図る。ところが、川村マークのH東口善朋が踏み遅れ、川村番手には菅原が割り込んで追走する。川村は最終HSで池田を叩ききって主導権を奪うと、池田がインで粘り番手で菅原と競り合う。この競りは、踏み勝った菅原に軍配が上がる。

最終日7R 最終3コーナーの攻防

最終日7R 最終3コーナーの攻防
最終HSで池田を叩いたB川村が最終主導権。番手に切り替え追走したD菅原が差し交わすタイミングを計る



結局、直線早めの抜け出しを図った菅原が1着に入る。2着には菅原後位に切り替えたA神山雄一郎が続き、神山マークの成清が流れ込んで3着を確保しました。

東口が千切れ、菅原に割り込まれた時点で、車券はほぼアウトの状態になりました。先述で『時間をかけて考えたところで、当たらない時は当たらないもの』と書きましたが、私の好きなたすき掛けの筋違い車券。しかもラインとはいえ3着穴で、3連単は5万円台の高配当。取れていた車券だったかもと思えば、やはりもう少し時間をかけて考えた方が良かったのかもしれません(今さら何言うとんねん!)。

東口選手へのレース後取材と昼食のため、ここで記者室へ一旦戻ることに。そのため8Rをパス。お弁当を食べながら、9Rの車券検討にかかります。

9Rは4分戦で、D小川勇介が先頭の九州3車、B新田康仁が前の南関2車、@浅井浩太が前回りの中部2車、そしてA岡田征陽が前の関東2車の構図です。ラインの先頭はいずれも捲り志向で、浅井・岡田の先行は考えられません。専門紙は「ライン3車の小川が先行」と想定しています。

そこで車券は、小川の番手から抜け出しそうなH吉本卓仁アタマ流しを基本に、吉本と捲り返す浅井・新田のH@B3車BOX、吉本後位のC中川誠一郎を絡めたH@BC4車BOX、さらに中部2車と南関2車の@EBF4車BOXを仕込みました。

最終日9R車券

最終日9R車券


レースは、@浅井浩太が号砲で飛び出して正攻法に収まる(記録上はS)。周回中の隊列は、中部2車−関東2車−南関2車−九州3車の順。青板2角からD小川勇介が上昇し、6番手位置のB新田康仁を押さえる。小川はさらに踏み込み、赤板HS(残り2周)から先頭へ躍り出ると、他派の仕掛けはなく一列棒状でジャンを迎える。そして最終HSからA岡田征陽が先に捲り返し、新田も捲り上げてこれに参戦。しかし岡田の踏み上げは鈍く、浅井に併された岡田・新田は前に出られない。浅井はマークのE林巨人を連れて加速すると、番手捲りに出たH吉本卓仁の抵抗も構わず前団を捉える。

最終日9R 最終2センターの攻防

最終日9R 最終2センターの攻防(スミマセン。これも遮光ガラス越しの撮影のため、イマイチきれいに写っていませんが…)
D小川の先行を受けて番手捲ったH吉本が抵抗も、@浅井がラインごと捲りきる。G木暮が切り替え追走する


結局、浅井が後続を振り切って1着になり、2着にマークの林が続く。3着には岡田の捲り不発から切り替え追走したG木暮安由が流れ込む。

吉本が番手捲りに出るも、浅井の勢いが明らかに勝っていました。ただ中部ラインが捲り切ったのは良かったものの、南関ラインが捲り不発で、しかもF中村浩士が新田の踏み出しに千切れ、ラインが空中分解する始末。結果論とはいえ、車券的には何ともチグハグな結末となりました。

記者室で「アカンなぁ〜。これでマイナス2万円やがな…」とボヤいていると、SスポーツのI記者や専門解説者の内林久徳氏から「山本さん、エエとこ狙ってるけど、そこはなかなか上手いこといかんで」と慰め(?)のお言葉を頂きました。でも自分の力で当たり車券をつかまない限りは、まさにただの『お慰め』にしかなりません。気を取り直して10Rの車券の検討に移ります。

10Rは3分戦+単騎が1車。A藤木裕が先頭の近畿3車、D牛山貴広が前回りの茨栃2車、C松岡貴久が率いる九州3車、そして「単騎で自在に」とコメントのE磯田旭という構成です。藤木の実質先行一車を他派が捲り返す流れですが、連日自力に飛び付き競りと活発な動きを見せる磯田がとにかく不気味です。

そこで、磯田が藤木番手のH南修二に飛び付き、そのもつれに乗じて藤木が逃げ切るとみて、Aアタマ流しを第一本線として入れました。そして松岡の捲りに乗って突っ込みそうな@井上昌己と、先捲りになりそうなD牛山の2車に藤木と磯田を絡めた@DAE4車BOXと、九州3車と牛山を絡めたC@GD4車BOXを追加しました。

最終日10R車券

最終日10R車券


レースは、号砲直後に若干のけん制の後、G園田匠が誘導員を追いかけ、C松岡貴久−@井上昌己を正攻法に迎え入れます。序盤の位置取りは、九州3車−近畿3車−茨栃2車−単騎のE磯田旭の順。青板HS(残り3周)からD牛山貴広が踏み上げ、正攻法の松岡を押さえ込む。この動きに磯田も追走し、さらにA藤木裕が追いかけて行く。そして藤木が赤板HS(残り2周)から踏み込んで行くと、先にインを切った磯田が番手飛び付きを見せる。ジャン前BKでインに押し込んだH南修二が競り勝ったに見えるも、再度踏み直した磯田が番手マークを奪う。競り負けた南は3番手に収まるも、今度は追い上げてきた松岡が、南を押さえ込むかのように外で並走。南はこれを捌いて、さらに内へ切れ込んで再度磯田を捌き、番手マークを奪い返す。しかし、このもつれに乗じて牛山が捲り、前団に急接近する。

最終日10R 最終3コーナーの攻防

最終日10R 最終3コーナーの攻防
A藤木が赤板HSから先行するも、番手はH南とE磯田で競り。南がなんとか番手を確保するも、D牛山が好スピードで捲り返しに出る



結局、牛山が捲り切ってそのまま1着になる。2着には牛山後位に切り替えたG園田匠が続き、牛山マークのB長塚智広が千切れながらも3着を確保する。

前団の競りは、先述の通り想定の範囲内でしたが、あまりにも長引き、おまけに南が奪い返した時点で半ばハズレが決まったようなものでした。しかも連日の動きに不満が残る長塚を車券からオミットしており、微妙な組み合わせ漏れで、3連単8万4千円台を取り逃がしてしまいました。

「なかなか上手いこといかんなぁ…」 このセリフを、この日、何度繰り返したことでしょう。そんな事が分かっていながら、同じ結果を繰り返しているのです。でもそれは“学習能力がない”からではありません。

単にツキに見放されているからです(大バカ!)

だんだんわびしくなっていくフトコロ具合と「貧すれば貪(どん)する」精神状態の下、いよいよ決勝戦を迎えることになりました。


(その6・最終回に続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/95680264

この記事へのトラックバック