2014年05月06日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 伊東温泉「共同通信社杯競輪」(GU) 自粛欠場問題の決着を確かめたくて…(そのC)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する「山本ディレクターの自腹出張日記」。4月29日(祝・火)まで伊東温泉競輪場で開催された「第30回共同通信社杯競輪」の3日目・最終日へ「自腹出張」した様子をご紹介する6回シリーズのリポート。今回はその4回目です。

前日・3日目をチョイ浮きで終え、その勢いで最終日の車券もバカスカ取りたいところですが、「まぁ、慌てんでもエエゎ」と序盤のレースを見送りました。そして雨が降り始め、バンクコンディションが変わっていくのを確認して、4Rから車券勝負に打って出ることにしました。

4Rは、3分戦+単騎が2車という細切れ戦。D小松崎大地が率いる北日本3車が本線で、F吉田敏洋が前回りの中部2車、C田中孝彦が前の地元・静岡2車が対抗し、それにA古性優作とE山中貴雄がそれぞれ単騎で立ち回るという流れです。専門紙の◎印は、小松崎マークの@山崎芳仁に付いていましたが、「山崎の番手戦ほどアテにならんもん、無いからなぁ…」と、ちょっと懐疑的になりました。

とはいうものの実績は明らかに山崎が上で、小松崎の仕掛けが成功すれば、番手捲り気味に抜け出してアタマ勝負できると判断しました。そこで車券は、@アタマ固定の2車単・3連単を厚めに入れ、さらに中部勢との4車BOXも加えました。

最終日4R車券

最終日4R車券


その日一発目の車券としてはかなり大きいグロス金額になりましたが、「山崎がアタマに来れば、ほぼ大丈夫やろ」と期待を込めて、レースを見ることにしました。

レースは、@山崎芳仁がSを決め、D小松崎大地を正攻法に迎え入れる。周回中の並びは、北日本3車−中部2車−単騎のA古性優作−静岡2車−E山中貴雄の順。青板HS(残り3周)を迎え、C田中孝彦が上昇して、小松崎を押さえる。山中はここへ切り替え追走。青板3角(残り2周半)で一気に踏み込んだF吉田敏洋が小松崎を叩いて先頭へ躍り出るも、赤板HS(残り2周)で田中が叩き返して先頭へ。そしてジャン前BKから小松崎は巻き返しを図るが、最終1センターで失速し、マークの山崎も後退して勝負圏外へ。このもつれを見て、田中番手のG片寄雄己が番手捲りに打って出ると、これに吉田が切り替え追走する。

最終日4R 最終3コーナー過ぎの攻防

最終日4R 最終3コーナー過ぎの攻防
C田中の先行を受けて、G片寄が最終2角からの番手捲りで先頭に立つ。F吉田が切り替え追走する。


結局、片寄が吉田の追撃をしのいで1着になり、吉田が続いて2着。吉田後位のH柴崎俊光が流れ込んで3着を確保する。

小松崎と山崎が失速・後退した時点で、私の車券は100%終わりました。自力2車が連携する車券はなかなか成立しないものですが、まさにその通りの展開になりました。地元勢の気迫に他派が押された感じのレースでしたし、自粛欠場組でもある山崎の不甲斐ないレースに、ちょっと失望しました。しかもあまりの見事なハズレぶりに声が出ません。

気を取り直して、次の5Rの予想にかかります。5Rは、3車ずつのきれいな3分戦。C早坂秀悟率いる北日本ライン、E鈴木裕が前回りの南関ライン、そして近畿単騎のA脇本雄太に九州2車が連携の即席ラインの3派が激突です。ラインの先頭はいずれも劣らぬ徹底先行の選手で、主導権をどのラインが取るのかで展開が大きく変わってくるという、なかなか難しいレースです。前日のコメント取りでも、脇本と早坂が互いに「えっ? 明日はお前と一緒のレースなの?」と、笑いながらも火花を散らせていたのを思い出しました。

でもそういった番組なら、今年正月の「和歌山グランプリ」のトークショーでご一緒させて頂いた、脇本選手の応援車券を第一にしました。そこで筋のA脇本−@荒井崇博を軸に、別線の番手・3番手を絡めた、A@HFとA@DBの4車BOX2通りを買うことにしました。

最終日5R車券

最終日5R車券


レースは、@荒井崇博がSを取ってA脇本雄太を正攻法へ迎え入れる。序盤の隊列は、脇本−マークの九州2車−南関3車−北日本3車の順。青板HS(残り3周)からC早坂秀悟が上昇し、中団のE鈴木裕を押さえ込む。青板3角(残り2周半)で、早坂が前団を叩くもペースはスロー。中団4番手は追い上げた鈴木と、下げた脇本で並走する。早坂がジャンから全速スパートに入ると、中団の位置取りは鈴木に軍配が上がるも、マークのD小埜正義が踏み遅れ、鈴木後位に脇本がはまり込む。早坂のカカリは良く、最終BKまで一本棒の状態が続くも、3角手前から脇本が捲り追い込みに出る。

最終日5R 最終3コーナーの攻防

最終日5R 最終3コーナーの攻防
C早坂のジャン先行は好回転。A脇本が5番手から捲り返して前団に迫る。


早坂マークのH菅田壱道が脇本をブロックして踏み込んで行くも、脇本後位の荒井が直線鋭く伸びて1着になる。2着には菅田が続き、脇本が3着を確保しました。

4コーナー後方から見た感じでは、早坂が残っているようにも見えました。しかし場内モニターのスーパースローで確認したところ、脇本が先着していてホッと一息です。

なんとかソコソコの車券を当てることが…

なんとかソコソコの車券を当てることができました


3連単で1万7千円弱の、まずまずの車券を当てることができました。しかも4Rのマイナスを取り返し、お釣りが出るほどです。「よっしゃ〜、こっから一気に上昇気流に乗るで〜!」と、元気がみなぎってきました(バカ)。

続く6Rは、3分戦+単騎が1車という構図。H渡邉一成が率いる福島2車にB林雄一が続く福島・南関連合ライン、D芦澤大輔が前の茨栃2車、F松岡健介が先頭の近畿2車にC松坂英司が追走の近畿・南関連合ライン、それにE小林大介が単騎で立ち回るというもの。芦澤の先行は考えにくく、渡邉もダッシュを活かした捲りが得意となれば、松岡がカマシて先手取りになるかと想定しました。ただ松岡マークがG渡辺十夢で、捌きに若干の不安が感じられ、捲りラインに重きを置くことにしました。

そこで車券は、茨栃の2車と渡邉一のD@H3車を軸に、F松岡の逃げ残りと、渡邉一マークのA伏見俊昭を絡めた4車BOX2通りを基本に据えました。そして、捲りが決まれば近歴イマイチの伏見をも千切ってしまうかもしれない渡邉一のHアタマ流し、さらに伏見差し切りの2車単を押さえました。

最終日6R車券

最終日6R車券


レースは、G渡辺十夢がSを決め、正攻法にF松岡健介を迎え入れます。序盤の並びは、近畿2車−ライン3番手のC松坂英司−茨栃2車−福島2車−ライン3番手のB林雄一−単騎のE小林大介の順。青板2角(残り2周半手前)からH渡邉一成が前団を押さえに上昇すると、これに小林やD芦澤大輔も追走。赤板HS(残り2周)を迎え、後方に下げていた松岡が一気に巻き返しに出ると、渡邉一が突っ張って抵抗。このとき後方で、松坂が渡辺十の後輪にハウス(接触)して落車。続くジャン前BKで、松岡が二の脚を繰り出すも、渡邉一マークのA伏見俊昭が大きくブロック。そのあおりを受けた芦澤が落車し、伏見も後退(伏見は失格)。これを横目に、福島3番手の林が渡邉一の番手に追い上げる。渡邉一がそのまま先行勝負に出ると、松岡が3番手にはまり、松岡後位の渡辺十が小林を大きく持って行き(外へ押し上げる)、4番手位置に落車を避けた@宗景祐樹が追い上げ、その勢いで単独捲りに出る。

最終日6R 最終3コーナーの攻防

最終日6R 最終3コーナーの攻防
落車のアクシデントを尻目にH渡邉一が果敢に先行。番手に追い上げたB林がマークするところ、中団から@宗景が自力捲りを繰り出し、前団に迫る



結局、渡邉一後位から早めの差し交しに出た林が1着になり、渡邉一が2着に逃げ粘る。捲り上げた宗景が3着を確保しました。

伏見や落車した芦澤には悪いですが、伏見が後退して林が番手にはまった瞬間、心の中で「おっしゃ! できた!」と叫んでいました。渡邉一アタマからは結構な高配当になるのを確認済み。しかもライン3番手の林へのH→Bからは筋のH→B→Aが100倍を少し超える程度で、残りの組み合わせは最低5万円以上の配当です。おまけに200円ずつ流していましたから、10万円以上の払い戻しになるのがほぼ間違いない状態でした。

ところが、2センターで林が差し交わしに出たのを見て、またまた叫んでしまいました。「林! そんなのやめてくれ〜!!」 そんな声もむなしく、林が渡邉一を交わしたのがはっきりと分かりました。あまりの悔しさに声が出ません。そして払戻金の発表で、さらにガックリです。

3連単は10万円超のビッグ配当 悔し〜!

3連単は10万円超のビッグ配当 悔し〜!


3連単10万円以上の大穴車券です。残念! S女史やH君、それに途中から合流したAさんに、Hアタマ流しの車券を見せてさしあげました。

H君「山本さん、これ、アツ過ぎっすよ!」
山本「これ当たってたら、もう後取材ほっといて、勝ち逃げしようかなってマジ思ったわ。新幹線・グリーン車で帰る夢まで見えたゎ…」
S女史「短い時間の中で、よくそんなにたくさんの夢見れますね…」
山本「夢で終わってしもた…」



思わずヘナヘナと、その場にへたり込んでしまいそうな感覚に襲われました。クヤシ〜!!(いつまで言うとんねんねん… この大バカ!)

そんな感じでいたところ、バンク脇のミカリンステージで、決勝戦出場選手の特別紹介が始まりました。雨が降っていたため中止の心配がありましたが、トップスター選手の揃い踏みなんですから、実施してほしいと思っていました。傘を差した9選手がバンク中央の花道を通って、ステージに登場。しかも登壇の際に、2014年競輪イメージキャラクターの中村アンさんから、レイを首にかけてもらっていました。9選手だけでなく、TVのバラエティー番組で人気の中村アンさんが間近に見られるとあって、ステージ脇の鉄柵にはファンが鈴なりになっていました。

決勝戦出場選手特別紹介

決勝戦出場選手特別紹介


大勢のファンがお目当ての選手に声援を送っていましたが、自粛欠場が決まっていた5人の選手には、ファンの心からの叫びともいえる、特に大きな声援が飛んでいました。

「(村上)兄ちゃ〜ん、絶対に辞めんな〜!」

「平原〜、単騎なんだから他には遠慮するな〜!」

「バカボ〜ン(深谷のこと)! 今日はちょっとは遠慮してやれよ〜! お前は5月から好きなだけ稼げるんだからよ〜!」



騒然とした雰囲気の中、決勝戦出場選手が敢闘門へ退場。決勝戦が刻一刻と近づいてきました。


(その5に続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
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