2014年03月27日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 名古屋「日本選手権競輪」(GT) 漢(おとこ)達の天下統一の戦いにシビレた!(そのB・最終回) ※プレゼント告知あり

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。去る3月23日(日)に開催された名古屋競輪場の「第67回日本選手権競輪」最終日へ「自腹出張」した3回シリーズのリポート、今回が最終回です。

3連続大ハズレで、いよいよ最終11Rの決勝戦を迎えます。決勝戦は、C稲垣裕之が先頭の近畿4車、H平原康多が率いる東日本3車、そして@深谷知広にD成田和也がマークする単騎同士の即席ラインという、変則3分戦です。

SSイレブン問題で5月以降長期欠場となる選手が6人乗ったことで、ますます車券予想をする上で混迷の度合いが深まっているように感じました。そうなってくると車券の買い目がいつもより多くなりそうで、サイフの中身がちょっと寂しく思えてきて、

近くに銀行かコンビニATMは?

ついつい携帯で調べてしまいました(バカ)。そして競輪場北側にコンビニがあることを発見。さっそく歩いて向かい、資金補充を済ませました(大バカ)。

そして競輪場に戻ってオッズを確認。やはり地元だけあって車券は@深谷知広から売れています。ただ、A武田豊樹・B村上義弘からもそれなりに売れていて、実力者のガチンコ勝負にファンが狙い目を絞り切れず悩んでいるのが窺えるオッズです。

結局私は、前夜のブログ予想で出した2車単の責任車券(A武田アタマとD成田アタマ)を購入し、さらに力勝負を挑むであろう武田と深谷を中心に、Aと@それぞれのアタマ流しを入れた上で、A@D3車BOXを厚く、さらにA@DBの4車BOX、近畿突き抜けになった場合のBFAD4車BOXで勝負しました。

11R決勝戦の車券

11R決勝戦の車券


いつもながら最終レースの選手入場は祈るような思いで見つめていますが、今回は複数の有力選手引退もささやかれていたことから、車券以上にファンに感動を呼ぶレースを期待して選手を見つめました。

決勝戦の選手が入場

決勝戦の選手が入場


場内のボルテージは最高潮。グランプリと変わらないくらいの大歓声がバンク内を包み込みます。そして発走準備が整い、号砲が鳴らされました。

レースは、号砲で@深谷知広とA武田豊樹が飛び出し、Sを決めた深谷が正攻法に収まる。序盤の位置取りは、深谷−マークのD成田和也−東日本3車−近畿4車の順で並び、GT決勝6周競走の周回を重ねます。

11R決勝戦 2周目3コーナー

11R決勝戦 2周目3コーナー


ただレースの動きは早く、青板3角(残り2周半)からC稲垣裕之が上昇して、正攻法の深谷を抑えます。深谷が一旦車を下げると、後方のH平原康多も中団を求めて上昇。正攻法に入れ替わった稲垣は、ジャン前BKで誘導を交わすと、後方を隊列一本棒にしてメイチの先行態勢に入ります。

11R決勝戦 ジャン3コーナーの攻防

11R決勝戦 ジャン3コーナーの攻防
青板3コーナーから動いたC稲垣が先行態勢へ。後方は一列棒状



平原が、稲垣のメイチの先行を受け、最終HSから早目の捲りに打って出ると、近畿ライン3番手のF村上博幸がけん制して対応します。

11R決勝戦 最終1センターの攻防

11R決勝戦 最終1センターの攻防
C稲垣がメイチの先行で番手マークのB村上義は車間を空ける。HSから捲り返しのH平原に対して、近畿ライン3番手のF村上博がブロックを仕掛けようとする



平原は村上博のブロックを喰らい、行き脚が鈍ります。そして平原マークのA武田豊樹が自力捲りに打って出ると、稲垣マークのB村上義弘も番手捲りで応戦。さらに深谷も最終2角8番手から捲り追い込みを仕掛けます。

11R決勝戦 最終3コーナーの攻防

11R決勝戦 最終3コーナーの攻防
A武田の先捲りを見て、B村上義が番手捲りを打つ。さらに8番手から捲り追い込みに出た@深谷がその外から迫る



最終2センターでは、襲い掛かる武田を、村上義後位の村上博がけん制し、さらにその外から深谷が迫る激しい展開に。結局、武田の猛追をしのいだ村上義がVゴールを駆け抜け、2年連続3度目のダービー優勝。2着は武田、3着は深谷が確保しました。

レース中から大歓声に包まれていた名古屋バンクでしたが、最終3コーナーからは場内のボルテージがさらにヒートアップ。大歓声の渦となっていました。私も3コーナー写真を撮ってからは、

たけだ〜!! 突っ込め〜! たけだ〜〜〜!!

と、本命に推して車券の中心でもあった武田に声を上げました。しかし、武田は僅かに届かず2着。車券は当たったものの、大幅なプラスにはなりませんでした。でもプラスにならず残念だったことより、各選手が持てる力を十二分に発揮してくれたこと、そんなレースを生で見られたことが、ファンの一人として嬉しかったです。

レース終了直後のクールダウン周回で、村上義が何度もガッツポーズしてファンの声援に応えていましたが、兄・義弘の優勝を祝福する弟・博幸がガッチリ握手する姿とともに、全力を出し切った近畿ラインの先導役・稲垣が村上兄弟を見つめる様子をカメラに収めることができました。

ゴール後、互いをたたえあう村上兄弟

ゴール後、互いをたたえあう村上兄弟。全力を出し切った稲垣が後方で二人を見つめる


レース終了後、バンク内で表彰式が行われるとあって、私も東スタンド(3〜4コーナースタンド)から移動。今回は、一般ファンをバンク内に入れて一緒に優勝選手を祝福しようという趣向です。30m線付近の入り口からバンク内に入場する訳ですが、私が並ぼうとしたところ、最後尾はなんと1センター手前。おそらく500人くらい(あるいはそれ以上)のファンが並んでいたでしょうか。それも当然です。優勝したのが、輪界で最もファンの支持を集める村上義弘選手だったからでしょう。

村上義選手がバンク内に姿を現すと、「おめでとう〜!」の嵐です。村上義の姿を写真に収めようと、多くのファンが人垣の隙間からカメラ・携帯を突き上げていました。私もその一人です。

優勝インタビューに答える村上義弘選手

優勝インタビューに答える村上義弘選手


その後は表彰が続きます。主催者・名古屋競輪組合の管理者、河村たかし名古屋市長から6000万円の賞金ボードが手渡されました。

賞金ボードを掲げる村上義弘選手

賞金ボードを掲げる村上義弘選手(左下は河村市長)


表彰伝達が終わり、当日のゲスト・サンプラザ中野くんらとの記念撮影。村上義選手は大きな優勝カップ(内閣総理大臣杯)を高々と掲げました。

優勝カップ(内閣総理大臣杯)を掲げる村上義弘選手

優勝カップ(内閣総理大臣杯)を掲げる村上義弘選手(前列中央がサンプラザ中野くん)


最後に司会の赤澤佳美さんから「村上義弘選手から、ファンの皆様にご挨拶があります」との言葉。その場にいた全てのファン・関係者が、息を呑んで発言に注目します。

ファンに挨拶する村上義弘選手

ファンに挨拶する村上義弘選手


「色々とご心配・ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。これからも全ての競輪選手が一丸となって頑張って参りますので、競輪をどうぞよろしくお願いいたします」とのこと。「まさかの引退発表かも…」と思われただけに、村上ファンを中心に皆がほっと胸をなでおろしました。その後の共同記者会見でも村上義選手は「4月いっぱいのあっ旋があるので、共同通信社杯が終わるまではしっかり走って、その先のことはその後に考えたい」と、即時引退を否定しました。

表彰式は大盛り上がりの内に終了しましたが、残念だったのはSSイレブン問題が表彰式にも影を落としたことです。バンク内のファンからは

「(JKA会長の)石黒〜、お前が陰で糸引いてたんだろ! ここでみんなに謝れ〜」

「(日本競輪選手会理事長の)佐久間〜、ここにいるファンの声をよく聴け! お前らのやっていることは、ファンの声を無視しているんだよ! 出場停止を即刻解除しろ!」

「(ひな壇の関係者らに向かって)お前らが揃いも揃ってバカだから、競輪がますます廃れていくんだよ!」

「佐久間に石黒、お前らが辞めたら話は丸く収まるんだよ! 明日にでも辞表出せ! バカ野郎!」


などという、ヤジや罵声が飛んでいたことです。業界のお偉いさんに対する多少のヤジは、場が盛り上がるのであれば大目に見られてもいいのでしょうが、この日は次から次へと罵声が飛び交い、「お前ら、ええ加減うるさいわぃ!」と注意をするなどして、気分を害したファン同士が小競り合いを始めたりする始末。
それは、今回の問題について大多数のファンが、人気・実力ともにトップクラスの選手が姿を消す・現さないことが、競輪の人気を自ら下げ、自らの首を絞めることになると危惧している表れです。あっ旋自粛を撤回することは容易ではないでしょうが、ファンの存在無視のなか進んだ今回の騒動、関係者・選手だけでなく、ファンも十分納得する形での決着を、改めて求めていくことが必要ではないかと思います。

しかし、今までがダメだったというわけではありませんが、その問題が横たわっていたからこそなのでしょうか、今回の決勝戦に出場した選手の鬼気迫る走りにファンは魅了されたことでしょう。まさに競輪界の「天下統一をかけた“漢(おとこ)たち”の真剣勝負」に、私を含め多くのファンがシビレたと思います。無理をして名古屋まで行ったかいがありました。

そんなレースを生で見たいから、また自腹出張してしまいそうです。車券の大負けが続いていることだし、次はいつになることやら…。



★プレゼントのおしらせ

「自腹出張日記 名古屋ダービー」篇を、最後までご覧頂きありがとうございました。ここで、名古屋ダービー土産をブログ愛読者の中から抽選でお二人にプレゼントします。

名古屋ダービー開催記念Tシャツ(Lサイズ)

名古屋ダービー開催記念Tシャツ

名古屋ダービー開催を記念して製作されたTシャツです。出場選手にも記念品として配布されたそうです。Lサイズのみですが、お一人にプレゼントします。


名古屋ダービー開催記念バスタオル

名古屋ダービー開催記念バスタオル

こちらも名古屋ダービー開催を記念してのバスタオル。これも出場選手に記念品として配布されたそうです。お一人にプレゼントします。


【必要事項】
○希望賞品名「名古屋ダービーTシャツ」または「名古屋ダービーバスタオル」
○住所・氏名・年齢・電話番号
○番組「夕暮れわかちゃんCLUB」や当ブログに対するご意見・ご感想

【宛先】
○ハガキ…〒640−8577(住所不要)
      和歌山放送「夕暮れわかちゃんCLUB」ブログプレゼント係
○メール… keirin@wbs.co.jp (件名に「ブログプレゼント希望」と必ず記入)
      和歌山放送「夕暮れわかちゃんCLUB」ブログプレゼント係

【〆切】平成26年4月30日(水)必着

なお当選発表は、賞品の発送をもって代えさせて頂きます。皆様からのたくさんのご応募、お待ちしております。


(名古屋ダービーの項終わり)
posted by wbs at 18:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
この記事へのコメント

自腹出張お疲れ様でした。
いつも楽しく読ませて頂いています。

5,6日目と一泊で行く予定だったのですが急遽行けなくなってしまいました・・・(泣)
(再来年にリベンジ)

家のテレビで観ていて最終レースはガチガチのん取れましたが(笑)

また楽しいイベント楽しみにしています。
Posted by M.N at 2014年04月02日 16:33
M.Nさんへ

コメントありがとうございます。現場に行けなかったんですね。でも、たとえ安くても、車券がgetできてOKだったんじゃないんですか?
現地観戦できなかったのは残念ですけど、今はお身体を大切にしなければならない時期です。ちょっとだけ我慢して、またレース観戦が楽しめる時期が来たら、思いっ切り楽しんで下さいね。体調とスケジュールの都合を見ながらで結構ですから、また「わかちゃんファンCLUB」のイベントにもご参加下さいね。
Posted by 山本D at 2014年04月02日 19:38
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