2014年03月19日

スピードの乙女たちが春を連れて来た! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(前篇)

3/15(土)〜17(月)の3日間、和歌山競輪場では2度目となる「ガールズケイリン」が開催されました。今回から「スピードの乙女たちが春を連れて来た!」と題して、ガールズ和歌山開催の様子を2回シリーズでご紹介します。

○前検日 3/14(金)

前回のガールズ開催で、前検日の取材を逃してしまった私。というのも、ガールズの前検は男子選手より先に行われ、指定練習もお昼までで終了することを全く知らなかったんです。競輪担当取材記者としてあるまじきことで、結局何も話を聞けずに開催に突入した苦い思い出です。それもあって、今回は早めに競輪場へ到着。すると何人かの選手が、既に自転車を組み立て始めていました。

折しも、同じタイミングで到着したガールズ選手が、自分の自転車の入ったハードケースを手分けして検車場に運び入れていました。

次々と運び込まれるハードケース

次々と運び込まれるハードケース(中央は伊木選手)


早速、他の記者さんらと取材開始。まずは地元・近畿地区から唯一の参戦となる白井美早子選手(大阪)へ。

白井美早子選手

白井美早子選手(大阪)

白井選手は、トークショーなどで何度もご一緒しているので、お話ししやすい選手です。聞くと、3が日開催の静岡からの帰り、高速で追突されてむち打ちに。さらに復帰場所にしていた2月の前橋開催が大雪で中止。「待ちに待った復帰場所です」と話していました。


小林莉子選手

小林莉子選手(東京)

小林選手は初代「ガールズグランプリ」女王で、競輪ファンにはおなじみの選手。「去年は地元(京王閣)でのガールズGPに出られなくて悔しかった。今年は岸和田でのGPの舞台に絶対戻りたい」と決意を語ってくれました。


高松美代子選手

高松美代子選手(神奈川)

ガールズ最年長で51歳の高松選手。相手が女性ですので年齢の話は控えたいところ。すると「私、出身が関西(大阪)なんですよね」と話が、中村由香里選手や中山麗敏選手など関西出身のガールズ選手の話題へ。でも最後は「若い子らに負けないように頑張りますよ」と、“ガールズ”への闘志を見せていました。


三輪梓乃選手

三輪梓乃選手(広島)

三輪選手も、以前トークショーでご一緒させていただいた選手です。先日、ガールズ選手としては初の婚約を発表し、しかもお相手が男子競輪選手(田口守=秋田・94期)とのこと。「婚約の報告など忙しかったんですが、練習はしてきました」とコメント。私も「結婚費用を稼げるよう、頑張ってね」と激励しました(大きなお世話だ!)。


小坂知子選手

小坂知子選手(岐阜)

お茶目なピースサインに加え、「ちょっと斜に構えましょうか?」などとポーズも決めてくれた小坂選手。「S取りの女王」という異名の通り、スタート時はほとんどSを決めて正攻法に付きます。陸上・三段跳び出身ということで「瞬発力には自信があります」とのこと。レース運びも徐々に上手くなってきています。


他のガールズ選手にもお話を伺っているうちに、検車を終えた選手は指定練習のためにバンクへ。自然と2つ、3つのグループができて、そのまま周回練習となっていきました。

ガールズ前検日指定練習@

ガールズ前検日 指定練習A

周回中も自分の脚の調子を確かめながら、14人の参加選手は静かにレースへの闘志を燃やしていました。



○初日 3/15(土)

初日は快晴で、絶好の競輪日和です。風はまだまだ冷たいものの、春爛漫の気候です。私が競輪場に到着したのは12時20分頃でしたが、スタンドには、前回ほどではありませんでしたが、ガールズレース目当てのファンが多く詰めかけていました。

初日のスタンド

初日のスタンドには、多くのファンの姿が


そして、ガールズケイリンのテーマ曲で湘南乃風の「STAY GOLD」に乗って、6Rに出走する7選手がバンクに入場してきました。


<初日6R VTR>
B小坂が号砲で飛び出しSを決める。周回中は、小坂−A高松−F重光−C白井−@倉野−D関口−E戸田の順。赤板HS過ぎに最後方から戸田が踏み上げ、ジャンで一旦前団を叩く。そして戸田追走の倉野が、さらに最終HSで叩いて先行態勢へ。戸田は倉野の番手にはまるも、小坂と重光が巻き返しに出て、最終BKは小坂が先頭。白井が小坂を追走し、外を重光が並走すると、戸田はインに詰まります。

初日6R「ガールズ予選1」 最終2センター過ぎの攻防

初日6R「ガールズ予選1」 最終2センター過ぎの攻防
最終2角から踏み込んだB小坂が前団を叩いて先頭。追い上げマークのC白井が差し交わすタイミングを図る



結局、小坂マークから直線抜け出した白井が1着。2着は外並走から伸び返した重光。3着に小坂が粘りました。
地元地区・白井選手の1着に、スタンドは沸いていました。その一方で、人気を背負いながら敗れた戸田選手には「戸田〜、明日は頑張りや〜!」と温かい声援が飛んでいましたが、戸田選手は直前の奈良で落車したことの体調不良を理由に、2日目以降欠場となりました。優参が期待された選手ですから、欠場は残念でした。

7Rの車券を検討していると、顔なじみのファンの方から「初代女王の莉子ちゃんで、しゃーないんか?」との声。「一枚上なことは確かですねぇ。でも配当が安いから、絞らなアカンでしょ」とアドバイスしました。そうしている内に車券の発売が締め切られ、選手が入場してきました。


<初日7R VTR>
号砲でC森とD小林が飛び出し、小林がS。周回中の隊列は、小林−森−B杉沢−A後閑−@伊木−E奈良岡−F三輪の順。ジャン前BKから杉沢が車を上げると、奈良岡も上昇。ジャンで杉沢がハナを切り、正攻法の小林が番手に。中団外並走の奈良岡が最終HSから仕掛けようとすると、構わず杉沢がスパート。最終BKでは奈良岡と杉沢が雁行状態の激しい先行争いを繰り広げます。

初日7R「ガールズ予選1」 最終2センターの攻防

初日7R「ガールズ予選1」 最終2センターの攻防
最終HSからB杉沢とE奈良岡が激しい先行争いを繰り広げる。D小林は車を外へ持ち出し、突っ込むタイミングを図る


小林は一瞬イン詰まりになりかけるも、最終2センターで車を外に持ち出すと、直線一気に突っ込んで1着をもぎ取る。2着には外並走をこらえた奈良岡、3着には小林後位に切り替えた三輪が突っ込みました。


車券は当たりましたが低配当で、またまたお約束の取りガミを喰らいました。しかし厳しい展開にもかかわらず、直線だけでアタマまで突っ込んできた小林のスピード・決め脚にスタンドのファンも驚いていました。「莉子ちゃんの3連勝で決まりやな…」という声が、そこかしこから聞こえてきました。


(後篇に続く)
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