はじめの2箇レースを1勝1敗で終えた私。収支はマイナスですが、気分は「まだまだこれから」。とりあえず一旦場外に出て、競輪場周辺をお散歩することにしました。まずは、バンクの1コーナー奥にある西入場門から場外に出ます。
奈良競輪場 西入場門
入場無料だけに、気軽に何度も出入りできるのがうれしい限り。門のすぐそばには、競輪客相手の食堂や酒屋(実質立ち飲み屋)があって、ジェット燃料(アルコール)を求める多くの競輪ファンで賑わっていました。
それから競輪場の敷地に沿って歩いていくと、2コーナーの奥にあった旧南入場門に着きます。
奈良競輪場 旧南入場門
旧南入場門は閉鎖されていました。さみし〜…
「あった」とか「旧」と書いているのは、現在はこの入り口が閉鎖されているためです。かつて、競輪場南側の駐車場に車を入れたファンは、大抵この入り口から場内に入っていったものです。入場門入ってすぐのところには車券売り場があり、バックスタンドや1センタースタンドもあって、ここを「根城」にしていたファンも多かったでしょう。しかもバックスタンドの端は敢闘門のすぐそばにあることから、ヤジのキツイ“濃〜い”ファンが多かったように記憶しています。
さらに競輪場の外周に沿って歩いていくと、特別観覧席として使用されている「飛天交流館」の入口に到着です。
飛天交流館(特観席)入口
2010年の「共同通信社杯秋本番」に合わせて建設された飛天交流館。長らく特観席のなかった奈良のファン待望の施設でした。競輪が開催されていない時は、地域の交流スペースとして利用されているそうです。
さらに外周を進むと、バスロータリーが見えてきました。
奈良競輪場 バスロータリー
近鉄・大和西大寺駅発着の無料バスはここで折り返し運転されています。バスに乗って競輪場に到着したファンは、ここから東西の各入場門に歩いて向かい、帰りはここからバスに乗って西大寺駅に向かいます。
東入場門から再度、競輪場内に入ると、門右側の並びに廃業した食堂跡を改装したガイダンスコーナー「ビギナーズラック!」が設けられています。
奈良競輪場 ガイダンスコーナー「ビギナーズラック!」
記念競輪期間中は、かつて特別競輪でも活躍された、OBの安福洋一さんが連日レース解説をしていました。地元奈良の元スター選手が解説するとあって、各レースごとに熱心なファンが詰め掛け、ほとんどマンツーマン状態でレースの見所を教えてもらっていました。
そうこうしている内に、7Rの締切時刻が近づいてきました。安福さんの解説を参考に狙い目を急いで考えます。
7Rは3分戦。�C田中勝仁が引っ張る南関3車の主導権が濃厚で、これを�B松田優一が率いる関東3車と、�F小嶋敬二がライン先頭の中部・近畿3車が捲り返すという流れです。実績上位の小嶋−�@濱口高彰に車券の人気が集中していました。
私は小嶋の実績を認めながらも、配当が安く、捲り策の「当たり外れ」が大きいことから、敢えて小嶋をオミット(外し)することにしました。そこで高配狙いで、南関3車�C�A�Gと�B松田の3連単4車BOXを中心車券に据えました。さらに後続がゴチャついた際の、田中の逃げ切り流しも買い足すことにしました。
7R車券
レースは想定通り、�@濱口が誘導を追いかけ�F小嶋を正攻法に迎え入れます。周回中の並びは、中部・近畿3車−南関3車−関東3車の順。レースが動いたのは青板HS(残り3周)過ぎの1角。後方から�B松田が踏み上げ正攻法の小嶋を押さえると、小嶋は下げて正攻法に松田が入れ替わります。赤板HS(残り2周)から�C田中が松田を叩いて先頭へ躍り出ると、中団取りを狙う松田は、外々車を振って小嶋の踏み上げを阻みます。最終HSから松田が捲りを仕掛けますが、田中番手の�A佐藤龍二が厳しくけん制。ところが最終BKで、佐藤と松田が絡んで落車すると、これに松田マークの�H阿部康雄も巻き込まれます。
7R 最終3コーナーの攻防
後続の落車アクシデントを尻目に�C田中が飛ばして行く。落車を避けた�F小嶋が迫る。
結局、アクシデントを尻目に田中が逃げ切るかに見えましたが、落車を避けて捲り追い込んだ小嶋が1着に入り、マークの濱口が2着に続きました。そして田中ラインの3番手から追い上げた�G近藤俊明が、田中を交わして3着に飛び込んで来ました。
�Cアタマ流しを持っていた私にとって、落車した選手には悪いですが、落車アクシデントはむしろ好都合。「田中、ラストまで我慢せぃ!」と声も出ました。�C→�F⇔�@は3万円前後、3着に�G近藤が絡めば�C→�@→�G、�C→�F→�Gどちらも10万円前後のビッグ配当ですから。声が出るのも当然です。ただ確かに、ゴール寸前の勢いは小嶋が上でしたから仕方がありません。結局は、本線ラインの3着穴という意外に取りにくい車券で、3連単は1万8千円余りの高配当でした。
「素直に本線ライン流しで良かったんか…」と後悔しても後の祭り。仮に本線ラインで勝負だったとしても、近藤は外していたでしょうから、いずれにせよハズレだったかもしれません。「見極めミスやったから、まっ、しょうがねえな…」とキレイさっぱり諦めることにしました。
(その3に続く)



