2014年01月27日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 大宮GV「倉茂記念杯」&取手FT 寄り道で都電荒川線も(そのB)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。去る1月21日(火)に開催された大宮競輪場の「東日本発祥65周年記念・倉茂記念杯」最終日と、翌22日(水)の取手競輪場・FT開催初日へ「自腹出張」したリポート。今回は6回シリーズの3回目です。

見逃し三振にファールチップのような感じの連続で、中盤レースの車券勝負を終えた私。7Rに審議セーフで取りガミながらも当たり車券をつかんだものの、続く8Rが3着抜けで大ハズレとなれば、後半上がり3ホール(レース)は、何とか1つでも多く的中車券をgetしたいところです。

そこで気分を替えるために、2センターからさらに奥にあるサービスセンターに向かいました。建物は確かに大きかったんですが、中に入ってさらにビックリ。

大宮競輪場 サービスセンター

大宮競輪場 サービスセンター


向かって右側(バンク寄り)には大型モニターが何台も設置されていて、オッズモニターもかなりの台数です。広さだけでいえば、ちょっとしたサテライト(専用場外車券売場)並みの規模です。向かって左側には車券売り場がズラリと並んでいて、手売り窓口・自動発券機ともに長蛇の列でした。このサービスセンターで9Rの車券を検討することにしました。

9Rは4分戦で、B山田久徳率いる近畿・中部3車の先行を、D小林則之・C三槻智清・E阿部大樹が捲り返すという流れが予想されます。BK数がずば抜けている山田の先行意欲は高そうですが、番手マークのA伊藤健詞が前日の準決で落車再乗で、状態が不安です。捲りの決まり手が二桁で、パワー上位の小林に専門紙は◎印を付けていました。

捲り合戦で先手ラインが飲み込まれると考えたら、中近ライン3車はとりあえずオミットです。そこで、南関2車と九州2車のD@CF4車BOXを基本に、切り替え気味に突っ込んできそうな中近ライン3番手のH萩原操を絡ませた4車BOXと、Hの3着流しを仕込みました。

9R車券

9R車券


レースは、号砲でF松本大地がSを取ってC三槻を迎え入れます。周回中の並びは、九州2車−南関2車−近畿・中部3車−関東2車の順。ジャン前2角からE阿部が踏み上げ、B山田を押さえたところでジャンが鳴ります。ジャン過ぎ3角で、D小林がイン切り気味に前団を叩くと、山田が阿部を捌きつつ最終HSから一気の先行勝負に出ます。叩かれた小林は、4番手で阿部と位置の奪い合いになり、そのまま阿部が先捲りを仕掛けます。小林も阿部の後位に切り替えて追走します。

9R 最終3コーナーの攻防

9R 最終3コーナーの攻防
B山田の先行を4番手外からE阿部が先捲り。D小林も切り替え追走で前団に迫る



阿部の捲りは、山田の番手を回るA伊藤の横で脚色が一杯に。結局、山田の先行を目一杯活かした伊藤が差し交わして1着。小林の後捲りに乗って、大外強襲したA武井大介が2着に突っ込み、山田が3着に逃げ粘りました。

私がいた4コーナーの3号スタンドからは、直線を真後ろから見る形だったため、萩原が内突っ込んでいるようにも見えました。でもモニターを見たら「全然足ってないやん」とガックリしてしまいました。しかも先手ラインの差し目&挟み目(A→?→B)という一見買いやすそうな車券にもかかわらず、3連単で2万1千円台。「まぁ、オミットした時点でハズレが決まってたようなもんか…」と諦めもつきそうですが、意外な高配当に気持ちはさらに下向きになってしまいます。

それでも逆転を信じて、前を向いて10Rの予想にかかります。ライン想定は、G一ノ瀬匠が率いる九州2車に「位置は決めず」のD内藤宣彦が前回りの北日本2車が追走する4車ライン、A天田裕輝が前の関東2車、@濱田浩司が率いる瀬戸内3車の変則3分戦です。

4人ラインの長さを活かして一ノ瀬が積極的に駆けそうで、その番手を回るF安東宏高が有利に見えました。ただ、3番手を回る内藤の展開はまった時に見せるキメ脚が、気になって仕方がありません。先行・捲りいずれでも力が発揮できる天田も気になります。本線に推されている濱田−B岩津裕介は捲りラインで、展開次第では全滅の可能性もあります。なかなか簡単にはいかないレースだと感じました。

一ノ瀬ラインと天田ラインが主導権争いや、最終BK辺りで捌き合いになれば、力上位の濱田の出番は間違いありません。ただ、2日目優秀競走で見せた岩津の切れ味が濱田の捲り脚を上回ると見て、本線車券は低配当覚悟でB岩津アタマ流しにしました。そして2車単で濱田の押し切り目@→Fを押さえつつ、瀬戸内全滅車券として一ノ瀬後位を回るFDH3車BOX、さらにその3車に天田を加えた4車BOXで勝負に出ました。

10R車券

10R車券


レースは、号砲で@濱田が飛び出し正攻法へ。誘導以下の並びは、瀬戸内3車−関東2車−九州・北日本4車の順。赤板HSを過ぎても誰も動く気配がなく、そのままジャンを迎えます。G一ノ瀬が腰を上げてゆっくり前を抑えようとするも、これを見た濱田がやおら踏み込み、突っ張り先行に出ます。濱田が波を作って(蛇行すること)一ノ瀬の巻き返しを阻むと、D内藤はシビアに内をすくって4番手位置に切り替え。最終BKをほぼ一本棒で通過すると、最終3角7番手から天田が猛然と捲り追い込みに出ますが、内藤もこれに併せる形で捲り追い込みに出ます。

10R 最終3コーナーの攻防

10R 最終3コーナーの攻防
@濱田は突っ張り先行が成功し、快調に飛ばす。7番手からA天田が捲り追い込みを仕掛ける



結局、番手から抜け出したB岩津が、直線での内藤とのマッチレースを制して1着になりました。内藤は2着で、内藤マークのH伊藤大志が3着に続きました。

岩津のアタマは良かったんですが、内藤を2着に押さえていません。2車単は2千円台、3連単は1万5千円台と、こちらもなかなかの好配当です。「内藤が突っ込んでくるところは読めてるんやけどなぁ〜…」またまた後悔とボヤキが口をついて出てきます。「この当たらなさ、どないにもならんな…」 悔しさを通り越して、情けなさが頭の中を駆けめぐります。

そうは言っていても、残るレースは最終11R「決勝戦」のみになりました。「こんなん、一発大当たりかましてやったら、それでエエんや」(原文のまま)と、もはや思考回路は崩壊寸前。その一発大逆転が可能な組み合わせだけを追い求めるだけです(大バカ!)。

決勝戦は、ライン4分戦+単騎が1車という構成。専門紙「赤競」の展開予想では、C松谷秀幸が前回りの神奈川2車が先行し、@平原康多が前回りの埼玉2車、D神山拓弥が前回りの茨栃2車、A新田祐大が前回りの北日本2車、そして単騎のB石井秀治がそれぞれ捲り返す、となっています。

細切れ戦で、しかも埼玉ラインは、本命に推されている地元のエース@平原が前回りでF藤田竜矢がマークという、これまでの並びとは逆となっています。「『3番手の奪い合いになるぐらいなら、先行してもイイかな…』『松谷と叩き合っても…』と思う選手はいないかな?」などと、スンナリとならないような流れを無理やり想定します。

結局、スピード上位で捲りに回りそうなA新田と、前団の混戦という条件が付くもののワンチャンスを活かせそうなD神山を軸に据え、@平原の残り目のAD@3車BOXと、絶好調で充実一途のB石井を絡めたADB3車BOXの2通りに絞りました。しかも400倍前後のオッズを示していたD→A⇔Bを、「来れば払い戻し総額60万円や!」という淡い期待で、締切間際に500円ずつ買い足しました。

11R車券

11R車券


夢車券をポケットに入れ、スタンドに戻ります。発走予定時刻の16時10分、敢闘門が開いて9選手がバンクに姿を現しました。

11R「S級決勝」 9選手が入場

11R「S級決勝」 9選手が入場


毎度のことではありますが、最終レースということもあって、祈るように9選手を見つめます。折しも3コーナーの「埼玉応援スタンド」からは、「こーた! こーた!」「たっつーや! たっつーや!」と、埼玉ラインの二人に対して大声援が贈られていました。赤いハッピ、赤地に白抜きの必勝旗が大きく揺れます。

薄暗くなった大宮バンク。ファンも選手も発走の号砲を待ちます。しかし、なかなか発走準備が整いません。G浦川尊明が右足のクリップバンドの辺りをゴソゴソしています。レーサーシューズのサン(溝)がハマらないのか、バンドが切れてしまったのか、遠目ではよく状況がつかめません。2〜3分ばかり発走担当の係員を交えて、浦川選手がやり取りしていましたが、状況を見つめるファンも(私だけか?)緊張感がピークに達しそうです。そうしている内に問題が解決されたのか、全員が上体を倒して構えると、発走の号砲が鳴らされました。

号砲で飛び出したE菅田壱道がSを決め、A新田を正攻法に迎え入れました。周回中の並びは、北日本2車−茨栃2車−単騎のB石井−埼玉2車−神奈川2車の順。赤板HSからC松谷が上昇して新田を抑えると、これに@平原も追走。ジャンで平原がイン切り気味にハナに立つと、これに石井が切り替え、さらにD神山が叩いて出ようと上昇します。

11R「S級決勝」 ジャン3コーナーの攻防

11R「S級決勝」 ジャン3コーナーの攻防
イン切り気味に@平原がC松谷を叩くもペースはスロー。D神山が叩き返すべく外を踏み上げる



叩いた神山は後方ラインの上昇を待つべく、やはり流し気味。すると最終HSから新田がカマシて出ると、平原も巻き返しで一気に踏み上げます。最終2角から前団は、内・新田、外・平原で雁行状態。このもつれを見て、平原マークのF藤田が番手捲り気味に仕掛けます。すると中団外併走の石井を捌いたD神山も後捲りに出て、藤田への切り替え追走でV争いに参戦します。

11R「S級決勝」 最終3コーナーの攻防

11R「S級決勝」 最終3コーナーの攻防(毎度のことながら、ひどい手ブレ写真で申し訳ございません)
A新田・@平原の叩き合いを、平原マークのF藤田が番手捲り。D神山がB石井を捌きつつ、藤田後位に切り替える



結局、藤田を追走した神山がゴール寸前鋭く伸びて、自身2度目となる記念Vゴールを駆け抜け、藤田は1/4輪差の2着になる。最終2センターで神山後位に切り替えた菅田が3着を確保しました。

平原・新田の雁行状態の時点で、私の車券は85%なくなり、さらに神山が石井を捌いた瞬間に消えてなくなりました。展開から考えると、平原・新田ともに自分をマークする藤田・菅田のための走りだったように感じました。平原にとっては、先輩である藤田に何度も前を回ってもらい、そのおかげでVも取らせてもらっています。そんな藤田に恩義を感じ、男気を出せる平原だからこその走りでしたが、新田に併せられると厳しくなります。藤田も絶妙のタイミングで捲って行きましたが、神山にベタマークされてしまったのが残念でした。神山は本人にとって理想的な流れとなりましたが、石井をどかす作業がなければ、もっと楽に勝てていたかもしれません。それでも藤田を捉えた勢いはさすがでした。

車券が外れてしまい、ほとんどオケラ状態になった私ですが、最後のチャンスに賭けます。表彰式で神山選手が投げるグッズ、ラッキーボールをgetするべく、バックスタンドに移動です。

神山拓弥選手 優勝インタビュー

神山拓弥選手 優勝インタビュー


優勝インタビューで神山選手は「6月の地元・宇都宮での高松宮記念杯に向けて、さらに頑張りたい」と、今年の大目標を語ってくれました。

そしてグッズ、ラッキーボールの投げ入れが始まると、「神山〜、こっち投げてくれ〜!」と叫びながら、前の方に寄って行きました。

ところが、getどころか私のいた方向には飛んで来ず、あっという間にセレモニーは終了。車券はおろかグッズもgetできず、薄暗くなった場内をうつむきながらトボトボと立ち去ることになりました。

結局、中盤レースでファールチップ程度だった車券予想が、後半、大振りになったことで狙いがブレてしまい、傷口を広げる結果になりました。残念!(反省が遅すぎるゎ!)

そして、元来た道のりで、東武・大宮公園駅から大宮駅を経由し、京浜東北線に乗り換え、予約していたホテルのある上野まで戻りました。ホテルにチェックインしてから、元wbsアナウンサーで現在東京在住の宮上明子さんや、東京の競輪仲間のH君・S女史を交えて、この日の大反省会。車券ハズレ自慢(?)を繰り広げた後、宮上さんが中座してからは、「第2部」としてさらにヒートアップ。

「SSイレブン問題はどう決着が付くのか?」「次の大物選手の引退は誰?」「女性競輪キャスターの○○について」など、止まるところを知りません。さらに店を変えて、「第3部」「第4部」「第5部」とばかりにテーマを変えつつ、競輪トークが続きました。

さすがにお二人の電車の時間もあって、深夜11時過ぎで「競輪よもやまトークライブ」は打ち止め。みぞれ混じりの中、濡れながらホテルに帰りました。そして「明日は誰が当たり車券を、オレに恵んでくれるのかなぁ?」(大バカ!)とニヤつきながら、ベッドにもぐり込みました。

翌22日は、取手FT初日に参戦です。


(その4に続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
この記事へのコメント
SS会員様、またまたのご入金ありがとうございます。ってコメントしか出てきません。カーボンのピスト買えますよ!タイムが早くなって、運動&健康に投資した方がいいのでは?悪い流れを絶ちきる為には、点数を減らして当たりに来るのを待ちましょう。当てにいくから嫌がらせされるんちゃうかな?
『良かった!』と思える事を願って次回のblogをはいけんします。
こちらまで、当たらない感じがしてきます。かんべんしてや!ではまた。
Posted by 岸和田オヤジ at 2014年01月27日 23:59
岸和田オヤジさんへ

コメントありがとうございます。
ホンマ、向こうから当たってくれるのを待つしかないんですかね?

『こちらまで、当たらない感じがしてきます。』
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
誠に申し訳ございません。景気の悪い話で、ほんまにスミマセン。「バッチリ当たりました〜!!」って言えるように、また頑張ります。懲りずに続きもご愛読下さいね。
Posted by 山本D at 2014年01月28日 15:10
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