○最終日 9/10(木)
この日は前回稿で述べたように、レース順が初日・2日目と違い、ガールズレースが4Rと5Rに配置されていました。4Rの発走時刻が12:30ということで、社内でデスクワークをひと区切りさせてから競輪場へ赴きました。朝から小雨が降ったりやんだりの状態でしたが、到着したタイミングは強めの雨が降っていたこともあって、バンクはしっとり濡れていました。
強い雨が降って、バンクも濡れました
雨が降ってはいたものの、風が吹いていないということもあって、ガールズレースは通常のディスクホイール使用でのレースとなりました。私は記者室に荷物を預けて、早速4Rの車券を検討。前回稿の最後で触れた通り、大方の評価はF下条の大本命戦ということで、車券はFからで売れきっています。狙い目を考えながら、オッズとの相談になりましたが、結局、下条からのアタマ流しで点数を絞った2車単で勝負することに。
F下条選手を軸に据えました
<最終日4R「ガールズ一般」 VTR>
号砲でA山本・B大谷・D猪子の3車が飛び出しましたが、積極的に誘導を追いかけた大谷が正攻法に収まります。序盤の並びは、大谷−山本−@島田−C門脇−F下条−E飯塚−猪子の順。赤板HS(残り2周)を過ぎた1角あたりから下条が上昇を見せます。後位マークしていた飯塚は追いかけず、^子が踏み上げて下条後位に切り替えます。これを見てA山本が併せるように前々踏み上げますが、下条は山本を目標にさらに前々踏み上げます。
最終日4R「ガールズ一般」 ジャン2センターの攻防
赤板HSからF下条が上昇すると、D猪子が前々踏み上げ後位をキープ。A山本も併せるように前々踏み上げる
ジャン2センターで山本を叩いた下条は、最終HSに入るとぐんぐん加速し、一気に後続を突き放しにかかります。山本は第2先行状態になって、残り6車がほぼ一団となって下条を追いかけます。
最終日4R「ガールズ一般」 最終2コーナーの攻防
ジャン過ぎ2センターからF下条が一気にスパートすると、後続を突き放す。残りはA山本が第2先行で下条を追いかける「6車競輪」状態となる
下条はますます差を広げ、最終3角で7〜8車身のセーフティーリードを築きます。後続の6車は、山本後位を回っていた大谷が最終BK中間で山本を交わして下条を追いかけます。さらに大谷後位を回っていた飯塚が続いて行きます。
最終日4R「ガールズ一般」 最終2センターの攻防
F下条がさらに差を広げセーフティーリードを築く。後続集団はB大谷が抜け出しを図り、そこへE飯塚が続く
結局、下条は8車身の大差を付けて1着になりました。注目は2着争い。大谷後位から直線伸びた飯塚が2着に入り、飯塚後位を最終HS以降回った島田が3着に飛び込みました。
下条の順当勝ちもまずまずの好配当に
快勝の下条は、連日訴えていた積極性を出した自分のスタイルのレースができて、なおかつ結果を出せたことを喜んでいました。
下条選手「積極的に行けた」
雨でバンクは重かったようでしたが「初手から予想通りの展開で、落ち着いて走れました」とのこと。デビュー以来前面に押し出していた積極性は「今日はやろうとしていて、しっかりできました」と、納得のレースだったようで、「次の名古屋はメンバーが強いんで、今日の1着を次につなげるようにしたいです」と、早くも、気持ちは次の開催に向いていました。
大谷後位から直線差し交わして2着を確保した飯塚は勝負所で迷いがあったようで、展開に恵まれたことを強調していました。
飯塚選手「運が良かった」
初手で下条後位だったのに下条の仕掛けを追わなかったことについては「付いて行くか、どうしようか迷ってしまった。そのまま付いて行っても、大谷さんとの外並走になるし、ちょっと考えてしまった。でも同じ大敗になるかもしれないんだったら、外併走でも良かった」と反省の言葉が出てきます。でも「展開的に大谷さんが仕掛けてくれて2着を取れる流れになったんで、運が良かったですね。次に和歌山を走る10月の正規あっせん分につながるよう、次とかその次頑張りたいです」と、今後の健闘を誓ってくれました。
写真はありませんが、3着の島田は「なんとか確定板に乗れて良かった。下条さんの仕掛けにして行きたかったけど、ダメでした」と、結果にホッと胸をなで下ろしながらも、ちょっぴり悔しそうな表情も見せていました。
6着の^子は「欠場明けで、もう少し脚を上げていかなければ厳しいですね。追い上げて下条さんの番手には行けましたが、急な番手回りになってむしろドキドキしました」と、脚力を戻していくことで自信を取り戻す必要性を感じていました。写真は「こんな結果だったんで、ごめんなさい」と、ご遠慮されました。
第2先行も最下位に沈んだ山本は「一応レース前にやろうと考えていた展開でしたけど…」と、言葉少なでした。
そうこうしている内に5Rの発走が近づいてきました。車券は4R終了時に買っています。やはりB坂口中心のレースになると見て、B流しの車券に落ち着きました。
坂口アタマ流しで勝負!
さっきまでシトシトと雨が降り続いていましたが、5R発走時刻には雨も止んで晴れ間も覗く空模様に。バンクも半乾きになってきました。
ガールズ決勝発走の頃には晴れ間も
<最終日5R「ガールズ決勝」 VTR>
号砲で飛び出したE中西がSを決め、正攻法に収まります。序盤の並びは中西−@中嶋−A宮地−B坂口−C亀川−F小坂−D永禮の順。レースはガールズとしては早い赤板HS(残り2周)で動きを見せます。坂口がゆっくり上昇して中嶋の横でストップ、抑え込みます。坂口の仕掛けを見た小坂がさらに前々踏み上げ、正攻法の中西を抑えると、更にジャンでイン切り気味にハナに立ちます。流し気味の小坂の動きを見て、亀川が踏み上げて行きます。
最終日5R「ガールズ決勝」 ジャン2センター過ぎの攻防
B坂口が@中嶋を抑えると、F小坂がイン切り気味に前団を叩く。ただペースはスローでこれを見たC亀川が前々踏み上げる
最終HSの進入からC亀川がスパートに入ると、再度巻き返した中西と踏み合いになります。小坂は一車下げて3番手位置になりますが、前団は雁行状態です。坂口は若干車間を切って、捲り返しのタイミングを計ります。
最終日5R「ガールズ決勝」 最終1コーナーの攻防
C亀川が主導権取りに動くと、E中西も巻き返しを狙って前団は雁行状態。F小坂は車を下げ、B坂口は捲り返しのタイミングを計る
坂口は最終2角から捲り発進すると、BK中間であっさりと前団を飲み込んで先頭に躍り出ます。坂口後位を回っていたA宮地も坂口のスパートに付いて行って、最終2センターではこの2車が後続を突き放して、直線に向いてきます。
最終日5R「ガールズ決勝」 最終2センター過ぎの攻防
B坂口が最終2角から捲り発進すると、A宮地が後位を追走。この2車が後続を突き放し、V争いはこの2車に絞られる
結局、坂口は宮地をゴール前突き離して8場所連続となるVゴールを駆け抜けました。宮地が2着に続き、捲り追い込んだ中嶋が3着に突っ込みました。
坂口Vで人気どころの決着に
レースが終了した瞬間に、また雨がポツポツと降ってきました。HSで表彰式が行われましたが、またもやバンクが濡れて来ました。そうした中、坂口が登場。新型コロナ対策として、場内実況担当のWTV・中村隆之アナとはかなり距離を置いての優勝インタビューです。
優勝インタビューはこんな感じでした
「自力を出した判断は間違っていなかった」とホッとした表情を見せた坂口。「先行も考えていたが、まずは自分の力が保つ距離で勝ち切ることを大切にした」と、展開も冷静に判断できたようです。年末のガールズGPも視野に入ってきたと聞かれて「ぼやっと見えてきた目標に近づけるように頑張りたい」と、さらなる活躍を誓いました。
わかちゃんぬいぐるみを手にポーズを取る坂口選手
これ以外の選手にも話を聞きたかったのですが、緊急のCM作業が入って来て急きょ帰社しなければならないことになり、後ろ髪を引かれながら競輪場を後にしました。
太田の落車による戦線離脱で混戦ムードも漂った今回のシリーズでしたが、力上位の坂口が完全優勝で連続優勝・連勝記録を伸ばしました。その他の上位陣も危なげなく優参を果たし、シリーズを盛り上げました。一般戦は下条の一人舞台のような形になりましたが、残り6人の競輪はこれはこれで緊迫感のある内容でした。
台風や秋雨前線の影響で雨風の強い中でのレースで、順延もあって、コンディションの調整も難しかったかと思います。それでも、その大変さを感じさせない選手達の健闘を称えたいと思います。次の和歌山ガールズ開催は10月16〜18日の3日間。近隣あっせんの関係で今回参加のメンバーが5人(宮地・島田・布居・飯塚・門脇)あっせんされていますが、ェ仁親王牌の裏開催であることを感じさせない熱いレースを期待したいと思います。
(「ガールズよ、嵐も秋雨も跳ね返せ!」の項おわり)




ガールズ専門で車券購入したら儲かるんちゃいますか?
ご愛読&コメントありがとうございます。
今回はレース間隔が十分あったことで、取材も写真も何とか納得できるものができました。お褒めの言葉も頂き感謝感激です。
車券の方はといえば、
4Rで+600円
→5Rで追い金1000円で−360円の取りガミ
→最終収支+240円という、何ともしょぼいプラスに終わりました。
ガールズレースに限定して全国発売対応にしてくれれば、もっと大儲けできるかもしれませんね?(バカ)
それ以前の問題として、電投会員になった方が早いんでしょうけど…。