○前検日 9/6(日)
新型コロナ感染拡大防止などもあって、5月に予定されていたガールズFTが中止となり、今回のガールズ開催が和歌山通算31回目となりました。ちなみに7月に2度(岸和田市主催と和歌山県主催で1度ずつ)行われたガールズ開催は、高校野球独自大会ラジオ中継準備のため取材がかなわず、久しぶりのガールズ取材となりました。
そして迎えた前検日。久しぶりという訳でも日曜日という訳でもなく、やはり出遅れてしまい(またですか?)、競輪場に到着したのが11時前。一部のガールズ選手は検車を終え、前検受付を待っていました。そのためか、検車場に姿を見せていたのは半数程度。手当たり次第に囲み取材の輪に加わり(当然ながらソーシャルディスタンスを取りながら)、選手達に話を聞きます。
中嶋里美選手(110期・愛知)
ガールズ5期生で愛知の中嶋里美選手です。以前「ラジオまつり」のゲストにお越し頂いて(その時の様子はこちら)、顔なじみ(のつもり)です。3場所前の大垣で1・3・@で優勝。「サマーナイトの裏開催だったんで優勝したかったんで、できて良かったです」とのことでしたが、前回・前橋は「あまり調子も良くなかった」ことから、7・3・DでVを逃しました。「自分のレースをやって、まずは決勝に乗るのを目標に」と話してくれました。
猪子真美選手(104期・愛知)
愛知のガールズ2期生・猪子真美選手です。和歌山は久々の参戦ですが、元々デビュー初勝利を飾った相性の良いバンク。ところが前回・名古屋の最終日に落車。「鎖骨骨折した」ため長期欠場して、今回が復帰戦です。「温かく見守って欲しいです」と、控えめに健闘を誓ってくれました。
宮地寧々選手(110期・岐阜)
新型コロナ対策のため、近隣地区限定のあっせんとなった今回のガールズ開催。中部地区3人目は岐阜のガールズ5期生・宮地寧々選手です。デビュー以来積極的な攻めを見せる宮地選手ですが、近歴は追い込み・マークの決まり手も。「和歌山は4年ぶりです」とのことで、確かに16年11月に和歌山初参戦で3・4・Fでした。「3日間とも自力基本で」と力強く話してくれました。右手は「ハロプロのJuice=Juiceのポーズです。中部のガールズ選手の間ではやってるんです」ですって。51歳のオジサンは分かりませんでした(恥)。
坂口楓華選手(112期・京都)
今回のシリーズリーダー、京都のガールズ6期生・坂口楓華選手です。今回「も」という表現が正しいのかもしれません。というのも7月の岸和田主催分のガールズで優勝していて、参加2連覇がかかっています。しかも4場所前・名古屋の予選2から11連勝中。さらに7場所連続Vと、まさに絶好調です。でも「調子はそんなに良くなくて、走りそのものは納得できてないです」と意外な自己分析。ただ好調の理由は「自転車に向き合う時間が増えて、メンタルトレーニングで精神面の強化に努めているからかと思います」とのこと。「負けない。自分はやれる、という感じの暗示をかけているのかな?」と聞くと(それは、アンタに一番足らんこと!)、「そんな自己暗示をかけることで、多少のことでも動じなくなりました」。
亀川史華選手(110期・兵庫)
兵庫のガールズ5期生・亀川史華選手です。父は名選手で活躍した亀川修一さん(41期=引退)ですが、ガールズ選手になる前はファッションモデルをしていたという、異色の経歴の持ち主。和歌山は「去年8月の病気欠場と今年5月は開催中止で」意外にも初参戦です。前回・静岡を「腰痛が出て」欠場したことで状態が心配ですが、「治療に専念しました」とのことです。
山本知佳選手(110期・和歌山)
地元のガールズ選手のパイオニア・山本知佳選手です。4場所前の京都向日町で当日欠場。「私は濃厚接触者ではなかったんですが、他の選手に迷惑をかけてはいけないと思って自ら欠場を申し出ました。陰性で良かったです」とホッと胸をなで下ろしたそうです。長らく低迷が続いていますが、その直後の岐阜(5・3・F)で決勝進出。「セッティングを変えたら、タイム(個人上がり)も良くなった」のが功を奏して、前回・前橋も3・6・Fと決勝進出。和歌山に布居光選手というガールズの後輩が誕生し、今節は同あっせん。「一緒に決勝で走りたいですね」とエールを送っていました。その一方で「おととい体調を崩してしまって」と、不安も口にしていました。
小坂知子選手(104期・岐阜)
岐阜のガールズ2期生・小坂知子選手です。和歌山参戦の多い小坂選手でしたが今回が8回目の和歌山参戦。ただ今年7月の参加は実に1年半ぶり、さらにその前の参加は16年9月と2年半前でした。7月は2・2・Aの準V。「(優勝した)児玉(碧衣)さんに付いていくのに必死でした」とのことですが、「今回も和歌山のファンのために、頑張りたいです」と決めポーズを見せてくれました。
下条未悠選手(118期・富山)
富山のガールズルーキー・下条未悠(げじょう・みゆ)選手です。高校時代は500mTTで実績を残すなど注目を集めていましたが、在校成績は5位。前々回・武雄では3・4・@でデビュー初Vを飾りました。和歌山バンクは「高校時代の合宿で走ったことがあります」と全くの初経験ではないとのことで、「今回も積極的に走りたい」と抱負を語ってくれました。
太田美穂選手(112期・三重)
もうひとりのシリーズリーダー格、三重のガールズ6期生・太田美穂選手です。2場所前の静岡で完全Vと好調をキープです。それでも「乗り込みの時間を増やすなど、練習内容を変えています」と、現状打破を模索中とのこと。ただ前回・前橋では2・2・Cとやや苦戦。「奥井(迪)さんに色々と相談し合ったりしました」と、答えを見つけようと必死です。
布居光選手(118期・和歌山)
ルーキーで和歌山2人目のガールズ選手・布居光選手です。父・寛幸(72期)、長兄・翼(109期)、次兄・大地(111期)の競輪一家に生まれた光選手。「中3の時、兄・大地が紀の国わかやま国体で優勝した姿を見て憧れて」和歌山北高へ進学。自転車部に入部後は500mTTやスプリントで活躍し、養成所に一発合格。デビュー後は「レースにまだ迷いがあって、車を出すのがワンテンポ・ツーテンポ遅れている」と、納得の結果が出ていないようです。ただ「しっかり自力を出すべきか、マークして追い込みに回るべきか迷わないようにしたい」と、今後の課題も挙げていました。
島田優里選手(108期・奈良) ※撮影は指定練習後
奈良のガールズ4期生・島田優里選手です。実妹・島田伸二香選手の欠場に伴う追加あっせんです。「108期同期の中部勢は東口(純)さんだけなんで、2人一緒になることが多いんですけど」とちょっと淋しそうでした。追加あっせんということで「10月開催にも正規あっせんで走ります。それにつながるような結果を残したいです」と話していました。
永禮美瑠選手(118期・愛知) ※撮影は指定練習後
今節のルーキー3人目で愛知の永禮美瑠(ながれ・みる)選手です。子どもの頃からBMX競技に取り組み、アジア選手権で2位に入るなど実績を積んできました。高校は師匠・吉田敏洋選手と同じ西陵商業。名古屋競輪場での職業体験では「他の子が場内業務をしていたのに、私はローラー乗っていました」と、既に競輪選手への道を描いていたようです。養成所の在校順位は7位でしたが、潜在能力の高さもあって、優勝こそないもののこれまで4勝を挙げています。「師匠と同様、自分でレースを作れる選手になりたい」と、目標を語ってくれました。
あと写真はありませんが(写しとけ!)、残り2選手のコメントを紹介します。
愛知のガールズ5期生・大谷杏奈選手は「よく呼んでくれますが、和歌山はバンク相性が良いと思います。ひと頃に比べたら、だいぶマシになってきました。明日は風に負けないように」と、台風通過後の強風を気にしていました。
ラストは愛知のガールズ6期生・中西叶美選手は、前回・富山で決勝進出(3・4・E)。「その後はしっかりと練習できました」と、手応えをつかんでいるようです。
そして中西選手を除いた13選手が指定練習に臨み、バンクの感触や風の状況を確かめました。
指定練習@
先頭から坂口楓華・島田優里の各選手
指定練習A
先頭から布居光・下条未悠・太田美穂・永禮美瑠の各選手
指定練習B
先頭から小坂知子(カメラ目線頂きました!)・猪子真美の各選手
指定練習C
先頭から山本知佳・亀川史華・宮地寧々・中嶋里美(内)・大谷杏奈(外)の各選手
和歌山に直接の影響は少ないものの、台風10号の接近が心配される中での前検日でしたが、男子を含む全選手が参加できたことに少しホッとしました。ただ夕方以降の天候はやはり悪化しそうという予報で、そこはちょっぴり心配。明日から何とか開催できることを願って、記者室へ戻ることにしました。
(そのAに続く)



