2020年07月04日

【山本ディレクターの自腹出張日記 地元GTスペシャル】 和歌山「高松宮記念杯競輪」(GT) 新型コロナも梅雨空も飛んでいけ! 輪界のスターがオレンジバンクで乱舞(そのI)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る6月18日(木)〜21日(日)に和歌山競輪場で開催された「第71回高松宮記念杯競輪輪」へ「自腹じゃないけど近場出張」した、トータル回数未定ですが先が見えてきたリポートシリーズ。今回が10回目です。

地元2選手の負け戦が終わり、残るは10・11・12の3つのレースです。決勝進出を逃した選手による特別優秀戦は9〜11Rですが、残る2つの特秀戦も好メンバーです。

10Rは、準決戦に続いて櫻井正孝がラインの先頭を務める北日本4車、三谷竜生が先頭で番手が村上博幸の近畿3車、そして今節好調の河端朋之に岩津裕介がマークする岡山2車の変則3分戦です。櫻井をマークするのが、和歌山初GT開催で最初の1着に輝いた小松崎大地。近畿を応援したい気持ちもある一方、小松崎にも今節の有終の美を飾ってもらいたいとも感じました。

<最終日10R VTR>
号砲で内枠2車が飛び出すもA岩津裕介が正攻法に付き、G河端朋之を迎え入れる。周回中の位置取りは岡山2車−近畿3車−北日本4車の順。レースが動いたのは赤板HSで、E櫻井正孝が前々踏み上げると、一気に正攻法の河端を叩いて先頭に躍り出る。この動きを追って@三谷竜生もジャン前1センターから前々踏み上げる。櫻井は徐々にペースを上げて、ジャンで全力先行状態に入る。

最終日10R ジャン過ぎ4コーナーの攻防

最終日10R ジャン過ぎ4コーナーの攻防
赤板HSでG河端を叩いたE櫻井が果敢に先行。@三谷が前々踏み上げ中団を確保する



最終HSに入ると、三谷がさらに加速して北日本ラインを捲り返そうとするも、櫻井マークのF小松崎大地が番手捲りで対応。さらに小松崎マークのC山崎芳仁が三谷に厳しいけん制を入れる。このもつれを目標に河端が捲り上げていく。

最終日10R 最終1センターの攻防

最終日10R 最終1センターの攻防(少しピンボケですが…)
E櫻井の番手からF小松崎が番手捲りを放ち、@三谷の捲りに応戦。三谷はC山崎のけん制を受け、勢いが鈍る。G河端が前団のもつれを目標に後捲りを敢行



三谷は失速後退し、代わって河端が前団に迫るも、最終3角で脚色が一杯になってこちらも失速後退。これを確認して、小松崎マークの山崎が早めの差し交わしに出る。三谷の捲り不発で北ライン後位に切り替えていたD村上博幸が、河端後位から踏み込もうとしていたA岩津裕介にけん制を入れる。

最終日10R 最終2センターの攻防

最終日10R 最終2センターの攻防
G河端の捲りは最終3角で外に浮いて不発となる。これを見てC山崎が早めの差し交わしに出る。B大槻後位に切り替えたD村上が、河端マークから突っ込んで来たA岩津にけん制を入れようとする



結局、早めの抜け出しを図った山崎が1着になり、山崎マークのB大槻寛徳が2着に続く。大槻後位へ切り替え岩津を捌いた村上が3着に続く。

場内実況のWTV・中村アナが「3段駆け」と表現した北日本の連係プレーは、さすがの一言でした。そしてゴール後のクールダウン周回を見つめながら、連日の「弾役」を務めた櫻井に対して「ええレースやったよ。そのうち自分にも主役の順番が回ってくるからガンバレよ!」と心の中でエールを送りました。

電投会員ではないため車券を買っていない私でしたが、3連単が1万5千円台でまずまずの好配当。「車券売ってたら、獲ってたかも」と狸の皮算用が進みます(そういう時って、多分買っていてもハズれているね)。


続く11Rは、郡司浩平が渡邉雄太の番手を回る南関3車が本線ですが、管田壱道−佐々木雄一の北日本コンビや山田久徳ー松岡健介の近畿2車、浅井康太−香川雄介の即席ラインもいて、くせ者揃いのメンバー構成です。

<最終日11R VTR>
号砲でH浅井康太が飛び出してSを決め、正攻法に収まる。周回中の位置取りはH浅井康太−マークのB香川雄介−南関3車−北日本2車−近畿2車の順。赤板HSからE山田久徳が上昇し、正攻法の浅井を抑えてハナに立つ。しかしこれを追走したF管田壱道がジャン前2角で山田を叩き、さらにD渡邉雄太が浅井が併せようとするのも構わず、菅田を叩いて先行勝負を挑む。しかし浅井は内にもぐり込み、南関ライン3番手のG鈴木裕を捌こうとする。

最終日11R ジャン過ぎ4コーナーの攻防

最終日11R ジャン過ぎ4コーナーの攻防
D渡邉がF菅田を叩いて先行勝負。渡邉を併せようと前々踏んだH浅井が、南関3番手のG鈴木を捌こうと内をすくう


浅井のイン捌きは鈴木の抵抗で手こずり並走が続く。このもつれを見てE山田が最終HSから捲り返しを仕掛けるも、鈴木が邪魔になって前に進めない。

最終日11R 最終1センターの攻防

最終日11R 最終1センターの攻防
D渡邉が最終主導権を握って先行。インをすくったH浅井はG鈴木が抵抗して捌きに時間がかかる。これを見てE山田が最終HSから捲るも前団に接近できず



3番手位置の競り合いは、最終BKで鈴木が遅れを取り浅井に軍配が上がる。浅井マークの香川が下がってきた鈴木を捌こうとする。先行する渡邉の番手@郡司浩平は、後続の動きを見やりながら抜け出すタイミングを計る。

最終日11R 最終3コーナーの攻防

最終日11R 最終3コーナーの攻防
3番手の捌き合いはH浅井に軍配。浅井マークのB香川が、下がってきたG鈴木を捌こうとする。D渡邉の番手@郡司は後方を見やりながら,仕掛けの動きを警戒


2センターで香川が鈴木を捌きにいたタイミングで、鈴木の後輪にハウス(接触)した山田が落車し、C松岡健介も乗り上げて落車する。しかしそれを尻目に直線で渡邉を差し交わした郡司が1着になる。郡司後位を確保した浅井が2着に続き、渡邉が3着に逃げ粘る。

郡司が再三後方を見やりながら最後は余裕の抜け出しを決めたことに、現在の郡司の好調ぶりが見て取れました。早めの差し交わしも、浅井が後位にいるのを見て、渡邉が残りそうな絶妙のタイミングでした。今回は優参できませんでしたが、もし決勝に名前を連ねていれば、和田との連係で面白い存在だったのではと、ある意味残念に思いました。

落車の後片付けが終ってバンクが解放され、いよいよ12R決勝戦メンバーの脚見せが始まりました。本来であれば大勢のファンがお目当ての選手に声援を送って、その声援の渦が選手の周回に合わせてうねりとなってバンクを駆け巡っていたのでしょうが、無観客で静かな脚見せになりました。しかしGTタイトルがかかった大一番であることは確か。いよいよ和歌山初GT開催のクライマックスが刻一刻と近づいてきました。


最終回・そのJに続く)
posted by wbs at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
この記事へのコメント
決勝の買い目は早々に決まり、午前中にサテライト大阪に出かけて名入り車券を購入。あとは買い足し、ここらで当てて 厚くいきたいところ。しかし狙った車券はことごとく。
軽い買い足しにとどまり、さあ大一番です。
Posted by F1コタカ at 2020年07月04日 15:12
F1コタカさんへ

コメントありがとうございます。
先に車券を買っておくだけでも賢明な対応じゃないですか。私は、最初から「決勝への種銭稼ぎ」となってしまって、決勝の頃には尻すぼみになってしまうというのが常なんですけどね…。
Posted by 山本D at 2020年07月04日 17:54
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