2019年12月19日

ガールズ達が季節を逆戻し? 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(そのC・最終回)

和歌山競輪場では、12/11(水)〜13(金)の3日間、「ガールズケイリン Kドリームス杯(FU)」が開催されました。通算27回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「ガールズ達が季節を逆戻し?」と題して紹介する4回シリーズ。今回が最終回です。


○最終日 12/13(金)

この日の上空も引き続きスカッとした青空。しかも前日に比べて風も弱くなり、ガールズレースは通常通りディスクホイールでのレースとなりました。

最終日は、前日よりも好条件での開催でした

最終日は、前日よりも好条件での開催でした


いつもの最終日と同様、荷物を記者室に預け、まずは6Rの車券を検討します。このレースは最終BKを取った選手がいないという先行不在の形態。誰が仕掛けるのかも注目でしたが、捲り3と唯一自力の決まり手のあるF村田が中心になると見ました。さらに3場所前・取手の一般戦で1着になっていて決勝進出歴のあるE川田と、やはり一般戦での連対歴があるB田中、前回・京王閣で優参をしているD青木を相手に流しました。ただF→E⇔Bは人気でしたので、厚めに買い足しました。。

6R車券

最終日6R車券


<最終日6R「ガールズ一般」 VTR>
号砲で@橋本が様子見しながら誘導を追い、正攻法に収まります。周回中は、橋本−A戸田−E川田−B田中−F村田−D青木−C島田の順で並びます。赤板HS(残り2周)では各車動きがなく、前団の橋本・戸田は後続の仕掛けを警戒しますが仕掛ける動きはなく、スローペースでの一列棒状が続きます。

最終日6R「ガールズ一般」 ジャン過ぎ4コーナーの攻防

最終日6R「ガールズ一般」 ジャン過ぎ4コーナーの攻防
@橋本が正攻法も後続から仕掛ける動きはなく、スローピッチでの一列棒状が続く



最終HSを迎え、橋本は後方を警戒しながら若干ペースを上げていくと、川田が意を決して先行勝負に出ます。これを田中がマークし、戸田も飛び付こうとします。さらにこの後位へC島田も追い上げます。

最終日6R「ガールズ一般」 最終1センター手前の攻防

最終日6R「ガールズ一般」 最終1センター手前の攻防
最終HSからE川田が果敢にも先行勝負に出る。この仕掛けをB田中が追走し、A戸田も番手捲り気味に飛び付きを狙う。さらにこの後位へC島田も追い上げる



するろ最終3角を前に、島田が失速して後退すると、空いたスペースから村田が捲り追い込みに出ます。先行する川田の後位は田中と戸田の並走に、捲り追い込もうとする村田も加わって3車並走となります。

最終日6R「ガールズ一般」 最終2センター過ぎの攻防

最終日6R「ガールズ一般」 最終2センター過ぎの攻防
先行するE川田後位はB田中・A戸田の並走が続くも、捲り追い込んできたF村田も加わり3車並走となる



村田は最終4角で川田を捉え、そのままの勢いで後続を突き放して1着になります。2着には川田が粘り込み、ゴール寸前詰め寄った田中が3着になりました。

村田選手1着で人気通りの決着に

村田選手1着で人気通りの決着に


人気に応えて1着になった村田がファンサービスのタオルプレゼントに登場すると、満面の笑顔でスタンドからの祝福に応えていました。

ファンサービスに登場の村田は笑顔満面

ファンサービスに登場の村田は笑顔満面


田中が2着のF→B→Eならもう少し配当がつくところでしたが、厚めに買い足したところが当たって私もホッと一息。記者室に戻って7Rの車券を検討します。とはいうものの、F尾崎・E大久保の今節2強の力が抜けているのは間違いなく、ワンツー決着のどちらがアタマになるのかがポイントと感じました。ただ両車が意識しすぎて、ワンスリーのはさみ目になることも考えて車券を買うことにしました。

7R車券@

最終日7R車券その@  F⇔E→全です


7R車券A

最終日7R車券そのA  F→全→E E→全→Fです


<最終日7R「ガールズ決勝」 VTR>
ガールでは珍しく、号砲直後はけん制状態になりました。けん制は2角手前まで続き、F尾崎が意を決して誘導を追いかけ、正攻法に収まります。周回中の位置取りは、尾崎−C鈴木−E大久保−@藤原−A杉沢−B佐々木−D日野の順。赤板HS(残り2周)の進入から佐々木が前々踏み上げると、大久保の横で止まり、フタをする形になります。これにA杉沢も続きます。そしてジャンを合図に佐々木がさらに踏み上げ、尾崎を叩いて先頭に躍り出ます。大久保の横には杉沢が代わって貼り付きます。さらに日野も前々踏み上げようと、車を外に持ち出します。

最終日7R「ガールズ決勝」 ジャン過ぎ2センターの攻防

最終日7R「ガールズ決勝」 ジャン過ぎ2センターの攻防
赤板HSでE大久保を抑えていたB佐々木が、前団を叩いて先頭に躍り出る。E大久保の横でA杉沢が抑え込むと、D日野が外に車を持ち出す



すると、2センターから山おろしを使って、日野がカマシ先行に打って出ます。佐々木が追走に窮すると、尾崎が巻き返すべく日野を追いかけます。尾崎後位の鈴木もピッタリマークして追走します。

最終日7R「ガールズ決勝」 最終2コーナーの攻防

最終日7R「ガールズ決勝」 最終2コーナーの攻防
D日野が最終HSからカマシ先行に出ると、F尾崎が巻き返すべく急追する。尾崎後位のC鈴木がぴったり追走



尾崎は最終3角で日野に追い付くと、そのままの勢いで捲り返します。鈴木も引き続き追走しますが、最終BKから大久保も捲り追い込みに出て前団に迫ります。

最終日7R「ガールズ決勝」 最終2センター過ぎの攻防

最終日7R「ガールズ決勝」 最終2センター過ぎの攻防
3角でD日野を捉えたF尾崎はそのまま捲り去る。C鈴木が追走するも、BKから捲り発進したE大久保が前団に迫る



結局、尾崎が大久保の追撃をしのいでVゴールを駆け抜け、2着には大久保が飛び込みました。尾崎マークの鈴木が3着を確保しました。

今節2強のワンツーも3着穴でちょっぴり好配当

今節2強のワンツーも3着穴でちょっぴり好配当


シリーズリーダー2人のデッドヒートに、スタンドからは大きな声援と歓声が上がりました。そしてレース後の表彰式に登場した尾崎は、お馴染みさんの顔を見つけると、ニッコリ笑顔がこぼれていました。

優勝インタビューに応える尾崎選手

優勝インタビューに応える尾崎選手


今回で、参加した和歌山4開催全てで優勝となったことに、尾崎は「相性良いバンクで完全Vできて嬉しい。また呼んで下さい」と、控えめながら喜びを表すとともにちょっぴりアピールです。しかも「日野さんのダッシュは良かったんで苦しかったんですけど、冷静に対処することができました」と立ち回りが上手くいったことを強調していました。来年のレースについては「地元平塚でGPなんで、それに乗って優勝できるよう頑張りたい」と、さらなる活躍を誓いました。

「わかちゃん」を掲げて優勝の喜びに浸る尾崎選手

「わかちゃん」を掲げて優勝の喜びに浸る尾崎選手


いつもはここからレース後コメントを聞きに行くのですが、この日はすぐに大阪へ会議出張しなければならなかったことから、涙を飲んでコメント取りは諦めました。

今回のシリーズは尾崎・大久保の“2トップ”が順当な結果を残しましたが、佐々木や杉沢、鈴木といった伏兵陣もよく健闘しました。藤原・日野は予選1で大敗しましたが、予選2で巻き返して優参を決めました。そんな中位陣の激しいレース内容は、見ていて熱くさせてくれました。実際、バンクコンディションは暖かでしたし、初冬から秋を飛び越えて晩夏にまで季節が逆戻りしたように感じるくらいでした。

次のガールズ開催は、年明け1月16日(木)〜18日(土)の3日間です。柳原真緒(114期・福井)がリーダー格ですが、野口のぞみ(110期・長崎)、中川諒子(102期・熊本)、東口純(108期・石川)が僅差で追いかける構図。地元の山本知佳(110期・和歌山)や元砂七夕美(108期・奈良)も参戦予定で、地元ファンからの声援も大きくなりそうです。今から楽しみになってきました。


(「ガールズ達が季節を逆戻し?」の項おわり)
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