○最終日 8/4(日)
2日目と同様、快晴の空模様。立っているだけで、気温がぐんぐん上昇しているのが分かるくらいでした。
最終日も快晴、暑いっ!
風が強かったのも前日と同様でしたが、この日のガールズレースは、前日と違いスポーク車輪使用となりました。
<最終日6R「ガールズ一般」 VTR>
号砲で飛び出したC寺井がSを決め、正攻法に収まります。周回中は、寺井−@日野−B黒河内−E山本−A出口−D田中−F山路の順で並びます。青板2角(残り2周半手前)から田中が前々踏み上げ、山本の横で止まって抑える形になります。それ以外に大きな動きはなく、ジャンを迎えます。
最終日6R「ガールズ一般」 ジャン過ぎ2センターの攻防
青板2角過ぎからD田中が踏み上げ、中団のE山本を抑え込む。前団のC寺井がピッチを落とし、各車が仕掛けるタイミングを計り合う
各車の動きがない中、最終HSから黒河内がスパートを見せます。これをC寺井が併せながら先行策で応戦。中団の抑え合いは、こじ開けたような形で山本が制し、黒河内を追います。
最終日6R「ガールズ一般」 最終1センターの攻防
B黒河内が最終HSからスパート。正攻法のCが先行策で併せる。E山本がこじ開けるような形でD田中の前に出る
併せきった寺井は、粘り強い先行で黒河内を前に出させません。黒河内後位に切り替え追走した山本は、最終3角手前から捲り上げますが、前団の粘り強さになかなか前に出られません。
最終日6R「ガールズ一般」 最終4コーナーの攻防
B黒河内を併せきったC寺井が先頭で直線に向く。黒河内後位から捲ろうとしたE山本はやや車の伸びを欠き、外にふくれ気味になる
結局、寺井が後続を振り切って1着になり、寺井を終始マークした日野が2着に続きました。寺井とのつば競り合いに敗れるも、粘り強い走りを見せた黒河内が3着を確保しました。
地元の山本敗退も、配当はまずまず
突っ張り先行で見事な逃げ切りを決めた寺井は、前日のカマシ先行がこの1着につながったことと喜んでいました。
寺井選手「昨日のカマシ先行が活きました」
「昨日と同じ流れになったね!」と話しかけると(きたっ、エラソーに!)、「全く同じでしたね。2センターから誰か来るのかなって思っていたら誰も来なかったんで、思い切って仕掛けました」と、前日と同じ流れは想定済みみたいでした。「BKでも山本さんが来そうだったんで、踏み直したら黒河内さんも振り切れてよかったです」と粘りも上々だったようです。
1年半の産休を経て今年復帰した山路は、苦戦が続いていますが、この日も5着。ガールズ全体のレベルアップに驚きつつも、自らのレベルを取り戻していくことの必要性も感じていました。
山路選手「付いて行きたかった」
終始インに詰まる流れになってしまっての5着に「復帰してからは全然付いて行けなくて、何とか今日は喰らい付いて行けたんですけど、コースが空かなかったですね」と、位置取りの失敗も大敗の理由だったようです。
また結婚・出産後の練習環境についても「(ホームバンクの)向日町に行くにも遠くなってしまって、奈良や岸和田、それに明石に行くのも簡単に行けない所に転居したんで」バンク練習が容易にできなくなったことも、状況が好転しない理由に挙げていました。テコンドーの元日本代表で、吉本新喜劇の経験もあるという異色キャリアを持つ山路選手。イベントでご一緒させて頂いたご縁がある(その時の様子はこちら)だけに、個人的にも頑張ってほしいと思います。
写真はありませんが、寺井マークから2着の日野は「何とか連続7着から逃れられました」とホッとした表情を見せました。「前回(西武園)も一般戦2着でしたけど、まずはレースの流れに付いて行って、着を一つずつ良くしていきたいですね」と現状打破に前向きでした。そのためにも「練習方法も変えていくなど、考えていきたいです」とのこと。
同じく写真なしですが、3着の黒河内は寺井との主導権争いに敗れてしまったことで「迫りきれませんでした。惜しかった」と、笑顔を見せながらも少し肩を落としていました。
6着に終わった地元の山本は、最終1角で田中を捌いた動きが審議対象に。結果はセーフでしたが「そこ(審議対象になる)までの走りにするつもりがなくても、あんな危ない走りになってしまいました。メンタルと動きがマッチしていないですね」と、レース内容を率直に反省です。
<最終日7R「ガールズ決勝」 VTR>
号砲で4車が積極的に誘導を追い、D元砂が一旦正攻法に収まりましたが、元砂はさらに追い上げてきたC加藤を正攻法に迎え入れます。周回中の位置取りは、加藤−元砂−A長澤−@石井−B鈴木−E野本−F藤田の順。赤板HS(残り2周)を迎えますが、仕掛ける動きを見せる選手はなく一列棒状が続きます。ジャンを迎え誘導員が強制待避しても動きはなく、加藤が後方の動きを警戒していましたが、2センター手前から野本が踏み上げます。
最終日7R「ガールズ決勝」 ジャン過ぎ2センターの攻防
正攻法のC加藤がペースを緩めて後方を警戒する中、E野本が主導権を求めて踏み上げる
野本が最終HSの進入で加藤を叩きますが、後位追走した藤田が付ききれず離れてしまいます。叩かれた加藤は車間を詰めつつ藤田を退け、車間が空きながらも番手位置を確保します。
最終日7R「ガールズ決勝」 最終1センター過ぎの攻防
E野本が最終主導権取りに成功。F藤田が千切れ、C加藤は車間が離れながらも野本を追いかける
加藤は野本を3角手前で捉えると、追い付いた勢いで捲り上げます。しかし加藤の仕掛けを目標に長澤が後捲りで参戦すると、長澤後位は石井がぴったり追走。加藤をマークした元砂を交えた4車に優勝争いが絞られました。
最終日7R「ガールズ決勝」 最終4コーナーの攻防
C加藤が先頭で直線に向くと、加藤後位のD元砂、後捲りのA長澤、長澤後位の@石井の迫り、この4車に優勝争いが絞られる
スピードの伸びに勝る長澤が直線半ばで加藤を捉え、先頭に立ちましたが、長澤を終始マークした石井がゴール寸前鋭く追い込みVゴールを駆け抜けました。長澤が2着で、加藤が3着に粘りました。
着差は僅差も、順当な結果に
「ガールズドリームレース」に出場予定の人気選手・石井が優勝で、スタンドには多くのファンが表彰式への石井の登場を待ち受けていました。敢闘門脇に掲げられた石井の応援横断幕を横目に石井が再登場すると、大きな歓声が沸き起こりました。
敢闘門脇の応援幕を見ながら石井選手が入場
優勝インタビューに答える石井選手
今回のVは今年12回目でしたが、「調子が上がらなくて」苦しかったシリーズだったようです。「状態は日に日に良くなって、今日は一番感じは良かったです」と、コンディションの回復がVを引き寄せたようです。「和歌山は相性の良いバンクなんで、とても大好きです」と、和歌山のファンにリップサービスも。
わかちゃんとポーズを決める石井選手
果敢に先行したものの加藤らに捲られ、6着に終わった野本は宣言通りの先行に満足していました。
野本選手「最近では一番内容のあるレース」
「宣言通り先行できて、最近では一番内容のあるレースでした。捲られましたけど、自分のレースはできました」と、結果よりもレース内容に納得していました。
捲りを決めたものの、押し切れなかった3着の加藤。自分の持ち味の先行ができず、展開を味方に付けられなかったことを反省です。
じゃれ合う加藤選手(左)と山本選手 ※カメラの設定ミスで暗い写真になってしまいました(バカ)
「最終BKは取れたのかな? 取れてなかったら、取りたかったな。自力・先行はしたかったです」と、最低限の目標ができなかったことを悔やんでいました。「捲った動きは良かったけど長澤さんらの目標にされたし、残念です」と、展開を呼び込めなかったことも反省していました。
写真はありませんが、石井に交わされ2着に終わった長澤は「初手で(石井)寛子さんに後ろに入られているのは分かっていた。加藤さんが捲った場面では、もう出て行かなければダメだったんで、交わされたのは脚がないですね」と、初手からの展開面での不利を克服できなかったことを残念がっていました。「でもアルテミス賞に向けて課題も見つかったんで、また頑張ります」と、前を向いていました。
今回のシリーズは、石井・長澤・加藤の上位級が力の違いを見せつけました。一方の一般戦は、思い切って自力を出した寺井が自身通算4勝目を挙げました。
連日暑い中の開催で私自身、夏バテしそうになりましたが、補充の山本・山路を含む参加16選手の白熱したレース内容にそんな疲れを忘れさせてくれました。それよりも増して、ガールズ選手たちの明るさに圧倒されそうになることもしばしば。まさに「スピードのヒマワリ」たちが太陽に向かって咲き具合と明るいキャラクターを競っているかのようでした。
その咲き具合は、まさに満開!
ガールズ選手のみんな、これからもガンバレ!!
次回の和歌山ガールズ開催は、9/21(土)〜23(祝・月)の3連休の開催です。高木真備(東京)や中川諒子(熊本)、さらにガールズ8期生在校1位のルーキー山口伊吹(長崎)らが中心。こちらのシリーズも上位陣が互角のレースを繰り広げそうで、今から楽しみになってきました。秋本番間近の季節になりますが、季節を逆戻りさせてくれる熱いレースを期待したいと思います。
(「スピードのヒマワリたちが満開!」の項おわり)



