2019年08月07日

スピードのヒマワリたちが満開! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(そのA)

和歌山競輪場では、8/2(金)〜4(日)の3日間、「ガールズケイリン 日本トーター杯(FU)」が開催されました。通算24回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「スピードのヒマワリたちが満開!」と題して紹介する4回シリーズ。今回が2回目です。


○初日 8/2(金)

今回もガールズレースは3日間通して6R・7Rの配列。ただ発走時刻が6Rが12:30、7Rが12:55と早い進行となっていました。そのためデスクワークもそこそこに(ちゃんと仕事しましょう!)競輪場に向かいました。快晴の夏空の下、汗をかきかき到着すると既に6Rの発走予定時刻間近。記者室に荷物を置いて、すぐメインスタンドに移動です。

初日はまさに「夏空」快晴でした

初日はまさに「夏空」快晴でした


風は若干吹いていたものの、この日は本来のディスクホイールでのレースが実施されました。

<初日6R VTR>
号砲直後のややお見合い状態から誘導を追いかけ、F鈴木が正攻法に収まります。周回中の位置は、鈴木−@田中−B野本−A藤田−C長澤−E島田−D黒河内の順。青板3角(残り2周半)から黒河内が前々踏み上げ、野本が1車下げたことで、黒河内は赤板HS(残り2周)で3番手位置に入り込みます。そして野本が車間を切って仕掛けるタイミングを計るところでジャンを迎えますが、正攻法の鈴木は後続の仕掛けを気にして流しています。

初日6R ジャン過ぎ2センターの攻防

初日6R ジャン過ぎ2センターの攻防
中団のB野本が車間を切って仕掛けるタイミングを探る。正攻法のF鈴木は後方の動きを警戒してベタ流し



野本は最終HSの進入から車間を詰めた勢いで先行勝負に出ます。後位は藤田が続きますが、その勢いをもらって、長澤が1センターから早い捲り返しに出ます。

初日6R 最終1センター過ぎの攻防

初日6R 最終1センター過ぎの攻防
B野本が最終HSの進入からスパート。この勢いをもらったC長澤が1センターから捲り発進



長澤は最終BKの進入で野本を捉えると、そのまま後続を引き離します。野本後位の藤田が切り替えようとしますが、みるみる差が広がります。藤田後位に切り替えていた鈴木も必死に藤田に喰らい付きます。

初日6R 最終4コーナーの攻防

初日6R 最終4コーナーの攻防
最終BKでB野本を捉えたC長澤が後続を引き離し、セーフティーリードを築く。A藤田が切り替え追走しようと追いすがる



結局、長澤が2着に3車身の差を付けて1着になりました。2着には第二先行状態も必死に追いすがった藤田が続き、野本との併走状態が続いた鈴木が、ゴール寸前で野本を交わし3着を確保しました。

2〜3着が伏兵でチョイ荒れでした

2〜3着がやや人気薄でチョイ荒れでした


長澤を必死に追いかけて2着をもぎ取った藤田。デビュー3戦目で初の2着も、表情を引き締めていました。

藤田選手「勝負は明日」

藤田選手「勝負は明日」

「長澤さんが来たのに、付いて行ければ良かった。もう少し脚が欲しいです」と、切り替えた以降のレース内容にちょっぴり不満の様子。「でもせっかく2着になっても、明日7着だったら何にもならないんで、明日が勝負ですね」と、翌日のレースに気持ちを切り替えていました。


青板BKから上昇して3番手に入り込んだものの、そこから勝負所で引き離されて末着の黒河内。上昇したタイミングなどを反省です。

黒河内選手「踏むタイミングを間違えちゃった」

黒河内選手「踏むタイミングを間違えちゃった」

「(立ち回りが)下手すぎました。踏むタイミングを間違えちゃいました」と、ひとしきり反省。ただ「前回の和歌山がダメだった(6・7・7)んで、ちょっと苦手意識が付いてしまったかも」と、やや下向きのコメントを残しました。「でも明日は頑張ります」と、満面の笑みとVサインでカメラにポーズを取ってくれました。


長澤の仕掛けに付いて行きたかったのは、3着だった鈴木も同じ。脚力アップの必要性を感じていました。

鈴木選手「長澤さんに付いて行きたかった」

鈴木選手「長澤さんに付いて行きたかった」

「脚があれば(長澤)彩さんに付いて行けたんですけど…」と、確定板確保も反省が口をついて出てきます。初手で正攻法を求めたことについては「後ろにいるくらいなら、前に行こうと思ってSを取ったんですけど、そこからが上手くいかなかったです」


見事な捲りで快勝の長澤でしたが、体調が今ひとつで動きがピリッとしていなかったようです。

長澤選手「ちょっと重かった」

長澤選手「ちょっと重かった」 ※撮影は8R終了後

「ちょっと、身体が重かったです」と万全の状態ではなかったようです。そのためか「スピードが上がりきってなかった。理想の身体の動きじゃなかったです」。1センターからの発進も「自分で持ち上げて行けたら良かったです」と反省ばかりでした。


写真はありませんが、先陣を切って4着の野本「前回(西武園)の後で、アドバイスをもらってセッティングを変えてから、良くなってきました」と、手応えを感じたようです。

2センターから外に持ち出すも5着の田中「もうひと伸びが欲しかったですね」と、3着争いに加わっていながら届かなかったことを悔しがっていました。


<初日7R VTR>
号砲と同時に外枠4車が誘導を追いかけ、E元砂がSを決めて正攻法に収まります。周回中の位置は、元砂−D石井−C日野−A加藤−F寺井−@向井−B出口の順。赤板HS(残り2周)を過ぎても、誰からも仕掛ける動きはないものの、中団の加藤が車間を空けて仕掛けるタイミングを計ります。ジャン前BKの進入で向井が上昇し、加藤の後ろを求めて寺井と併走します。そしてジャンで誘導員が強制退避すると、加藤がスパート。後位争いは踏み出しとコース取りで向井が制します。

初日7R ジャン過ぎ2センターの攻防

初日7R ジャン過ぎ2センターの攻防
ジャンを合図にA加藤が前々踏み上げる。@向井・F寺井の後位争いは向井に軍配が上がる。正攻法のE元砂やD石井も飛び付きに備える



加藤が4コーナーの山おろしを使ってさらにペースを上げると、飛び付きを狙った石井が元砂を制してインにもぐり込み、向井と併走になります。後位争いに加われなかった元砂は、やや車間の空いた4番手に後退します。

初日7R 最終2コーナーの攻防

初日7R 最終2コーナーの攻防
最終HSからペースアップしたA加藤が最終主導権。その後位争いはD石井・@向井が併走。番手争いに加われなかったE元砂は4番手に下がる



加藤の番手争いは最終3コーナーで踏み勝った石井に軍配が上がります。元砂も車間を詰めて、3番手位置を確保しようとします。

初日7R 最終2センターの攻防

初日7R 最終2センターの攻防
A加藤が快調に先行。番手は3コーナーで踏み勝ったD石井が取り切り、E元砂が車間を詰めにかかる



ゴール前は、加藤と石井の激しいデッドヒートとなりましたが、3/4車輪こらえた加藤が逃げ切り1着、石井が2着でした。そして石井後位を確保した元砂が3着に続きました。

石井惜敗も平穏な配当に

石井惜敗も平穏な配当に


石井らを相手に逃げ切った加藤は、写真ではお茶目な変顔ポーズですが、控えめに喜びを表していました。

加藤選手「逃げ切れました!」

加藤選手「逃げ切れました!」

「自分らしい走りができました」と、このレースの自己評価は100点満点。ただ「今まであの展開なら、全部(石井)寛子さんに抜かれていたのに抜かれなかったのは、よほど寛子さんの調子が良くないんでしょう」と、少しばかりご謙遜も。


2着になったことで、和歌山での連勝が9で止まった石井。やはり本調子でないのは、自分でも感じているようです。

石井選手「和歌山での連勝は止まったけど、いつかは止まるんで」

石井選手「和歌山での連勝は止まったけど、いつかは止まるんで」

「この前の静岡でもそうだったんですが、いつかは連勝が止まるんで、それはしょうがないです」とサバサバした様子。それでも「今までは身体が接触したりしても、むしろはじき返すような所があったのに、最近はちょっとフーって力が抜けていくような気がするんです」と、状態の変化を気にしていました。


石井選手との激しい位置争いを演じた向井は結局4着。それでも手応え十分という内容だったようです。

向井選手「久しぶりに脚が痛くなった」

向井選手「久しぶりに脚が痛くなった

「自分なりに位置は取れたし、脚は悪くなかったんですけど、何とか良い着取りたかったです」と、少し悔しさもチラリ。でも「久しぶりに脚が痛くなるくらい走りました」と、充実感一杯のレースだったようです。さらに嬉しいことに「和歌山は相性が良いですね。地元(岸和田)より良いかも」とのこと。


写真はありませんが、3着の元砂「6番車なんで、(位置取るためには)S狙うしかなったです。もう少し寛子さんに付いて行きたかったです」と悔しさをにじませていました。


長澤・石井・加藤といった今シリーズのトップ3が結果を残しましたが、6Rが野本が確定板を外したことで中波乱となりました。石井も本人の申告通り本調子ではなく、展開一つで大波乱の目もあるように感じました。天気は翌日も快晴の予報で、暑くなるとのこと。バンク内はさらにヒートアップしそうです。


そのBへ続く)
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