2019年02月09日

福が来るガールズ選手は誰? 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(後篇)

和歌山競輪場では、2/2(土)〜4(月)の3日間、「ガールズケイリン 日本トーター杯(FU)」が開催されました。通算22回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「福が来るガールズ選手は誰?」と題して紹介する2回シリーズ。今回が後篇です。


○最終日 2/4(月)

前篇で書きましたが、今回のガールズ開催は、ファンクラブの高松記念観戦ツアーとダブってしまったため、初日のレースは取材できませんでした。ならば、上の見出しは「2日目 2/3(日)」になるはず。

というのも、ツアーに持って行った出張カバンの中にカメラを入れたまま、競輪場に来てしまいました(この大バカもん!)

しかも競輪場に着いてから、家に忘れて来てしまったのに気が付く始末。そのためレースそのものは見ていましたが、検車取材は涙を呑んでパスすることにしました(ちゃんと仕事しましょうね!)。

明くる4日・当日は、出社の際にカバンからカメラを忘れずに取り出して競輪場に持参。記者室に荷物を預け、今回の締めくくりとなる6Rガールズ一般戦・7Rガールズ決勝を収めるべく、カメラを携えてメインスタンドに移動します。

ここで6Rの車券を買うべく、レースを検討に入る訳ですが、7人の実力が拮抗していて軸が決められません。取りあえず実績上位の@小坂、C飯塚、E矢野の3車BOXを基本に据えます。さらにそこへ、先行が濃厚のF渡口の粘りに期待して、Fの2〜3着流しも入れることにしました。

最終日6R車券

最終日6R車券


<最終日6R「ガールズ一般」 VTR>
号砲でD田中と@小坂が飛び出し、田中が正攻法に収まります。その後、E矢野・F渡口が上昇して、田中の前後にそれぞれ収まります。周回中は、渡口−田中−矢野−小坂−C飯塚−A岡村−B日野の順で並びます。赤板HS(残り2周)では各車動きがなく、ジャン手前から最後尾の日野が上昇し、矢野の後位を求めて小坂と並走します。正攻法の渡口はスパートのタイミングを計りながら、後方の動きを警戒します。

最終日6R ジャン過ぎ2センターの攻防

最終日6R「ガールズ一般」 ジャン過ぎ2センターの攻防
ジャン前BKからB日野が上昇し、E矢野後位を求めて@小坂にフタをする。F渡口は先行のタイミングを探る



最終HSを迎え、並走を嫌った小坂がインをすくって3番手位置に入ると、これを見て1角手前から渡口が先行勝負に出ます。追い上げようと車を外に持ち出した矢野は、さらに飯塚・岡村にインをしゃくられ、外に浮き気味になります。

最終日6R 最終2コーナーの攻防

最終日6R 最終2コーナーの攻防
最終1角手前からF渡口が先行。@小坂にインをすくわれたE矢野が外に浮いてしまい、さらにC飯塚・A岡村がインをすくって追い上げる



すると小坂が追い上げた勢いで、最終BKから好回転の捲りを仕掛けます。渡口を最終3角で捉えて先頭に躍り出ると、田中や岡村も追い上げて行きます。矢野も捲ろうとしますが、完全に外に浮いてしまい、なかなか車が前に進みません。

最終日6R 最終2センターの攻防

最終日6R 最終2センターの攻防
先行するF渡口を最終BKから捲った@小坂が捉えて先頭へ。小坂を目標にD田中・A岡村・C飯塚も追い上げるも、E矢野は車が外に浮いてしまう



このまま捲り切った小坂が1着かと思いきや、2センターから捲り追い込んだ岡村がゴール寸前で小坂を微差交わしてデビュー3勝目を挙げました。小坂が2着で、小坂後位に切り替えた田中が3着に続きました。決定放送に続いて払戻金が発表されると、場内には大きなどよめきが…。

やや低評価の3選手が入着で大波乱に

やや低評価だった3選手が上位入着で大波乱に


失礼を承知で申し上げると、決して評価の高くなかった岡村や田中が車券に絡んだことで、大波乱となりました。岡村とはホッケーつながりがあることで3着受けに入れてはいましたが、まさか1着に来るとは…。「この15万円台は取れない」と声を出すのが精一杯の結果となりました。

気を取り直すべく記者室に戻って、7Rの車券を検討します。やはり山原・尾崎の2車が強力ですが、自分で仕掛けられる山原が中心と見て、@流しを本線車券として厚く入れることにしました。加えて2車へ細田・中川それぞれをBOXにした車券を抑えることにしました。

最終日7R車券@

最終日7R車券その@ @山原を軸の流し車券と、@Cを軸にした3車BOX車券です


さらに山原敗退も考えられるためACDの3車BOX、あとは「山本ガンバレ」2車単総流しを入れました。

最終日7R車券A

最終日7R車券そのA 山原敗退用の3車BOXと「山本ガンバレ」総流し車券です


<最終日7R「ガールズ決勝」 VTR>
号砲でF東口がポンと飛び出し、正攻法に収まります。周回中の位置取りは、東口−A細田−@山原−C尾崎−B豊岡−D中川−E山本の順。赤板HS(残り2周)で仕掛ける素振りを見せていた山本が、ジャン前BKの進入から前々踏み上げ、車間を空けた細田の前にはまり込みます。後続が仕掛けるタイミングを探り合う中、東口・山本の2車は前々踏み上げ、後続との車間が空きます。

最終日7R「ガールズ決勝戦」 ジャン3コーナーの攻防

最終日7R「ガールズ決勝戦」 ジャン3コーナーの攻防
ジャン前BKから踏み上げたE山本は、後続の仕掛けを警戒して車間を切ったA細田の前に入り込む。後続がお見合い状態になる中、F東口と山本はさらに前々踏み上げ、後続との車間が空いて行く



最終HSを迎えて、東口は後続の仕掛けに備えるべくペースを上げます。すると細田が先にスパートに入り、東口を叩いて先行に打って出ます。これを中川と山原が自力・追い上げ両面で追走し、東口との3車並走になります。

最終日7R「ガールズ決勝戦」 最終1センターの攻防

最終日7R「ガールズ決勝戦」 最終1センターの攻防
最終HSからペースアップしたF東口をA細田が叩いて先行。細田の仕掛けをD中川・@山原が追走し、東口との3車並走になる



細田後位は東口が踏み遅れたことで中川が確保します。番手はまった勢いで中川が最終3角から番手捲りに打って出ると、外に浮いていた山原も失速。すると東口と山原の間を割り込むように、尾崎が猛然と追い上げて来ます。

最終日7R「ガールズ決勝戦」 最終2センターの攻防

最終日7R「ガールズ決勝戦」 最終2センターの攻防
A細田の先行を、番手踏み勝ったD中川が捲って出る。下がってきたF東口・@山原の間を割り込むようにC尾崎が捲り追い込みを仕掛ける



直線に入ると、車を外に持ち出した尾崎が中川を捉えてVゴールを駆け抜けました。2着には中川が粘り、2センターで尾崎後位に切り替えて、直線伸びた山本が3着に飛び込みました。

山原が敗退し、さらに山本が3着に入ったことで、3連単は意外な好配当となりました。

山本選手3着で波乱の結果に

山本選手3着で波乱の結果に


車券はハズレたものの、山本が地元の意地を見せて確定板に載ったことで、少し悔しさもまぎれました。厳しい展開にもかかわらず、よく頑張ったと思います。

レース終了後、表彰式が行われましたが、さすがに尾崎選手はガールズGPレーサー。大勢のファンがスタンドから祝福の大きな拍手を送っていました。

笑顔で優勝インタビューを受ける尾崎選手

笑顔で優勝インタビューを受ける尾崎選手

インに包まれるような展開になりましたが「何とかコースを探して、思い切って踏みました」と、執念でつかんだVを強調していました。さらに「和歌山は過去2回とも優勝しているんで、強気に走った」と、バンク相性の良さを再認識したようです。ガールズGPからレースが続いている中での今回の参戦は「メンタルも体力でも少し疲れがあったけど、皆さんの声援で走り切れた」そうです。そして「月末に平塚でのレースがあるんで、良いパフォーマンスをできるようにしたい」と地元戦に向けて気持ちを切り替えていました。

尾崎選手と「わかちゃん」(左)とのツーショット

尾崎選手と「わかちゃん」(左)とのツーショット


そしてレース後コメントを取るべく検車場に向かっていると、一般戦で1着になった岡村選手が大きな荷物をマイカーに運んでいました。忙しいのを承知で話を聞くと「まさかまさか微差で1着になるなんて、ビックリしました」と、本人が一番驚いていました。

岡村選手はダブルピースで1着の喜びを表現

岡村選手はダブルピースで1着の喜びを表現


写真はありませんが、決勝5着の東口選手は「前受けして、来た選手に飛び付くという自分の展開にはできたけど、飛び付けなかったのが全てです」と悔しさを押し殺していました。

同じく決勝3着の山本選手は「何とか3着には入れたけど、もっと前々踏んでいたら勝てるチャンスもあったと思います」と、展開を自分に有利に引き寄せることができなかったことを悔やんでいました。

その他の選手にも話を聞きたかったんですが、撤収中ということもあって忙しく動き回っていましたので、あえて声を掛けずに検車場を後にしました。

今回のシリーズは、実力上位級が順当に決勝にコマを進めましたが、尾崎に凱歌が上がりました。ただその決勝は、最終2センターで7車が一団になるなど、実力伯仲だったことを証明しました。また一般戦でも、抜けた存在と思われた矢野が敗れ、ガールズ1期生・7年目で通算2勝しか挙げていなかった岡村が一気の追込みで嬉しい1着になりました。

予選から通じて感じたことは、以前のようなバラバラの展開にならなくなったことで、力上位であるだけでなく、ワンチャンスを活かして上手く立ち回った選手の元に、今節は福がやってきたのでしょう。私もそんな選手を上手く見つけて、福を手元にグッと引き寄せたいものです(絶対ないゎ、このバカ)。

それでは、節分を挟んだ開催だったということで、

ハズレ車券は〜、外! 当たり車券は〜、ウチ!
(ホンマ、バカ丸出し…)



(「福が来るガールズ選手は誰?」の項おわり)
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