○最終日 10/22(月)
前回の9月ガールズと同じく、最終日は月曜日開催。出社後デスクワークを急いで片づけ、初日・2日目同様、6R締切直前に競輪場に到着しました。薄雲が広がっているもののレースには問題ない空模様で、風は初日・2日目ほど吹いていません。本来のディスクホイール使用でのレースとなりました。
最終日は薄雲も問題なしの空模様
<最終日6R「ガールズ一般」 VTR>
号砲で@椿本と外枠2車が飛び出しましたが、F大谷が積極的に誘導を追いかけ、正攻法に収まります。周回中の並びは、大谷−D白井−E田畑−椿本−A佐々木−B藤谷−C島田の順。赤板HS(残り2周)を通過し、ジャンを迎えても、仕掛ける動きはなく一列棒状は崩れません。イン切り含みで椿本が車を外に持ち出します。
最終日6R「ガールズ一般」 ジャン過ぎ2センターの攻防
ジャンでの誘導退避からも一列棒状は変わらず。@椿本が車を外に持ち出し、仕掛けるタイミングを探る
後方の動きを警戒する先頭の大谷が、外にふくれ気味に進んで行くのを見て、佐々木が4角の山おろしを使ってインをすくい、ハナに立ちます。大谷は佐々木番手に追い上げようとしますが、さらにその外を白井も叩き返すべくスパートします。
最終日6R「ガールズ一般」 最終1センターの攻防
A佐々木がジャン4角でインをすくって先行。追い上げ含みでF大谷が前々踏み上げると、さらにその外をD白井が捲り返しに出る
白井が叩き返しに成功して快調に飛ばして行きますが、叩かれた佐々木も車間が空きながらも必死に追走、車間を詰めに行きます。車間が詰まったタイミングで、佐々木後位を終始回った藤谷が交わしにかかります。
最終日6R「ガールズ一般」 最終2センターの攻防
D白井が快調に飛ばすも、A佐々木が車間を詰めに行く。佐々木後位のB藤谷が車を外に持ち出し、差しに構える
結局、藤谷が直線で佐々木・白井の2車を交わして1着になりました。2着には佐々木が入り、白井が3着に粘りました。
混戦レースということで、3連単は意外な好配当に
果敢に先行勝負へ出た白井は、粘りを見せるも3着。普段のレースで自力出していない分、粘り切れなかったようです。
白井選手「今日は勝ちたかった…」
ジャン前後の展開を「山(外バンク)登って脚使っている時に、佐々木さんにインをしゃくられてキツかった」と振り返った白井。その前の展開も「誘導切ってから、大谷さんがペース駆けしたのも意外でした」と思惑違いだったようです。「もう少し自力を使うレースを普段からしなければ、今日みたいな展開になったらダメですね」と、実戦を通した脚力アップを痛感していました。
正攻法から前々踏み上げながらも位置取れず6着に終わった大谷。シリーズ3走とも結果を残せなかったことで、今後のガールズGPトライアルなどでの巻き返しを誓っていました。
大谷選手「今回は勉強になった開催でした」
この日のレースを「前を取れたのは良かったけど、ペースを上げ切ってないぶん飛び付けませんでした。インから来られたのも分かりませんでした」と振り返りました。追加あっせんだったこのシリーズでしたが「今回の開催は勉強になりました。GPトライアルまでに戻しておきたいです」と、巻き返しを誓いました。
前団の3番手追走から直線突き抜け快勝の藤谷は、マークした佐々木の仕掛けを称えていました。
藤谷選手「年内に1勝できてよかった」 ※撮影は7R終了後
今年初勝利ということもあって、開口一番「年内に1勝できてよかったです」と喜びをあらわにしました。展開も「佐々木さんが内行ってくれたんで、有利になりました。同期のおかげです」と、作戦・展開全てが読み通りに当たったようです。
写真はありませんが、藤谷に交わされ2着の佐々木は「やれることをやった結果なんで」と納得の表情でした。
<最終日7R「ガールズ決勝」 VTR>
号砲で@増茂とC荒牧が勢いよく飛び出し、Sを決めた荒牧が正攻法に収まりました。周回中の位置取りは、荒牧−増茂−B石井−A高橋−D齋藤−F小林−E向井の順。赤板HS(残り2周)から小林が踏み上げ、石井の横で止まります。押さえられるのを嫌った石井が間を割るように上昇。荒牧との並走になるのを嫌ったのか、小林がインを切るべくさらに前々踏み上げようとします。
最終日7R「ガールズ決勝戦」 ジャン2センターの攻防
F小林に抑えられるのを嫌ったB石井がジャン前BKから踏み上げハナに立つ。石井後位でC荒牧との並走を嫌い、小林がさらにイン切り気味に踏み上げる
小林が最終HSでハナに立つも、石井が仕掛ける構えを見せないことから、後方から踏み上げた高橋が一気にカマして先行勝負を敢行します。小林は車間が空きながらも高橋を追い、荒牧が入れる形で高橋後位に石井がはまります。
最終日7R「ガールズ決勝戦」 最終1センター過ぎの攻防
F小林がインを切って行くも、B石井は仕掛ける構えを見せず。これにしびれを切らしたA高橋がカマシ先行に打って出る。C荒牧が石井を前に入れて、仕掛けるタイミングを計る
最終BKで、小林が高橋に追い付いた勢いで番手捲りに出ます。しかし、これをぴったり追走した石井がさらに捲り上げると、小林を最終3角で捉えて先頭に躍り出ます。石井後位の荒牧も早目の踏み上げで石井の横まで迫ります。しかし石井は後続を尻目に、先頭で直線に向かいます。
最終日7R「ガールズ決勝戦」 最終4コーナーの攻防
最終BKからF小林が番手捲りに出るのを活かして、B石井が捲り上げC荒牧も捲り上げる。前に出られなかった荒牧は石井後位にスイッチ
結局、石井が荒牧の追撃を振り切って、完全優勝となるVゴールを駆け抜けました。荒牧は追走一杯の2着に終わり、後方から自ら捲り追い込んだ齋藤が3着に突っ込みました。
ゴール後、石井はスタンドのファンの祝福に軽く右手を上げて応えていました。
ファンの祝福に応える石井選手
石井は今年11回目の優勝。表彰式に再度登場してきた石井は、優勝インタビューで冷静にレースを振り返っていました。
優勝インタビューに答える石井選手
決勝の作戦を「昨日までしっかり力出し切れたレースができたんで、今日は落ち着いて走ろう」と決めていた石井。スパート段階で荒牧・増茂の有力3車が固まっていたので「とにかく前に出よう」と思って踏み上げたようです。GPトライアル・GP本番について話を振られると「中4日の地元・松戸でしっかり頑張りたいです」と、まずは目の前の次走に目を向けていました。
ガッツポーズで喜びを表す石井選手
各ガールズ選手が撤収に忙しいなか、話を聞けた決勝出場選手のレース後コメントです。まず6着に終わった向井にとっては、決勝は流れが厳しかったようです。
撤収中の向井選手(左手前)らガールズ選手たち
自身通算2度目の決勝でしたが「ペースも緩んだり上がったりして、ちょっと厳しかったです」とのこと。「(齋藤)由紀さんの所にいれば、3着もあったかもしれないですね」と、位置取りに苦戦したようです。ただ準地元の和歌山バンクは「良いイメージが付きました」と気に入った様子でした。
思い切ってカマシ先行を敢行も、最下位に終わった高橋は思い描いていたレースプランが崩れてしまったようです。
レースを振り返りながら撤収作業の高橋選手(左)と白井選手
「力のある人たちがタイミングを計り合う典型的なパターンでしたね」と展開を振り返りました。勝負所となったジャン3角の攻防で「増茂さんの横から通り抜けられたら、付いて行けません。レースプランは考えていた通りにならなかったです」と当てが外れてしまい、破れかぶれで飛び付き含みのカマシ先行に出て行かざるを得なかったようです。「GPトライアルもそうですが、ダービーでのコレクション出場権をかけた1月のトライアルもボーダー上なんで、頑張るだけです」と巻き返しを誓っていました。
この他の選手は撤収で検車場を出たり入ったりや、遅い昼食で選手食堂にいたりとかで話を聞くことができず、時間の関係もあって諦めることにしました。
今回のシリーズは、予選で向井や齋藤、小林、藤谷などが上位陣の一角を崩すなど、見応えのあるレースが続き、思わぬ大穴も飛び出しました。それでもコレクションV経験のある石井の実力が、1枚から2枚上であることも知らされた結果となりました。HS向かい・BK追いの強い風が連日吹き続けた今回のシリーズ。初日の項でも書きましたが、強風に負けずむしろ味方にし、勇気をもって勝負できた選手が上位着順を勝ち取れたように感じました。
さて次回の和歌山ガールズは、11/27(火)〜29(木)の3日間、FTシリーズとセットで開催の予定です。競輪祭・ガールズGPトライアルに不出場の選手ばかりというやや小粒のメンバーですが、男子と同様、こういう開催の時が下剋上も起きやすいというもの。初冬の季節に入りますが、熱いレースを期待したいと思います。
(「秋の強風を味方に付けろ!」の項 おわり)




和歌山の風は難敵ですね。力のある選手が勝ちましたね。
特筆は、やっぱり彩乃ちゃんの1着です!勝ち星なしからポンポンと勝ちました。冬季移動してたとはビックリとそうか!と思いました。ウエアにMINAMIと入ってますが!
コメントありがとうございます。
「ウェアにMINAMIと入っていますが」⇒目の付け所がシャープですね!小林は南潤と学校同期であり、和歌山で冬季移動したからこそ、GV制覇記念ウェアをもらったんでしょう。この勢いで、ガールズの新しい風として頑張って欲しいですね。