○2日目 9/2(日)
この日もオレンジバンクは、どんよりとした雲が上空を覆っていました。雨の心配はなさそうでしたが、やはり風が吹いているということで、この日もガールズレースは後輪スポークホイール使用で行われました。
2日目も曇り空で開催
<2日目6R VTR>
号砲で�@東口純がポンと飛び出してSを決め、正攻法に収まります。序盤の位置取りは、東口−�D浦部−�A山口−�C坂口−�E高橋−�B飯田−�F寺井の順。赤板1角(残り2周過ぎ)から今井が前々踏み上げ、ジャン過ぎ2センター3番手外並走から一気にペースアップして、前団を叩こうとします。
2日目6R ジャン3コーナーの攻防
最後方から徐々に踏み上げた�F寺井が仕掛けるタイミングを計る。ここへ�C坂口が切り替え追走。正攻法の�@東口が、寺井の仕掛けを待ちながら後方の動きを警戒する
寺井は最終HSで東口を叩き切って、先行態勢に入ります。東口は飛び付こうとしますが、タイミングが合わず、寺井後位に続いた坂口が番手を確保します。東口は3番手に収まります。
2日目6R 最終1センターの攻防
�F寺井が果敢に先行勝負に出ると、後位回った�C坂口が追走。番手飛び付けなかった�@東口は3番手を確保して続く。�A山口がインをすくって前々踏み上げる
寺井がカカり切る前の最終2角過ぎで、坂口が番手捲りに打って出ます。坂口は最終3角手前で寺井を捉えてハナに立ち、坂口後位の東口、さらにその後位の浦部も続いて前団を形成します。
2日目6R 最終4コーナーの攻防
�F寺井の先行を�C坂口が番手捲りで一蹴。後位の�@東口−�D浦部が追走
坂口は東口の追撃を1/8輪振り切って1着、連勝を決めました。東口が2着で、東口を終始追走した浦部が3着を確保しました。
浦部選手の3着で意外な好配当に
東口の切り替え策に喰らい付いて3着確保した浦部。ポイントは9点と優参ボーダー上ですが、威勢の良い声は出てきません。
浦部選手「ひと息というより十息」
「昨日より調子は良かったんですが、何かもう一息というより十息ってくらい良くないですね」と冗談交じりで今の調子を自己評価。ただこの日のレースは「前々いるべきというのは分かっていたんで、東口さんの後ろを取れたのはラッキーでした」と展開に恵まれたようでした。ただポイント9点ということで「(決勝は)無理かな?」とポツリ。
果敢に先行した寺井は6着。ポイントは10点でこちらもボーダーライン上ですが、自分のスタイルを貫けたことに満足しているようでした。
寺井選手「駆け出すタイミングを修正した」
「今日は先行したいと思っていました」と、前日コメント通りの作戦ができたことに、声も明るかったです。「前回の小倉で、仕掛けるタイミングが早過ぎて、『誘導退避から一気にペースアップするんじゃなく、徐々に上げていくと良いよ』というアドバイスをもらったんで、そこを修正して走りました」とのこと。着は大きくなりましたが、思い描いていた展開で走れたことが収穫だったようです。
寺井の番手から捲って1着の坂口も、自分で仕掛けてつかんだ1着ということで「成果あり」を感じていました。
坂口選手「今日は辛抱できた」
「今日は寺井さんが仕掛けてくると思っていました」と想定通りの流れだったようで、「そうなら、早目に出ようと考えていました。東口さんが入れてくれたような形になったんで助かりました」と展開にも恵まれたことを強調です。「ラストでは力が抜けてしまう」という弱点を「今日はよく辛抱できたと思います」と自分自身を褒めていました。
1/8輪届かずの2着だった東口は悔しさを押し殺しながら、取材に応じていました。
東口選手「抜きたかった」 ※撮影は7R終了後
「展開は理想的だったんで、抜きたかったです」と一言残しました。
一言コメントもう一人。飯田は前検日の「最終日はやります!」を再度宣言です。
飯田選手「明日の最終日は、やります!」 ※撮影は8R終了後
<2日目7R VTR>
号砲で�@山本・�B野口・�E三宅が誘導を追い、積極的に追った野口が正攻法に収まる(記録上はS)。周回中の位置取りは、野口−�C長澤−山本−三宅−�F藤巻−�A岡村−�D橋本の順。赤板HS(残り2周)を迎え、最後方の橋本が前々踏み上げ、長澤後位で山本と外並走します。ここでジャンが入り長澤も少しずつ前へ進みますが、これを合図に三宅も内をしゃくって山本の内に入り込み、長澤後位は3車で並走します。
2日目7R ジャン2センターの攻防
�C長澤後位は外を追い上げた�D橋本、内をすくった三宅が位置取りに名乗りを上げ、初手から追走の�@山本と3車が並走する。正攻法の�B野口も長澤の仕掛けを警戒する
最終HSを迎え、長澤が踏み込んでスパートに入ります。3列並走は、三宅が前の野口が邪魔になってインに詰まり、橋本が踏み遅れた結果、位置取り有利となった山本が制しました。しかし正攻法の野口が難なく長澤後位に収まり、今度は山本が野口の外で並走となりました。
2日目7R 最終1センター過ぎの攻防
最終HSから先行勝負に出た�C長澤の後位は�B野口がはまり込む。3列並走を制した�@山本が追い上げ、今度は野口・山本が並走となる
長澤が快調に飛ばして行くと、番手争いは最終2センターまで続きましたが、野口が踏み勝って番手を確保しました。
2日目7R 最終2センターの攻防
�C長澤が快調に飛ばして行くと、番手争いは地力に勝る�B野口が制する。外並走から一歩後退の�@山本も必死に喰らい付く
長澤は直線で、追いすがる野口を突き放して1着になり、野口が2着に続きました。3着には、直線で山本を交わした三宅が入りました。
大本命戦の決着でした
逃げ切って快勝の長澤は、前日不安に感じていた体調が回復したことを強調です。
長澤選手「昨日よりは体が軽かった」
「昨日よりは体が軽くなった感じです。背中に張りがあったんですが、ゆっくり宿舎で過ごしたのが良かったです」と、休養重視の宿舎生活にしたのが功を奏したようです。
3車並走の内を進み、直線で山本を交わして3着を確保した三宅は、5着に終わった岡村とレースを振り返っていました。
レースを振り返る岡村選手(左)と三宅選手(右)
三宅は「良い位置取るしかないと思って、コースが空けばと期待していましたが、詰まってしまって直線勝負に切り替えました」と、作戦変更を強いられたようです。最後は「長澤さんのペースが上手かったです。あれでは付いて行くのが一杯です」と脱帽の様子。
3列並走を切り抜け4着に入ったものの、決勝進出を逃した山本。意外にも明るい表情でレースを振り返りました。
山本選手「外並走だけど脚は軽かった」
3列並走のアンコ(真ん中)を切り抜け、再度野口と長澤番手を争いましたが「外並走は意外にも軽かったです」と、競り負けたものの手応えはあったようです。ただ「もうひと脚伸びていれば3着もあったんですけど…」とレベルアップの必要性も痛感していました。
写真があるものの、残る選手は一言コメントしか取れませんでした(ちゃんと仕事しましょう!)が、ご紹介します。
野口選手「付いて行けただけに、交わしたかったです。残念」
橋本選手「明日は自分のレースをしたい」
藤巻選手「脚が足らないですね」
この結果、シリーズリーダー格の長澤・坂口が2連勝、19点で決勝進出を決めました。以下のポイント順位としては連続2着で16点の野口、15点の東口、13点の三宅と続きました。中位層がつぶし合いになったことで優参ボーダーは下がり、10点で寺井が決勝進出。そして最後の一人は9点で浦部と高橋が並びましたが、予選2の着順3着の浦部が、4着の高橋を上回り辛うじて決勝にコマを進めました。
一方、一般戦は、決勝常連の高橋が回ってきたことで大本命視されることに。しかし復活傾向で好気配の地元・山本や、一般戦になるとしぶとい飯田、和歌山ガールズ一般戦で1着経験ある山口、ホッケー日本代表金メダルパワーの後押しに期待の岡村に加え、若さに任せての立ち回りに期待したい橋本・藤巻もいて2〜3着候補は横一線です。高橋とて自力よりも自在戦が多いことから、波乱の要素も十分ありそうに感じました。
連日コンディションの良くない中で行われた今開催ですが、最終日は天気の心配はない模様。競輪日和の下、白熱のガールズレースになることを期待して、記者室に戻りました。
(その�C・最終回に続く)




コメントありがとうございます。
浦部選手も頑張ってますね。前回の一般戦1着がきっかけになったのか、和歌山・いわき平と連続優参ですからね。「1期生ここにあり!」というのを、これからも結果で見せ続けてほしいですね。