○前検日 8/31(金)
前回4月の和歌山ガールズ開催から、早や半年近く。季節は春真っ盛りから、短いながらも大雨が降った梅雨、猛暑の夏を経て初秋に移りました。しかしながら最高気温は連日30℃を超え、猛暑に終わりが来そうもありません。しかしエライもんです。自宅周辺(和歌山市ながらもド田舎)は虫の音が鳴り響き、季節は確実に秋へと進んでいます。ところが私の頭は冷やされることなく、真夏の暑さにやられてしまいオーバーヒート状態が続いていました(バカ継続中)。
それでも前検日はしっかりとアタマの中に入っていて、前日から取材準備に勤しんでいました。ところが、いつものようにお目覚めが良くなく(またか?)、しかも当日は前検取材終了後に会議出張を控えていたことから、事前に済ませておきたいデスクワークもあったため、競輪場への到着がAM11時頃とまたまた出遅れてしまいました(まぁ、いつものことやけどね…)。
既に検車を済ませていたガールズ選手もいるため、見かけた選手に手当たり次第に声を掛けます。
東口純選手(108期・石川)
石川のガールズ4期生・東口純選手です。和歌山開催は「決勝は逃したことがないんです」と相性の良さを口にしました。5場所前の岸和田で自身初Vを挙げましたが「以降も調子は変わらずです」と、好感触の様子です。
山本知佳選手(110期・和歌山)
地元和歌山の山本選手。昨年末の落車以降やや低迷していますが、復帰4場所目の福井で決勝2着。しかしその直後の岐阜・最終日で再び落車。低空飛行に戻ってしまいました。視線のブレについては「考えていても仕方がないですね。付き合って行かなければ」と半ば諦めの境地。「今までできたことができなくなったけど、それをカバーするため、むしろ新しいことに挑戦しています」と、練習は前向きに取り組んでいるそうです。
野口のぞみ選手(110期・長崎)
山本選手と同期のガールズ5期生・長崎の野口のぞみ選手です。4場所前の防府で自身初Vを飾ると、前回の川崎でも優勝。「絶好調ですね?」と聞くと、「いやぁ、そうでもないですよ。優勝はたまたまです。調子は相変わらず普通です」と謙虚なお答え。「確定板乗って、車券に貢献します」と、穏やかながらも今節の決意を語ってくれました。
岡村育子選手(102期・埼玉)
ガールズ1期生、埼玉の岡村育子選手です。ホッケー女子日本代表GKとして活躍後、輪界入り。アジア大会のホッケー日本代表の結果も「気になりますね」と、後輩たちの活躍に嬉しそうでした。というのも「車で和歌山に来たんですが、和歌山の前に天理に寄って来ました」と、出身の天理大でパワーをもらって来たからでしょう。それに加え「ゆうべはJR和歌山駅地下の丸美商店でラーメン食べました」と、ご当地グルメでさらなるパワーをもらったようです。
浦部郁里選手(102期・福井)
こちらもガールズ1期生、福井の浦部郁里選手です。千葉出身でしたが福井に転籍し、昨冬は和歌山に冬季移動してオレンジバンクで練習を重ねていました。前回・小倉の一般戦で1着を挙げましたが「年単位で久しぶりの1着」だったようです。落車続きでケガを繰り返していましたが、「椎間板の炎症が、ここにきてかなり回復して来た」ことで、調子も上向きになっているようです。
長澤彩選手(106期・愛知)
愛知のガールズ3期生で、今節のシリーズリーダー・長澤彩選手です。オールスター競輪の「アルテミス賞」を見事な一発捲りで優勝。「思った以上に車が進んでくれました。展開にも恵まれましたね」と控え目に喜びを話してくれました。ただ「前回(小倉)の決勝は展開を見てしまって、力を出し切れずに終わってしまった」と後悔を口にしました。「和歌山は決勝に乗るけど、Vがないね?」(キタっ、エラソーに!)と水を向けると、「V無しはイヤなんで、早くラクになりたいですね」と、今節の目標を優勝に置いていました。
山口優衣選手(108期・佐賀)
佐賀のガールズ4期生、山口優衣選手です。和歌山に前回参加した昨年12月開催の一般戦(4着)終了後、取材で話を聞いている内に山口選手の目に大粒の涙が。積極的に仕掛けられなかったことを悔やんでの涙でしたが、「泣かしてしまった」と思った私は、それ以上何も話ができずに逃げるように立ち去ってしまいました。話を聞くのはそれ以来でしたが、明るくポーズを決めてくれました。「大きな着もありますが、練習の調子は良いんで、相性の良い和歌山で頑張りたいです」と答えてくれました。
飯田よしの選手(106期・東京)
東京のガールズ3期生、飯田よしの選手です。和歌山バンクはこれまで参加3回で、いずれも一般戦ながらも2勝・2着1回とバツグンの相性です。前回4月の和歌山開催では、一般戦終了後、撤収中にもかかわらず追いかけ回して(こら!)、何とか1着選手写真を取らせてもらいました(その時の様子はこちら)。前回・伊東では一般戦3着と調子は良さそうですが、「現状の脚は普通以下です」とやや自信なさげ。それでも「最終日頑張ります」と話してくれましたんで、私も「じゃ、7R(決勝戦)で頑張って」と激励しました(エラソーに)。
橋本蒔子選手(114期・愛知)
ルーキー・ガールズ7期生で、愛知の橋本蒔子選手です。高校は帰宅部という異色の経歴。デビューから5場所戦っての感想を聞くと、「決勝には乗れるかなって思っていたら、思い通りのレースができなくて、決勝にはまだ乗れてません」と想像以上に実戦は厳しく感じたようです。それでも「位置取りはつかめるようになってきた」と手応えをつかみつつあるようですが、「最終BKで脚が一杯になってしまって」と、脚力のレベルアップの必要性も感じているようです。
藤巻絵里佳選手(110期・福島)
福島のガールズ5期生、藤巻絵里佳選手です。去年11月以来の和歌山参戦です。開口一番「和歌山は遠いですね」とポツリ。2場所前の静岡で落車しましたが、「脳しんとうになりました」と大変な状況だったようです。その影響で「前回(取手)は良くなかった」ようですが、「今回はそれより良くなっていると思います」とのこと。
高橋梨香選手(106期・埼玉)
埼玉のガールズ3期生・高橋梨香選手です。4月の和歌山開催では決勝2着と健闘しました。レース後、りんくうプレミアムアウトレットに立ち寄るという話をしていましたが、「時間がありませんでした」と良い買い物はできなかったそうです。和歌山は過去3回参加していずれも決勝進出という「相性の良いバンク」。「今回も決勝進出目指して頑張りたい」と気合いを入れていましたが、「競輪祭出場権争いの賞金ランク(9/1開催終了分が〆切)も気になる」と本音もチラリ。
三宅愛梨選手(104期・岡山)
ガールズ2期生で岡山の三宅愛梨選手です。和歌山初開催の時、ルーキーで唯一優参を果たした選手ですが、笑いながら「覚えてないです」。前々回・青森では決勝2着でしたが「恵まれただけ。たまたまです」と控え目な答え。ただ前回・豊橋の一般戦で1着も挙げており「動けている方だとは思います」と、それなりの手応えも感じているようです。
坂口楓華選手(112期・京都)
京都のガールズ6期生、今節もう一人のシリーズリーダー・坂口楓華選手です。近歴絶好調で、3場所前の佐世保で自身初Vを挙げるなど、決勝進出が続いています。しかし佐世保Vよりも、前々回の川崎4日間シリーズでの決勝2着が「悔しかった」とのこと。シリーズの同あっ旋に同期の鈴木美教(静岡)・大久保花梨(福岡)がいたことで「いつも以上に気合いが入った」そうで、「開催終了後に2人に“次は負けない”」と話したほど。そのためにも「平均競走得点を2点上げたい」「持久力はついてきたけど、末脚にもうひと踏ん張りが欲しい」と目標・課題を掲げていました。
写真はありませんが(またや、コイツの仕事のツメ甘いゎ…)、ルーキー・寺井えりか選手は北海道初のガールズ選手。「私の頑張りで、次に続いてくれる人が出てくるように頑張りたい」と、今の目標を話してくれました。「そのためにも今は先行することで、競輪を勉強しています」と、自らのレベルアップのためにも、先行基本で戦っているとのこと。
指定練習の開始が近づいてきたため敢闘門脇に移動すると、参加14選手全員がスタンバイ完了の様子。そこをカメラに収めようとしたところ、三宅選手が「はーい、みんな注目!」と他の選手に声を掛け、山本のカメラに向かってピースサインを見せてくれました。
指定練習直前のガールズ選手 三宅選手(右手前)がピースサイン
そして開始時刻の11:45になり、ガールズ選手達が20分間の指定練習にバンクインしました。
指定練習その�@
先頭から三宅愛梨・岡村育子・飯田よしのの各選手
指定練習その�A
先頭から浦部郁里・山本知佳・野口のぞみ・長澤彩・山口優衣・東口純・藤巻絵里佳の各選手
指定練習その�B
先頭から橋本蒔子・寺井えりかの各選手
週間予報では、翌日以降の土・日が雨の予報。雨の直前直後に風が吹くオレンジバンクということもあって「風が強かった」という声が多く聞かれました。それでもせっかくの週末本場開催。選手もファンも良い状況でレースが楽しめるよう願いながら、会議出張に向かうべく、いつもより早めに競輪場を後にしました。
(その�Aに続く)



