2018年04月17日

オレンジバンクにガールズたちの春風が吹き荒れた! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(そのA)

和歌山競輪場では、4/8(日)〜10(火)の3日間、「ガールズケイリン わかちゃん杯争奪戦(FU)」が開催されました。通算18回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「オレンジバンクにガールズたちの春風が吹き荒れた!」と題して紹介する4回シリーズ。今回が2回目です。

○初日 4/8(日)


前検日は強い風がオレンジバンクに吹きましたが、この日も競輪場に到着して愛車から降りた際に、ドアを抑えつけるのが大変なくらいの強風が吹いてました。空は雲があったものの、雨の心配は一つもない好天でした。

初日は好天もバンクには強風が

初日は好天もバンクには強風が


記者室で休む間もなく6Rの締切ベルが鳴り響き、写真を撮るべくメインスタンドに移動します。


<初日6R VTR>
号砲で各車若干見合った後、E野口がSを決めて正攻法に収まると、A長澤が野口後位に追い上げ、さらにD松尾が追い上げると、長澤が車を下げ、松尾が野口後位に収まります。周回中は、野口−松尾−長澤−@島田−B藤原−C吉村−F高橋智の順。ジャン前BK(残り1周半の手前)から吉村がが上昇を開始すると、高橋智も追走。吉村はハナに立つものの、高橋は吉村を併せようと前々踏んだ長澤の横で追走をやめて、野口の外で飛び付き勝負に出ます。

初日6R ジャン過ぎ2センターの攻防

初日6R ジャン過ぎ2センターの攻防
C吉村が前団を叩いてハナを切る。吉村を併せようとしたA長澤の後位はF高橋智とE野口が並走



吉村が徐々にペースアップして行くところ、番手位置の長澤が、後続のもつれを尻目に最終1センターから番手捲りに出ます。長澤後位は高橋智が取り切って喰らい付きます。

初日6R 最終2コーナーの攻防

初日6R 最終2コーナーの攻防
先行するC吉村の番手からA長澤が捲り発進。この際の踏み出しに勝ったF高橋智が、長澤の番手を確保して喰らい付いて行く



最終BKで吉村を捉えた長澤はさらにペースを上げて、引き離しにかかります。長澤マークを取れなかった野口は、外追い上げて来た島田を捌いて3番手位置を確保しようとしますが、吉村も粘って並走に持ち込もうとします。

初日6R 最終4コーナーの攻防

初日6R 最終4コーナーの攻防
A長澤が最終BKで捲り切って先頭に。F高橋智が番手喰らい付き、3番手位置は追い上げたE野口と先行して粘るC吉村が並走する



結局、長澤が直線踏み直して高橋智を振り切って1着、高橋智が2着に続きました。3着争いはイン側有利を活かした吉村が再度伸び返して制しました。 

有力選手が順当に上位に入着しました

有力選手が順当に上位に入着しました


2着に食い込んだ高橋智は、長澤マークを離さなかったことが全てだったようです。

高橋智香選手「長澤さんに付き切れて楽になった」

高橋智香選手「長澤さんに付き切れて楽になった」

「風が強くてキツかったけど、BKで(長澤)彩さんに付ききれたんで、それで少し楽になりました」と追い上げマーク策成功を喜んでいました。「彩さんに付いて行けただけに、状態も良いです」と、好調キープという自己評価でした。


持ち味の先行勝負に出た吉村は何とか粘り込んで3着。やはり強風のコンディションに苦しみました。

吉村選手「風が強くて上げきれなかった」

吉村選手「風が強くて上げきれなかった」

「風がとにかく強かったです。(道中、長澤が)後ろに入られているのは分かっていましたが、ペースを上げようと思いましたが、上げきれませんでした」と、もう一つの敵が思いのほか手強かったようです。


写真はありませんが、1着の長澤は「先行したがる吉村さんがいたんで、先行と脚貯めてから捲りの両面作戦でした。強い風のなか、早目に捲り返しての1着だったんで良かったです」と、レース内容には満足している様子でした。


<初日7R VTR>
号砲直後のやや様子見状態から、D児玉が押し出されるように正攻法に収まります(記録上はS)。周回中は、児玉−B東口−@高橋梨−C山口−A梅田−E山本−F飯田の順。児玉が正攻法ということもあってか、赤板HS(残り2周)、ジャンを迎えても一列棒状は変わらず。正攻法の児玉は、誘導退避後は一旦流し(ペースダウンさせる)ながら、スパートのタイミングを計ります。

初日7R ジャン2センターの攻防

初日7R ジャン2センターの攻防
誘導退避後も一列棒状は変わらず。正攻法の児玉が、後方を目でけん制しながらベタ流し



最終HS通過時も仕掛ける動きはなく、児玉のベタ流しは続きます。すると最終1角から山本が先に捲り返しに打って出ます。児玉も併せながら、ここからスパートに入ります。

初日7R 最終2コーナーの攻防

初日7R 最終2コーナーの攻防
一列棒状が続く中、最終1角からE山本が先に捲り仕掛ける。D児玉が併せつつ一気にペースアップを図る



山本の捲りは、児玉後位の東口の横で脚色が一杯になり、3角手前で失速後退します。児玉がマイペース先行を東口が追走し、3番手の高橋梨も位置をキープします。

初日7R 最終2センターの攻防

初日7R 最終2センターの攻防
E山本の捲りは最終3角手前で失速。D児玉のマイペース先行を追走したB東口・@高橋が差しに構える



結局、直線に入ってからも踏み直した児玉が、後続を振り切って1着になりました。番手マークしていた東口は伸びが足りず、3番手追走の高橋梨が2着に突っ込み、東口は3着に終わりました。

3連単は330円の1番人気でした

3連単は330円の1番人気でした


ペース駆けで快勝の児玉。正攻法からの攻めはめったにないだけに、展開と結果に驚いていました。

児玉選手「S取るなんてレアケース」

児玉選手「S取るなんてレアケース」

前受け自体珍しいことから「やばい、S取っちゃった」と思ったそうです。「普段は好きな位置取れるようにゆっくり出るんですけど、スンナリ出過ぎてしまいました」と話す様子も快勝で見せる笑みとは一味違っているようにも見えました。「超レアですね」の一言が、それを物語っていました。


付きバテのような形で3着の東口。児玉の踏み直しを詰め寄れなかったのは悔しかったようです。

東口選手「踏み直しは想定していたけど」

東口選手「踏み直しは想定していたけど」

「山本さんがカマしてきたのを児玉さんが併せるのに踏み直したのは想定できた」と番手回った際の想定はできていたようでしたが、「4角出口はキツかったです」と、車で言えばローからいきなりフルトップに入ったペース配分での追走に苦しんだようです。


5着の飯田は、前を回っていた山本の仕掛けに期待したものの、踏み出しが遅れたのを後悔です。

飯田選手「山本さんの踏み出しに遅れた」

飯田選手「山本さんの踏み出しに遅れた」

「児玉さん、まさかのS取りでしたね」と、こちらもレアケースの展開に驚かされたようです。その後は気持ちを切り替えて「山本さんの動きに賭け」たものの、「踏み出しに遅れてしまった分、前に出られなかったです。それがあれば、もう一つ着が上だったかも」と残念がることしきりでした。


3番手追走から2着まで伸びた高橋梨香。ギヤ選択が正解だったようです。

高橋梨香選手「ギヤ重かったが、ラスト伸びてくれた」

高橋梨香選手「ギヤ重かったが、ラスト伸びてくれた」 ※写真は8R終了後

「3.69から3.71にギヤを上げたんですが、じっと付いて行った分だけラスト伸びましたね」と、展開の手助けもありましたが、ギヤ変更が良い結果をもたらしたことを喜んでいました。


果敢にカマシ捲りに出た山本は不発ながらも4着を確保。決勝進出に期待をつなぎました。

山本選手「行ける所まで行こうと仕掛けた」

山本選手「行ける所まで行こうと仕掛けた」 ※写真は9R終了後

開口一番サバサバした様子で「できることはやりました」「HSまで待ったけど誰も仕掛けないし、行ける所まで行こうと思って出て行きました」と覚悟を決めての仕掛けだったようです。「こういったレースができるかできないかで、復活のピッチが早くなるか遅くなるか変わってくるから、これはこれで良かったと思うよ」とその姿勢を評価すると(でた〜、そのエラそうな評論家的態度!)、「明日のレースにつながりますね」と1着を取ったかのような笑顔を見せてくれました。


他の選手にコメントを聞こうと待っていましたが、時間切れになってしまいました。初日のガールズレースは有力選手が上位に入り、平穏な結果に終わりました。2日目は伏兵たちの下剋上はあるのかと期待しながら、他の記者さんともども記者室に戻ることにしました。

そのBへ続く)
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