2018年01月19日

「和歌山グランプリ」ブログヘボヘボ予想4連戦・計8レースの答え合わせ(結果)

「開設68周年記念・和歌山グランプリ」(GV)は、地元・東口善朋選手の涙の記念初優勝で幕を閉じました。当ブログでは開催期間中、臨時号も含めて連日ヘボヘボ予想を掲載しましたが、予想した4日間・合計8レースの結果を振り返ってみましょう。

○1/11(木)

【10R S級初日特選】
号砲でD坂本亮馬が飛び出してSを決め、正攻法に収まる。周回中の位置取りは、九州2車−単騎のG柏野智典−北日本2車−中部・近畿2車−関東2車の順。赤板HS(残り2周)を迎え、H横山尚則が上昇してE高橋和也を抑える。するとジャン前2角からC坂本貴史が踏み上げ前団を叩くと、さらに横山がペースアップして坂本貴を叩いてハナに立つ。しかしこれを追った高橋が、最終HSで横山を叩き返して先行勝負に出る。叩かれた横山は3番手を確保するも、高橋のカカリが良く、追い付くのに脚を使ってしまう。それを横目に最終2角から坂本貴が捲り返しに出ると、高橋番手のA東口善朋がけん制を入れつつ直線伸びて1着になる。2着には最終3角しんがりから大外捲り追い込んだF中川誠一郎が強襲し、3着には横一線の接戦を制した坂本貴が食い込む。

<結果・払戻金>
 2車単 A→F 4400円
 3連単 A→F→C 82060円

【11R S級初日特選】
号砲直後、一呼吸おいてからA武田豊樹が誘導を追いかけ、正攻法にG天田裕輝を迎え入れる。周回中の隊列は、関東2車−近畿・中部3車−神奈川2車−四国2車の順。赤板HS(残り2周)からE山形一気が上昇して正攻法の天田を抑えると、山形の動きを追走したH郡司浩平が山形を叩き、さらに@松岡健介がジャン過ぎ3角で前団を叩いて先頭へ躍り出て、そのまま先行勝負に打って出る。すると最終HSから天田が巻き返しに出ると、松岡番手F椎木尾拓哉のけん制を乗り越えて先頭に躍り出る。椎木尾は今度は武田を捌くべく再度けん制を見せるも、最終3角大外から捲り追い込んだB香川雄介が直線強襲して1着になる。2着にはやはり直線伸びた武田が入り、武田後位に切り替えた郡司が3着を確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 B→A 4130円
 3連単 B→A→H 29340円

【12R S級初日特選】
号砲でA三谷竜生が誘導を追いかけ(記録上はS)、正攻法に収まる。序盤の位置取りは、近畿2車−ライン3番手のC合志正臣−瀬戸内3車−千葉2車−ライン3番手のE武藤龍生の順。青板2センター(残り2周半過ぎ)からG田中晴基が上昇し、誘導を交わして先頭に躍り出る。田中の動きを追ったH原田研太朗がジャン前BKでイン切り気味に叩いてハナに立つも、これを追った三谷がジャン3角過ぎから原田を叩いて先行勝負に出る。最終HSから後方に下げていた田中が巻き返しに出るも、三谷マークのD村上義弘が厳しくけん制して田中は失速。さらに村上が車間を空けて後続をけん制するも、最終BK7番手から原田が捲り追い込みに出ると、村上のけん制を乗り越えて1着になる。村上が2着、逃げ粘った三谷が3着をそれぞれ確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 H→D 1100円
 3連単 H→D→A 3310円


○1/12(金)

【12R S級優秀「熊野古道賞」】
号砲でC原田研太朗が飛び出しSを決めると、正攻法に収まる。序盤の並びは、四国2車−単騎のH武田豊樹−近畿3車−単騎のB郡司浩平−単騎のA中川誠一郎−単騎のE坂本貴史の順。青板3角(残り2周半)からD三谷竜生が上昇して正攻法の原田を抑える。原田がなかなか車を引かないまま、ジャンで三谷がハナに立って先行態勢に入る。三谷の仕掛けに武田が切り替え4番手、B郡司浩平が5番手、さらにE坂本貴史が追い上げて6番手に位置する。最終HSから三谷がスパートすると、下げた原田が最終から捲り返しに出る。三谷番手の@村上義弘が車間を切って後続をけん制すると、武田が最終2角から捲り返しに出るも、車が前に進まず後退。郡司がこれを見て、原田を併せ気味に後捲りに出ると、村上のけん制を乗り越え最終4角で三谷を捉えて、勢いそのままに1着になる。2着には郡司の捲りを追いかける形になった原田が入り、村上が3着を確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 B→C 10130円
 3連単 B→C→@ 63270円


○1/13(土)

【10R S級準決勝】
号砲直後のけん制の後、内枠3車が誘導を追い、枠順を活かした@原田研太朗が正攻法に収まる。初手の周回は、四国2車−関東3車−近畿2車−南関2車の順で並ぶ。青板3角(残り2周半)を迎え、E小原太樹が上昇すると、一旦、原田の横で止まって抑え込む。そしてジャン前2角から、G中西大が踏み上げ小原を叩こうとすると、下げた原田も再度踏み上げ抵抗。中西はジャンでハナに立つと、これを追走したF横山尚則が3番手まで追い上げ、原田は6番手まで下げさせられる。最終HSから中西が全速先行に入ると、中西番手のA松岡健介は車間を切って後続をけん制。しかし横山が最終2角から捲り返しに出ると、松岡は番手捲りで抵抗も、最終4角で関東ライン3車に飲み込まれる。結局、横山番手のB武田豊樹がゴール寸前で横山を捉えて1着、横山が2着に粘る。3着には最終3角から捲り追い込んだ原田が突っ込む。

<結果・払戻金>
 2車単 B→F 1600円
 3連単 B→F→@ 6280円

【11R S級準決勝】
号砲で飛び出したH山内卓也がSを決め、正攻法にD高橋和也を迎え入れる。周回中の並びは、中部2車−徳島2車−南関2車−近畿2車−単騎のB池田良の順。レースの動きは早く、青板BK(残り2周半手前)からE南潤が上昇して高橋を抑えると、これを追走したF郡司浩平が赤板HS(残り2周)で、正攻法に入れ替わった南を抑え込もうとする。しかし南が突っ張ってインをすくうと、そのままペースアップして先行勝負に出る。郡司は3番手を確保し、池田が5番手でジャン。南番手のA村上義弘が最終1センターから車間を切って後続をけん制する。最終2角から3番手位置の郡司が捲り返そうとするも、南の踏み直しもあって、なかなか前に車が進まない。さらに高橋が6番手から捲り返そうとするも、最終3角、郡司の横までで失速する。それらを尻目に村上が直線で南を捉えて1着になり、郡司が高橋を捌きつつ突っ込み2着に続く。そして南が3着に逃げ粘る。

<結果・払戻金>
 2車単 A→F 870円
 3連単 A→F→E 2940円

【12R S級準決勝】
号砲直後はけん制も、4車のうち誘導を追いかけたF東口善朋が、@三谷竜生を正攻法に迎え入れる。周回中の隊列は、近畿2車−ライン3番手のB中川誠一郎−千葉2車−単騎のG中村昌弘−北日本2車−ライン3番手のC須賀和彦の順。このレースも動きが早く、青板3角(残り2周半)からD田中晴基が上昇して、正攻法の近畿ラインを抑え込む。三谷は車を下げ、千葉ラインとこれを追走した中村が前団に入れ替わり、さらに車を下げた三谷をH坂本貴史が前々踏み上げて抑え込む。ジャン前BKから坂本が田中を叩いてハナに立つと、これに中村が切り替え追走。しかし坂本が若干流し気味のところを、ジャン過ぎ2センターから三谷がカマシ気味に巻き返し。三谷は最終HSで3番手に割り込み、さらに最終2角から捲り返しに出ると、これを坂本番手のA菊地圭尚がけん制で対応。最終2センターで抜け出した菊地が後続を振り切って1着になると、2着には菊地に切り替えた東口が入る。菊地のけん制をこらえて伸び返した三谷が3着を確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 A→F 2320円
 3連単 A→F→@ 7000円


○1/14(日)

【12R S級決勝】
号砲で内枠2車とG横山尚則が飛び出すと、A武田豊樹が正攻法に収まり横山を迎え入れる。周回中の位置取りは、茨城2車−近畿2車−和歌山2車−単騎のB原田研太朗−単騎のF菊地圭尚−単騎のD郡司浩平の順。レースの動きは早く、青板1センター(残り3周過ぎ)から郡司が前々踏み上げ中団のE南潤を迎えるも、南は下げる素振りを見せず。赤板HS(残り2周)を迎えても郡司・南ともに動きはなく、郡司後位に菊地が切り替える。ジャン前BKから誘導を切った横山がジャンから先行勝負に出ると、3番手位置のH三谷竜生は車間を切って後方の仕掛けに備える。最終4角から横山が全力先行に入ると、やや踏み遅れた郡司を捌きながら南が先捲り。最終BKでこれに気付いた三谷が併せて後捲りに出ると、横山後位の武田が三谷を厳しくけん制。ところが、三谷の後輪にハウス(接触)した南が最終3角で落車(武田は失格)。三谷マークの@村上義弘が武田のけん制を見てインに切り込むと、そのさらに内へ南後位のC東口善朋が突っ込み、村上を捌きつつ直線伸びると勢いそのままにVゴールを駆け抜ける。2着は村上が確保し、3着には村上後位へ切り替えて直線伸びた菊地が突っ込む。

<結果・払戻金>
 2車単 C→@ 2290円
 3連単 C→@→F 17540円

3連単車券3万円オーバーが11本と、今年も荒れた「和歌山グランプリ」でしたが、東口が優勝、スーパールーキー南が優参、それ以外の和歌山勢も中西が準決進出など今年も大健闘でした。決勝に絞って、感想を述べさせて頂きます。
東口の優勝は、自身初のGV優勝だけでなく、33周年後節の金谷和貞さん以来となる地元選手による「和歌山グランプリ」優勝でした。直前の平塚GPシリーズ決勝落車が心配されましたが「自然体で臨めている」のが功を奏したのか、連日気負った雰囲気が無い、いい意味で肩の力が抜けたレースぶりでした。14年宇都宮・高松宮記念杯での優参を境に、落車やケガなどもあって思い通りのレースができず苦しんだ東口でしたが、昨春の「ウイナーズカップ」優参がきっかけで復活傾向が続いていました。それが地元の大舞台で見事な花を咲かせました。その決勝は、南が無理して中団にこだわったが故にVロードが空き、そこへ迷わずに突っ込むことができました。地元ファンが待ちに待った瞬間だったこともあって、スタンドには大勢のファンが祝福していました。もちろんこれで終わりではなく、これをきっかけに「和歌山黄金時代」の先頭に立って、他の和歌山勢を引っ張っていってほしいと思います。
2着に終わった村上は、東口よりも早く内に切り込みたかったでしょう。しかし内に入るタイミングが遅れたのは、ギリギリまで三谷の頑張りをかばった結果であって、決して作戦ミスではありません。ただ村上のさらに内側に東口に入り込まれたため、2センターで捌かれる結果になったのは、村上にとって悔しかったはず。しかし連日の動きはSS班時代と遜色なく、今シリーズの調子がキープできれば、来年のSS班へ復活は夢ではないでしょう。
3着に突っ込んだ菊地の作戦は「単騎で」ということでしたが、単騎の有利さをいかんなく発揮しました。優参メンバーが決まった際、北日本・南関で郡司との連携が予想されましたが、「北の後輩に引き上げられたから」と単騎戦を選択。道中は郡司後位とも原田後位とも限定せず、最終1センターでインをすくって東口後位に切り替えました。その動きは俊敏で、直線の中割りが決まっていればVまであったかと思います。昨夏の長期欠場、昨秋の連続失格などリズムがかみ合ってなかった菊地ですが、逆襲のきっかけとなったこの決勝戦だったかと思います。
4着の郡司は、中団にこだわったあまり勝負所で踏み遅れ、開いたクチを南にこじ開けられ勝負圏外に去るという致命的なミスを犯してしまいました。準決で「強いことが分かった」南をつぶしにかかったような道中でしたが、肝心の最終HSの発進の際に遅れを取ると、割り込みを喰らうのは過去に厳しいレースを経験している郡司なら分かるはず。「南が引くと思っていた」というレース後コメントでしたが、それならなおのこと踏み出し勝負になるでしょうし、一旦引いて「カマシ」or「追い上げてから南をキメて中団確保」という策もあったかもしれません。意地と当初の作戦へのこだわりが墓穴を掘ったと言ってもいいでしょう。
失格を喰らいましたが、武田のブロックそのものを私は否定しません。横山が快調に先行し番手絶好の展開ではありましたが、真後ろ(というより車間を切って捲るタイミングを計る位置)に三谷がいたことがけん制を大きくさせたかもしれません。あれくらいのけん制を見せなければ、三谷レベルなら捲られてしまうのは武田も織り込み済みだったでしょう。ただ先捲りを仕掛けた南が、三谷の後輪に外差しだったのが不運でした。南にとっては死角からブロックが飛んで来たゆえに、避けようがなかったのかもしれません。それだけ武田のブロックが厳しかったことの証です。今後も同様のレースが続くだろう武田ですが、今回のような失格を恐れずに厳しい立ち回りを見せてほしいと思います。
そして不運な落車で再乗8着に終わった南でしたが、このシリーズの話題を独り占めしたような感がありました。初日予選から持ち前のスピードと、繰り返し踏み直せる持久力をいかんなく披露しての優参。決勝までの3走を見ていると「デビュー半年でGレース優勝」が現実に起こるのではという期待を抱かせました。決勝こそ郡司の「かわいがり(嫌がらせ?)」を受けましたが、それを乗り越えての捲り返しは、今後の活躍を予感から確信に変えさせてくれる走りでした。ケガは軽傷で済んだようでしたが、今回の落車も経験のうち。前場所でS級初戦の四日市ナイターFT準決で巻き返す動きををつぶされた(6着)のも経験です。この決勝で、落車再乗しながらもゴールを目指す南に対して送られた大きな声援は、これからの活躍を期待するファンの期待の表れです。こういった苦い経験を数多く積み重ねながらも「経験値」を高めて、トップスターへ突き進んで行ってもらいたいと思います。今シリーズの南には、TVに出てくるあの元プロ野球の長老ではありませんが「あっぱれ!」を送りたいと思います。

さてさてヘボヘボ予想4連戦は、今年は8レース中5レース的中。東口がらみの中穴どころが2本ありましたが、欲を言えば準決12RのA→Fも取りたかったと思います。ただこの計8レース予想の回収率が106.9%と、WGP予想としては久々にプラス計上。何とか今年は“ヘボヘボ”で終わらずに良かったかな?って勝手に思っています。ところが個人戦は、自分の予想を信じることができず、抜け目・取りこぼしの連続で大幅なマイナス(大バカ)。なかなかウマいこといきまへんなぁ…。まぁ個人戦は置いといて、これからも皆様のご期待に添えることができるような予想をして参りますので、今後とも当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて今週の番組は、「和歌山グランプリ」の決勝を実況録音で振り返りながら、今シリーズのまとめを私が感じたままお話ししたいと思います。なお明日の大宮記念(GV)3日目10〜12R「S級準決勝」のブログヘボヘボ予想のアップは夜9時頃の予定です。
またいつもお願いしていますが、番組内容や予想・結果、さらに今回は競輪中継に関するご意見・ご感想などについても、コメント・ご意見がございましたら遠慮なく書き込んで下さい。心よりお待ち申し上げております。
posted by wbs at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 予想の結果
この記事へのコメント
お疲れ様でした。南潤の活躍は他のS級選手をびびらすだけでなく、多くのファンが注目した4日間でした。東口選手の反応が良かったのは自然体で肩の力が抜けていたからでしょう。観客が南潤の再乗に多きな拍手をし、東口選手の表彰式にもかなりの方が声援を送っていました。一体感が素晴らしい和歌山GP でした。和歌山の活躍間違いなし!
Posted by 岸和田オヤジ at 2018年01月20日 00:25
岸和田オヤジさんへ

コメントありがとうございます。
まさに南潤&和歌山勢一色だったWGPでした。ラジオ中継の実況席から見た表彰式の時のメインスタンドは、今までなかったくらい(もちろん全プロ記念競輪以上)多くのファンが残っていました。
それだけ選手とファン、関係者の想いが詰まったWGPだったと思います。今年1年の和歌山勢に乞うご期待!
Posted by 山本D at 2018年01月20日 20:54
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