2017年09月11日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 京都向日町GV「平安賞」 大当たり車券取らせておくれやす!(そのC・最終回)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る9月2日(土)〜3日(日)に開催された、京都向日町競輪場の「開設67周年記念・平安賞(GV)」3日目〜最終日へ「自腹出張」したリポートの4回シリーズ。今回が最終回です。

イベントやニコ生の見学を交えながら、開催最終日のレースを楽しんでいましたが、車券も取ったり取られたりで我ながらなんとか健闘していました。そして9R「ブロック7」をパスして、いよいよ上がり3ホール(レース)を迎えます。

10Rは4分戦で、近畿・南関が2車ずつで中部が3車、そしてA柳詰がF永澤にマークで即席ライン2車という構図です。ダービー覇者のB三谷が本命視されていましたが、落欠明けの今シリーズの動きはイマイチと判断し、南関ライン@石井−D五十嵐を中心に、先行するC神田の番手から伸びそうなH柴崎、初日特選で伸び良く1着となった永澤をまとめた@DHF4車BOX車券をまずは基本に入れました。

最終日10R車券@

最終日10R車券@ 南関2車を中心に近畿ラインを外した4車BOXです 


そして三谷の頑張りにも期待して、3連単の2着・3着流しも追加することにしました。

最終日10R車券A

最終日10R車券A B三谷の2着・3着流し車券です


レースは、号砲でF永澤剛が飛び出してSを決めて正攻法に付きます。序盤の位置取りは、永澤−マークのA柳詰正博−南関2車−近畿2車−中部3車の順。赤板HS(残り2周)からC神田龍が上昇し、B三谷竜生を抑えます。これを見て@石井秀治も併せて前々踏み上げると、ジャン前2角から神田が一気に踏み上げて主導権を奪います。三谷も巻き返すべく前団を追いかけますが、4番手を確保した石井が厳しく三谷をけん制します。

最終日10R ジャン過ぎ4コーナーの攻防

最終日10R ジャン過ぎ4コーナーの攻防
C神田がジャン前2角から一気にスパート。4番手を確保した@石井が巻き返してきたB三谷を大きくけん制する



行き脚を奪われた三谷は最終HSで失速、後退します。三谷の巻き返しを阻んだ石井は、最終1センター過ぎから捲り返しに出ます。

最終日10R 最終2コーナーの攻防

最終日10R 最終2コーナーの攻防
C三谷が快調に飛ばして行くところ、B三谷を捌いた@石井が4番手から捲り返しに出る



石井のスピードは小気味良く、神田番手のH柴崎俊光のけん制を乗り越えて先頭に躍り出ます。南関後位は永澤が確保していて、前団に躍り出ます。最終3角手前から三谷も捲り追い込みに出ますが、前団までの距離があって差は詰まりません。

最終日10R 最終4コーナーの攻防

最終日10R 最終4コーナーの攻防
H柴崎のけん制をかいくぐって、@石井が捲りを決める。ライン後位にはF永澤が追走する



石井が押し切るかに見えましたが、石井マークのD五十嵐力がゴール寸前で石井を捉えて1着になりました。2着には後位を回っていた永澤が続き、石井が3着に粘りました。

三谷が巻き返し・捲りいずれも不発になった時点で、私の4車BOX車券の的中可能性が大きくアップし、写真を撮りながら「石井ガンバレ!持ちこたえろ!」と思わず声が出てしまいました。しかも永澤がライン追走しているという、これ以上ない展開で興奮がMAXに。車券は本線選手が飛んでからのズレで、3連単D→F→@は1万8220円とまずまずの好配当でした。

「またまた頂きですゎ」と、まさに笑いが止まらない状況の私。この勢いで残り2レースを的中させ、何とかこのままプラス計上で和歌山に帰りたいところです。

11Rは近畿が3車、北日本が2車で、関東単騎のC金子に瀬戸内・九州の西日本3車がマークするという変則3分戦です。しかし近畿ラインには、地元京都の、さらには近畿の総大将でもある@村上義が番手マークです。前を任せるF中井がそれなりにレースをお膳立てすれば、3番手のG高間まで突き抜けるのが濃厚ではと思い、車券も@村上と捲り追い込んで来そうなD菅田、金子の先行を受けて番手から出そうなB池田の3車を軸み、村上後位のG高間や池田後位のH三宅を絡めた4車BOX2通りをまずは入れました。

最終日11R車券@

最終日11R車券@ @村上・D菅田・B池田を軸にした4車BOX2通りです


そしてこのレースの“絶対本命”村上アタマで流し車券も押さえることにしました。

最終日11R車券A

最終日11R車券A @村上アタマ流しの押さえ車券です


「村上アタマでも組み合わせ次第では、大取りガミやなぁ…」と思いながらも、10Rで三谷が敗れたこともあって、村上が2〜3着や飛んだ場合をBOX車券でフォローです。


レースは、号砲直後のけん制からB池田憲昭が誘導を追いかけ、C金子哲大を正攻法に迎え入れます。序盤の位置取りは、関東単騎の金子−マークの西日本3車−北日本2車−近畿3車の順。しかし、レースは思いのほか早く動きを見せ、F中井俊亮が青板1角(残り3周過ぎ)から前に踏み上げると、抑えられるのを嫌った金子は車を下げます。中井の動きをD菅田壱道が追走し、前団と後方が入れ替わりました。中井は赤板HS(残り2周)から徐々にペースアップし、ジャン3角では完全に先行態勢に入ります。しかしジャン過ぎ2センターから金子も巻き返しに打って出ます。

最終日11R ジャン過ぎ4コーナーの攻防

最終日11R ジャン過ぎ4コーナーの攻防
赤板HSからF中井が目イチの先行。C金子も巻き返しを狙って行く



中井の目イチ駆けに金子も迫りますが、近畿3番手G高間悠平の横で脚色は一杯になります。

最終日11R 最終1センター過ぎの攻防

最終日11R 最終1センター過ぎの攻防
F中井の先行を巻き返そうとしたC金子だが、G高間の横で一杯になる



これを見て、番手マークの@村上義弘が最終BKから番手捲り発動です。金子の捲り不発の勢いをもらった金子マークの池田が高間後位に切り替え、菅田と並走します。

最終日11R 最終4コーナーの攻防

最終日11R 最終4コーナーの攻防
金子の捲り不発を受けて@村上が番手捲り。金子マークのB池田とD菅田が並走となる



結局、村上が後続を振り切って1着になり、マークの高間が池田や菅田を巧みにけん制して2着に続き、池田が3着を確保しました。

村上の番手捲りの段階で、スタンドの地元ファンからは大歓声でした。まるで決勝戦の優勝争いを後押しするかのような村上への大声援。マークした高間の巧追走もあって、地元記念を敗け戦とはいえ1着で締めくくりました。車券は大本線ということで、3連単@→G→B1840円と取りガミになってしまいましたが、村上人気を再認識したレースとなりました。

さて、いよいよ最終12Rの決勝戦。阿波の若きエースC太田率いる四国勢が3車、「地元記念は渡さない」と意気込む@稲垣が引っ張る近畿3車の力は五分五分ですし、太田と稲垣が先行争いになればG近藤の一発捲りで南関2車とそれに乗って行きそうな関東単騎のE山田も出番が回って来そうです。車券的にはどこからでも狙えるし、ライン先頭の太田・稲垣が消耗戦になって共に末脚が無くなれば、ライン決着もないかもしれないと感じました。

この日の収支は、この時点で1万8千円ほどの浮き。「プラスを残しつつ、それなりの勝負もできそうやな」と気合いも高まります。そこでまずは、太田マークから差し交わすD小倉−B香川の四国2車、稲垣後位から伸びるH村上−F西岡の近畿2車、そして捲り返す南関2車を絡み合わせた4車BOX3通りを基本線として入れました。

最終日12R「決勝戦」車券@

最終日12R「決勝戦」車券@ 四国・近畿・南関を絡み合わせた4車BOX3通りです


そして和歌山のF西岡にもチャンスがありそうな流れも考えられることから、前日同様、3連複の軸にしようと思いました。しかしここは決勝戦。「優勝・2着は無理でも、3着ならあるやろ…」という淡い期待を胸に、3連単3着流しを仕込みました。もちろんアタマ・ヒモ流しの2車単応援車券も仕込みました。

最終日12R「決勝戦」車券A

最終日12R車券A 「西岡、3着でエエから頑張れ」3連単3着流し車券です


そして車券締め切りが近づき、レース写真を収めるべくメインスタンド最上段へ移動です。ニコ生の様子を横目に撮影ポイントに腰を下ろしました。

そしてファンファーレが鳴り響き、決勝出走選手がいつもとは逆に1番車から選手名コールを受けながら入場。7番車のオレンジの勝負服を身にまとった西岡選手も入場です。

西岡選手も入場

西岡選手も入場


そして9選手が発走台に自転車をセットしてスタンバイ完了です。

9選手が整列、スタンバイ

9選手が整列、スタンバイ完了!


ファンの大声援の中、号砲が鳴ってレースがスタート。A和田健太郎が勢いよく飛び出してSを決めると、G近藤隆司を迎え入れます。序盤の位置取りは、南関2車−近畿3車−単騎のC山田義彦−四国3車の順。淡々と周回が進むかと思いきや、青板1角(残り3周過ぎ)からE太田竜馬が早くも上昇を見せ、中団のH稲垣裕之を抑えます。太田はジャン前2角まで丸1周稲垣を抑え続けると、併せようとする近藤を制して先行勝負に出ます。太田の仕掛けに山田も追走しますが、稲垣も山田を捌いて4番手を確保しようと前々踏み上げます。太田に叩かれた近藤は、稲垣にも割り込まれる形になり、インに詰まりかけます。

最終日12R「決勝戦」 ジャン2センター過ぎの攻防

最終日12R「決勝戦」 ジャン2センター過ぎの攻防
E太田がジャン前BKから叩いて出ると、目イチの先行態勢に。@稲垣が4番手を奪うべくC山田を捌き、さらにH村上のアシストでG近藤の前に割り込もうとする



後方がもつれる中、太田が快調に飛ばして行きます。稲垣は4番手を確保し、捌かれた山田は7番手、割り込まれた近藤は最後方8番手まで下げされられます。そして最終1センターから稲垣が捲り返しに出ます。

最終日12R「決勝戦」 最終2コーナーの攻防

最終日12R「決勝戦」 最終2コーナーの攻防
E太田が快調に飛ばすなか、4番手を確保した@稲垣が、捲り返すべく車を外に持ち出す



しかし太田のカカリは抜群で、稲垣の捲りは思いのほか車が進みません。四国3番手のB香川雄介のけん制もあって、稲垣は最終3角で脚色が一杯になります。それを横目に太田番手のD小倉竜二が、早目の差し交わしに出ます。

最終日12R「決勝戦」 最終3コーナー過ぎの攻防

最終日12R「決勝戦」 最終3コーナー過ぎの攻防
E太田の先行がカカリ良く、捲り返した稲垣はB香川のけん制もあって行き脚が鈍る。番手マークのD小倉が早目の差し交わしに出る



そして太田が踏み直すにもかかわらず、小倉が太田を差し交わして、久々のGV優勝となるVゴールを駆け抜けました。2着にはライン3番手の香川が突っ込み、太田が3着を確保しました。

太田の余りの強地脚に、スタンドの地元ファンも声を失くすほど圧倒されました。小倉の渾身のハンドル投げもGT・競輪祭制覇時をほうふつさせるものでした。レース終了直後、香川にポンとお尻を叩かれて祝福を受けた小倉は、Vの立役者・太田を交えて3人で健闘をたたえ合っていました。

健闘をたたえ合いながら敢闘門に引き上げる四国3車

健闘をたたえ合いながら敢闘門に引き上げる四国3車


四国ライン3車の上位独占となったことで、車券はほどほどの配当となりました。

ライン3車の上位独占で3連単は4千円台

ライン3車の上位独占で3連単は4千円台


個人戦としては、太田をオミットしていたため大ハズレとなりましたが、「あれだけの強い先行されたら、稲垣も手は付けられんわな」と妙に納得してしまいました。レース後コメントで稲垣も言葉少なに「今日は太田君が強かった。ただそれだけです」と脱帽していました。

シリーズの中心・地元京都勢は、残念ながら今回の「平安賞」を獲ることはできませんでしたが、村上義や稲垣、アシスト役の三谷が本調子でなかっただけに、共同通信社杯以降への巻き返しを期待したいと思いました。しかし太田の急激な成長が、徳島勢を中心として四国・瀬戸内勢には、今後のビッグ戦線の大きなアドバンテージになったことは間違いありません。北日本・関東・中部・近畿がリードするGレース戦線でその一角が崩れていくことになるのか、今後の輪界勢力図の行方が楽しみになったこのシリーズでした。

さて私の個人戦は、決勝戦こそ外れましたが、何とか2日間の収支をプラスに終えることができました。ただ、“中国語の授業料”に大半が消えてしまうなど、ちょっぴり悔しい結果に終わりました。ただ取材を通じて知り合った皆さんとの交流は「プライスレス」ですので、こういった支出は惜しみなくお出ししたいとは思います、今後こちらの方も勉強していかなければならないのを痛感しました(そんなん痛感してもアカンやないか! 仕事せんかぃ、この大バカタレ!)。


(京都向日町GV「大当たり車券取らせておくれやす!」の項 おわり)
posted by wbs at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
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