2017年09月09日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 京都向日町GV「平安賞」 大当たり車券取らせておくれやす!(そのA)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る9月2日(土)〜3日(日)に開催された、京都向日町競輪場の「開設67周年記念・平安賞(GV)」3日目〜最終日へ「自腹出張」した4回シリーズのリポート。今回は2回目です。

車券に手を付けてから9R・10Rと2レース連続で的中して8千円強の浮き。スタートダッシュを久しぶりに決め、少しウキウキ気分で11Rの予想に取りかかります。

11Rは4分戦ですが、最も長い3車が地元・近畿勢。B吉田もいますが、やはり、地元京都2車を従えるD中井の積極駆けが中心になるだろうと、H稲垣→@村上博からの流し車券のみを厚めに入れることにしました。3着にいれる候補としては、やはり力上位のB吉田−F柴崎の中部2車と、切れ目からの一発があるC山田に絞ることにしました。

3日目11R車券

3日目11R車券 安くても大本線から勝負です


レースは、若干のけん制の後E古城英之とG佐藤一伸が誘導を追いかけ、佐藤が正攻法に収まります。序盤の位置取りは、佐藤−ラインマークの古城−近畿3車−C山田義彦−ラインマークのA三宅達也−中部2車の順。このレースは動きが早く、青板1センター(残り3周過ぎ)からB吉田敏洋が上昇し、D中井俊亮を抑えると、これに山田も追走します。吉田が抑え続けるのを嫌って、赤板HS(残り2周)で中井は車を下げますが、中井は5番手位置の山田のインで粘る構えも見せます。するとジャン前BKから山田が踏み上げ、これに呼応するように中井も併せて踏み上げ、さらに吉田も併せて前々行こうとしてジャン3角は大混戦となります。

3日目11R ジャン3コーナーの攻防

3日目11R ジャン3コーナーの攻防
C山田の踏み上げを併せるかのようにD中井も上昇し、さらにB吉田も併せようと前々踏み上げる



この主導権争いは最終HSで吉田に軍配が上がり先陣を切って行きます。叩き合いに敗れた中井は外に浮いて、吉田マークのF柴崎俊光に捌かれてしまいます。この捌き合いを見て、中井マークのH稲垣裕之は中井を迎え入れようと、3番手位置に潜り込みます。

3日目11R 最終1センター過ぎの攻防

3日目11R 最終1センター過ぎの攻防
B吉田がD中井を退けて主導権を奪う。外に浮いた中井を迎え入れるべく、H稲垣は3番手位置に潜り込む



しかし中井は最終2角で完全に外に浮いてしまい、稲垣はすかさず自力捲りを敢行します。稲垣は最終2センターで吉田を捉えて先頭に躍り出ます。この仕掛けに山田も切り替え追走します。

3日目11R 最終4コーナーの攻防

3日目11R 最終4コーナーの攻防
先行するB吉田を3番手捲りのH稲垣が捉えて先頭に躍り出る。C山田もここへ切り替え追走する



稲垣先頭で直線を迎えますが、稲垣マークの@村上博幸がゴール寸前で差し交わして1着になりました。稲垣は2着に粘って、村上後位に切り替えた山田が3着を確保しました。

車券は見事なウラで外れましたが、京都勢の意地を見せつけられたようなレースでした。レース後コメントを取るべく、検車場へ再度向かいます。すると稲垣が先に戻って来ました。報道陣が二重三重で稲垣を囲みます。

稲垣選手「自分で前々踏んで行けた」

稲垣選手「自分で前々踏んで行けた」

「発進した際に、中井と接触してしまいました」とのこと、確かに今一つスピードに乗り切れていなかった訳です。ただ地元ファンの大声援と車券の人気もあって「プレッシャーを感じていた」そうですが、村上博との見事なワンツー。「自分で前々踏んで行けたし、前は見えていました」と、冷静にレースを振り返っていました。


切れ目から自力勝負に出た山田は、想定外の展開の連続だったようです。

山田選手「ハプニング大賞のようなレース」

山田選手「ハプニング大賞のようなレース」

開口一番「何か、ハプニング大賞のようなレースでしたね」と報道陣を笑わせた山田。「想定していたのと違う展開の連続でしたけど、(ジャン過ぎに)外に浮いていた時、バック踏んで脚を貯められたのが大きかったです」と、こちらも冷静な立ち回りに満足していました。「自力出して結果残せたんで、その点では成長しているのかな?」と手応えを感じていたようです。


そして稲垣を差し切って1着の村上は、レース内容よりも「平安賞」にかける思いを口にしていました。

村上選手「稲垣さんを抜けて嬉しい」

村上選手「稲垣さんを抜けて嬉しい」 ※撮影は12R終了後

「稲垣さんがレースを作ってくれて、抜くことができたんで嬉しい」とレースを振り返っていました。そして「兄ちゃん(義弘)とともに決勝乗りたいですね」の質問に対しては「やっぱり兄弟で向日町を盛り上げてきたし、『平安賞』は特別思い入れのあるレース。ここ2〜3年ほどしんどかったけど、腐らずやってきたのが今日につながったんかな?」と、淡々とながらも、平安賞への思い入れと、ここまでの苦労が報われた喜びを話していました。


記者室に戻ると、既に12Rの締め切り5分前となっていました。博幸がリスペクトする兄との決勝同乗への思いと、義弘ファンの後押しが既にバンクに渦巻いている12R。しかし本線ラインを組む三谷−村上義が欠場明けなだけに、2車を応援する思いを持ちながらも、車券という視点では前半2日間の動きから若干割り引きしなければ、と感じていました。

そこで三谷−村上義の2車に、積極果敢にチャレンジしてきそうな清水の番手F香川を絡めたD@Fの3車BOXを大本線に据えました。さらに@村上義アタマ流しでの本命車券を押さえましたが、それだけでは心配な面もあったため、南関2車と村上義・香川との絡みでCB@F4車BOXも押さえました。

3日目12R車券@

3日目12R車券@ 村上義中心ですが、南関ラインもBOXで押さえました


そして、昼前に来場した際に「おこしやすキャンペーン」でもらった、2通りの3連単車券が入った封筒を開けることに。まずまず可能性のある車券と、「う〜ん、これはあり得ない」という大穴車券が入っていました。

3日目12R車券A

3日目12R車券A 「おこしやすキャンペーン」でgetしたプレゼント車券です


そして発走時刻を迎えると、メインスタンドやバンク脇には村上義を応援する地元ファンでギッシリ埋まっていました。そして大勢のファンの注目のもと号砲が鳴りました。

レースは号砲直後の若干のけん制状態から、B和田健太郎とC近藤隆司の南関2車が周りを様子見しながら誘導を追いかけ、和田が近藤を正攻法に迎え入れます。周回中の位置取りは、千葉2車−近畿3車−瀬戸内3車−単騎のE竹山陵太の順。赤板HS(残り2周)からH清水裕友が上昇すると、これを併せようとD三谷竜生も並走します。しかし三谷が送り出す形で清水がハナに立つと、清水はそのまま先行勝負に打って出ます。しかし、ジャン前BKから踏み上げた近藤が前団に迫ります。

3日目12R ジャン過ぎ4コーナーの攻防

3日目12R ジャン過ぎ4コーナーの攻防
赤板HSから踏み上げたH清水が先行に出るも、早目に踏み返しに出たC近藤が前団に迫る



近藤のカカリは良く、最終HS過ぎで清水を捉えると、最終1センター過ぎで叩き切って先頭に躍り出ます。

3日目12R 最終2コーナーの攻防

3日目12R 最終2コーナーの攻防
好スピードのC近藤が、H清水を叩いて先頭に躍り出る



さらに近藤の仕掛けに乗って三谷が最終HSから後捲りに出ましたが、近藤マークのB和田健太郎のけん制を喰らって前に出られません。後続では、清水マークのF香川雄介が和田後位へ切り替えます。

3日目12R 最終4コーナーの攻防

3日目12R 最終4コーナーの攻防
C近藤の仕掛けに乗ったD三谷が迫るも、近藤番手のB和田がけん制。和田後位にF香川が切り替える



和田は返す刀でそのまま近藤を差し交わしに出て1着。和田後位に切り替え直線伸びた香川が2着に続くと、近藤が3着を確保しました。

村上義が敗れたことで、3連単はB→F→Cで32030円の波乱となりました。「そういえば、どっかで見た組み合わせやなぁ?」。そうです、押さえの4車BOX車券が的中です。払戻しを受けようとしましたが、「明日の軍資金に置いといて、まずはコメント取りや」と思って、嬉しさをかみ殺しながら検車室へ急いで移動です(そやそや、仕事優先!)。

清水マークから切り替えて3着確保の香川は、果敢に先行した清水を持ち上げます。

香川選手「ボクは何もしてないけど…」

香川選手「ボクは何もしてないけど…」

「前(清水)が頑張ってくれた。僕は何もしてないけどね」と、清水の仕掛けがチャンスを生んでくれたことに感謝することしきりでした。


ドンピシャのタイミングでカマシ捲りが決まった近藤は、厚い近畿ラインの壁を突破できたことを喜んでいました。

近藤選手「近畿の前に出られたんでイケルと思った」

近藤選手「近畿の前に出られたんでイケルと思った」

「(ジャン前BKから)思い切って行って、近畿(ライン)の前に出られたんで、行けるかもって思いました」と決死のカマシ捲りが決まって、してやったりといった表情でした。さらに和田とのワンスリーが決まったことについて「いつも和田さんには迷惑かけてるんで、、決勝に一緒に乗れてよかったです」と、喜びを隠しきれない様子でした。


近藤のカマシを追走し、三谷の捲りをけん制。1着で優参を決めた和田は近藤の仕掛けを絶賛です。

和田選手「アイツ(近藤)が全部勝負してくれた」

和田選手「アイツ(近藤)が全部勝負してくれた」

「アイツ(近藤)が全部勝負してくれました」と、近藤に感謝しながらも、「4角回って、もう少し自分に余裕あったらワンツーできていたかも」と、差し交わしが少々早すぎたのを反省していました。


これで決勝進出選手が出揃いました。京都勢は村上義が惜しくも優参を逃しましたが、稲垣−村上博の並びで、そこへ西岡が3番手回りを選択。千葉2車は準決同様、近藤−和田の順。四国は太田−小倉の徳島コンビに香川が3番手。そして山田が「単騎で自力」。3分戦+単騎1車の構図となりましたが、「ガンバレ京都&西岡」もさることながら、小倉を従える太田の積極的な仕掛けも気になります。好調・近藤のスピードや、それに乗っかって来そうな山田の強襲と、見どころ一杯の決勝戦です。


ゆっくり予想したいところですが、車で来ているだけに和歌山まで帰るのも、なんだか面倒臭く感じていました。すると井上薫さんから「山本ちゃん、和歌山まで帰るのもなんやろうから、ウチに泊まって明日もここへ来たらエエやん」という、何ともありがたいお声掛けを頂きました。

しかし「その代わりと言ってはなんやけど、今夜は○○さんと××さんとワシとで中国語のお勉強やで」。そうです、東西南北・白発中のお時間です。ところが私は3年ぶりの実戦で、この夜は奮闘に奮闘を重ねながらも、早い段階で結果が見えてきました。深夜1時過ぎに終了した時には、接待するつもりはなくても、結局、接待麻雀になってしまった私。この日の車券の3万円弱の浮きは、ほぼすべて先輩記者の皆様に授業料として差し出させて頂きました(グスン)。

「この悔しさは、明日の車券で取り返すで〜!」と、井上邸の布団の中で固く誓う私でありましたとさ(大バカを通り越して、クソバカ野郎やな!)。


そのBに続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
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