2017年09月08日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 京都向日町GV「平安賞」 大当たり車券取らせておくれやす!(その@)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る9月2日(土)〜3日(日)に開催された、京都向日町競輪場の「開設67周年記念・平安賞(GV)」3日目〜最終日へ「自腹出張」したリポートです。今回から4回シリーズでお送りします。


○9/2(土)

「2017年は3か月おきに一度程度は自腹出張を…」と考えていた高松ウイナーズカップから早や半年近く経ち「もうしばらくは自腹でのお出かけの予定はないかも…」と思っていましたが、久々の自腹出張の機会が巡って来ました。当ブログで先に更新した和歌山ガールズFT開催から1週間後、9月初めの京都向日町記念「平安賞」です。

というのも、和歌山競輪場での愛好会「バイチャクラブ」の会員さんで、向日町競輪場の愛好会「京都サイクルクラブ(KCC)」の会員でもある私の知り合い「岸和田オヤジ」さんが、8月の「バイチャクラブ」の際に「山本っちゃん、9月の向日町記念でエキジビションレースがあって、ワシとAさんがそれに出るんや」と話していました。「ほんならワシ見に行って、どっさりヤジ飛ばしたるゎ」(失礼やろ、バカモン!)と、二つ返事で観戦を了承していました。

ですので、エキジビションレースのある6R発売中(12:40頃)までには現地に到着していなければなりません。そこで、和歌山市9:59発の特急サザンに乗ろうとしていましたが、毎度お約束の“ちょっと寝坊”をやらかしてしまい(やっぱりか、このバカモン)、次の10:29発なら間に合うのか確認しようと携帯(ちなみに2月頭からやっとスマホにチェンジしました)で調べると、驚愕の画面が…

南海本線が運転見合わせ!

南海本線が運転見合わせ!

そうです。人身事故で南海本線が動いていなかったのです。仮に予定通りの9:59発に乗ろうとしても、やっぱり運転見合わせで電車に乗れなかった訳ですから、これは幸か不幸かといったところです。ただJR和歌山駅発の「特急くろしお」にも間に合う見込みはなく、紀州路快速ならレース発走時刻に間に合わない可能性もあります。そこで、このまま車で向かえば向日町現地には12時前後に着きそうだということで、愛車を和歌山ICに走らせるにしました。

ところが、気分良く愛車を駆っていたところ、松原JCTを通過した際の電光掲示板にまたまた驚くべき案内が。

名神 天王山TN付近で事故 渋滞4q

「どこまでワシの邪魔したら気ぃ済むねん!」とちょっぴりイラッとしながらも、門真JCTから第二京阪道路へ迂回です。

しかも(またか?)、京滋バイパスとの分岐点・久御山JCTで間違えて逆の宇治方面に進んでしまい、一旦降りて、再度乗り直して大山崎ICを目指すことに(バカ)。

何とか12時前に京都向日町競輪場に到着。駐車場に車を入れ、歩いて場内へ進みます。

京都向日町競輪場に到着!

京都向日町競輪場に到着!


早速、車券勝負と行きたいところでしたが、ちょっと我慢。今回のファンサービスの一環「おこしやすキャンペーン」として、その日対象となる府県の来場者には、最終レースの3連単車券200円分がプレゼントされるという企画が行われていました。対象地域は日替わりで、なんとこの日は和歌山県も対象ということで、早速プレゼントブースに向かい、免許証を提示。

おこしやすキャンペーンで車券をget!

おこしやすキャンペーンで車券をget!


車券の中身は後ほどのお楽しみということで…。

そうこうしている内に5Rが終了し、バンク内に橋本悠督アナが登場。いよいよ「KCCカップ」マスターズレースの発走です。

橋本悠督アナが登場

橋本悠督アナが登場


ゴール板裏の走路審判出入り用の地下通路から、出場の7選手が登場です。発走台に自転車をセットしたタイミングで、各選手が橋本アナから紹介されます。

紹介に手を挙げるAさん

紹介に手を挙げる3番車のAさん


紹介に手を挙げる岸和田オヤジさん

紹介に手を挙げる5番車の岸和田オヤジさん


そして参加者最高齢で御年85歳の元選手(期前)のFさんが7番車で出場。場内から大きな拍手と歓声が上がります。

御年85歳のFさん

御年85歳の元選手Fさんも出走


誘導員を務める奥平充男選手が発走台脇を通過して、レースがスタート。最初は枠なりに並びましたが、徐々に実際の競輪と同様に、ラインが出来上がりました。

「KCCカップ」マスターズクラス 2周目3角

「KCCカップ」マスターズクラス 2周目3角


そして赤板2角からB番のAさんがジワジワ上昇していくと、2番手位置のA番車が突っ張って出ようとします。

「KCCカップ」マスターズクラス ジャン3角の攻防

「KCCカップ」マスターズクラス ジャン3角の攻防
2角からB番車のAさんが前々踏み上げると、A番車も突っ張って出ようとする



しかし、AさんはA番車を最終HSで叩き切って先行勝負に出ると、ラインマークのD番車岸和田オヤジさんも追走します。叩かれたA番車をマークしていたE番車がここへ切り替え追走します。

「KCCカップ」マスターズクラス 最終2角の攻防

「KCCカップ」マスターズクラス 最終2角の攻防
B番車Aさんが果敢に先行するところ、D番車岸和田オヤジさんがぴったりマーク。A番車マークのE番車はこの後位へ切り替えて行く



するとE番車の切り替えを見たD番車の岸和田オヤジさんが、最終BKの進入からすかさず番手捲りに打って出ます。ここへE番車もぴったり追走し、さらに@番車も追いかけて行きます。

「KCCカップ」マスターズクラス 最終2センター過ぎの攻防

「KCCカップ」マスターズクラス 最終2センター過ぎの攻防
D番車岸和田オヤジさんが最終BKから番手捲り。E番車・@番車も必死に追走



結局、D番車岸和田オヤジさんが後続を振り切って、嬉しいVゴールを駆け抜けました。2着にはE番車、3着には@番車がそれぞれ続きました。

岸和田オヤジさんは快勝に満足顔。そこへ私が一発ヤジを見舞います。「早期追い抜きで、失格ちゃうんけ〜?」(失礼にも程があるぞ、この大バカ!)
もう一発Aさんにも「Aさ〜ん、エエ先行やったぞ〜!」と声を掛けました(そうそう、そういうのでなかったら失礼やろ! 皆さんはプロちゃうんやで)。

私にヤジられた岸和田オヤジさんは、怒っているのかと思いきや、満面の笑顔で地下通路へ引き上げて行きました。

優勝して晴れやかな表情で引き上げる岸和田オヤジさん

優勝して晴れやかな表情で引き上げるD番車・岸和田オヤジさん


「KCCカップ」はこれ以外にも、当日7R発売中に小中学生・男女混合のレース、そして翌3日にはエキスパートクラスのレースが行われ、大いに盛り上がりました。しかも小中学生のレースには、当日イベントゲストで来場していた、新田祐大選手と深谷知広選手が応援解説で参加し、熱戦に花を添えていました。

「KCCカップ」が終わったのを見届けて、記者室に向かいます。各紙の記者さんや報知新聞評論家の井上薫さんにご挨拶しながら、今節の各選手の調子や、後半レースの予想などよもやま話に花を咲かせました。

そして9Rを迎え、このシリーズ初の車券に手を付けます。9Rは北日本・南関・西日本3車ずつの3分戦。@菅田−B菊地−E阿部の北日本ラインが強力で本線視されていましたが、菊地の連日の走りに不安がぬぐい切れませんでした。そこで積極性が光るH工藤に期待を込めて、工藤ラインの3車と菅田を絡めた、HDA@4車BOXにしました。

3日目9R車券

3日目9R車券


レースは、F吉川誠がSを決めて南関3車が前受けです。周回中の並びは、南関3車−北日本3車−西日本3車の順。赤板HS(残り2周)からH工藤文彦が上昇すると、ジャン前BKからハナに立って先行勝負に出ます。@菅田壱道もここを追走し、中団4番手を確保します。叩かれた吉川はスンナリ7番手まで車を下げます。工藤は一本棒で最終HSを通過しますが、最終BKから満を持して菅田が捲り発進すると、工藤番手のD高間悠平のけん制をかいくぐって、最終3角で先頭に躍り出ます。しかしややクチ(車間)が空いていた菅田マークのB菊地圭尚が、高間に捌かれ追走に窮します。結局、菅田が4車身千切って1着になり、高間が2着、高間後位のA伊藤健詞が3着に続きました。

3着争いが接戦になったことで、車券の当たりに確信が持てなかった私。しかし@→D→Aで6610円と、まずまずの配当。最初の車券が当たったことで、この後の車券勝負に心もち余裕が出てきました(たまたま当たっただけで、ただの気のせいです)。

続く10Rからは、この日のメーン準決勝3箇レース。9Rを当てたのに気を良くしながら、10Rの車券を検討します。10Rは千葉・徳島・北日本が2車ずつ、近畿が3車の4分戦です。太田と川村の先行争いになった場合の石井の捲りが有力として、千葉ラインが中心視されました。ただ、今の太田の勢いも決して侮ることはできず、まずは千葉2車と徳島2車の4車BHCFBOXを入れ、石井が捲り不発になった際に永澤の飛び込みがないかと考え、HCF@の4車BOXも追加です。

3日目10R車券@

3日目10R車券@ 千葉・徳島ラインを軸に据えたBOX車券です


さらに和歌山の西岡が乗っていることから、ここは「3着でエエから頑張れ」応援車券を買い足しです。ただ3連単の着固定にするのも恐く、あえて3連複の軸に据え、別ラインとの絡みになるように近畿残り2車をオミットです。

3日目10R車券A

3日目10R車券A 西岡を3連複を軸にしたガンバレ車券です


レースは号砲で@永澤剛・B石井秀治・H伊勢崎彰大が様子見しながら車を出して誘導を追いかけると、石井が正攻法に収まります。周回中の位置取りは、千葉2車−北日本2車−徳島2車−近畿3車の順。赤板HS(残り2周)を迎え、G川村晃司が上昇してC太田竜馬にフタをしてを抑えると、太田は車を下げて中団と後方が入れ替わります。太田が下げたのを見て、川村はジャン前2角過ぎから前団を叩いて先行勝負に出ます。

3日目10R ジャン3コーナーの攻防

3日目10R ジャン3コーナーの攻防
G川村が積極果敢に先行勝負。後方のC太田が巻き返すタイミングを計る



しかしジャン過ぎ2センターから太田が巻き返しに出ると、カカリよく最終1センターで川村を捉えて先頭に躍り出ます。

3日目10R 最終1センターの攻防

3日目10R 最終1センターの攻防
先行するG川村を、巻き返しに出たC太田が捉えて先頭に躍り出る



太田が快調に飛ばして行くと、川村マークのE筒井裕哉が徳島コンビへ切り替えて行きます。ライン3番手のA西岡正一も追走し、さらにその後位に@永澤剛も付いて行きます。

3日目10R 最終4コーナーの攻防

3日目10R 最終4コーナーの攻防
C太田が好スピードで飛ばして行くとF小倉がぴったりマーク。E筒井が3番手に切り替え、直線勝負に備える



結局、太田番手のF小倉竜二がゴール寸前で太田を交わして1着、太田が2着になってラインワンツーを決めました。そして横一線になった3着争いは、筒井とインをすくった永澤との間を割った西岡が制しました。

写真を撮りながら、西岡が突っ込んで行く動きを見て、思わず「西岡突っ込め!ガンバレ!」と声が出てしまいました。そしてモニターのスーパースローで確認すると、西岡がアタマ一つリードで3着に飛び込んでいました。車券を取った嬉しさだけでなく、応援している和歌山の選手が決勝に乗ったことで、嬉しさが2倍、3倍と膨れ上がりました。

その西岡のレース後コメントを取るべく、検車場へ向かいます。西岡は決勝進出選手の中で真っ先に検車場に戻ってきました。

西岡選手「あそこ(中割り)しかなかった」

西岡選手「あそこ(中割り)しかなかった」

「よかったなぁ。おめでとう」と声を掛けると、西岡はホッとした表情を見せながら「4角回ってからも余裕もありましたし、コース的にも外は踏めなかったんで、中突っ込んで行きました」と、好判断を自画自賛です。


その他の優参選手にもコメントを聞こうと、他の記者さんらと待っていると、徳島両者が戻って来ました。

小倉選手「恵まれもあるけど、感じは良い」

小倉選手「恵まれもあるけど、感じは良い」

「風が強かった分、交わせたかな」と謙遜の小倉でしたが、その後は前を任せた太田を「(ジャン過ぎで前団の)波があったけど、よくそれを乗り越えてくれた。競輪の行き所が分かって来たのかな?」と成長ぶりも含めて絶賛です。自身の調子については「恵まれは多いけど、感じも良い方ですね」と手応え十分の様子でした。


そして若きヒーロー・太田にも、私を含めて大勢の記者が群がります。

太田選手「ワンツー決められたのが大きい」

太田選手「ワンツー決められたのが大きい」

マークの小倉からは「『お前にお任せ。自分の好きなように走って』って言われました」と全幅の信頼を寄せられていたようです。その小倉と「ワンツー決められたのが大きい」と手放しで喜んでいました。しかもフレームもギヤも問題なし。だんだん良くなっている感じです。踏んだ分だけ出てくれています」と、絶好調宣言も出ました。


決勝で京都勢の前にライバルとして立ちはだかるであろう、徳島勢の強さに圧倒されそうになりました。しかもその余裕しゃくしゃくの様子が、かえって強さを増幅させているようにすら感じました。

個人戦車券は、2レース連続の的中で8千円チョイの浮き。3着に突っ込んできてくれた西岡に感謝の気持ちを抱きながら、記者室に戻りました。


そのAに続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
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