2017年09月01日

オレンジバンクは真夏のヒロイン争奪戦! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(その@)

和歌山競輪場では、8/23(水)〜25(金)の3日間、「ガールズ&S級シリーズ オッズパーク杯争奪戦(FT)」が開催されました。通算14回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「オレンジバンクは真夏のヒロイン争奪戦!」と題して、4回シリーズで紹介します。


○前検日 8/22(火)

昨年末から半年以上の間が空いた和歌山ガールズ開催。今回はこちらも久々となるFTとのセット開催で、最終日の予想会用にS級選手への取材も合わせて行うため、連日忙しくなりそうなことが予想されました。しかも週間予報では、連日猛暑日近くまで暑くなるとのこと。「こりゃ財布の中身よりも、自分自身が先に熱中症になってダウンしてしまうかも…」という、つまらない(!)心配が先に立ってしまいました。

会社で簡単なデスクワークを済ましてから、AM10時半頃、競輪場に到着。このシリーズでCS中継の解説を務める井上薫さんと軽く世間話をしてから、検車場に向かいました。そして手当たり次第に、目に付いたガールズ選手に話を聞きます。

坂口楓華選手

坂口楓華選手(112期・京都)

ルーキーで京都の坂口楓華選手です。アマチュア時代はロードレースを中心に経験を積んでいました。今年3月の卒業記念では決勝3着と、近畿期待の新人です。デビュー以来は積極的な先行策が目立っていましたが「自力を出すのがデビュー以来のポリシー」とのこと。「今は納得のいくレースで結果を求めずにやって行きたいです」ときっぱり話す姿は、むしろ凛々しく感じました。少し軽めの3.64のギヤについては「しっかり踏みこなせるようにしたい。重いのはそれからでも」と気にしていない様子でした。


宮内愛選手

宮内愛選手(112期・香川)

同じくルーキーで香川の宮内愛選手。大きなメガネが特徴の学級委員長タイプのお顔。「和歌山を訪れるのは全く初めて」だそうです。デビュー以来、中間着が多いことについて「自分の思っているようなのと違う展開なったりして」苦戦を強いられているようです。「でもレース慣れしてくると、また違ってくるかもね」と励ましてあげると(キター!エラソーに!!)、「とにかく一つでも良い着が取れるように頑張ります」と控え目に誓っていました。


白井美早子選手

白井美早子選手(102期・大阪)

ガールズ1期生で大阪の白井美早子選手です。和歌山へはガールズ初開催以降、補充も含めてよくあっせんされていますし、「WBSラジオまつり」などへのイベント出演も多く、和歌山のファンにはおなじみです。ちょうど6月の岸和田「高松宮記念杯」で選手会イベント会場で顔を合わせていて、昨秋のアキレスけん断裂から順調に回復しているとのことでした。前回の久留米では優参(6着)。「2日目に太田りゆさん(112期・埼玉)に付いて行けたなど、久々に良かったです。決勝に乗れるようになって、調子は順調に戻って来ています」と、手応えは十分の様子。「なんとか(平均競走得点)50点を越えたいですね」と、切実な願望もチラリ。


藤原亜衣里選手

藤原亜衣里選手(102期・新潟)

こちらも1期生で、新潟の藤原亜衣里選手です。中間着が続いている現状ですが、「予選がダメですね。動けていないんで」と、仕掛ける動きが出ないことを悔やんでいました。ただ前回の佐世保では一般戦で久々の1着。「この勢いに乗って頑張りたいです」と、過去に決勝4着・決勝2着に入った好相性の和歌山バンクでの活躍を誓っていました。


加瀬加奈子選手

加瀬加奈子選手(102期・新潟)

1期生3人目は新潟の加瀬加奈子選手。2014年10月開催以来となる和歌山参戦。今回まで約3年の間に、四日市ガールズと自転車競技日本代表戦で落車。頭部に選手生命をも脅かすくらいの大ケガを経験しました。「ほんっと、久しぶりの和歌山ですねぇ」の言葉にも、実感がこもっていました。それに続く「記憶にないくらい…」には、失礼ながらも思わず笑ってしまいました。それに松戸オールスターでガールズコレクションの参加記念ジャージをチャリティーオークションに出品して頂いたこと(詳しくはこちら)、締め切り間際であることのツイッターを出して頂けたことに感謝を伝えると、「いつでも言って下さいね。お役にたてるなら、何でも出しますから」と、心強いお言葉も頂きました。その加瀬は前回のいわき平オールスター「アルテミス賞」では捲り追い込んで3着。「大舞台に戻れたことが嬉しかったけど、和歌山では優勝がないし、まずは決勝に乗れるように」と話していました。


関口美穂選手

関口美穂選手(102期・埼玉)

埼玉の関口美穂選手もガールズ1期生。前回参加した去年9月開催では、自身和歌山では初の3走完走で悪いイメージを払拭した感じでした。しかも最終日・一般戦では3着。私も車券を獲らせて頂きました(その時の様子はこちら)。「また頑張って下さいよ。でも(5月の)高知での落車は大丈夫?」と声を掛けると、「今回は肋骨と骨盤やってしまいました」とのこと。「でも大丈夫って医者から言われたんで(!)、何とか完走したいですね。前回(佐世保)よりは良さそうです」とのこと。


山本知佳選手

山本知佳選手(110期・和歌山)

地元・5期生の山本知佳選手です。去年12月に開催された前回の和歌山ガールズでは、決勝に進みながらもジャン過ぎ2センターで落車。失格にこそなりませんでしたが、ショックの尾を引いてしまいそうなアクシデントでした。ただ直近5場所連続で優参。特に3場所前の久留米で決勝2着に入ったことから、地元ファンの期待は嫌が上でも高まります。「流れは悪くないです。いつもギリギリで決勝(進出)なんで、今回は予選で上位に入って余裕を持って上(決勝)へ行きたいですね」と、地元戦へのプレッシャーはない様子でした。


高橋朋恵選手

高橋朋恵選手(108期・長崎)

ガールズ4期生で長崎の高橋朋恵選手です。デビュー以来、追込みを中心にイザとなれば自力も発動するオールラウンドプレーヤーです。前回の久留米では3場所ぶりに優参を逃してしまいましたが「レースの組み立てに誤算があって…。前受けしてからの脚のなさを痛感しました」と敗因はハッキリしているようでした。ただ「調子は良くないんで、しっかり立て直して明日からのレースに臨みたい」と、控え目ながらも優参を誓ってくれました。


渡辺ゆかり選手

渡辺ゆかり選手(102期・山梨)

1期生で山梨の渡辺ゆかり選手です。お盆過ぎ、関東地方が雨が多かったので涼しかったのではと聞いてみると「山梨はめちゃめちゃ暑かったですよ」とのこと。度重なる落車によるケガもあって、近歴はなかなか上位を賑わすことが少なくなってしまいました。和歌山には2度の参戦ともに優参で、相性は良さそうです。「調子は悪いなりにキープですけど、何とか車券に絡んで決勝に進みたいですね」と話していました。


井上玲美選手

井上玲美選手(104期・東京)

2期生の東京・井上玲美選手です。和歌山は実に5回目の登場。「なかなかよく呼んでもらってるんじゃないの?」と聞きますと、「周りからも『また和歌山?』って言われました」とのこと。それだけ度々あっせんされているだけでなく、前回参加した去年11月には一般戦で1着を挙げています。「最近は初日に大きい着を取ってしまう傾向があるんですけど、好相性のバンクのつもりで頑張ります」と、こちらも控え目ながらも闘志を燃やしていました。


奥井迪選手

奥井迪選手(106期・東京)

東京登録もう一人の3期生で、今節優勝候補筆頭の奥井迪選手です。前回・いわき平オールスター「ガールズドリームレース」では、児玉碧衣(108期・福岡)の後位で山原さくら(104期・高知)に抑えられたまま、イン粘りのような形になる意外な展開。結局、自力を繰り出せず5着に大敗しました。「まさか奥井さんがイン粘りなんて、って思ったわ」と切り出すと、「突っ張るべきだったかもしれないし、自分の気持ちの弱さが出てしまいましたね」と反省の弁が。さらに「あそこ(ジャン3角でフタをされた場面)ではもう下がれないし、コースが空けば出て行こうとは思ったけど、全く隙間が空きませんでしたね」と振り返ってくれました。「今回は立て直しの開催として頑張りたいです」と、GPへ向けてのリスタートを誓ってくれました。


長澤彩選手

長澤彩選手(106期・愛知)

3期生でもう一人のV候補・長澤彩選手です。6月に佐藤健太選手(愛知・101期)とご結婚されたことが大きくスポーツ紙で報じられましたが、その直前には京王閣ダービーでのガールズコレクションに優勝するなど、勢いは止まりません。ただ和歌山には3回参戦、いずれも優参を果たしていますがVはありません。話を聞こうと話しかけると、いつもの可愛らしい長澤さんの声が、ちょっとかすれ気味のハスキーボイス。「1週間前に、風邪と熱中症のダブルパンチで…。喉は痛くなくなりましたけど、こんな声になってしまいました」とのこと。「ふだん鍛えている長澤さんでも、そんなんになるんやね…」と驚くと、「最近動きも着も良くないけど、走るからには頑張ります」と健闘を誓ってくれました。


猪子真美選手(左)

猪子真美選手(左、104期・愛知) ※撮影は指定練習終了後

愛知のガールズ2期生・猪子真美選手です。和歌山バンクは自身初勝利の思い出の地。今回が和歌山3回目の参戦です。前回・四日市がイマイチの成績だったことについては「調子は悪くなかったけど、展開が…」と、流れを引き寄せられなかったようです。「和歌山は良い思い出があるんで、初日から頑張っていきたいです」と気持ちを切り替えていました。


三宅玲奈選手

三宅玲奈選手(108期・岡山)

岡山のガールズ4期生・三宅玲奈選手です。到着がギリギリになってしまい、同期ガールズ選手などの手を借りながら、何とか検車・前検受け付けを間に合わせました。6月佐世保・7月高松の2場所連続で決勝に進出し、高松では決勝3着と健闘しました。コースを見極めての追込みが中心も、タイミングよく飛び出す自力にも定評があります。「(日にちが空いたことで)けっこう練習もできました」と、調整も上手くいったようです。「初日から確定板乗れるように頑張ります」と、まずは決勝進出に照準を絞っているようでした。


ガールズ選手の話を一通り聞くと、続けてS級選手のコメント取りに入りました。それでもAM11時45分からの指定練習の姿をカメラに収めようと、エアコンの効いた検車場から30℃を超える敢闘門脇に移動です。

指定練習@

指定練習その@
先頭から三宅玲奈・山本知佳・高橋朋恵・長澤彩(内)・奥井迪(外)の各選手



指定練習A

指定練習そのA 渡辺ゆかり選手


指定練習B

指定練習そのB 加瀬加奈子選手


たかだか10分程度しかバンク脇にはいませんでしたが、なかなか良い構図の写真が撮れなかったこともあって、だんだん意識がもうろうとしてきました。「これ以上ここにいたら、間違いなく熱中症で倒れるゎ」と自己規制をかけて(というより「根性なし」!!)、早々に検車場に戻って、S級選手のコメント取りにいそしむ(嘘つけ!)ことにしました。

真夏の酷暑の中ではありますが、奥井・長澤・加瀬の今節3強に地元の山本あたりが加わって、熱いレースを見せてくれるのを期待してガールズのコメント取りを終えました。


そのAへ続く)
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