2017年08月18日

先週の答え合わせ(結果)

先週のブログヘボヘボ予想は、第60回オールスター競輪(GT)の2日目11R「オリオン賞」のヘボヘボ予想でした。

号砲直後の若干けん制状態からF脇本雄太が誘導を追いかけ(記録上はS)、正攻法に収まる。周回中の位置取りは、脇本−南関2車−北日本2車−単騎のC園田匠−茨栃2車−単騎のH竹内雄作の順。青板BK(残り2周半手前)から早くもD吉田拓矢が上昇して、B新山響平を抑え込む。赤板HS(残り2周)を迎え、吉田の動きを追走した竹内がさらに上昇し、正攻法の脇本の横でストップして後続の仕掛けを待つ。ジャン前BKから今度は郡司が竹内を叩いて先頭に躍り出るも、吉田は構わず郡司を叩いて先行勝負に出る。しかし吉田をさらに追いかけた新山が最終HS手前から叩き返しに出ると、吉田と新山が内外並走の雁行状態に。この状態を見て、新山マークの@渡邉一成が自力に転じ、番手捲り気味にスパート。しかしこのもつれを後方で見ていた脇本が最終BKから捲り発進すると、一気に前団を捉えて先頭に躍り出る。結局、脇本が4車身千切って1着になり、渡邉が2着を確保する。3着には大外捲り追い込んだ竹内が確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 F→@ 1490円
 3連単 F→@→H 7640円

実力拮抗メンバーの激突だったオリオン賞は、前団のもつれで車間が縮まったのを見逃さなかった脇本が快勝し、メンバー唯一SS班の渡邉が2着を確保しました。
吉田と新山の叩き合いも迫力一杯でしたが、脇本のスピードが「腰痛で不安」を感じさせない素晴らしいものでした。竹内の伸びも良かったし、力上位の3選手が上位を独占しました。
1着だった脇本は前検日に「腰痛が出て不安」と話していましたが、このレースだけでなく、シリーズ通してさすがのスピードを披露しました。腰痛も度重なる自転車競技・日本代表合宿や海外遠征による疲れが重なって起きたものでしょうから、二足のわらじを履いている以上、避けて通れないでしょう。しかし日の丸を背負っているだけに、簡単に敗れる訳にはいかないのも事実。その意地を見せてもらったような1着でした。
渡邉にとって悔しい2着だったでしょうが、前を任せた新山と吉田が叩き合いになって、カカリ切る前に発進せざるを得なくなった展開上の不利もあったかもしれません。自分のタイミングじゃない所で発進したために脇本の捲りに対応できず後塵を拝しましたが、シャイニングスター賞に残ったことで、シリーズその後の走りに好影響を与えたことは間違いありません。GT2度目となる優勝も見事でしたし、新田祐大との「福島名コンビ(日本代表ライン)」がGPに向けてさらに勢いが増していくことになるでしょう。
3着に入った竹内も、連日パワフルなレースを披露してくれました。この日の捲り追い込みもすごかったですが、準決勝で見せたジャン前先行での3着逃げ粘りも圧巻でした。ビッグレース準決勝の戦い方を心得たような果敢な先行策での優参。昨年9月の富山・共同通信社杯に続くビッグVをも期待させましたが、決勝での「ウッカリ落車」による失格はいただけません。マーク戦に不慣れならば、中部ライン先頭を走るべきだったでしょうし、ライン番手に推されたのはファンだけでなく同地区選手の期待の表れでしょう。それだけにあの落車失格が、今後の竹内に大きな汚点とならなければと願うばかりです。そして今後、しっかり結果を残して、竹内自らの力でこの汚名を返上してもらいたいと思います。

あとオリオン賞とは直接関係はありませんが、シリーズ全体の落車事故の多発ぶりには苦言を呈さなければならないでしょう。実に5日間合計12レースで落車・車体故障が発生しました(不成立となった最終日6R、落滑入となった最終日7Rを含む)。18選手が直接関係し、うち6選手が失格となっています。各選手が全力を尽くした結果、止むを得ず落車事故が発生したであろうことは重々承知していますが、「その程度で何で落車になったの?」と疑問を呈さざるを得ないレースも中にはありました。解説者・評論家の方々は「過剰なスピード化」「ハンドリング技術の低下」「競技規則の理解が不十分」「注意力の欠如」など理由を挙げていますが、いずれもが正解であるだけに問題の根は深いと言わざるを得ません。「トップ選手が集うGTレースがこんな低レベルで大丈夫なんか?」と暗澹たる思いにさせられました。
それに輪をかけるかのように起きたのが最終日6Rの不成立騒動(あえて「騒動」と言わせて頂きます)。私が物心付いた頃に競輪を見始めて以来、初めてであろう不成立事例です。各種報道が伝えた事の顛末・経緯をまとめますと、@周回表示板の目の前で落車事故が発生し、A表示板担当も選手の退避作業に加わっていたため、B表示板の更新(2→1への掛け替え)が間に合わなかった、というもの。「めくり忘れ」という新聞の見出しもありましたが、正しくは経緯Bの通り「間に合わなかった」というのが正しいでしょう。その結果、不成立条項を定めた競技規則73条の「(3)競走中、周回通告員が打鐘若しくは周回通告を誤って行ったとき、又は打鐘若しくは周回通告を行わなかったとき」に該当すると判断されました。Youtubeで実際の画像を見ましたが、堤洋が落車したのはHS線を過ぎた1角寄りで周回表示版からある程度離れています。堤の退避に時間がかかったということですが、競技規則の文言からも、表示板担当が持ち場を離れて落車選手の収容に当たったことは決して褒められた話ではありません。8月以降4角・1角の走路審判員がなくなりましたが、人員削減(審判員・補助員数縮小?)に伴い心配されていた事柄が、こともあろうにGTレースの舞台で起こったことに何とも言えない憤りを禁じえません。競技審判に関わる人は、それぞれの行動一つ一つがレース成立に大きく関わっていることを改めて認識して頂きたいと思います。
JKA・笹部会長や、いわき平競輪の開催執務委員長と競技委員長の名前でお詫び文が「keirin.jp」にアップされていますが、プレスリリース上の字面だけではなく、根底から実のある再発防止策を構築して頂きたいと思います。来年もいわき平でオールスターが開催されますが、「来年のASに向けて」ではなく「明日以降の全国すべての開催に向けて」策を練って頂きたいと思います。

さて今週の番組も「明日のレースの見どころ&はりきり予想」として、明日の和歌山・本場FU最終日10R「A級決勝」の見どころをお送りします。なお、明日開幕する豊橋記念(GV)10〜12R「S級初日特選」の見どころ&ヘボヘボ予想と合わせて、当ブログへのアップは夜9時頃を予定しています。また、番組内容や予想・結果などについてのコメントがございましたら、どうぞ遠慮なく書き込んで下さい。心よりお待ち申し上げております。
posted by wbs at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 予想の結果
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