2017年04月03日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 高松ウイナーズカップ 讃岐の地で大当たりの花開け!(そのA)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る3月19日(日)に高松競輪場で開催された「第1回ウイナーズカップ(GU)」3日目に「自腹出張」した3回シリーズのリポート。今回が2回目です。

車券を買った2つのレースで、第1関節まで引っかかっておきながら、ともに「抜け目」を喰らって大ハズレの私。この日の目的の一つはリスナープレゼント用グッズの買い付けだったことを思い出し(だから、仕事しろっ!)、気分転換も兼ねて場内散策をすることにしました。

メインスタンド裏側のチータカ広場は、連日ステージイベントやケータリングカーによる飲食物販売などで大賑わいだったようですが、遊具コーナーでもないのにひときわ子供たちの歓声が響き渡っていた一角がありました。

ちびっ子達によるキックバイクレース

ちびっ子達によるキックバイクレース


小学校入学前までの子どもたちが、両足で地面を蹴って進んでいく「キックバイク」という自転車型の車両に乗って、レースを繰り広げていました。広場内の芝生エリアにビニールロープをかけて作った特設コースで、4〜7人が競い合います。コースはS字カーブや、植え込みのマウンドを利用した上り下り、直角カーブなどなかなか面白い設定でした。

トップで最終コーナーを通過!

トップで最終コーナーを通過!


もう少しでゴールだよ、ガンバレ!

もう少しでゴールだよ、ガンバレ!


参加賞だけでなく、着順で賞品(お菓子)がもらえるとあって、みんな一生懸命。でも子どもたちだけでなく、スマホを片手に子どもたちの頑張っている姿をカメラに収めようとする、親御さんたちの姿も微笑ましかったです。

その頃ステージ上では、元・地元選手で競輪解説者の馬場圭一さんと赤澤佳美さんの2人が、10Rの予想会を行っていました。

イベントステージでのレース予想会

イベントステージでのレース予想会


スピードチャンネルの中継にも放送されていましたが、カメラがスタジオへ切り替わると、馬場さんが「いやさっき、あんなこと言うたけど、穴狙いを考えたら○番は放らな(外さな)アカンでしょ。わしは買わんゎ」と、そこからは本音トーク全開でした。

そして選手会香川支部が出店していたグッズコーナーで、買い付けグッズの品定め。残る番組予算と、財布の中にある自己資金との兼ね合いを考えながら、購入するグッズを決めました(車券買う金あるんやったら、ドンと買うたらんかい!)。買い付けたグッズの一部は、当ブログの「そのB」でプレゼントします。お楽しみに!(いよっ、太っ腹!)

ところが、購入するグッズを何にしようか品定めしているうちに、イベント広場のお客さんが心もち少なくなっていることに気が付きました。それもそのはず、10Rの発走時刻になっていたのです(何しとんねん。この大バカ!)。車券は買っていないものの、慌てて両手にいっぱいの競輪グッズを抱えながら3〜4コーナースタンドの最上段に上り、レース写真を収めようとします。

10Rは、号砲で飛び出したB三谷竜生がSを決め、正攻法に収まります。周回中の並び順は、近畿3車−単騎のE杉森輝大−北日本・南関2車−単騎のD山田英明−徳島2車の順。レースが動いたのは青板3角(残り2周半)。A原田研太朗が上昇し三谷を抑えると、三谷は車を下げます。原田に続いて上昇した@新田祐大は一旦3番手で三谷にフタをすると、さらにジャン前2角からイン切り気味に原田を叩いて先頭へ。すると三谷が再度上昇し、新田を叩いて主導権取りに出ます。叩かれた新田は下げられないと見たのか、イン粘りを敢行。三谷の番手F稲垣裕之に競りを挑みます。

10Rジャン過ぎ2センターの攻防

10Rジャン過ぎ2センターの攻防
B三谷が@新田を叩いて主導権を奪う。新田はイン粘りを敢行し、F稲垣と競りになる



三谷の番手がもつれる中、新田はイン番手捲りを仕掛けようとします。そのもつれを見て、原田が最終HSから一発捲りを仕掛けて前団に迫ります。

10R最終2コーナーの攻防

10R最終2コーナーの攻防
B三谷が快調に飛ばす中、イン粘った@新田が番手イン捲りに出る。番手競りなどでもつれるのを見て、A原田が捲り発進



新田のイン番手捲りは、三谷のカカリも良かったこともあって、なかなか前に出られません。原田はマークのG小倉竜二が離れるほどのスピードで前団に迫ります。小倉が千切れた原田番手には山田が追い上げますが、稲垣が山田を捌きながら切り替えます。新田は、三谷が自らキメに来たこともあって、完全にイン詰まり状態になりました。

10R最終2センターの攻防

10R最終2センターの攻防
A原田が好回転で前団を捲り去る。D山田が原田番手に追い上げようとするも、切り替えたF稲垣に阻まれる。@新田は完全にイン詰まりとなる



結局、稲垣が原田後位に切り替えた勢いでゴール前、原田を差し交して1着になり、2着には原田が入りました。そして3着には、新田マークから稲垣後位に切り替えて直線伸びたC中村浩士が入りました。

中村が3着に飛び込んできたことで、またまた好配当の予感。実際、3連単は3万円弱をつけました。

中村浩士が3着でまたもや好配当

中村浩士が3着でまたもや好配当


車券を買っていませんでしたが、買ってたとしても拾いにくい好配車券です。「買えてなくてよかった」と、ホッと胸をなで下ろしました。レース終了後は、またもや両手いっぱいの競輪グッズを抱えながら記者室に戻り、11Rの検討に入ります。

いよいよ東口選手が登場の11R。構図は4分戦+単騎が1車の超細切れ戦。本線は@吉田−D武田の関東2車ですが、A深谷−G坂口の中部2車も互角です。先行争いになれば、E河端率いる岡山2車、単騎で一発あるF渡邉の台頭も考えられます。C東口はH稲川に前任せでやや厳しい戦いとなりそうです。

そこで、吉田の仕掛けに乗って万全差しの武田アタマを基本線に据え、穴狙いに一発捲りの渡邉と近畿2車を軸に、深谷を組み合わせたものと、河端の一発捲りが決まった場合のものの4車BOX2通りを入れました。もひとつおまけに「東口ガンバレ車券」として、東口を軸に据えて目ぼしい所へ流していく3連複車券を買うことにしました。

11R車券その@

11R車券その@ 武田アタマ流し車券です


11R車券そのA

11R車券そのA 「武田け飛ばし4車BOX」&「東口ガンバレ3連複」です


レースは、E筒井敦史がSを決め、B河端朋之を正攻法に迎え入れます。序盤の位置取りは、岡山2車−近畿2車−単騎のF渡邉一成−中部2車−茨城2車の順。このレースの動きが速く、青板3角(残り2周半)から@吉田拓矢が上昇を見せると、A深谷知広も併せて出ようとする。吉田は赤板HS(残り2周)から、深谷の上昇を阻みつつ深谷を叩いて先頭へ躍り出ます。これを見たH稲川翔も踏み上げ3番手位置を確保すると、深谷は5番手まで車を下げます。しかしジャンを合図に深谷が再度アタックすると、吉田も踏み込み先行勝負に打って出ます。

11Rジャン過ぎ2センターの攻防

11Rジャン過ぎ2センターの攻防
3番手にH稲川が割り込み5番手まで下げさせられたA深谷が巻き返しを図ると、@吉田も先行勝負に打って出る



深谷は前団まで迫りますが、稲川や吉田番手の@武田豊樹にけん制を受けると、最終2角で脚色が一杯になります。

11R最終1センターの攻防

11R最終1センターの攻防
@吉田の先行を巻き返しに出たA深谷だが、D武田のけん制を受け脚色が一杯になる



深谷の巻き返しは失敗に終わり、車が外に浮いて万事休す。今度はこのもつれに乗じて、最終2角から河端が捲りを仕掛けますが、やはり武田の厳しいけん制を受けて不発に追いやられます。すると河端マークの筒井が開いた中バンクを突っ込み、稲川と絡むなど後続がもつれます。

11R最終2センターの攻防

11R最終2センターの攻防
後捲りに出たB河端はD武田の厳しいけん制を受けて失速。河端マークのE筒井とH稲川が絡んで、後続がもつれる



結局、武田が直線で吉田を交わして1着になりました。2着には稲川マークから中割り気味に突っ込んだC東口善朋が入り、稲川が3着を確保しました。

東口が2着に入ったことで、色めき立った私。周囲の記者さんからは「山本さん、(車券)取ったでしょ」と次々に声をかけられ、さらに興奮がピークに。ところが、武田アタマ車券は2着に東口を受けておらず、東口軸の3連複車券も、稲川を受けていない大失態。稲川は筒井への競走妨害(車体故障)の疑いで審議対象となり、失格なら3連複C−D−Gでgetでしたが、ひいき目に見ても稲川の失格はないように感じました。

東口が決勝進出したことは嬉しかったんですが、あれだけ東口がらみの車券を買っておきながら、筋の稲川を受けていないという大バカぶりにあきれるやら、情けないやら。そんな思いを引きずりながらも、東口を祝福するべく検車場へ向かいます。当然検車場は、報道陣でごった返していましたが、決勝進出を決めた選手にはさらに二重三重の囲み取材の輪ができていました。

報道陣に囲まれる東口

報道陣に囲まれる東口


囲み取材が落ち着いたのを見計らって声を掛けようとしていたところ、東口選手が私を見つけて「ありがとうございました。何とか決勝に乗れました」握手を求めてきました。「おめでとう。宇都宮の高松宮記念杯以来やね」と声を掛けつつ、私も固く握り返しました。

東口選手は直前の大垣GV・初日特選で落車し、2日目に当日欠場したことで、このシリーズの体調が心配されていました。しかし当日欠場した理由が「家事都合」。お婆様がお亡くなりになったことで、急きょ欠場したとのこと。それを知っていた私は東口選手に「いろいろ大変やったらしいけど、何か見えない力が、きのう(2日目)・きょう、東口くんの背中を押してくれてるように思うわ」と話すと、東口選手は「さすがにそんなことはないと思いますけど、ホンマ自分でもビックリするくらいの伸びでしたね」と驚きの表情を見せました。「この調子で、明日も背中押してもらおうや」と冗談めかして話すと、「さすがに何度もそんなことはないとは思いますけど、自分の与えられた位置で頑張りたいです」と、決勝での健闘を力強く誓ってくれました。

車券こそハズれましたが、東口選手が決勝進出を決めたことに、何とも言えない満足感を胸に抱いて記者室へ戻りました。


そのB・最終回に続く)
posted by wbs at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
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