2017年01月01日

師走のオレンジバンクにスピードの天使が舞い降りた! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(その@)


明けましておめでとうございます

本年も「和歌山けいりん 夕暮れわかちゃんCLUB」と、当ブログを宜しくお願い申し上げます



和歌山競輪場では、12/26(月)〜28(水)の3日間、「ガールズケイリン(FU)」が開催されました。通算13回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「師走のオレンジバンクにスピードの天使が舞い降りた!」と題して、3回シリーズで紹介します。


○前検日 12/25(日)

9月のガールズ開催リポートの最後に「12月の開催も前検日の12/25が『チャリティーミュージックソン』とダブり、開催期間中も年末年始作業でレース取材は恐らく不可能に…(略)…当ブログのガールズ開催リポートは、下半期についてはお休みさせて…」と書きましたが(詳しくはこちら)、幸か不幸か業務の都合が付き、12月ガールズ開催の取材ができるようになりました(まさか、本来の仕事サボってるんやないやろな?)。

ところが前検日の25日、目を覚まして時計を見たところ、なんと11時を回ってるではありませんか。既にガールズの検車は始まっており(この大バカ!)、まさかの大寝坊に目まいしそうになりながらも、車を競輪場に急がせました。到着した時には既に指定練習が行われており、各選手らが思い思いにバンク内を周回していました。

前検取材をあきらめようとも思いましたが、取りあえず指定練習後でも話が聞けそうな選手をつかまえて、インタビュー開始です。

山口優衣選手(左)と梅田夕貴選手

山口優衣選手(左)と梅田夕貴選手


4期生で、佐賀の山口優衣選手と福井の梅田夕貴選手です。仲良しで、いつも2人でいることが多い両選手に話を聞きます。

山口選手は、前回の地元・武雄で決勝進出(7着)と調子も上がって来ています。「前回は決勝に乗れてうれしかったけど、予選の着が4・4なんで…。もうちょっと良い着を取って決勝に乗りたいです」と健闘を誓ってくれました。何しろ今年2月のガールズFT・予選2で大ガマシを見せ、金星寸前まで行ったのが記憶に新しいところ(この時の様子はこちら)。頑張って欲しいところです。

梅田選手も山口選手と同あっせんだった今年2月のガールズFTで、予選1で2着に入って波乱を演出しています(この時の様子はこちら)。積極的な自力戦が売りで、前々回・玉野ミッドナイトでは予選1で2着に入って、決勝(6着)に進んでいます。「あれ以来順調には来ていますけど、もう少し着を良くしたいですね」と、こちらも決勝進出が目標です。


青木美優選手

青木美優選手

3期生で栃木の青木美優選手です。和歌山初参戦だった去年4月のFUでは、最終日一般戦で2着に入っています(この時の様子はこちら)。「その時のことはあんまり覚えてないです」と言ってはいましたが、近歴は優参もあるなど好調そのもの。しかも前回は地元・宇都宮で決勝3着です。「前回は追加だったたんですけど、結果を出せてよかったです。この勢いで頑張りたいです」


山本知佳選手

山本知佳選手

地元のルーキー・山本知佳選手です。先日の「ラジオまつり」でご一緒させて頂いて以降、まずまずの戦歴。しかも前回の奈良ミッドナイトは決勝2着と、一気にジャンプアップです。予選1が中川選手や野口選手と同じレースとあって「自力のある選手が多いんで、何とか喰らい付いていきたいです」と話していました。「地元のファンもこのメンバーなら優勝できるかも、って期待してるで」と激励すると(けっ、エラソーに!)、「前回(今年7月)は予選で失敗してるし、まずは決勝に乗れるよう頑張りたいです」と力強く応えてくれました。


野口諭実可選手

野口諭実可選手

1期生で群馬の野口諭実可選手です。和歌山参戦も多く、いつもセクシーポーズやお茶目な仕草をカメラの前で披露してくれますが、今回も見せてくれました。最近「練習環境を求めて」大分に移住したとのことですが、転籍については「したいんですけど、まぁ色々と複雑な事情があって」、実現できていないとのこと。しかし大分移住後は優参の連続で、3場所前の平塚も決勝2着。初優勝まであと一歩まで来ています。「何とか早いうちに決めたいですね」と、乙女の願望もチラリ…。


5人の選手に話を聞いたところで、他の選手は昼食や自転車整備で話を聞けない様子。結局この日はここで打ち止め(ハ〜? 仕事してる内に入らんやんけ!)。翌日のレース後取材にかけることにしました。



○初日 12/26(月)

ガールズレースの直前に競輪場に到着した私。天気は下り坂の予報が出ているものの、冬のどんよりとした重たそうな雲が覆っているオレンジバンクの上空。ただ、雨の心配はなさそうです。

初日の空模様はどんより曇り空

初日の空模様はどんより曇り空


天気が下り坂で、風もやや強めに吹いていることから、ガールズは前・後輪ともスポークホイールでのレースとなりました。発走時刻になり、12月から新しく桜基調のユニフォームを身にまとった6Rの選手が、スターゲート(敢闘門)から発走台へと入場してきました。

新ユニフォームで6Rの選手が入場

新ユニフォームで6Rの選手が入場


<初日6R VTR>
号砲で内枠2車とD石井が飛び出し、A篠崎が正攻法に付きます。周回中は、篠崎−@山口−石井−B齋藤−C岡村−E荒川−F青木の順。赤板HS(残り2周)を過ぎても後方からの動きはなく、一本棒の状態でジャンを迎えます。誘導員が強制退避してもペースは超スロー。各車が石井の動きを見ながら、石井番手への飛び付きや追い上げマーク争いを始めます。

初日6R ジャン3コーナー過ぎの攻防

初日6R ジャン3コーナー過ぎの攻防
D石井の動きを警戒しながら、A篠崎は飛び付き、他の後続選手は追い上げマークに備える



石井は最終HSの進入で一気に踏み上げ、篠崎を叩いて先行勝負に打って出ます。篠崎は一瞬クチ(車間)が空いてしまいますが、石井の番手を確保します。石井の発進に踏み遅れた後続選手は、荒川が3番手、青木が4番手で続きますが、やや離れ気味の追走。それでも最終3角で荒川・青木らは前団に追い付き一本棒となります。

初日6R 最終2センターの攻防

初日6R 最終2センターの攻防
D石井が快調に先行し、A篠崎が番手追走する。やや離れ気味の追走だったE荒川・F青木も追い付いて一本棒となる



結局、番手追走の篠崎が、直線で石井を捉えて1着になりました。2着には石井が粘り、3着には荒川が続きました。

本命の差し目でしたが意外な好配当

本命2車の差し目でしたが意外な好配当


レース終了後、検車場に入って選手の終わりコメントを待っていましたが、クールダウンなどでなかなか報道陣の前に現れる選手がいない事態に。そうこうしているうちに7Rの発売が締切となり、慌ててメインスタンドまで走って戻ります。


<初日7R VTR>
号砲でD佐々木が他車の様子を窺いながら誘導を追いかけ、正攻法を確保します(記録上はS)。周回中は、佐々木−B中川−@山本−A野口−E梅田−F飯田−C高松の順。赤板HS(残り2周)を迎え、早くも高松がゆっくりと上昇し、ジャン前BKで佐々木を叩いて先頭に躍り出ます。叩かれた佐々木は、直後の中川の動きを警戒しながら追走します。

初日7R ジャン2センター過ぎの攻防

初日7R ジャン2センター過ぎの攻防
C高松が最後方から上昇し、D佐々木を叩いて先頭へ。佐々木は後続の動きを警戒する



そして最終HSから高松が意を決して、カマシ先行勝負に出ます。佐々木が警戒する中、中川が最終1センターから捲り上げます。

初日7R 最終1コーナー過ぎの攻防

初日7R 最終1コーナー過ぎの攻防
C高松が思い切ったカマシ先行に出るも、D佐々木が車間を詰め、B中川が捲り上げるタイミングを計る



中川の捲りが決まり、後位は初手から追走の山本が確保します。しかし最終3角手前から中川がやや外にふくれたすきに、山本がインを突っ込み番手イン捲りのような状態になります。気付いた中川は外から被せようとしますが、山本の勢いは止まらず、そのまま先頭に躍り出ます。

初日7R 最終2センターの攻防

初日7R 最終2センターの攻防
最終3角手前から、B中川のインをすくって伸びた@山本が「番手イン捲り」のような形で先頭へ躍り出る



結局、山本が中川の追撃をしのいで1着になり、中川が2着に続きました。そして山本後位から外々を踏んだ野口が3着を確保しました。


こちらも本命の差し目でまずまずの好配当

こちらも本命の差し目でまずまずの好配当


検車場に戻ってくると、6Rの選手もクールダウンや着替えを終えて戻って来ていました。スポーツ紙・専門紙の記者さんの囲み取材の輪に加わります。

まさに番手ベタマークから直線差し交した、6R1着の篠崎。石井のスピードに圧倒されて差しに方針転換したそうです。

篠崎選手「捲れる感じがしなかった」

篠崎選手「捲れる感じがしなかった」 ※撮影は7R終了後

「飛び付きに行った時の石井さんのスピードがすごくて、捲れる感じがしませんでした。それで追い込みに回ろうと思いました」と、レース中に方針転換した思いを話してくれました。


翌日のメンバー表を見る荒川選手(左)と齋藤選手

翌日のメンバー表を見る荒川選手(左)と齋藤選手 ※撮影は8R終了後

6R3着に流れ込んだ荒川は「車間が空いてしまったんで、しんどかったです」と、危うく追走に窮しそうになったそうです。「そこからハコ(番手)まで追い上げようかと思いましたが、3番手回りで脚を貯める作戦に切り替えました」と、やはり石井のスピードに翻ろうされたようです。


翌日のメンバー表を見る山口選手(左)と梅田選手

翌日のメンバー表を見る山口選手(左)と梅田選手 ※撮影は8R終了後

6R6着の山口。石井が仕掛けるタイミングを計っていたジャン過ぎで、自分が仕掛けるべきだったと反省です。「ジャンからペースが緩んでいたんで、そこで行かなければダメでしたね。大失敗です」と、練習で積み上げてきた自力を出せなかったことを悔やんでいました。

7R5着の梅田も持ち味の自力を繰り出すことができなかったことを反省です。「今日は仕掛けられなかった。力出し切れなかったですね」


石井選手「レース勘が戻ってなくて、タイミングが狂ってしまった」

石井選手「レース勘が戻ってなくて、タイミングが狂ってしまった」

果敢に先行も篠崎に交わされた6R2着の石井。「1か月レースから遠ざかっていたんで、勘どころが狂ってしまいました。一旦バック踏んでから出したんで、スピードも乗っていないし」と、勝負所での仕掛け方にやや難があったことを話していました。


中川選手「内から突っ込んで来られるとは…」

中川選手「内から突っ込んで来られるとは…」

山本のイン捲りに屈した7R2着の中川。ガールズには珍しいイン突っ込みに「入って来られるとは思わなかった」と戸惑いがあったようです。「脚の感じは悪くないんで、明日修正して頑張ります」と、予選2走目での奮起を誓っていました。


山本選手「突っかかってしまったけど、内が空いていたんで…」

山本選手「突っかかってしまったけど、内が空いていたんで…」

ガールズには珍しいイン捲り(実際の決まり手は差し)で、7R1着の山本。地元戦での1着に喜んでいるかと思いきや、「中川さんの番手に行くつもりが、思った以上に踏んでしまいました」と走り方を反省していました。それでも「突っかかってしまったし、内が空いていたんで、思い切って突っ込んで行きました」と、とっさの判断が功を奏したようです。


野口選手「力出し切れなかった」

野口選手「力出し切れなかった」

野口は7R3着。山本後位から外へ踏み上げたものの、山本のイン捲りのあおりで外々踏まされる格好になり、悔しさをにじませていました。「中川さんが捲ると思っていましたが、まさかの展開でしたね。今日はちょっと力を出し切れませんでした」と、翌日の予選2でリベンジを果たすべく、気合いを入れ直していました。


佐々木選手「着は悪かったが、新車の感じは良い」

佐々木選手「着は悪かったが、新車の感じは良い」

7R5着の佐々木。流れには乗れたものの、大きい着に表情が暗いのかと思いきや「新車の感じが良いんで、セッティングをもう少し煮詰めていきたいです」と、むしろ明るい兆しがあったようです。


この他、写真はありませんが、取れた選手コメントを紹介すると、6R7着の岡村は「石井さんのダッシュに付いて行くことができませんでした」と、勝負所での対応を反省です。また7Rで、思い切ったカマシを見せるも7着に終わった高松は「(落車後遺症で)首が回らないんで、それなら思い切って行こうとカマしていきました。同じ大敗なら仕掛けて行った方が良いですからね」と、チャレンジャー精神で先行したことを自己評価していました。


上位陣がまずまずの結果を残した初日でしたが、伏兵陣の台頭も期待できそうな今シリーズ。空模様が下り坂傾向で、2日目の天気がちょっぴり心配ですが、翌日の好レースに期待して帰社することにしました。


そのAへ続く)
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