2016年02月13日

スピードの乙女たちよ、チャンスをつかめ! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(その@)

和歌山競輪場では、2/8(月)〜10(水)の3日間、「ガールズ&S級シリーズ WBS和歌山放送杯争奪戦(FT)」が開催されました。通算9回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「スピードの乙女たちよ、チャンスをつかめ!」と題して、4回シリーズで紹介します。


○前検日 2/7(日)

和歌山では、昨年12月に続いてのガールズ開催。しかも今回は、和歌山では初めてとなるFTとのセット開催。ガールズ選手もS級選手も見られるおトクな開催ですが、取材する側(というより私自身)は大変。重きを置くべきなのは、このブログ用のガールズなのか、FT開催最終日恒例の予想会用のS級選手なのか、ちょっぴり難しい選択を迫られました。

でも競輪場へ行かなければ、いずれにしても事は始まりません。しかし毎度お約束のごとく、検車場に到着したのはAM10時半過ぎ。スポーツ紙の記者さんらは、もうあらかたガールズ選手への取材が終わっているようで、明らかに出遅れてしまいました(何しとんねん、このバカ!)。慌てて目に付いた選手に、片っ端から話を聞いて回ります。

高松選手「節分を越えたんでリセットしたい」

「節分を越えたんでリセットしたい」 高松美代子選手(神奈川・102期)

ガールズ1期生でガールズ最年長の高松選手です。今回のあっせんで和歌山バンク参戦が実に5回目となります。「小坂知子さん(岐阜)を超えて、和歌山最多あっせんですよ」と声を掛けると、「よく呼んでもらって嬉しいです。決勝にも乗れたバンクですし」と笑顔を見せます。ところが「落車復帰後、なかなか調子が戻って来ないんですよ」と不安を口にしましたが、「節分を越えて暦の上でも新しい年になったんで、リセットしたいですね」と、前向きに話してくれました。


井上選手「着順ほどの調子ではなくて…」

「着順ほどの調子ではなくて…」 井上玲美選手(東京・104期)

東京の井上玲美選手です。前回参加(2015年4月)の時は優参を逃しました。その頃と比べると、近歴は優参こそないものの中間着でまとめていて、調子も安定している感じ。「でも着順ほどの調子でないんですよ。あと1つ2つ上の着を取らないとダメですね」と気合いを入れ直していました。


東口選手「今の成績はビミョー」

「今の成績はビミョー」 東口純選手(石川・108期)

石川の東口純選手です。バスケットボールやBMXフラットランド(フリースタイルの曲乗り?)の経験を経て輪界入りです。コンスタントに優参を重ねていますが「1着が取れていないんで、ちょっとビミョーです」と、やや弱気なコメントでした。


飯塚選手「和歌山は決勝乗ったことがなくて…」

「和歌山は決勝乗ったことがなくて…」 飯塚朋子選手(大阪・102期)

近歴絶好調の大阪・飯塚朋子選手です。去年後半から一気にブレイク、優参を重ねています。「和歌山は正規配分では決勝に乗ったことないし、何とか決勝乗りたいですね」と控え目なコメントですが、「今回のメンバーなら、上手くいけば優勝もあるで」と激励(へっ、エラソーに)。決勝であと一歩届かないのも「ラストのツメが甘いのかな?」と自己分析。「前回の名古屋でちょっと体調を崩して、身体が動かなくなりました。それで2日目に5(着)叩いて、決勝に乗れるかヒヤヒヤしました」と心配なコメントも。


石井選手「戻って来れて嬉しい」

「戻って来れて嬉しい」 石井貴子選手(東京・104期)

東京の石井貴子選手です。昨年7月の高知ミッドナイトで落車し、右ひざの半月板と靭帯を痛めて長期欠場を強いられました。京王閣バンク所属のガールズ選手ブログに弱気なコメントを残していましたが、今回が復帰戦。「めっちゃ心が折れました。でも戻って来れて嬉しいです」と、検車場の雰囲気を楽しんでいるようでした。「今の自分にとってできる限りの仕上げをして来ましたんで、頑張りたいです」と、健闘を誓っていました。


増茂選手「和歌山は初めて」

「和歌山は初めて」 増茂るるこ選手(東京・102期)

和歌山初参戦のガールズ1期生、東京の増茂るる子選手です。バンクの特徴を聞かれて「風が強くて直線が長いんで、(ホームの)立川と感覚は同じかも」と答えると、「普段の練習と変わらない感じで走れそうですね」と、ちょっぴり表情がほころびました。「今年は最初だけなんで(松阪 2・1・@)、しっかり頑張りたいです」と、活躍を誓っていました。


明珍選手「レースが見えて来た」

「レースが見えて来た」 明珍裕子選手(福島・104期)

福島の明珍裕子選手です。前回の玉野で一般戦2着、3〜4場所前の佐世保・いわき平では一般戦で勝ち星を挙げるなど好調です。「行かなければならない時に行けるという感覚が戻ってきました。レースが見えて来たのかな」と手応え十分の様子。「良い展開をモノにして、それを活かせるように頑張りたいです」とのこと。


荒牧選手「落欠明けで、走ってみないと」

「落欠明けで、走ってみないと」 荒牧聖未選手(栃木・102期)

ガールズ1期生で栃木の荒牧聖未選手です。昨年11月の取手で落車して左肩を打撲。ただ痛みがなかなか引かなかったようで、今回が復帰戦です。「調子は走ってみないと、分からないですね」と、コメントは控え目。ガールズコレクション級の選手だけに、今節のシリーズリーダー格であるのは間違いありません。「一走一走を大切にして結果を出すことで、優勝につながると思います。優勝回数を増やしたいですね」と、今節の抱負も謙虚に話してくれました。


松尾選手「和歌山でのガールズ初レースの1着です」

「和歌山でのガールズ初レースの1着です」 松尾智佳選手(愛媛・102期)

愛媛のガールズ1期生・松尾智佳選手です。2013年6月のガールズ和歌山初開催で、最初のレース(初日6R・予選1)で1着となりました。「松尾さんは和歌山競輪の記録に残る選手なんやで」と伝えると、「そうですよね、思い出した。なんかヤル気出てきた〜!」とスイッチが入った様子。3日間風が強くなりそうなことも伝えると、「ホームの松山も風が強いんで、むしろ楽しみです」と、さらに気合いを入れていました。


梅田選手「地元地区なんで頑張りたい」

「地元地区なんで頑張りたい」 梅田夕貴選手(福井・108期)

ルーキーで福井の梅田夕貴選手です。「和歌山は地元地区(近畿)になるんで、いつも以上に力を入れて頑張りたいです」と気合いを入れていました。しかも「(ホームの)福井以外で、近畿の正規配分は今回が初めてです。補充でも向日町しか走ってないんで」とのこと。「和歌山が思い出のバンクになるように頑張ってね」と激励しました。


濱田選手「冬季移動はしていません」

「冬季移動はしていません」 濱田瞳選手(青森・106期

青森の濱田瞳選手です。直前の小倉で一般戦1着。「展開が向いたんで、たまたまです」とご謙遜ですが、3場所前の前橋でも2・6・2と、2度の連絡みを果たしていて、私は密かに今節のダークホースとして期待です。実はこの話をする直前、和歌山市内にはみぞれが降りました。「冬季移動はしているの?」と尋ねたら、「してません。ローラーやパワーマックス(電動ローラー)が練習のメインですね。その分乗り込みが足らないのかなって、心配しています」とのこと。


猪頭選手「和歌山は2回目の参戦」

「和歌山は2回目の参戦」 猪頭香緒里選手(岡山・104期)

岡山のガールズ2期生・猪頭香緒里選手です。昨年12月、四日市ナイターで6人落車の大アクシデントが発生したレースで、唯一難を逃れ“逃げ切り”の1着をマークしました。前回の小倉、前々回の立川では、いずれも一般戦で2着に入っています。「和歌山は2回目(前回は2015年4月、成績は5・5・4)です。中3日なんで、身体のケア中心の調整です」とのこと。


山口選手「近畿は初めてです」

「近畿は初めてです」 山口優衣選手(佐賀・108期)

ルーキーで佐賀の山口優衣選手です。「近畿地区は初めてです」とのこと。まだまだレース慣れできていないのか、大きい着が目立ちます。「動くレースをしようと思っているんですができていないんで、今回は確定板目指して練習の成果を出したいです」と、力走を約束してくれました。


金田選手「落車の痛さとインフルで練習が…」

「落車の痛さとインフルで練習が…」 金田洋世選手(神奈川・104期)

神奈川の金田洋世選手です。ビーチバレー経験者で、元々は大阪出身。前述した12月・四日市ナイターでの6人落車に巻き込まれましたが、再乗して2着に入りました。「ちょっと複雑ですよ」と、これには心の底から喜べない様子。しかも「腰を打って痛いのと、インフルエンザで、正直十分練習できていないです」と、復帰戦への自信はほとんどゼロのコメント。でも「以前に確定板に乗っているバンクですし、頑張ります」と、健闘を誓いました。


何とか参加14選手全員のコメントと写真を確保できました(おっ、今回は頑張ったやん)。そうこうしている内に、ガールズ指定練習の開始時刻が近づいてきました。敢闘門前に移動すると、選手たちが敢闘門が開くのをリラックスしながら待っていました。

指定練習開始を待つガールズ選手

指定練習開始を待つガールズ選手


午前中はみぞれが降ったため指定練習ができるのか心配されましたが、バンクは完全に乾いているようです。そしてAM11:45に敢闘門が開き、20分間の指定練習がスタート。短い練習時間を惜しむかのように、各選手がバンクに飛び出して行きました。

指定練習@

前検日指定練習その1 先頭から山口優衣・梅田夕貴・東口純・高松美代子の各選手


指定練習A

前検日指定練習その2 先頭から飯塚朋子・猪頭香緒里・濱田瞳・井上玲美・明珍裕子・荒牧聖未の各選手


指定練習B

前検日指定練習その3 内・石井貴子、外・増茂るる子の両選手


週間予報では、連日、朝が寒いものの日中は晴れベースとのこと。好コンディションでのレースに期待しつつガールズ選手への取材を終え、S級選手への取材にシフトしました。


そのAへ続く)
この記事へのコメント
今回のガールズは和歌山では珍しく3日間ウィークデイの開催、まぁなんとか休みが入ったので観に行くことができました。比較的小粒のメンバー、私の期待は飯塚選手。はたしてどうなるやら(^^;;?
Posted by コタカ at 2016年02月19日 20:15
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