2016年01月06日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 京王閣グランプリ 花のお江戸で2015年の総決算や!(そのA)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る12月30日(水)に京王閣競輪場で開催された「KEIRINグランプリ2015」と、翌31日(火)のもろもろに「自腹出張」した3回シリーズのリポート。今回が2回目です。

ダービー出走権がかかっている椎木尾拓哉選手が1着になり、車券も獲って気分上々になった私。さらに場内見学を続けます。1コーナーの奥にはフリーマーケットなどが行われる広場があり、さらにその奥には西門が設けられています。

京王閣競輪場 西門

京王閣競輪場 西門


この他にも競輪資料館などもありましたが、資料館は数年前に閉鎖されていたような記憶があって、看板は上がっていたものの足が向きませんでした(確認しに行かんかぃ!)。

というのも、続く5Rの発売締め切りが近づいてきたため、急いで予想にとりかかります。
5RはG久米が先頭の徳島3車が中心で、C松山が引っ張る中部2車+E村上の西日本3車が対抗します。ただ@山田−D大森の北海道2車の動向が不気味。そこで山田の飛び付き勝負もあるかと考え、久米の押し切りと山田、さらに中部の捲り上げを絡めたG@ACの4車BOXを基本に、飛び付きがなかった場合の想定で、久米の番手B佐竹のアタマ流しで勝負することにしました。

5R車券

5R車券


レースは号砲直後ややけん制が入るも、B佐竹和也が誘導を追いかけ、G久米康平を迎え入れます。周回中の位置取りは、徳島3車−北海道2車−中部2車−ライン3番手のE村上清隆−単騎のH三住博昭の順。赤板HS(残り2周)を過ぎの1角からC松山桂輔が上昇すると、ジャン前BKで一気に久米を叩いて先頭に立ちます。これを三住が追走し、さらに@山田敦也も併せつつ5番手を確保します。

5Rジャン3コーナーの攻防

5Rジャン3コーナーの攻防
ジャン前BKでC松山がG久米を叩いて先頭へ。H三住・@山田も切り替え追走する



久米の仕掛けがないのを確認した松山が、最終HSから先行勝負に打って出ますが、最終2角から久米が捲り返しに出ます。

5R最終2コーナーの攻防

5R最終2コーナーの攻防
最終HSからC松山が先行。7番手からG久米が捲り返しに出る



これを見た4番手位置の三住が、久米に併せて自力発動して前団に迫ります。さらに三角の仕掛けに乗っかった山田が、久米を捌きつつさらに外を踏んで直線勝負に出ます。

5R最終3コーナーの攻防

5R最終3コーナーの攻防
G久米の捲りに併せてH三住が自力捲り。追走した@山田が久米を捌きながら、さらに前へ踏み込む


三住の後位から山田が伸びて来るところ、山田をマークしたD大森慶一が、2センターから外を踏み込んで突っ込みました。結局、横一線を制した大森が1着になり、山田が2着に入りました。さらに久米の捲り不発から大森後位に切り替え、直線中バンクを伸びたF小川圭二が3着に飛び込みました。

波乱の結果になりました。これは獲れない…

5Rは波乱の結果になりました。これは獲れない…


中部ワンツーではなく、北海道ワンツー。しかも徳島3番手の小川が突っ込んできて、3連単4万円弱の波乱となりました。「う〜ん、これはなかなか難しいな…」と、ついつい独り言が出ます。

そうしている内に、H君とS女史が到着。1コーナー奥の広場でミニミニ検討会をしながら、GP車券のマークシートを前もって書き込みます。そして6R・7Rの観戦をパスしていると、場内はどんどんファンで埋め尽くされていきます。

8Rの脚見せを見ようとバンク脇に移動すると、S女史の知り合いで岡田征陽選手のファンのAさん(女性)の姿が。S女史とAさんの会話を聞きながら、私はH君が買って来たモツ煮込み串をほおばりながら(お前が買えよ!)、GPの狙い目をさらに絞りに行きます。そうしていると、「GPは初回から全部見てんだよ」という見知らぬオジサンも加わって(!)、あ〜でもない、こ〜でもないとGP大検討会に広がっていきました。

とはいうものの、バンク脇にいて8Rの車券を買わない訳にはいかず、急いで車券を検討します。
8RはD小松崎−@荒沢の北日本勢が大本線で、C松岡・G鈴木が捲りに回るという3分戦+単騎が1車の構図です。穴の要素は考えづらいのですが、マークの荒沢がラストで追走に窮するのと、九州ラインが捲って突っ込んでくるという2つの展開になるのを期待して、D→@じゃないDアタマ流しで勝負しました。

8R車券

8R車券


そのまま、Aさんや仲間らがいる1コーナー脇、TVカメラ台の真下でレースを見ることにしました。カメラ的にはちょっと厳しい角度ですが、何とかカメラにレースシーンを収めようとします。

レースは、号砲で@荒沢貴史が飛び出し、D小松崎大地を正攻法に迎え入れます。周回中の位置取りは、北日本2車−ライン3番手のH山田幸司−九州3車−単騎のA有賀高士−埼京2車の順。青板3角(残り2周半)からG鈴木雄一朗が上昇し、これにC松岡孔明が追走して正攻法の小松崎を抑えます。鈴木は一旦正攻法に収まると、ジャン前BKから誘導員を交わして先行態勢に入ります。この時、下げた小松崎が再度インをすくって松岡をどかして3番手位置を確保します。

8Rジャン過ぎ2センターの攻防

8Rジャン過ぎ2センターの攻防(金網にフォーカスが入っていますが…)
ジャン前BKからG鈴木がハナを切り、インをすくってD小松崎が3番手位置を確保。C松岡は7番手まで下げさせられる



最終HSで松岡が巻き返しに打って出ますが、全速スパートの鈴木と脚色が合ってしまい不発になります。松岡不発を確認した小松崎が最終2角から捲って出ると、鈴木をあっという間に飲み込んで先頭へ躍り出ます。マークの荒沢も追走し、3番手の山田も松岡を捌いた際に車間が空いてしまいましたが、何とか喰らい付いていきます。

8R最終2センターの攻防

8R最終2センターの攻防(こちらも金網にフォーカスが入っていますが…)
最終2角から捲ったD小松崎が前団を飲み込み先頭へ。マークの@荒沢がぴったり追走する



結局、小松崎が後続を振り切って1着。荒沢・山田がそれぞれ2,3着に続き、大本命戦の決着になりました。

大本命戦の結果にガックリ…

大本命戦の結果にガックリ… (こちらはさらに金網へフォーカスが入っておりますが…。お見苦しい画像で申し訳ございません)

「小松崎、強すぎる。荒沢もよ〜付いて行ったゎ…」ちょっとしたまぎれを期待した私も、あきらめの言葉しか出てきません。

1コーナー脇が定位置のAさんと別れて、東スタンドへ移動します。9Rの車券も検討していましたが、それまで比較的空いていて「穴場(車券売り場)の穴場」だった東スタンド2階の車券売り場が、その時点でかなりごった返しており、締め切りにあってしまいました。ちなみに買おうとしていた狙い目はハズレていたので、助かりましたけどね。

さてセミファイナルの10R「FT・寺内大吉記念杯」決勝となりました。ここまで車券的にはあまり手を付けていなかったこともあって、マイナスは1万円弱。「ここで当てたら十分取り返せて、なおかつGPの軍資金も増やせるやんけ」と、相変わらず楽観的な私。
D竹内が引っ張る岐阜2車が中心ですが、E高橋が先頭の愛知2車、@天田が先導する関東3車、A原田が前回りの四国2車が抵抗する4分戦の構図。前夜のブログで書いた通り、高橋がいるものの主導権は竹内が握り、天田や原田が捲り返すのが自然な流れと見ました。車券の結論は、竹内の逃げ残りと天田の捲り、原田の捲りに乗って突っ込むF松浦のD@F3車BOXを基本に据え、原田を加えたD@FA4車BOX、さらに松浦アタマのF流しを買い足しました。

10R車券その@

10R車券その@


そして前夜のブログで出した2車単の狙い目を「責任車券」として購入です。もちろんF松浦絡みは好配のため、比重が高くなってしまいました。

10R車券そのA

10R車券そのA


号砲直後は、各車けん制状態から飛び出したF松浦悠士が誘導員を追いかけ、A原田研太朗を正攻法に迎え入れます。序盤の位置取りは、瀬戸内2車−関東3車−愛知2車−岐阜2車の順。赤板HS(残り2周)を迎え、D竹内雄作が上昇を見せると、併せるかのようにE高橋和也も上昇します。竹内は一旦ハナに立ちましたが、竹内をさらに叩いた高橋が先頭に躍り出て、そのまま主導権を奪います。すると今度は、@天田裕輝も中団を求めて追い上げ、下げた竹内がいる3番手の外までやって来ます。

10Rジャン3コーナーの攻防

10Rジャン3コーナーの攻防
D竹内を叩いたE高橋が主導権。追い上げた@天田が3番手外で竹内と並走する



しかし竹内が抵抗し、最終HSで天田を捌いて3番手位置を確保します。さらに捌いた流れで竹内が捲り返しに打って出ると、原田が捲り上げから竹内後位に乗っかります。最終BKでは、逃げる高橋と竹内が雁行状態になり、原田は追い付いた勢いで前団を捲ろうと踏み上げます。

10R最終BKの攻防

10R最終BKの攻防
先行するE高橋と、巻き返そうとするD竹内が雁行状態。さらに竹内を目標に仕掛けたA原田が捲り上げる



そして最終3角を前に竹内後位にすき間ができ、高橋マークのB山内卓也が竹内後位に切り替えます。最終3角では、今度は出切った竹内と捲ろうとした原田が雁行状態になります。

10R最終3コーナーの攻防

10R最終3コーナーの攻防
D竹内はE高橋を捲り切って先頭へ。さらにこれを捲ろうとA原田が詰め寄り、竹内後位にB山内が切り替える



そして直線に入って原田が力尽きたところ、竹内と原田の間を中割り気味に突っ込んだ山内が、Vゴールを駆け抜けました。2着には竹内が粘り、3着には原田マークから内へ開いたコースを突っ込んだ松浦が入りました。

3連単は12万円台で今シリーズ一番の大波乱です。

今シリーズ一番の大波乱となりました

今シリーズ一番の大波乱となりました


私にとって完全ノーマークの山内がアタマ。穴軸に推した松浦も勝負所で離れていて、3着に突っ込むのが精一杯のレース。残念この上なしといった気分になりました。そんなことを言っていても、次はいよいよ最終レース「KEIRINグランプリ」です。

GPは、福島と京都が2車ずつ、関東が3車、そこへ@園田とE浅井が単騎という、3分戦+単騎2車の構図。大方の予想では、関東の先導役D武田が引っ張りG平原が番手捲り、そこへA新田が捲り追い込むという流れで、京都勢は苦戦を強いられるかもというもの。私も直前の番組「夕暮れわかちゃんCLUB」で同様の内容をお話ししました。そこで「初志貫徹」とばかりに、平原・新田を軸にして、単騎でもタテ脚勝負なら負けないE浅井を入れたGAE3車BOXを基本に据えました。そしてその3車をそれぞれアタマ流しにして、平原と新田からは筋の選手を入れつつ力車券になるように、浅井からは展開有利になりそうな選手を優先して組み合わせました。さらに“GPのレジェンド”B神山に敬意を表して、アタマ流しではなく3着流しで(それって敬意を表してないやんけ!)、それも取りガミ覚悟で狙ってみました。

11R競輪GP 車券その@

11R競輪GP車券その@


そして前夜のブログでお出しした2車単の狙い目を、やはり「責任車券」として購入です。

11R競輪GP 車券そのA

11R競輪GP車券そのA ブログ責任車券です


発走の時刻が近づいてくると、それまで東スタンドを照らしていた夕日が一気に陰り、薄暗くなってきました。ナイター開催場の京王閣ということもあって、10R終了後に照明に灯が入りました。そしてバンク脇には1万7千人のファンが、その時を今か今かと待ち構えていました。

GP発走直前 1万7千人のファンが見守ります

GP発走直前 1万7千人のファンが見守ります


そして車券の発売が締め切られ、いよいよ発走の時を迎えました。一人一人名前をコールされ、スモーク演出の中、GP9選手がバンク内に姿を現します。去年の岸和田でもそうでしたが、それぞれの選手が入場するたび、各選手への声援がバンクにこだまして、うねっていました。私は毎度毎度の話ですが、祈る気持ちで選手入場を見つめます。

GP9選手が入場 ファンの声援がバンクを包みます

GP9選手が入場 ファンの声援がバンクを包みます


レースは、号砲でA新田祐大がポンと飛び出してSを決め、正攻法に収まります。周回中は、福島2車−関東3車−単騎の@園田匠−単騎のE浅井康太−京都2車の順で落ち着き、GP7周競走の周回を重ねます。ただレースの動きは意外に早く、青板BK(残り2周半)からC稲垣裕之が上昇すると、これに併せるようにD武田豊樹も上昇し、赤板HS(残り2周)で早くも踏み合いとなります。しかし稲垣が叩ききって先頭に立つと、武田は下げて3番手を確保します。隊列は一列棒状で、浅井は6番手、園田は7番手、新田はさらにその後ろの8番手でジャンを迎え、先頭の稲垣はジャン前BKからフルスピードでモガいて行きます。

11R競輪GP ジャン3コーナーの攻防

11R競輪GP ジャン3コーナーの攻防
赤板で踏み合いになるも、C稲垣が最終主導権を奪って目イチの先行勝負。D武田は3番手に車を下げて、隊列は一列棒状となる



そして最終1センターから武田が捲りを放つと、稲垣マークのH村上義弘がこれに気付いて、番手捲りで応戦します。

11R競輪GP 最終1センターの攻防

11R競輪GP 最終1センターの攻防
C稲垣が目イチ先行するところ、3番手からD武田が捲り返しに出る



しかし武田の伸びは今一つで、武田マークのG平原康多が武田を見切って、前の2車を捲って出ようとします。すると最終BKから浅井がインをすくってB神山雄一郎を捌いて平原後位を奪うと、8番手の新田も同じく最終BKから捲り追い込みを狙います。直線に入って一旦は平原が先頭に立ちましたが、平原後位から鋭く追い込んだ浅井が自身初のGP優勝となるVゴールを駆け抜けました。2着には捲り追い込みの新田が突っ込み、平原は3着に終わりました。

ゴールした瞬間、優勝した浅井は右手をサッと上げて、喜びをあらわにしました。半周して3コーナーに戻って来た浅井は、東スタンドのファンから送られた祝福の声に、右手を高々と上げたガッツポーズと満面の笑みで応えていました。

ファンの祝福に応える浅井選手

ファンの祝福に応える浅井選手


浅井が優勝したことで、車券的にはちょっぴり上乗せの好配当となりました。

浅井Vで車券はまずまずの好配当に

浅井Vで車券はまずまずの好配当に


表彰式&優勝インタビューに出て来た浅井でしたが、若くしてお亡くなりになったお父様との思い出などを聞いている内に、浅井の裏側にある競輪そのもの、競輪選手でいることへの熱い思いに触れたような気がして、少しウルウル来てしまいました。

優勝インタビューに答える浅井選手

優勝インタビューに答える浅井選手


さて、私自身は浅井のおかげで払戻し総額が15万円を超え、まさに一発大逆転となりました。しかし、何か忘れているような気がしました。

勘の良い方なら分かるでしょう。そうです。レース写真で、まさにレースの肝となった最終3角のシーンを撮り忘れていました。それもそのはず。浅井がインをすくって神山を捌いた瞬間、自分の本線車券に限りなく近づいたこともあって、あさい〜!! ひらはら〜!! にった〜!! そのまま3人で突っ込め〜!」と声を限りに叫んでいました。当然、写真を撮らなければならないのをすっかり忘れてしまいました(仕事に集中せんかいや、この大バカもん!)。

しくじった感をちょっぴり引きずりながら、メダリスト社のブースでGPグッズを自腹で買い足し(バ〜ンとじゃないけど)、宿泊先の新橋まで引き上げてきました。そして駅近くの居酒屋で、H君・S女史と3人で反省会&忘年会と相成りましたが、ほとんど徹夜状態で上京し、あまりお酒の飲めない私が“祝杯”を上げたものですから、梅酒サワー1杯で爆睡に。

結局、宴は尻すぼみ状態でお開き。しかもH君・S女史にはホテルまで送ってもらい、ホント悪いことをしました(だから、量を飲めない人は飲んじゃダメだって…)。しかも、ホテルのベッドで横になった途端に眠り込んでしまい、気が付けば時刻は11時半。3時間も眠っていました。

「『終わり良ければ』って言うけど、写真もお酒もちょっとやっちゃったなぁ…」と、しくじった感をさらに引きずりながら、30日の夜はふけていきます。

ちなみにこの時点で、私は大晦日の予定が立っていませんでした。というのも首都圏の競輪は軒並みお休み。シャワーを浴びて、再度、床に就いた私は「川口オートのスーパースターフェスタへ行くか? 大井競馬に行くか? それともボートにしようか? 『爆買い』とはいかなくても、GPでgetした金で買い物にしようか?」と悩んでいました(ハッ、そりゃゼイタクなお悩みで…)。


そのB・最終回に続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
この記事へのコメント
資料館は去年1月の時点で閉鎖されてました。大変貴重なものも所蔵されていただけに残念、グランプリシリーズだけでも開館してないかとの期待はムダでした(>_<)。
さて グランプリ。私の声をからしての声援は届きませんでしたが、この場にまたやって来れたのは大満足でした。まるで九年前の吉岡選手ラストランとなったあの日にタイムスリップしたような…。
Posted by コタカ at 2016年01月10日 21:10
コタカさんへ

連続のコメントありがとうございます。
京王閣ではいろいろお世話になりました。ありがとうございました。
そうでしたか。競輪資料館は去年1月にはすでに閉鎖されていましたか。折角のGP開催ですから、何か特別企画展でもやったら良かったのにと思うのは私だけでしょうか。
それとコタカさん応援の選手は、残念な結果に終わりました。でも見せ場たっぷりの内容でしたよ。
Posted by 山本D at 2016年01月11日 08:55
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