2016年01月05日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 京王閣グランプリ 花のお江戸で2015年の総決算や!(その@)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る12月30日(水)に京王閣競輪場で開催された「KEIRINグランプリ2015」と、翌31日(火)のもろもろに「自腹出張」したリポートです。今回から3回シリーズでお送りします。

前年のGPはお隣り・岸和田での開催でしたが、シリーズの曜日割りも日〜火という私にとって理想的なスケジュールだったため、3日間とも参戦することができました(そのときの様子はこちら)。しかし今回は12/30が水曜日で、しかも年末年始に進行するCMの収録・編集作業などが詰まっていたため、京王閣に赴けるかどうかがギリギリまで分からない状態でした。ただ、京王閣競輪場は私にとって未踏の地。「このチャンスを逃せば、次に行ける機会がますます遠のいてしまう」と考えたら、もう居てもたってもいられなくなり、気がつけば飛行機とその夜に宿泊するホテルを予約していました。

そうなれば溜まった仕事の段取りは、どういう訳か付けられるもので、連日の徹夜も苦にせず、29日深夜に目ぼしい作業は全て完了していました(いつもそうあってほしいものだネ!)。

予約していた飛行機は、いつもの6:30関空発のANA・スターフライヤー共同便ではなく、1便遅い7:00発のANAでした。そのため出発も5:59和歌山市駅発の特急サザンに。ホームに降り立つと、旧南海色のグリーンの車体が迎えてくれました。ライトな撮り鉄の私は、この勇姿をカメラに収めます。

旧南海カラーの特急サザンで出発!

旧南海カラーの特急サザンで出発!

ちなみに南海電鉄開業130周年記念と「さよなら7000系」として、9月末まで自由席車両に一枚扉の7000系が連結されていました。実は出張の際、一度だけその編成に出くわすことがありましたが、写真を取り逃がしてしまいました。残念! でもドア脇のエンブレムも、かつての南海の社章で「懐かしい!」と思わず声が出てしまいました。

泉佐野駅で空港急行に乗り換え、関空に到着。時刻は6:38で、チェックインのリミットまで時間がありません。息を切らせながら保安検査場に向かいますが、すでに長い列ができていました。係員が急遽スタッフ・乗務員用の列を開放しましたが、搭乗口に着いたのが出発の10分前。しかし、それでも私の後ろには大勢の人が列をなしていました。

飛行機の中ではいつもの通り爆睡モードに。気が付いた時は着陸寸前でした。その後モノレール、山手線を経由して新宿駅に。そして京王線に乗り換え京王多摩川駅に到着。臨時口改札を出ると、目の前に競輪場の正門が姿を現しました。

京王閣競輪場 正門

京王閣競輪場 正門


一緒に観戦する予定で当ブログでもおなじみの競輪仲間、H君とS女史は「寝坊したので遅れます」ということで、取りあえず一人で入場します。

正門からメインスタンドへの通路には、数々のショップやPRブースのテントが並んでいましたが、まずは今回の目的の一つでもあるGPグッズの買い付けのため、メダリストプランニング社のテントに出向いてご挨拶。矢崎社長もいらっしゃり、取りあえず福袋を確保。にもかかわらず「車券が当たれば、バ〜ンと買いまっせ!」などと脳天気なセリフを吐いてしまいました(バカ)。

まだまだ時間はたっぷりあり、初めて訪れる競輪場ということもあり、一通り場内を見学することにしました。

正門から通路に向かって右脇には、鍵の形をした池があります。

京王閣競輪場内の池

京王閣競輪場内の池 向かって右側に「ガーデンシアター」、正面丸屋根の下がメインスタンド裏の吹き抜けエリア


池の周りには大岡稲荷というお社や「ガーデンシアター」というイベントステージがあります。また、この池にはカルガモも住み着いており、春には桜の花が美しく咲くそうです。また気候の良い季節に訪れたいものです。

メインスタンドは、1階が一般の車券発売フロア、2階から上が特観席やロイヤル席となっています。早くも1階は大勢のファンでごった返していました。

早くもファンでごった返すメインスタンド1階

早くもファンでごった返すメインスタンド1階


エスカレーターで2階に上がると、1階の吹き抜け・大屋根下にも大勢のファンが詰めかけているのが分かります。

メインスタンド2階から大屋根下を望む

メインスタンド2階から大屋根下を望む

吹き抜けエリアを囲むように、1階・2階とも飲食店が設けられていて、早くもビールやチューハイなどの“ジェット燃料”片手に車券検討会を繰り広げている方々がいらっしゃいました。


そして、3〜4コーナーを取り囲むようにそびえ立っているのが東スタンド。今回の写真撮影スポットはここと決めていたため、席の確保も兼ねて移動します。

東スタンド

東スタンド


早くも大勢のファンが陣取って、1Rの車券の検討に移っていました。それにしても絶好のGP日和、雲一つない快晴です。

まさにGP日和の快晴です

まさにGP日和の快晴です


向かって右に見えるメインスタンドも白く光り輝いています。そして、この日は事前募集で当たった方のみが招待席として利用できたバックスタンドと、1センター奥の大型映像装置をカメラに収めます。

バックスタンドと大型映像装置

バックスタンドと大型映像装置


ちなみに大型映像装置は1100インチと、全国の競輪場でも最も大きいサイズのオーロラビジョンです。

大型映像装置は、なんと1100インチ

大型映像装置は、なんと1100インチ

通常はオッズやレース映像、着順決定結果・払戻金が放映されていますが、折りしも第1レースの締切り1分前。カウントダウンのアニメーションが映し出されていました。黒と金色のいわば「京王閣カラー」の競輪選手が、残り秒数に合わせてペースアップしながらバンクを疾走するというもの。なかなか凝った作りです。ちなみに、岸和田はチャリオンがロケットにつかまり、ゼロになればロケットが発射されていくというもの。京都向日町はTV番組の「クイズタイムショック」よろしく、60本のランプが一本ずつ消えていくという、各場の個性あふれる締切り告知映像がありますが、京王閣のものはなかなか迫力があります。

そうしていると、なんと当ブログの愛読者で、時々コメントもカキコして下さるコタカさんと遭遇。コタカさんも、大ファンの園田選手と京都両者(稲垣・村上)の応援をしつつ、レースシーンなどの写真を撮ろうとスタンドの一角に陣取っていました。

するとコタカさん曰く「山本さん、写真撮るんやったら申請書書いといた方が、注意されんでエエですよ」とのこと。実はここまで盗撮まがいの撮影だったんです。現実問題、大勢のファンが詰めかけるGPでは、同様の目的のアマチュアカメラマンも多数来場しますし、スマホや携帯のカメラで撮る人も多く、ガードマンが逐一注意することは不可能でしょう。事実、私はGPやGTで注意を受けたことは一度もありませんが、念のためにコタカさんの忠告どおり、事前申請することにしました。実際、場内には写真撮影の事前許可に関する張り紙がされていました。

写真撮影には許可が必要です

写真撮影には許可が必要です


コタカさんともども、施行者(東京都11市競輪事業組合)の事務所へ赴き、所定の用紙に必要事項を記入、提出すると、水色のビブスを手渡されました。これを着用する条件で、諸々の制約の下、写真撮影が許可されるというもので、ありがたい限りです。
こういった対応をして下さる施行者はまれで、要領や規則を定めて撮影を許可している競輪場も和歌山や弥彦、松戸など数えるほどしかありません。場の運営を指定管理者が行っている競輪場も、チェックが緩い傾向にはあります。
しかし、カメラを向けただけでガードマンが何人もやって来て、まるで犯罪者扱いするかのごとく詰問されたことが、私は何度もあります。以前にも述べましたが、今や競輪ファンや競輪に関心のある人が、インターネットのブログやSNSを通じて競輪の魅力を発信し、広めていく役割を担ってもらう時代に突入しています。当然ながら、コンテンツ(パーツ?)の一つとして写真は必要不可欠です。そこで一定の制約を掛けた上で写真撮影を解禁していくべきで、そのような方向に進んでいかない限り、競輪はさらに衰退の一途をたどって行くとすら、私は考えます。

写真撮影の許可を頂き、東スタンドへ戻ろうとしたところ、見覚えのある方が来場者のお出迎えをしていました。ここ京王閣をホームバンクにしている、ガールズケイリンの中村由香里選手です。早速、「許可者」として、中村選手をカメラに収めます。

中村由香里選手がお出迎え

中村由香里選手がお出迎え

ありがたいことに、中村選手は私の顔を覚えて下さっていて「マジで和歌山から来たんですか?」と驚いていました。中村選手とは、お父様という共通項がありますので、話がしやすいです。

山 「この前の愛好会(バイチャクラブ)のケイリン競走で、ボクが先行しようとした時、前を切る(割り込む)のが早かったのか、『お前、外入(外帯線の外から内外線間に入ること)早すぎるやないか! 危のうてバック踏んでもたやないか!』って、怒られたんですよ」
中 「あぁ…、ご迷惑掛けてスンマセン。もう放っといて下さい」
山 「来年はお出迎えじゃなくて、立川の12/28に走れるように頑張ってね」
中 「ガールズGP走れんかって、ちょっと悔しいんで、来年は頑張ります」

そうこうしている内に、4Rの締め切り時刻が近づいてきました。このレースには、和歌山の椎木尾拓哉が出場。3月名古屋・GW静岡の両ダービーの出場権確保がかかっているだけに、このレースは1着条件の必勝態勢です。

4Rは2分戦ですが、単騎選手も4人いて、なかなか難しいメンバー構成です。しかしここは、近畿ライン先頭のA高久保と番手マーク・D椎木尾の頑張りに期待して、Dアタマ流しの2車単と3連単を入れました。しかし万が一、近畿ラインが全滅になった際の穴4車BOXも仕込んでおくことにしました。

4R車券

4R車券 ※撮影はレース終了後


レースは、単騎のC松永将がSを決め、こちらも単騎の@山口貴弘、さらに同じく単騎のH小島雅章が続きます。周回中の並びは、松永将−山口−小島−南関3車−近畿・中部3車の順。赤板HS(残り2周)を迎え、A高久保雄介が上昇を見せると、F藤田大輔も併せて出ようとします。しかし、藤田がスンナリ高久保を出させると、高久保は最終HS手前から先行勝負。藤田は後位がB金川光浩と松永将が競り合っていることもあって、なかなか巻き返しに出られません。この競りは金川に軍配が上がり、藤田がそれを確認した上で、最終2角から捲り返しに出ます。

4R最終2コーナーの攻防

4R最終2コーナーの攻防
最終HSからA高久保が全速先行。F藤田は後位の競りが決着付いたのを確認して捲り上げる



高久保のカカリは良く、番手のD椎木尾拓哉が絶好の展開。捲り上げた藤田が、中近3番手・E服部竜二のクチ(車間)が空いたのを見逃さず、ここへ割り込みます。すると、南関3番手のG松永晃典が自力捲りに出たのを藤田が自ら捌き、中団がもつれます。

4R最終3コーナーの攻防

4R最終3コーナーの攻防
A高久保−D椎木尾が優勢にレースを進めると、F藤田が3番手に割り込む。しかし、G松永が捲ったのを見て、藤田は自らブロックに出る



結局、番手絶好の椎木尾が高久保をゴール寸前交わして1着、高久保は2着に粘りました。そして、松永晃を捌いた勢いで直線突っ込んだ藤田が3着に続きました。

椎木尾選手が見事1着で車券もgetです

椎木尾選手が見事1着。車券もgetです


車券は当たりました。しかし、毎度のごとく取りガミ(払い戻しが投資額以下になること)になってしまいました。でも椎木尾選手が1着になったことで十分です。そして1着選手インタビューに出てきた椎木尾選手に声を掛けるために、メインスタンドに急いで移動です。

1着選手インタビューに答える椎木尾選手

1着選手インタビューに答える椎木尾選手


インタビューエリア前には、なんと現地視察に来ていた和歌山競輪場職員のYさんや、2年前の立川GP翌日の千葉FUを一緒に観戦し、失格判定に激高して特観席で怒鳴り散らしたあのKさん(その時の様子はこちら))の姿も。みんな揃って「椎木尾君、1着おめでとう! 来年も頑張れよ!」と声を掛けました。

車券モード立ち上がりのレースで取りあえず的中、しかも3着写真判定で獲ったということで、取りガミでも気分は上々です。何かいつもと違う、ビッグヒットをつかめそうな予感がしてきました。


そのAへ続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
この記事へのコメント
遠征お疲れさまでした。私は前日に上京、30日は利用できない特観席(バック側)をはじめ場内をアチコチめぐって夜はオフ会も(^^;;。それにしても京王閣は設備の整った立派な競輪場です。この日だけは賑わっていた2センター側スタンドの放置ぶりを除いては(^_^;)。
Posted by コタカ at 2016年01月10日 20:53
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