2015年10月13日

「紀の国わかやま国体」自転車競技会が開かれました(そのG)

9/26(日)〜10/1(木)の5日間、「紀の国わかやま国体」自転車競技が行われました。和歌山県チームが2年連続で総合優勝し、大会新記録も続出した今回の国体。和歌山県勢の活躍を中心に大会の様子を紹介する9回シリーズ(の予定)。今回が8回目です。


和歌山県勢の決勝進出や感動のレースが続き、目がウルウル状態の私。感激に浸っていたいところ、冷や水を浴びせられるような事態が。デジカメの電池切れの危機が襲います。取りあえず予備のカメラを使うことで、写真が撮れないという最悪の事態は免れそうですが、連写機能が明らかに落ちるので、ちゃんと撮れるのか心配です。

※ここからの写真は、ピンボケ、シャッタースピード不足の連続で、お見苦しいこと甚だしいのですが、何卒ご容赦頂ければ幸甚です(最敬礼)

そんな私の心配をよそに次の種目が始まります(当たり前だ)。次のプログラムは少年男子ケイリン準決勝です。12人が2組に分かれて、3着までが決勝に、4着以下が7〜12位決定戦に振り分けられます。

少年男子ケイリン準決勝1組 4周目3角の攻防

少年男子ケイリン準決勝1組 4周目3角の攻防
正攻法に位置した坂田(佐賀、白)が、ペーサー退避からそのまま先行に移ろうとする。しかし、外に車を持ち出した山本(岐阜、赤&白)がカマして出ようとする



少年男子ケイリン準決勝1組 最終3角の攻防

少年男子ケイリン準決勝1組 最終3角の攻防
カマシが成功した山本(岐阜、赤&白)が積極的に飛ばし、逃げ切りを決める。山本の番手を死守した坂田(佐賀、白)が2着に残り、捲り返しを狙った吉田(福井、黄&赤)をマークした伊藤(沖縄、青&白縦線)が直線伸びて3着を確保して、それぞれ決勝進出を決める



続く2組も白熱の好レースでした。

少年男子ケイリン準決勝2組 4周目3角の攻防

少年男子ケイリン準決勝2組 4周目3角の攻防
ペーサー退避から、正攻法の三浦(宮城、青&赤)が突っ張り先行に入る。後続は脚を貯めるべく一本棒のまま



少年男子ケイリン準決勝2組 最終3角の攻防

少年男子ケイリン準決勝2組 最終3角の攻防
三浦(宮城、赤&青)の先行はカカリが良く、後続は仕掛けるタイミングがギリギリとなる。結局、番手を回った丹内(岩手、白)が1着となり、三浦は2着に粘る。インをすくった嵯峨(青森、青&緑&赤)が3着に突っ込む



そして続いては、成年男子ケイリン準決勝です。こちらも少年と同じく、12人が2組に分かれて、3着までが決勝に、4着以下が7〜12位決定戦に振り分けられます。和歌山県の岡本選手は1組で登場。スタンドから大きな声援が飛びます。

成年男子ケイリン準決勝1組 4周目3角の攻防

成年男子ケイリン準決勝1組 4周目3角の攻防
並びは、板倉(千葉、黄緑)−小林(福岡、紺&青)−岡本(和歌山、オレンジ&青)−黒枝(大分、ピンク&青)−山本(東京、白&赤二本線)−山地(香川、青&白)の順。ペーサーが退避し、各車仕掛けるタイミングを計る



成年男子ケイリン準決勝1組 最終3角の攻防

成年男子ケイリン準決勝1組 最終3角の攻防
最終1角から捲り上げた山本(東京、白&赤二本線)に切り替えて、岡本(和歌山、オレンジ&青)が追走。黒枝(大分、ピンク&青)も岡本マークを外さず追走



成年男子ケイリン準決勝1組 最終直線の攻防

成年男子ケイリン準決勝1組 最終直線の攻防
山本番手から岡本が差しに構える。結局岡本が1着。マークした黒枝が2着に続く。最終3角から捲り追い込んだ小林(福岡、紺&青)が3着に突っ込んで決勝進出を決める



岡本選手が見事な立ち回りで、組1位で決勝進出。スタンドは大歓声がこだましていました。これで入賞が確定し、天皇杯得点をさらに追加できます。

興奮が冷めやらぬまま、2組が発走の時を迎えます。

成年男子ケイリン準決勝2組 4周目3角の攻防

成年男子ケイリン準決勝2組 4周目3角の攻防
正攻法に位置した藤根(岩手、白)が、後方の動きをけん制しながら先行態勢に入る。後続は仕掛けることなく、一本棒で追走する



成年男子ケイリン準決勝2組 最終3角の攻防

成年男子ケイリン準決勝2組 最終3角の攻防
藤根の番手を回った森本(高知、黄&青)が最終BKから番手捲りに打って出て、そのまま1着になる。4番手から捲り追い込んだ佐藤(青森、青&緑&赤)が2着に突っ込み、藤根が3着に逃げ粘る



これで少年・成年のケイリン決勝・順位決定戦に出場するメンバーが決まりました。和歌山県の岡本選手が決勝に乗ったことで、翌日の楽しみがさらにふくらんできました。

そしてここから最後までスプリント種目が続きます。まずは少年男子スプリント3位決定戦の1本目です。中島選手(山梨)と田中選手(岡山)の対戦ですが、インスタートの中島選手が先行し、最終1センターの山おろしからそのままスパートに入ります。

少年男子スプリント3位決定戦1本目 中島の先行を田中が追い込む

少年男子スプリント3位決定戦1本目 最終4角の攻防 中島(山梨、白&紫)の先行を田中(岡山、白&ピンク袖)が追い込む


中島選手が逃げ切るかと思われましたが、直線外から鋭く伸びた田中選手が先着しました。

続いては、成年男子スプリント3位決定戦の1本目。曽我選手(熊本)と坂本選手(青森)の対戦。坂本選手がインスタートですが、1周目から曽我選手が積極的に前へ出ます。そして最終1センターで内に切れ込んだ坂本選手が、先にスパートして先行勝負に出ます。しかし、BKから加速した曽我選手が2センターで並びかけます。

成年男子スプリント3位決定戦1本目 先行する坂本に曽我が並びかける

成年男子スプリント3位決定戦1本目 最終2センターの攻防 先行する坂本(青森、青&緑&赤)に曽我(熊本、白&オレンジ)が並びかける


結局、曽我が4角で逃げる坂本を捉え、直線で突き放して先着を決めました。

続いては、少年男子・成年男子スプリント決勝の1本目です。レースを前にHS脇のエプロンエリアで、和歌山県チームの布居・橋本両選手が輪乗りをしていましたが、緊張している様子もなく、落ち着いているように見えました。「布居君、橋本君、1本目が勝負やで」と心の中でエールを送りました。

まずは少年男子の1本目。布居選手はインスタート。相手の梶原選手(福岡)は、予選1位でタイム差は0.24秒。しかも昨年の長崎国体のこの種目を、2年生ながら優勝しています。でもここまで来たら、タイム差云々など言ってられません。1周目先行義務のある布居選手は、体ひとつ前に出て梶原選手の動きを探ります。

少年男子スプリント決勝1本目 布居が前に出て梶原の動きを目でけん制

少年男子スプリント決勝1本目 1周目4角の攻防 布居(和歌山、オレンジ&青)が前に出て、梶原(福岡、紺&白文字袖)の動きを目でけん制する


そして2角の山おろしから布居が先行勝負。いち早くスプリンターレーン(内外線間)に入って、全速スパートです。相手の梶原選手も真横に張り付いてサイド・バイ・サイド。スタンドの声援がさらに大きくなります。

少年男子スプリント決勝1本目 布居が先行も梶原がサイドバイサイド

少年男子スプリント決勝1本目 最終2センターの攻防 布居が先行も梶原がサイドバイサイド
(すみません、全然ピンボケでして…)



梶原選手が交わしにかかりますが、布居選手も踏み直して抵抗。結局、布居選手が押し切って先着しました。スタンドに陣取った和北高の同級生も、スピードと迫力に驚きながらも、布居選手の先勝を手を振って祝福です。

先勝した布居が、和北高同級生の祝福を受ける

先勝した布居が、和北高同級生の祝福を受ける


「(山本慧くん同様)うらやまし〜なぁ」と、ついつい思ってしまったオッサンの私(バカ)。でももう1つ勝たなければ、優勝になりません。その2本目は30分後。しかも取れなければ、時間を置かずに3本目が行われるハードなスケジュールです。「次で決めなアカンぞ」と、またまた心の中からエールを送ります。

スタンドの興奮を引きずったまま、次は成年男子の1本目です。橋本凌甫選手の相手は、予選1位の橋本瑠偉選手(佐賀)。タイム差は0.03秒ですが、昨年の長崎国体でも凌甫選手を下して優勝していて、連覇がかかっています。しかし橋本凌甫選手は、その前の2年間(2012〜13年)、日大在学中に東京登録で国体スプリントを連覇しています。橋本同士の対決もさることながら、新旧国体チャンプ同士の対戦で、スタンドは結果の行方に興味津々です。

インスタートの橋本凌甫選手。瑠偉選手の動きを目で追いながら、2車程度、前を進みます。

成年男子スプリント決勝1本目 橋本凌が橋本瑠の動きを目でけん制

成年男子スプリント決勝1本目 1周目4角の攻防 前を走る橋本凌(和歌山、オレンジ&青)が、橋本瑠(大分、白)の動きを目でけん制する


そして最終1センターから橋本瑠偉選手が先に仕掛けますが、インを確保している橋本凌甫選手がスプリンターレーンへ先に進入。瑠偉選手が体半分先行していますが、イン側が有利になるスプリント競技。ジワジワと凌甫選手が差を詰めます。そして直線に向くと、凌甫選手がイン差しの形で前に出ます。

成年男子スプリント決勝1本目 橋本凌が橋本瑠にイン差しで先着

成年男子スプリント決勝1本目 ゴール直前の攻防 橋本凌が橋本瑠にイン差しで先着


結局、凌甫選手が、肉眼で後ろから見た感じで1/2輪ほど差し交わして先着です。少年男子同様、サイド・バイ・サイドのデッドヒートにスタンドは大興奮。まさに手に汗握る好レースでした。

続いては、少年男子スプリント5〜8位決定戦です。1/4決勝で敗れた4選手による順位決定戦で、4人が一度にスプリントレースします。2車ずつでもスピードと迫力がありますが、4車が互いに駆け引きをしながらスパートし合う様は、ケイリンとは違った面白さがあります。

インスタートから、小泉(埼玉)、甲斐(大分)、真鍋(愛媛)、久保(佐賀)の4選手が出走。最内の小泉選手が一瞬前に出ますが、甲斐選手がバンク大外金網脇を通ってハナに立ちます。そして4角を迎え、久保選手が一気にインをすくってカマシ先行に出ます。

少年男子スプリント5〜8位決定戦 インをすくって久保がカマシ先行に出る

少年男子スプリント5〜8位決定戦 1周目4角の攻防 インをすくって久保(佐賀、白)がカマシ先行に出る


久保選手が後続を千切って快調に飛ばして行きましたが、最終2センターで後続の3選手が捲り気味に追いつきます。

少年男子スプリント5〜8位決定戦 先行の久保を甲斐ら3選手が捉える

少年男子スプリント5〜8位決定戦 最終2センターの攻防 先行の久保を甲斐(大分、青&ピンク)ら3選手が捉える


結局、捲り切った甲斐選手がそのまま押し切って1着になり、総合5位となりました。惰力をもらって大外伸びた真鍋選手が2着で総合6位、小泉選手が3着で総合7位、久保選手が4着で総合8位にそれぞれなりました。

続いては成年男子のスプリント5〜8位決定戦です。レースの要領は少年男子と同じです。

インスタートから、牧田(福島)、後藤(岩手)、栗田(石川)、坂井(栃木)の4選手が出走。スタートで牧田選手を交わして後藤選手が前に出ます。最終HSを迎え、後藤選手がそのまま成り行き先行します。

成年男子スプリント5〜8位決定戦 後藤が成り行き先行を敢行

成年男子スプリント5〜8位決定戦 最終HSの攻防 後藤(岩手、白)が成り行き先行を敢行


後藤の先行を後続の3選手が追走。そして最後方から先捲りを打った坂井選手が、最終3角で後藤選手を捉えます。この仕掛けを栗田選手が追走して直線に向かいます。

成年男子スプリント5〜8位決定戦 坂井が先頭も切り替えた栗田が交わしにかかる

成年男子スプリント5〜8位決定戦 最終直線の攻防 捲り切った坂井(栃木、緑)が先頭も、切り替え追走した栗田(石川、青)が交わしにかかる


結局、ゴール前差し交わした栗田選手が1着で総合5位になりました。以下、坂井選手が2着で総合6位、後藤選手が3着で総合7位、牧田選手が4着で総合8位です。


休む間もなく、スプリント競技の上位戦が続きます。いよいよ3位決定戦・決勝の2本目ですが、和歌山県チームの布居・橋本両選手が共に決勝1本目を取ったことで、成年・少年アベック優勝の期待がさらに膨らんできました。


そのHに続く)
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