2015年10月09日

「紀の国わかやま国体」自転車競技会が開かれました(そのD)

9/26(日)〜10/1(木)の5日間、「紀の国わかやま国体」自転車競技が行われました。和歌山県チームが2年連続で総合優勝し、大会新記録も続出した今回の国体。和歌山県勢の活躍を中心に大会の様子を紹介する9回シリーズ(の予定)。今回が5回目です。


天皇杯得点の配点が高い、団体種目で好成績(チーム・スプリントで2位、4qチーム・パーシュートで優勝)だった和歌山県チーム。初日のロードレースで窪木選手が優勝しており、競技別総合優勝へ大きく前進した競技3日目の前半。続く種目は、少年男子スプリント1/8決勝(決勝トーナメント1回戦)です。

和歌山県の布居大地選手は、6組で八木澤選手(青森県)と対戦です。八木澤選手は予選11位で、200mフライングダッシュのタイム差は約0.13秒。しかも1本勝負ですから、油断は禁物です。

アウトスタートの布居選手は、早い段階でイン側に車を動かし、さらに外々へ踏んで八木澤選手にプレッシャーをかけます。

少年男子スプリント1/8決勝6組 布居が八木澤をけん制

少年男子スプリント1/8決勝6組 1周目4角 布居(内)が八木澤をけん制する


そして布居選手は、最終1センターから山おろしを活かして先行勝負に出ます。

少年男子スプリント1/8決勝6組 布居が先行勝負

少年男子スプリント1/8決勝6組 最終2角 布居が1センターから先行勝負に出る


少年男子スプリント1/8決勝6組 布居が八木澤を寄せ付けない

少年男子スプリント1/8決勝6組 最終4角 布居が八木澤を寄せ付けず先着。1/4決勝への勝ち上がりを決める


スタンドからはまたまた大きな拍手が送られます。やはり地元でのレース。ファンや関係者が後押ししてくれます。

続いては、成年男子スプリント1/8決勝です。橋本選手は2組で、予選15位の松本選手(宮崎)と対戦です。予選でのタイム差は0.69秒差。楽勝してくれそうな気もしますが、そこは勝負の世界。終わってみるまでは分かりません。

アウトスタートの橋本選手。インスタートの松本選手が1周目は先行の義務があるとはいえ、直後に位置して松本選手の動きをチェックします。

成年男子スプリント1/8決勝2組 橋本が松本の動きを注視する

成年男子スプリント1/8決勝2組 1周目4角 橋本が松本の動きを注視する


そして橋本選手は、最終2角からタイミング良く先行すると、松本選手との差をみるみる広げ、最終2センターでは約4車身のセーフティーリード。このまま橋本選手が流しながらの先着で、1/4決勝(準々決勝)進出を決めました。

続いては少年男子と成年男子のケイリン敗者復活戦。しかし、成年男子の岡本選手が2回戦進出を決めているため、本業のラジオCMの作業をするために一旦帰社することにして、観戦をパスしました。

私が会社で作業をしている間に、ケイリン敗者復活戦とエキシビションの女子ケイリン予選が行われ、お昼休みを挟んでPM2:35から、この日3つ目の決勝種目・少年男子1qタイムトライアルが始まりました。

当初出場の43人から2人欠場して、41人が出場のこの種目。和歌山県チームからは南潤選手(和北高3年)が出場です。南選手は、直前の都道府県対抗で1分6秒590の大会新記録で優勝していることからか、最終21組目でのスタート。それだけ注目・期待されている証拠です。出走が最終組ということで、私は社内での作業を終えてPM3時過ぎに競輪場へ戻って来ました。そしてPM3時半過ぎ、スタート順が近づいてきた南選手がBK側のスタート地点に移動します。

南選手がBK発走位置に移動します

南選手がBK発走位置に移動します


なんと、同組でHS側からスタート予定だった沢田選手(宮城)が欠場で、南選手は単走となりました。パーシュートならやりにくいのかもしれませんが、タイムトライアルなら、むしろ気にせず思い切って走れそうです。そして発走準備が完了し、カウントダウンが。こちらまで緊張してしまいます。そしてスタート!

南選手がスタート!

南選手がスタート! 優勝に向かって行けっ!!


ラップタイムも上々で、レースアナウンサー・DJがらぱさんの「大会記録を上回るペースです」のトーンも上がる一方。そして残り半周。懸命の爆走が続きます。

南選手 残り半周のラストスパート!

南選手 残り半周のラストスパート!


そしてタイムは、大会記録を更新する1分5秒625をマーク。メインスタンドには和北高の同級生らが応援に駆け付けていましたが、あまりの記録にスタンド中が大興奮のるつぼでした。

1分5秒625の大会新記録で堂々の優勝です

1分5秒625の大会新記録で堂々の優勝です


南選手が引き上げてくる時、「おめでとう」と声をかけましたが、南選手はプレッシャーから解放されたからか、ホッとした表情を見せていました。

続いては、成年男子の1qタイムトライアルです。42人が当初エントリーしていましたが、2人が欠場して40人で争われます。和歌山県からは森口寛己選手(日大)がエントリー、16組目での出場です。

そして日が西に大きく傾いたPM5時前、森口選手のスタート順が巡ってきました。BK側からのスタートです。

森口選手スタート!

森口選手スタート!


まずまずのラップタイムを刻む森口選手。西日を浴びながらラストスパートです。

森口選手ラストスパートです

森口選手 西日を浴びながらラストスパートです


注目のタイムは、1分7秒279でこの時点でのトップタイムをマークしました。スタンドからは大きな拍手が送られました。しかし、その後に出走した選手に次々と抜かれ、結局10位と入賞を惜しくも逃してしまいました。

続いては、少年男子スプリント1/4決勝(準々決勝)です。布居選手は3組で、真鍋選手(愛媛)との対戦です。真鍋選手は予選3位でタイム差は約0.1秒。作戦次第では逆転も可能なタイム差です。

アウトスタートの布居選手。1/8決勝と同様、うまくイン側に入って真鍋選手の動きをチェックします。

少年男子スプリント1/4決勝3組 布居がインに回って真鍋の動きを注視

少年男子スプリント1/4決勝3組 1周目2角 布居がインに回って真鍋の動きを注視


少年男子スプリント1/4決勝3組 布居が若干前に出て真鍋をけん制する

少年男子スプリント1/4決勝3組 1周目4角 布居が若干前に出て真鍋をけん制する


最終2角まで布居は真鍋の車体にぴったりと併せ、仕掛けるタイミングを計ります。そしてほぼ同じタイミングで山おろしを仕掛け、スパート合戦に入ります。

少年男子スプリント1/4決勝3組 布居が先行して真鍋と並走

少年男子スプリント1/4決勝3組 最終4角 布居が先行して真鍋と並走


並走する真鍋選手も喰い下がりましたが、イン側が若干有利なこの種目。布居選手が先着して、1/2決勝(準決勝)進出を決めました。

続いては、この日最後の種目・成年男子スプリント1/4決勝(準々決勝)です。橋本選手が2組で、牧田選手(福島)と対戦します。牧田選手は予選10位でタイム差は約0.42秒。油断は禁物です。

アウトスタートの橋本選手は、インスタートで先行義務のある牧田選手を先に行かせて、直後でじっくり牧田選手の動きを観察します。

成年男子スプリント1/4決勝2組 橋本が、先に行かせた牧田の動きを観察

成年男子スプリント1/4決勝2組 橋本が、先に行かせた牧田の動きを観察する


最終1センターから牧田がスパートし、橋本がぴったり後位を追走します。そして2センターから橋本が差し交わしを狙うと、スタンドから送られた大きな声援が、橋本選手を後押しします。

成年男子スプリント1/4決勝2組 橋本が、先行する牧田を差し交わそうとする

成年男子スプリント1/4決勝2組 最終4角 橋本が、先行する牧田を差し交わそうとする


結局、橋本が牧田を交わして先着。1/2決勝への進出を決めました。これでこの日の競技はすべて終了。メインスタンド下エスカレーター前広場に場所を移して、表彰式が行われました。

男子チームスプリント表彰式 和歌山は2位

男子チームスプリント表彰式 和歌山は2位(後列左)


男子チームパーシュート表彰式 和歌山が優勝

男子チームパーシュート表彰式 和歌山が優勝(後列中央)


少年男子1qタイムトライアル表彰式 和歌山・南潤選手が優勝

少年男子1qタイムトライアル表彰式 和歌山・南潤選手(後列中央)が優勝


成年男子1qタイムトライアル表彰式 愛媛・松本貴治選手が優勝

成年男子1qタイムトライアル表彰式 愛媛・松本貴治選手(後列中央)が優勝


この日行われた決勝4種目のうち2種目で優勝、1種目で2位と、他県に大きな差をつけた和歌山県チーム。スプリントの2選手も1/2決勝(準決勝)に進出し、さらに天皇杯得点の上乗せが期待できる展開です。競技日程は残り2日。4日目も次々と決勝種目が予定されており、和歌山県チームの進出も大いに期待できます。「明日は2年連続の競技別総合優勝に王手をかけられるか?」、更に楽しみがふくらんできました。


当日の和歌山放送ニュースはこちら


そのEに続く)
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