2015年10月01日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 松戸「オールスター競輪」(GT) 輪界のスター達よ、私のお願いきいて!(そのC・最終回)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。今回は、去る9月20日(日)〜21日(祝・月)に開催された、松戸競輪場の「第68回オールスター競輪(GT)」2〜3日目へ「自腹出張」した4回シリーズのリポート。今回が最終回です。

滞在2日目の前半レースは、お約束の抜け目・でたら目で連続の大ハズレ。しかし「わかちゃんファンCLUB」の会員さんと現地でバッタリという奇跡もあって、これを良い方向に活かしたいところ。記者室に戻って、8Rの車券予想に取りかかります。

8Rも4分戦で、D新田率いる北日本3車が強力です。対抗する南関・西日本・中近各2車ずつのラインは、やや見劣りがします。そこでここは、サインを書いて頂いたよしみもあることから、新田を絶対信頼して、新田アタマ流しを厚めに行くことに。しかし、新田マークのH山崎が離れることもあるだろうと考え、他派の目ぼしい所をピックアップしたDACFの4車BOXも購入です。

3日目8R車券

3日目8R車券


レースは、号砲で@和田圭ともども飛び出したD新田祐大が、Sを決めます。周回中の隊列は、北日本3車−南関2車−近畿2車−西日本2車の順。レースが動いたのは青板1センター(残り3周過ぎ)。C野田源一が上昇を見せると、これを追走したE小埜正義が赤板HS(残り2周)で野田を叩いてハナに立ちます。しかしB川村晃司がさらに踏み上げ、ジャン前BKで小埜を叩いて先行。さらに今度は、川村を追走した新田が巻き返そうと踏み込んできます。

3日目8R最終HS手前の攻防

3日目8R最終HS手前の攻防
E小埜を叩いたB川村がハナに立つも、これを追ったD新田が捲り返しのタイミングを計る



新田は休まず、最終HSから捲り返しに出ると、川村番手G林巨人のけん制をかいくぐり先頭に躍り出ます。新田マークのH山崎芳仁も、ややクチが空いていたものの何とか追いつき、ライン3番手の和田ともども完全に出切ります。これの動きを追走したC野田源一が、追走した勢いで捲り追い込みに動きます。

3日目8R最終2センターの攻防

3日目8R最終2センターの攻防
捲り返しに成功したD新田は、H山崎−@和田とともに最終直線へ。C野田が捲り追込みを図る



結局、新田がそのまま後続を完封して1着。マーク追走の山崎が2着、3番手の和田が3着を確保しました。

山崎−和田が追走できた時点で、私の車券はほとんどパー。写真を撮りながら「野田がアカンのやったら、望月イン突っ込め〜」と言葉が出ましたが、結局ドボン。本線勝負に和田をオミットしたのがアダになってしまいました。

大本命の一番人気でした

大本命の一番人気でした


「一番人気なら、しゃ〜ないわな」と、あっさり白旗の私。でもここからは、主軸がかなりしっかりしているため、荒れる要素は少なそうです。「穴党のオレに、これ以上本命車券買わせんなや…」と、ボヤキが口を衝いて出てきます。

続く9Rは、H脇本雄太−@村上義弘が強力本線で、ここへC加藤慎平がライン3番手に加わります。残る南関3車、福島2車、単騎のE坂本亮馬がどこまで迫れるかがカギになります。しかし、脇本の引っ張りで番手・村上が展開有利に持って行くものと見て、本線軸に据えます。そこで車券は、@→H流しを基本に、@アタマの筋違い、脇本を除いた@BDF4車BOX、さらにA岩本が主導権取りに成功した際の番手F渡邉の差し交し2車単を押さえることにしました。

3日目9R車券

3日目9R車券


レースは、号砲でH脇本雄太が飛び出してSを決めます。周回中の隊列は、近畿・中部3車−単騎のE坂本亮馬−南関3車−福島2車の順。このレースも動きが早く、青板HS(残り3周)からA岩本俊介が上昇し、脇本を抑えると、これを追走したD小松崎大地がさらに叩いて、主導権取りに出る。そして赤板HS(残り2周)から、後方に下げさせられていた脇本が巻き返しに出たものの、小松崎の前に出られず失速後退し、脇本マークの@村上義弘は、中団5番手に入り込みます。

3日目9Rジャン過ぎ2センターの攻防

3日目9Rジャン過ぎ2センターの攻防
A岩本を叩いたD小松崎が、H脇本の逆襲を退けて先行。@村上は5番手に入り込む



小松崎は後方を一列棒状にして快調に飛ばしますが、3番手位置を確保した岩本が、最終1センターから捲り返します。

3日目9R最終1センターの攻防

3日目9R最終1センターの攻防
D小松崎が快調に飛ばすところ、3番手からA岩本が捲り返しに出る



岩本の捲りは勢いが良く、小松崎番手B成田和也の厳しいけん制をかいくぐって、最終3角で小松崎を捉えます。そして岩本の仕掛けを追う形で村上が捲りを放ち、前団に迫ります。

3日目9R最終2センターの攻防

3日目9R最終2センターの攻防
逃げるD小松崎をA岩本が鋭い捲りで捉え、さらに@村上が自力発動で前団に迫る



結局、捲りを決めた岩本が1着になり、岩本を追った村上が2着になりました。そして岩本マークのF渡邉晴智が、成田に捌かれそうになりながらも接戦を制して、3着に続きました。

岩本が捲り切った時点で、私の車券はハズレが確定です。村上が突っ込んで来そうな感じでしたが、アタマまで届くにはやや距離が足りませんでした。3連単の払戻金は、まずまずの“獲り頃外し頃”でした。

岩本アタマで獲り頃外し頃の万車券でした

3連単は、岩本アタマで獲り頃外し頃の万車券でした


「う〜ん、ウマいこといかんな…」と、顔は下を向いてしまいます。ただ脇本が先行できなかったにもかかわらず、村上が自ら捲り上げて2着に入ったことに、「魂の走り」の片鱗を見たような気がしました。

残るレースは2つ。二次予選最後の10Rと、シャイニングスター賞の11Rです。「何とか当てなイカンな…」焦りの気持ちが募りますが、「一発ボカンと決めたらエエがな」と楽観視です(いつもの事やがな)。

10Rは3分戦。中部単騎の@深谷をD大塚がマーク。G鈴木が引っ張る南関3車、E櫻井が先頭の北日本3車も強力です。しかし、いくら調子落ちの深谷といえども、他派の自力型との比較では明らかに格上です。そこで、深谷アタマを厚めに@⇔D流しを本線に入れ、深谷アタマ流しの筋違いを追加。さらに、このシリーズ絶好調の南関ラインの台頭と、深谷が2〜3着に沈んだ時の対策として、@ACG4車BOXを押さえることにしました。

3日目10R車券

3日目10R車券


9R終了後、検車取材もしていたところ、レース発走時間が近づいていることも忘れてしまいました。慌ててスタンドへ戻ろうとしましたが、時間が間に合いそうにありません。そこで、現在使われていないバックスタンド3F部分に入ることにしました。

レースは、@深谷知広が号砲で飛び出し(記録上はS)、正攻法に収まります。周回中の並びは、深谷−ライン追走の瀬戸内2車−北日本3車−南関3車の順。このレースの動きも早く、青板HS(残り3周)でG鈴木裕が上昇して深谷を抑えると、さらにE櫻井正孝が叩いて正攻法に入ります。すると、赤板HS(残り2周)から深谷が叩き返しに出ると、併せて鈴木も踏み上げて、3列並走となります。しかし、深谷が前団を叩いて最終主導権を奪うと、叩かれた鈴木は4番手に収まります。櫻井は鈴木マークのC松坂英司を捌いて、5番手位置を確保しようとします。

3日目10R最終HSの攻防

3日目10R最終HSの攻防
@深谷が赤板HSから発進し、G鈴木を叩いて先行。E櫻井が鈴木マークのC松坂を捌こうとする



松坂は櫻井のけん制をしのいで、鈴木の番手を確保します。そして深谷が快調に飛ばしますが、態勢を立て直した鈴木が最終2角から捲り返しに打って出ますが、最終3角で深谷マークのD大塚健一郎の厳しいブロックに遭って失速。すると空いたインをすくった、ライン3番手のB橋本強が深谷番手を奪います。

3日目10R最終2センターの攻防

3日目10R最終2センターの攻防
最終2角から捲り返したG鈴木を、深谷番手のD大塚がけん制。空いたインをB橋本がすくって突っ込む



結局、インをすくった橋本がさらにインを突っ込んで1着になり、番手捌いて外を伸びた大塚が2着に飛び込みました。そして3着に入線したA佐藤慎太郎が、橋本のさらに内側から追い抜いたとして失格となり、逃げ粘った深谷が3着に繰り上がりました。

ライン3車の組み合わせだが、この3連単は取れない…

ライン3車の組み合わせだが、この3連単は取れない…


あれよあれよという間に橋本が1着になったことで、私の車券はパーになりました。ただハズれたことはこの際どうでもよく、繰り上がりとはいえ、深谷が3着で準決に進出したことがありがたかったです。というのも、大チョンボでサインを頂いていないままということもあり、ここで二予敗退になればお願いに行きづらくなります。深谷選手に改めてお願いに行くべく検車場に降りて行きましたが、深谷選手はクールダウンのローラーに乗っていたこともあって、あえて声はかけませんでした(なんや! 意気地なし!)。

そしていよいよ最終11R「シャイニングスター賞」です。全員準決に進めるフリーパスのレースですが、さすがGTの優秀戦、なかなか簡単には終わらなさそうなメンバー構成です。

構成は3分戦。今回は@武田が前回りの関東4車は、番手以降がH平原−D神山−E諸橋と、かなり強力な布陣です。F稲垣が引っ張る近畿2車に、中部単騎のA浅井をマークするC中川−G井上も強力です。ただ「お祭りレース」だけあって、武田が引っ張って平原を引き出す流れが濃厚と見て、平原アタマで突き抜けH→D流しを厚く、平原アタマの筋違い流しを薄く入れることにしました。そして平原と、浅井ラインの2〜3車、それに稲垣を絡めた、2通りの4車BOXを追加しました。

3日目11R「シャイニングスター賞」車券

3日目11R「シャイニングスター賞」車券


レースは、号砲で誘導を追いかけたA浅井康太が正攻法に収まります(記録上はS)。序盤の並びは、A浅井康太−マークの九州2車−関東4車−近畿2車の順。青板HS(残り3周)からF稲垣裕之が上昇し、@武田豊樹が併せようとするのも構わず、さらに前へ踏み上げます。そのまま先行態勢に入った稲垣は、後続を一本棒にして赤板HS(残り2周)を通過。1センターから武田が捲り返しに出ると、稲垣は踏み直して武田を前に出させません。すると武田が、3番手位置の浅井をキメ(インに押し込む)に行こうとします。

3日目11R「シャイニングスター賞」最終HSの攻防

3日目11R「シャイニングスター賞」最終HSの攻防
F稲垣が先行するところ、巻き返しを狙った@武田が行けないと見るや、A浅井をキメにかかる



このもつれを見て、外に浮きかかっていたH平原康多が最終HSから自ら捲り返しに出ます。浅井と武田のツバ競り合いは浅井に軍配が上がるも、浅井の後輪と武田の前輪がハウス(接触)して、武田が落車する。

3日目11R「シャイニングスター賞」最終1センターの攻防

3日目11R「シャイニングスター賞」最終1センターの攻防
F稲垣の先行をH平原が捲り返しに出る。A浅井とハウスした@武田が落車する



平原は最終2角で、あっさりと稲垣を捉えて先頭に躍り出ます。すると、浅井を見切ったC中川誠一郎が自力に転じて最終BKから捲り上げると、最終3角では平原に迫る勢いです。

3日目11R「シャイニングスター賞」最終2センターの攻防

3日目11R「シャイニングスター賞」最終2センターの攻防
H平原が先頭に立つも、自力に転じたC中川が捲り上げ、平原に迫る



結局、中川が最終4角で平原を捉え、後続を突き放して1着。中川マークのG井上昌己が続いて2着に入ると、平原後位に切り替えていたE諸橋愛が差し交わして3着を確保しました。

狙い所はまずまず良かったものの、3着に諸橋が突っ込んで大ハズレ。平原も粘り込めず、惜しいハズレでした。さらに、ヨーロッパ(CEG番)のBOXという、ある意味“買いやすい車券”でした。

ヨーロッパのBOX車券とは…

ヨーロッパのBOX車券とは…


レース終了後、検車場で取材をしつつ、深谷選手を待ちます。そしてコメント出しを終えて宿舎へ引き上げようとする深谷選手を捕まえて、最後のお願いです。「深谷選手、昨日は大変失礼しました。今回のオールスター競輪のTシャツでよろしければ、お願いしたいんですけど…」「はい、分かりました」と、快く了解して頂きました。

深谷知広選手サイン入り オールスター競輪開催記念Tシャツ

深谷知広選手サイン入り オールスター競輪開催記念Tシャツ
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やっとの思いで書いて頂きました。でも、サイン直後の写真を撮るのをうっかり忘れてしまいました(だから、仕事のツメが甘すぎるやろ!)。そこから10分程度待ちましたが、さらに深谷選手の手を煩わせることになるだろうし、宿舎内に入ってしまえば、もう出てくることもなかろうと諦め、飛行機の時間もあるため競輪場を発つことにしました。

完全に日が暮れて、空は真っ暗になりつつありました。爽やかな秋風が、正門から並べられた今回のオールスター参加選手の名前が入ったノボリをなびかせています。

外は真っ暗。秋風がノボリをなびかせます

外は真っ暗。秋風がノボリをなびかせます


今回の自腹出張もまさに「緊急」でしたが、大きな目的であるサイン入りグッズの確保ができました。それも6アイテム。加瀬選手からは、思いがけない提供もして頂きました。あまりにも無理で突然のお願いを、嫌な顔一つせず聞いて頂いて、感謝の念が絶えません。

ご協力頂いた選手の皆さんに、改めてこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

でも、私の車券というお願いは、野球でいう「スミイチ」という状態で終わりました。何とか今度こそ、私のお願いきいて下さいませませ!(って、キレイに終われんのか? この大バカ!)


今回の自腹出張でトップ選手からご協力頂いたサイン入りグッズは、当ブログで「台風18号大雨水害義援金 チャリティーオークション」として、チャリティー販売しております。詳しくは、こちらをご覧下さい。

皆様からの温かいご協力よろしくお願いいたします。


(松戸オールスターの項 おわり)
posted by wbs at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
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