2015年05月28日

初夏のオレンジバンクをガールズの薫風が吹き抜けた! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(そのB)

和歌山競輪場では、5/22(金)〜24(日)の3日間、「ガールズケイリン(FU)」が開催されました。今回で通算7回目となる和歌山ガールズ開催の様子を「初夏のオレンジバンクをガールズの薫風が吹き抜けた!」と題してご紹介する4回シリーズ。今回が3回目です。


○2日目 5/23(土)

週間天気予報では、翌日の日曜日が雨という予報。天気の移り変わりが早まれば、この日に雨が降るかもと思われていましたが、何とか雨はなさそうな空模様。しかし空は、どんよりとした厚い雲に覆われていました。

2日目はどんよりとした曇り空

2日目はどんよりとした曇り空


そしてこの日も5R終了直後、競輪場に到着。荷物を記者室に入れ、取材の準備を進めていると、6Rの車券の締め切り直前です。慌ててマークシートに狙い目を記入して、メインスタンドの車券売り場に急行します。

2日目6R車券

2日目6R車券

先行不在のレースではありますが、C石井・@篠崎・E竹井の力が抜けているということで、3車BOXを基本に、石井アタマ流しを追加で購入しました。


<2日目6R VTR>
@篠崎と外枠2車が号砲で飛び出し、F飯塚がSを決めて正攻法に収まります。周回中の位置取りは、飯塚−E竹井−篠崎−C石井−A野口−D金田−B倉野の順。徹底先行タイプがいないことから、赤板HS(残り2周)を過ぎても動く気配はなく、ジャン前BKの誘導員強制退避を迎えても仕掛ける選手はいません。先頭の飯塚は後方の動きを確認しながら、さらにペースを緩めます。

2日目7R ジャン2センターの攻防

2日目7R ジャン2センターの攻防
ジャン前BKで誘導員が強制退避するも、先頭のF飯塚はペースを上げず、車を外に持ち出しつつ後方の動きを探る



すると金田が、好位置を求め、ジャン過ぎ2センターからインをすくって前々踏んで行くと、最終HSから飯塚が意を決して成り行き先行に出ます。3番手外並走となった篠崎が仕掛ける素振りを見せると、今度は4番手位置から石井が先捲りに打って出ます。篠崎も併せて出ようと、前へ前へと踏み込みます。

2日目7R 最終1センター過ぎの攻防

2日目7R 最終1センター過ぎの攻防
F飯塚が最終HSから成り行き先行に打って出ると、C石井が先捲りに出る。@篠崎も併せようとする



石井は、最終3角手前で飯塚を捉えて、先頭に躍り出ます。併せて踏み込んだ篠崎は、石井後位の野口がクチ(車間)が空いたのを見逃さず割り込んで、すかさず石井マークに転じます。野口も3番手を確保し、叩かれた飯塚も位置を確保するべく諦めずに踏み続けます。

2日目7R 最終3コーナー過ぎの攻防

2日目7R 最終3コーナー過ぎの攻防
捲り返しのC石井は最終3角手前でF飯塚を捉えて先頭へ。@篠崎はA野口が離れたのを見て、石井マークに切り替える



結局、追いすがる篠崎を振り切った石井が勢いそのまま1着になり、篠崎が2着、野口が3着にそれぞれ続きました。


篠崎に割り込まれながらも、諦めずに追いかけた野口。3場所連続の決勝進出が確実となって、喜びの表情が自ずと現れます。

3着の野口選手「この参加メンバーで優出できたのは嬉しい」

3着の野口選手「この参加メンバーで優出できたのは嬉しい」

「篠崎さんには割り込まれたけど、しっかり真後ろには入りたかった。入れなかった分、付きバテして離れてしまいました」と反省しながらも、「この参加メンバーで決勝に乗れたのは嬉しいし、自信になります」とのこと。「ラストが伸びたのは、自力を付けるような練習の成果が表れていると思います」と、手応えも十分の様子です。


ロングスパートで、後続を寄せ付けないスピードを披露した石井。連勝で決勝進出を決め、納得の表情です。

連勝の石井選手「今日のレースは納得」

連勝の石井選手「今日のレースは納得」

最終1センターからの仕掛けでしたが「ちょっと出だしはスムーズじゃなかったけど、今日のレース内容は納得です」と満足な様子。「感じはスッキリしないけど、体が動けているんで、明日はギヤ上げ(3.64→3.71)も考えたいです」と、決勝を早くも見据えていました。


4着流れ込みの竹井は、決勝進出だけでなく、目標としていたガールズケイリンフェスティバル出場権確保に黄信号が灯りました。

4着の竹井選手「付いて行きたかった」と後悔

4着の竹井選手「付いて行きたかった」と後悔

自らを「追い込み型」と評する竹井ですが、「篠崎さんが割り込んだ時に、付いて行きたかったです」と、位置取りの動きに思い切りがなかったことを反省です。「GKFを考えたら、着も得点も欲しいです」と、翌日が一般戦回りになった時のことを想定していました。


篠崎は連続2着で決勝行きを決めるも、石井のスピードに脱帽のようでした。

2着の篠崎選手「石井さんのスピードが良くて…」

2着の篠崎選手「石井さんのスピードが良くて…」

「石井さんが飛んで来た時、後ろを見ずに、併せ切れるよう前々踏んだらよかったです。石井さんのスピードが良かったんで、番手にはまった後から脚をニュートラルに入れて最後差しに行ったけど、全然ダメでした」と、自力勝負に持ち込めなかったことを反省です。「感じは良いんで、それを明日は高めていきたいですね」と話していました。


金田・飯塚・倉野3選手のコメント取りを残して、7Rの発走時刻が迫ってきたため、またもや息切れ・汗だくになりながらメインスタンドへ移動です。


7Rの車券は、6R終了直後に購入していたため、締め切りになっても問題なしです。B奥井・F高木の強力先行選手同士のガチンコ対決ですが、奥井の力が一歩リードと見て、本線車券は@高橋・A戸田・B奥井の3車BOXと、Bを軸にした2車単折り返しです。高木が2〜3着に残った場合の保険として、Bアタマ流しの3連単車券にFを押さえておきました。

2日目7R車券

2日目7R車券


<2日目7R VTR>
号砲でD小坂とF高木が飛び出し、正攻法を譲る形で小坂が高木を前に入れます。周回の位置取りは、高木−小坂−E高松−A戸田−B奥井−@高橋−C菅田の順。赤板HS(残り2周)を過ぎた1角から、奥井がゆっくりと踏み上げ、ジャン前BKからペースアップします。正攻法の高木はこれに併せるかのように突っ張り叩き合いを挑んだことで、前団は雁行状態になります。

2日目7R ジャン2センターの攻防

2日目7R ジャン2センターの攻防
B奥井の上昇に合わせ、F高木が突っ張って先行争いを挑む。後続はそれぞれの後位を巡って位置取りを始める



高木が奥井の仕掛けを厳しく併せたことで、前団の雁行状態が最終1センター過ぎまで続きます。奥井は若干前輪を覗かせますが、高木が激しく抵抗します。

2日目7R 最終1センター過ぎの攻防

2日目7R 最終1センター過ぎの攻防
F高木・B奥井の叩き合いが続くも、奥井が若干前輪を覗かせて主導権を確保しようとする。後続も2列併走が続く



最終2角で高木を叩き切った奥井は、さらに加速して後続を千切って行きます。叩かれた高木は、後続が奥井追走を窮するのに助けられ、千切れながらも番手位置を確保。第2先行の形で後続集団を引っ張ります。

2日目7R 最終3コーナー過ぎの攻防

2日目7R 最終3コーナー過ぎの攻防
叩き切ったB奥井は後続を千切って、セーフティーリードを築いていく。F高木は叩かれるも、第2先行の状態で追走する



結局、奥井が後続を6車身離しての完勝でした。逃げた高木が後続の追い込みをこらえて2着に粘り、直線で車を外に持ち出した戸田が3着に飛び込んできました。


S取りをあきらめて高木の仕掛けに賭けた小坂ですが、踏み合いを追走する消耗戦に末脚を無くしてしまったようです。

5着の小坂選手「先争いに巻き込まれ消耗戦に」

5着の小坂選手「先争いに巻き込まれ消耗戦に」

「いつもはS取りに行くところ、一度は仕掛けてくれそうな(高木)真備だったんで前に入れました」と、S取りをあきらめた理由を教えてくれました。ただ「位置取りは一番良さそうだったんですが、先行争いに巻き込まれる形で、外にも高橋さんがいたりして消耗戦になってしまいました」とも話していました。


6着に終わった菅田は、大敗との理由を、展開に恵まれなかったことと脚力不足を挙げていました。

6着の菅田選手「前が叩き合いで行き場がなかった」

6着の菅田選手「前が叩き合いで行き場がなかった」

「前が叩き合いになって、私の行き場もありませんでした」と展開不利を挙げつつも、「脚がないんで、終始後ろになってしまいました」とも話していました。「私はむしろ明日が勝負なんで、頑張ります」と、一般戦での上位入着に気合いを新たにしていました。


高松も、展開が厳しい方向に流れたのが大敗につながったようです。

7着の高松選手「次々と外から被せられて、離れてしまった」

7着の高松選手「次々と外から被せられて、離れてしまった」

ジャン過ぎ2センターから4角で各選手が「みんな2人から離れたくないんで、前々踏んできた」そうですが、「外入(外帯線内進入=外帯線の外から押さえ込みつつ割り込む動き)の連続で、ちょっとしんどかったですね」とポツリ。「その後は、むしろ私が千切れてしまって…」と、展開不利の連続が痛かったようです。


4着に終わった高橋は何とか決勝進出。道中、外並走を我慢しましたが、相当辛い展開だったそうです。

4着の高橋選手「外並走は第二先行のようでした」

4着の高橋選手「外並走は第二先行のようでした」

「奥井さんの後ろに付いていましたが、2角で奥井さんが踏み直したときに離れてしまいました。小坂さんとの外並走は、第2先行のようで厳しかったです」と展開・位置取りに苦しめられた結果、外並走が思いのほかキツかったようです。


3着に突っ込んで来た戸田も、決勝進出を決めてホッとした様子です。

3着で決勝進出を決めた戸田選手「何とか届きました」

3着で決勝進出を決めた戸田選手「何とか届きました」

「前がやりあっているのを見てしまい、車間が空いてしまいました。ちょっと焦ってしまいましたが、何とか(3着に)届いて良かったです」とのこと。


激しい先行争いを繰り広げた高木は、2着という結果も状態は良さそうです。

2着に粘った高木選手「あれしかなかった」

2着に粘った高木選手「あれしかなかった」

突っ張り先行策については「奥井さんに対抗するためは、あれしかなかったです」と作戦通りで納得だったようです。「BKから踏み直されて離れてしまいましたが、状態は問題ないです」と、力を出し切ったレースができたことには、合格の自己評価だったようです。


そして2連勝の奥井は、好感触を強調です。

連勝で決勝進出の奥井選手「感じは良いです」

連勝で決勝進出の奥井選手「感じは良いです」

「高木さんが突っ張りそうなのは想定していました。それを叩き切れたので、感触は良いと思います」と、最終主導権を取って1着フィニッシュしたことに満足していました。


これで決勝メンバーが決定。今シリーズ主力の石井・奥井が連勝。高木・篠崎は連続2着での進出も、それぞれ好感触を強調しています。野口・高橋・戸田の伏兵陣も大きな差はなく、ワンチャンスで上位陣に食い込むことも予想され、特に野口の状態の良さは連穴候補に推せるほどでした。
一方の一般戦は、徹底自力がおらず、展開ひとつで全員にチャンスが巡ってくるメンバー構成。点数・格では竹井が中心になりますが、追い込み一辺倒だけに楽観視はできません。波乱の要素がプンプン漂う感じです。

個人戦車券は、2日間とも固く収まっていることもあって、取りガミの連続でマイナス。それも軸を絞っておきながら、2〜3着穴を期待しすぎて散らし買いしたため。最終日こそはガッツリ当たり車券をgetしようと思いつつ、競輪場を後にしました。


(そのC・最終回に続く)
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