2015年01月17日

「和歌山グランプリ」ブログヘボヘボ予想4連戦・計8レースの答え合わせ(結果)

「開設65周年記念・和歌山グランプリ」(GV)は、武田豊樹選手(茨城)の優勝で幕を閉じました。当ブログでは開催期間中連日、ヘボヘボ予想を掲載しましたが、予想した4日間・合計8レースの結果を振り返ってみましょう。

○1/10(土)

【10R S級初日特選】
号砲で@稲毛健太・A神山雄一郎・G渡邉晴智がゆっくりと車を出し、稲毛が正攻法に収まる。周回中の位置取りは、近畿・中部3車−東日本2車−静岡2車−九州2車の順。青板3角(残り2周半)から、ゆっくりとC吉本卓仁が上昇して稲毛を抑えようとするも、稲毛は車を下げ、吉本が正攻法に入れ替わる。B小林則之がこれを追走して3番手に入ると、この動きに乗って稲毛を抑えようとしたH新田祐大がそのまま上昇し、前団を叩いて先行勝負に出る。ハナに立った新田が若干流し気味にペースを緩めていると、稲毛が巻き返しにスパート。これを察知した新田が併せるべく一気に踏み上げ、稲毛を出させない。すると、稲毛マークのD東口善朋がクチ(車間)は、空いていた3番手位置に割り込む。このもつれを見て吉本が捲り返しに出るも、稲毛のあおりもあって3番手横までが精一杯。結局、後方の追撃をしのいだ新田が1着になり、マークの神山が2着、東口が3着に続く。

<結果・払戻金>
 2車単 H→A 350円
 3連単 H→A→D 760円

【11R S級初日特選】
号砲でE菅田壱道が飛び出し、Sを決めて正攻法に収まる。周回中の隊列は、正攻法から北日本2車−熊本2車−南関2車−単騎のC兵藤一也−京都2車の順。赤板HS(残り2周)からG東龍之介が上昇し、正攻法の菅田を抑える。この動きを追ったB稲垣裕之がジャン前BKから一気に叩いて先頭に躍り出るも、東が突っ張りつつイン粘りに出て、稲垣番手のF村上博幸に競りかける。この競りは村上に軍配が上がるも、一連のもつれを見て菅田が巻き返しに打って出る。稲垣は自ら菅田を捌いたが、村上も追走に窮し、菅田は番手にはまり込む。すると今度は@松岡貴久が捲り返しに出て、またもや稲垣が自らブロックしたところ、松岡は落車。このアクシデントを尻目に、稲垣が逃げ切って1着になる。2着には落車を避けたH合志正臣が入り、マーク切れながらも直線突っ込んだ村上が3着を確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 B→H 3910円
 3連単 B→H→F 11060円

【12R S級初日特選】
号砲で、内枠2車が飛び出して誘導員を追いかけると、A金子貴志が正攻法に収まりC中村一将を迎え入れる。序盤の位置取りは、正攻法から近畿・中部2車−ライン3番手のG佐々木則幸−茨栃3車−神奈川3車の順。赤板HS(残り2周)からH村上直久が上昇し、中団の@武田豊樹にフタをする。村上はジャン前BKからさらに踏み上げて先頭に出ると、下げた中村とマーク・金子の間に割り込んで、武田が中団取りに出る。外に浮いた格好の中村は、最終HSから単独で捲り返しに行くも、番手のB内藤秀久に捌かれる。武田も最終2角から捲り返そうとするも、中村が外に浮いたままで邪魔になって前に進めない。これを見た南関3番手のE白戸淳太郎が、2度ばかり武田を外へ持って行くと、武田は失速して後退する。すると、武田マークのF芦澤大輔とD真崎新太郎がインを突っ込み、直線は大混戦となる。結局、横一線のゴール勝負を制した真崎が1着になり、2着には芦澤、3着には内藤が入って大波乱の決着となる。

<結果・払戻金>
 2車単 D→F 9320円
 3連単 D→F→B 477850円


○1/11(日)

【11R S級優秀「熊野古道賞」】
号砲で@稲垣裕之がゆっくりと車を出して、正攻法へ収まる。序盤の並びは、稲垣−マークのH村上博幸とG芦澤大輔が競り−ライン3番手のF東口善朋−単騎のB合志正臣−別ライン先頭のA新田祐大−マークのD神山雄一郎とC内藤秀久が競り−ライン3番手のE真崎新太郎の順。それぞれのラインの番手競りが続く中、稲垣を抑えようと新田が上昇し、早くも誘導員を交わして先頭に躍り出る。この時、稲垣後位は芦澤が、新田後位は神山が一旦確保する。新田が駆け出すタイミングを計っていると、内藤が再度追い上げて神山と競りを演じる。これを見た稲垣が、ジャンで一気に巻き返しに出ると、稲垣後位は踏み出しに勝った芦澤が完全に取り切る。しかし新田も併せ気味に踏み込んで行くと、稲垣は出切れず。しかし、神山・内藤が激しく競り合って空いた新田番手に稲垣がはまり込み、3番手には稲垣後位の芦澤が入る。神山・内藤の競りは、最終的に神山に軍配が上がるも、車間の空いた4番手位置になる。結局、新田マークから直線伸びた稲垣が1着になり、新田が2着に粘る。3着には芦澤が続く。

<結果・払戻金>
 2車単 @→A 590円
 3連単 @→A→G 8950円


○1/12(祝・月)

【10R S級準決勝】
号砲直後、若干のけん制が入るも、F稲垣裕之が誘導員を追い、正攻法に収まる。初手の周回は、近畿3車−南関3車−茨栃2車−単騎のE津村洸次郎の順で並ぶ。レースは早くも青板3角(残り2周半)から動き、G鈴木謙太郎が上昇すると、稲垣は車を引き、鈴木が正攻法に入れ替わる。さらに下げた稲垣を抑えるべく、A小林則之が上がって行く。小林が叩いて来ないのを見た鈴木が、そのままジャンから先行勝負に打って出る。小林も最終HSから捲り返そうとするも、茨栃3番手を回っていた津村が2,3度けん制すると、小林は行き脚を無くしてしまう。そして、このもつれを見た稲垣が最終2角から捲り返すも、鈴木番手のB神山雄一郎に厳しいけん制を喰らって前に出られない。さらに稲垣の捲りに追走できなかった@東口善朋がインをすくって突っ込むと、神山が東口と接触して落車し、乗り上げたD白戸淳太郎も落車する。結局、稲垣後位に切り替え、さらに外々踏んだ津村がこのアクシデントを横目に、直線強襲して1着になる。2着には鈴木が逃げ粘り、東口のイン突っ込みを追走して直線伸びたH内藤秀久が3着を確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 E→G 30810円
 3連単 E→G→H 326610円

【11R S級準決勝】
号砲直後、内枠3車とD新田祐大が誘導員を追いかけ、@村上博幸が正攻法に収まり、F稲毛健太を迎え入れる。周回中の並びは、近畿2車−関東2車−南関2車−北日本2車−単騎のE松岡篤哉の順。このレースも動きが早く、青板3角(残り2周半)からG小原太樹が上昇していくと、稲毛が車を下げる。すると小原は正攻法に入れ替わり、新田や松岡それにC上原龍が、次々と稲毛を交わして追走する。ジャン前BKから上原が一気に前団を叩いてハナに立つと、小原も踏み込んで3番手を確保する。さらに稲毛も踏み上げて行くが、新田もこれを阻むかのようにけん制しながら併せて踏み込んで行く。後方のもつれを尻目に、上原は最終HSから全速先行に打って出ると、巻き返しを図ろうとした新田は元の5番手位置に戻る。そして新田が仕掛けないのを見て、稲毛が最終2角から捲り返しに出ると、併せるかのように小原も3番手から捲り返し。ブロックしながら出ようとした上原マークのB芦澤大輔が、上原と小原マークのA渡邉晴智との間に挟まれて落車すると、上原も落車し、さらに新田と村上も乗り上げて大量落車となる。結局、捲り切った小原が1着になり、大外を捲り追い込んだ稲毛が2着に突っ込む。そして審議にかかったものの「失格までには至らず」の判定となった渡邉が3着を確保。このレースも大波乱となる。

<結果・払戻金>
 2車単 G→F 45840円
 3連単 G→F→A 338000円

【12R S級準決勝】
号砲で@武田豊樹・B金子貴志・C岡村潤・H菅田壱道の4車が誘導員を追いかけ、岡村が正攻法に収まり、さらに菅田を迎え入れる。周回中の隊列は、北日本・南関2車−中部2車−関東3車−九州2車の順。またもやこのレースも動きが早く、青板3角(残り2周半)からA吉本卓仁が上昇して、前団の菅田を抑えようとする。すると吉本を追走していたG宿口陽一がペースアップし、ジャン前1センターからハナを切って行く。叩かれた吉本は4番手位置に収まり、隊列一本棒でジャンを迎える。そして宿口マークの武田が、後方を目でけん制しながら最終2角から番手捲りに出る。その後も8人が一列棒状のまま直線に向くと、武田がそのままの勢いで押し切って1着。2着には、最終4角から追い込んだ吉本が突っ込み、武田後位のF真崎新太郎が流れ込んで3着を確保する。

<結果・払戻金>
 2車単 @→A 1530円
 3連単 @→A→F 5950円


○1/13(火)

【11R S級決勝】
号砲で@武田豊樹・B吉本卓仁・D渡邉晴智が飛び出すと、武田がSを決めて、C鈴木謙太郎を前に迎え入れる。周回中の位置取りは、茨栃3車−福岡2車−南関3車−単騎のA稲毛健太の順。赤板HS(残り2周)を前に2センターからG小原太樹が上昇し、正攻法の鈴木を抑えようとする。鈴木はスンナリ車を下げ、小原が正攻法に入れ替わると、これを追走してきたE津村洸次郎が、下げてきた鈴木を抑えようとする。そしてジャン前BKから津村が踏み込んで主導権取りに出ると、稲毛もこの3番手を追走。叩かれた小原が3番手を求めて稲毛に捌き合いを挑むも、稲毛が厳しくキメて(インに押し込むこと)、3番手は稲毛が取り切る。そのもつれを横目に鈴木も最終HSから早目の巻き返しに出ると、津村が併せて踏み込むのも構わず、最終主導権を奪う。すると今度は、稲毛が捲り返しに出ると、鈴木番手の武田が厳しくけん制。さらに稲毛後位に切り替えていたF内藤秀久がインを突っ込んで行くと、武田がキメながらタテに踏み込んで行く。結局、武田が2年ぶりの和歌山グランプリ制覇のVゴールを駆け抜ける。逃げ残りを図った鈴木と、内藤後位から突っ込んできた渡邉との2〜3着争いは、写真判定の接戦となるも、鈴木が粘って2着、渡邉が3着になる。

<結果・払戻金>
 2車単 @→C 850円
 3連単 @→C→D 12100円

シリーズ通じて大波乱の連続で、SS班2人が落車で最終日欠場など、荒れたレースが目立ちました。それだけ伏兵陣の健闘が光った4日間でした。決勝に絞って、感想を述べさせて頂きます。
優勝した武田は、まさにGPチャンピオンの責任を果たしました。8着に敗れた初日は「レースの組み立てミスで、ギヤ規制は関係ない」と話していましたが、2日目以降はギヤやレースの組み立てをきっちり修正してきました。さらに番手戦の連続でしたが、それもそつなくこなしての優勝です。今年は、昨年の金子と同様、一年通じて番手回りになる番組(メンバー構成)が多くなるのでしょうが、「自力戦でもマーク戦でも、与えられた番組の中で一生懸命するのがボクの仕事」と話していました。今後は軽ギヤや戦術面も含めた対応を自分のモノにして、競輪界の中心に君臨し続けるものと、4日間のレースを通じて感じました。
2着に粘った鈴木は、茨城移籍後としては、最高の成績です。持ち味の先行力にますます磨きがかかっているように見えましたし、武田グループと練習をすることで、課題を一つ一つクリアーしているようにも見えました。これらの積み重ねが、さらなるレベルアップにつながっているのは間違いありません。SSイレブン問題による自粛欠場期間中に「軽ギヤ対応の練習もやっていた」とのことですから、鈴木の再ブレイクに期待したいと思います。
僅差の3着に突っ込んだ渡邉は、まさにギヤ規制による恩恵を受けた選手でしょう。もともとパワーより回転力で勝負してきた選手ですから、大ギヤ規制は大歓迎といったところ。実際4日間のレースを見ていても、渡邉がインを衝いて突っ込むシーンが何度も見られました。決勝も内藤が突っ込みきれないのを見て、コースの空いた中バンクを勢い良く伸びてきました。競りなど厳しい攻めのイメージがある渡邉ですが、今年前半戦は、回転力から上位に飛び込んでくるのを、車券作戦の上で注意したいところです。
4着の稲毛は、地元優勝の大チャンスをモノにしたと思いましたが、武田の厳しいブロックに涙を呑みました。しかし捲り返したタイミングに決してミスはありませんでしたし、踏み出した瞬間は「これは行ったか?」と感じさせました。最終HSで小原と絡んだのも、多少なりとも脚力ロスになったかもしれません。しかしファンにとっては、敗れても納得できるレース内容でした。来年の和歌山グランプリに、地元選手の地元記念制覇はお預けになりましたが、今年中にGV制覇をしてくれそうな期待を抱かせてくれた走りでした。
そして9着に終わりましたが、今節一番のラッキーボーイ・津村の健闘も称えたいですね。S級昇格2場所目にして初のGV決勝進出でしたが、鈴木に最後叩かれたとはいえ、見せ場は作ってくれました。鈴木を出させなかったなら、展開が変わっていたかもしれません。武田の敗戦・吉本や稲毛のVチャンスなど、波乱の可能性がふくらんでいたことは間違いありません。今後の成長が大いに期待できますし、その時には九州を代表する先行選手に育っていることでしょう。しばらくは津村の走りから目が離せません。

さてさて、ヘボヘボ予想4連戦は、今年は8レース中、的中は3レースにとどまりました。例年通り、配当的には安いところがほとんどで、まさに“ヘボヘボ”で終わってしまいました。これにめげず、皆様のご期待に添えることができるような予想をして参りますので、今後とも当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて今週の番組は、「山本ディレクターのレース観戦記」として、「和歌山グランプリ」の決勝を実況録音で振り返りながら、レースで感じたままをおしゃべりしたいと思います。なお明日の大宮記念(GV)最終日・11R「S級決勝」のブログヘボヘボ予想のアップは、夜8時半頃の予定です。
またいつもお願いしていますが、番組内容や予想・結果、さらに今回は競輪中継に関するご意見・ご感想などについても、コメント・ご意見がございましたら遠慮なく書き込んで下さい。心よりお待ち申し上げております。
posted by wbs at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 予想の結果
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