2015年01月05日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 岸和田グランプリシリーズ 頂(てっぺん)を目指す強者たちの闘いを見た!(そのB)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する記事コンテンツ「山本ディレクターの自腹出張日記」。去る12月28日(日)〜30日(火)に岸和田競輪場で開催された「KEIRINグランプリ2014シリーズ」へ「自腹出張」した6回シリーズのリポート。今回が3回目です。


○2日目 12/29(月)

GPシリーズ初日は、後半3レースのうち2つが当たったにもかかわらず、トータル収支はマイナス。一日を通じては、本命戦が多く資金配分の工夫が必要と感じましたが、これも日付が変わるとどうなるか分かりません。実力拮抗になって、穴・波乱の可能性も高くなるからです。

「まぁ、なんやかんや言うても、オレが買うた通りに選手が走ってくれたら、車券は当たりになるんやから、それでエエねん…」と、愛車を岸和田競輪場へ走らせながら、この日の天気のごとく脳天気なことを考えていた私(天気に関係なくいつものことやろ!)。

AM11時頃に競輪場に到着後、ガイダンスコーナーへ顔出し。この日も「紀州の競輪博士」岡本新吾さんが、熱弁をふるっていました。それに相槌を打ちつつ、タイミングを見計らって、当ブログ用の場内見学(写真撮影)に出かけることにしました。前日は時間がなく、天気も後半レース以降に雨が降るなど良くなかったため、写真撮影を見送っていました。

まずは、南海電車の線路脇にある裏門に向かいます。

裏門のオブジェ&GP看板

岸和田競輪場 裏門


競輪のシンボルマーク・2つの楕円をかたどったオブジェが印象的な裏門。南海電車の車中からでもはっきり見えます。GP開催を告知する看板も掲げられていました。裏門から場内へ進むと、いきなり黒地のGPバナー幕が来場者を出迎えます。

裏門入ってすぐのGPバナー幕

裏門入ってすぐのGPバナー幕


かなりの大きさに圧倒されてしまうバナー幕でした。裏門は、ちょうど3コーナーの裏に当たります。そのままバンクの外周、3〜4コーナースタンドに沿って進みます。

2センター裏の通路&臨時車券売り場

2センター裏の通路&臨時車券売り場


アーケード上になっている外周通路の上には、大きなタペストリーが掲げられていました。また、かつては使われていたものの近年閉鎖されていた窓口も、GPシリーズに合わせて臨時車券売り場として開かれていました。さらに進んでいくと、4コーナー裏の車券売り場になります。ここは普段でも開かれています。

4コーナー裏の車券売り場

4コーナー裏の車券売り場


GPシリーズとあって、いつも以上のファンでごった返していました。目を右に転じると「にぎわい広場」があります。

4コーナー裏の奥には「にぎわい広場」

「にぎわい広場」


位置的には「4コーナー裏の奥」と表現すれば良いかと思います。ここには休憩用のウッドデッキや指定食堂が常設されていますが、GPシリーズということもあって、ジャンボテントや移動大型ビジョンが設けられていました。

ちょうどこの時点で、4Rの締め切り前になり、場内見学は一旦中断。4Rの検討に入りました。4Rは近畿・中国・東日本3車ずつの3分戦。F黒川茂高・G大澤哉太の先行争いを、@石丸寛之が捲り返すというのが自然な流れで、車券の人気も中国勢が中心です。ただ、私にとって見逃せないのが、黒川の番手に和歌山のA池田智毅支部長がいることです。応援車券と行きたいところですが、池田は落欠明けで、初日の動きも今一つ。そこで黒川の押し切りを基本に、石丸とマークのD藤田昌宏の突っ込みによる筋違い、さらに藤田アタマ流しのそれぞれ2車単車券を買うことにしました。

4R車券

4R車券


レースは号砲直後、各車けん制状態も@石丸寛之とA池田智毅が誘導員を追いかけ、石丸が正攻法に収まります(記録上はS)。周回中の位置取りは、中国3車−近畿3車−東日本3車の順。赤板HS(残り2周)を迎え、G大澤哉太が上昇して中団のF黒川茂高を抑えますが、黒川もなかなか車を下げません。そしてジャンを合図に大澤が石丸を叩いて先頭に躍り出ます。

4Rジャン3コーナーの攻防

4Rジャン3コーナーの攻防
F黒川を抑えていたG大澤が、@石丸(審判塔の陰で見えませんが)を叩いて出ようとする



大澤はハナを切って徐々にペースアップを図りますが、黒川もすかさず叩き返しに出て、最終2角で大澤を捉えて先頭に立ちます。しかし黒川の動きに乗った石丸が捲り返しに出ると、前団との差がみるみるうちに詰まってきます。

4R最終2センターの攻防

4R最終2センターの攻防
最終主導権を奪ったF黒川が逃げるも、@石丸も猛然と追い上げて捉える勢いに



結局、直線で黒川を捉えた石丸が1着になり、マークのD藤田昌宏が2着、ライン3番手のH白井圭一郎が3着に続いて、ライン上位独占を決めました。


池田が最終3角で1〜2発、石丸にけん制を仕掛けましたが空振り。石丸は持ち前のスピードと、イエローラインすぐ下を走るコース取りでこれを許しませんでした。この日も最初の車券が大ハズレに終わり、ちょっとガックリ。でも一番人気での決着ですから、仕方ありません。

1番人気での決着でした

1番人気での決着でした


気持ちを切り替えて、場内見学(写真撮影)を続けます。旧国道26号線沿いの正門から場内に入ると、すぐ左脇にはキッチンカーやテントブースが並んでいるコーナーがあって、食べ物やビールなどが販売されていました。

正門入って左脇のキッチンカーコーナー

正門入って左脇のキッチンカーコーナー


お笑いタレント・たむらけんじさんが経営する「焼肉たむら」のキッチンカーなどが、ずらりと並んでいて、朝からおいしそうな匂いをさせていました。

正門の右脇には、イベントステージが設けられていました。

正門入って右脇にはイベントステージ

正門入って右脇にはイベントステージ ※写真撮影は3R発売中


元々もう少し手前にあったイベントステージでしたが、GP開催で多数の来場が予想されるために、旧ステージを解体してこの位置に仮ステージを設けたとのこと。ちなみに写真を撮影したのは、私が到着した直後の3R発売中。お客さんは数えるほどしかおらず、レース予想会のパネラー・井上茂徳さんと山口幸二さんは「何でこんなに人がいないの?」と驚いていましたが、2R終了直後だったため当然のこと。お二人のトークが始まると、どこからともなくお客さんが集まり始め、あっという間にステージ前に設けられた10m四方のテントは一杯になりました。

そして1コーナーの裏側には、ガイダンスコーナー「K−SPOOT」が設けられています。

ガイダンスコーナー

ガイダンスコーナー「K−SPOOT」


岸和田バンクが生んだ元競輪選手で、今では人気競輪解説者の井上薫さんが、全レースの注目選手や、ファンの皆さんからの質問に答えています。また、井上さんにまつわる写真やユニフォームなども展示されています。本場開催日と、GP・GT・GU場外日にオープンしています。

そうしていると、5Rの締め切り時刻が近づいてきました。急いで車券の検討に入ります。5Rは、D吉田裕全の自力一車の構成。マークは同県・埼玉のB尾崎剛ですが、競りが厳しい@室井健一や、捲りも繰り出せるA島野浩司もいて、なかなか一筋縄ではいかないメンバー構成です。そうはいうものの「先行一車は黙って買え」の格言もあることから、吉田の押し切りを基本に据え、室井や島野の突っ込みにも対応できるよう@ABDの4車BOXも仕込みました。

5R車券

5R車券


レースは、号砲直後のけん制状態から内枠3車が誘導員を追いかけ、@室井健一が正攻法に収まります(記録上はS)。周回中の並びは、瀬戸内2車−関東3車−ライン4番手回りのC渡邉泰夫−中部3車の順。赤板HS(残り2周)を迎えても動きがなく淡々とした流れの中、ジャン前BKからA島野浩司が上昇。追い上げマークになるのを嫌ったD吉田裕全がゆっくり踏み上げると、今度は正攻法の室井が飛び付きに出て、吉田マークのB尾崎剛に競りを挑みます。

5Rジャン3コーナーの攻防

5Rジャン3コーナーの攻防
A島野の追い上げマーク含みの動きを嫌ったD吉田が上昇。しかし@室井が飛びつきを見せようとする。



吉田が最終HSから駆け出すと、番手戦は踏み勝った室井に軍配が上がります。3番手も室井後位のE高津晃治が確保。競り負けた尾崎は、4番手にもぐりこみます。最終2角から渡邉や島野も捲り上げますが、前団との差は詰まりません。

5R最終2センターの攻防

5R最終2センターの攻防
D吉田の先行を、競り勝った@室井が番手追走。C渡邉・A島野も捲り上げるも5〜6番手あたりまで



結局、ゴール寸前で吉田を差し交わした室井が1着。2着には吉田が粘り、室井マークの高津が3着に入りました。

いつものことながら、室井が交わそうとしたのを見て「やめて〜!!」という悲痛の叫びを上げてしまいました。ただ3着の高津を元々入れておらず、いずれにしても抜け目でハズレになる流れであったことは間違いありません。しかしその高津が3着穴を演出。3連単は1万7千円台の好配当です。

まずまずの好配も、抜け目でハズレです

まずまずの好配も、抜け目でハズレです


「なかなかうまいこと行きまへんな」などと、顔なじみのお客さんと話をしていると、スーツ姿の若い男性から声をかけられました。
特観席にいるその男性は、お連れの方が「ウイスキーの水割りが飲みたい」と言い出したので、場内で売っている所を教えてほしいとのこと。「多分無いと思いますが、一緒に探しましょう」と場内の目ぼしい食べ物処ををウロウロ。
話を聞くと、東京からGP観戦に来られたそうで「27日に関空に着いて、和歌山FUや和歌山城も見に行きました」とのこと。ありがとうございます! 結局どこもウイスキーを置いていませんでしたが(売店・食堂の皆さん、今後は置くように! 品揃えを増やすのもサービスの内でっせ!)、「小ぶりのGP(和歌山グランプリ)もよろしくお願いします」と、和歌山記念と当ブログをPRして男性とは別れました。
私が立川や平塚に赴くのと同様に、全国の競輪ファンが岸和田に集い、お目当ての選手に声援を送る。「これがGPなんやなぁ…」と実感したひとコマでした。

そのついでで、メインスタンドの写真も押さえます。まずは1階の軒下にある車券売り場です。

メインスタンド下の車券売り場

メインスタンド下の車券売り場


そして2〜3階は特観席ですが、バンクの反対側は大きな吹き抜けホールとなっています。CS中継のブース(公開スタジオ)はここに設けられています。

メインスタンド2階の吹き抜けホールとCS放送席

メインスタンド2階の吹き抜けホールとCS放送席


放送席では、後半レース解説の井上茂徳さんと、MCの橋本悠督さん、アシスタントの星野めぐみさんによる、予想トークが繰り広げられていました。

そして私の“第二の根城”ガイダンスコーナーに戻ると、CS出演を終えた井上薫さんに“留守番役”の岡本新吾さんが、お客さんそっちのけでレースの見所を「解説」していました。

岡本新吾さん(左)が、井上薫さん(右)に熱い解説を

岡本新吾さん(左)が、井上薫さん(右)に熱い解説を


岡本さんの姿を見て、井上さんは「新吾ちゃん、めっちゃイキイキしてるゎ。お客さんも喜んでくれてるみたいやし、来てもろて大正解やったな」と、満足の様子でした。それほど、関係者も含め、皆さんGP開催を楽しんでいるようでした。


(そのCに続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
この記事へのコメント
二回とも正門から入場した私。正門辺りは写真も残しましたが裏門辺りの飾り付けを見そびれました(>_<)。もったいないことをした私だけに この分の更新はありがたいです。
Posted by コタカ at 2015年01月09日 07:41
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