2014年09月27日

バンクの涼風が熱風に変わった! 「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(そのB・最終回)

和歌山競輪場では、9/19(金)〜21(日)の3日間、「ガールズケイリン(FU)」が開催されました。通算4回目となる和歌山でのガールズケイリン開催。「バンクの涼風が熱風に変わった!」と題して、ガールズ和歌山開催の様子を紹介する3回シリーズ。今回が最終回です。


○最終日 9/21(日)


いよいよ迎えた最終日。天気は雲一つない快晴です。実は、今回のガールズ・最終日も「わかちゃんファンCLUB」のイベントが当初から予定されていて、検車場取材は諦めざるを得ませんでした。今回のファンクラブイベントは「会員限定 ガールズ決勝・バンク内観戦会」。例年、FT開催のS級決勝で行っていた会員限定のバンク内観戦会を、今年度はガールズ決勝でやってみようというものです。

観戦会は午後3時にスタート(集合)でしたが、参加者は受け付け開始の午後1時から続々集まってきました。控室のメインスタンド4F特別室からレース観戦してくつろいでもらおうと、早目の集合をお願いしていましたが、早く来れば窓際席から優雅にレースが見られるとあって、なんと2時過ぎには集合完了していました。

そうこうしていると、特別室に珍客が遊びに来てくれました。

「わかちゃん」(左)と「きいちゃん」(右)が遊びに来てくれました

「わかちゃん」(左)と「きいちゃん」(右)が遊びに来てくれました


和歌山競輪場のマスコットキャラクターの「わかちゃん」と、来年和歌山県で開催される「紀の国わかやま国体」のマスコットキャラクター「きいちゃん」です。2人(2匹?2体?)は、参加者の会員さんのご機嫌伺いに来てくれたんですが、県内で人気のゆるキャラですから、特別室内は何ともほんわかした雰囲気に包まれました。

そして9R「ガールズ一般」の発走時刻を迎えました。

<最終日9R VTR>
号砲でA菅田が飛び出してSを決めます。周回中の隊列は、菅田−@大和−B山路−E田中−C松尾−D小川−F倉野の順。今節の傾向なのか、赤板HSでは誰も動きを見せず、隊列一本棒で通過します。そしてジャン過ぎ3角から小川が上昇を見せると、番手回りの大和が一気に踏み込んで行きます。

最終日9R ジャン2センターの攻防

最終日9R ジャン2センターの攻防
D小川が6番手から上昇すると、番手の@大和が発進の構えを見せる



大和が菅田を叩いてハナに立ちますが、大和後位の山路がさらに叩いて先行勝負に出ます。ところが、山路をマークのE田中が巻き返しに動き、最終BKでは雁行状態となります。

最終日9R 最終3コーナー過ぎの攻防

最終日9R 最終3コーナー過ぎの攻防
B山路の最終先行を追走したE田中が山路に迫り、雁行状態が続く



結局、4角で山路を突き放した田中が、後続を寄せ付けず1着でゴール。2着には田中後位を追走した松尾、3着には山路後位から直線伸び返した大和がそれぞれ入りました。

7月のファンクラブイベント「サマーミーティング」でゲストに来てくれた山路選手が、最終HSで先頭に立つと、「藍ちゃんガンバレ!」など大きな声援が送られました。しかも最終4角まで田中選手との雁行状態に、参加会員は大興奮です。惜しくも5着に敗れはしましたが「田中まいも強かったけど、藍ちゃんもよう頑張った」「順調に強くなっていったら、楽しみやね」など、山路選手の健闘を称えていました。

正式な集合時間の3時まであとわずかとなったところで、またまたサプライズゲストです。今回のガールズFUは「日本トーター賞」として開催されましたが、日本トーターさんの計らいで、当日の場内トークショーゲストの山本レナ選手(京都・106期)が遊びに来てくださいました。「緊急トークショー」として、マイクなしで(!)山本選手にお話を伺います。

サプライズゲストは、山本レナ選手(右)

サプライズゲストは、山本レナ選手(右)


山本選手のお父様は、競輪ファンならご存知の山本真矢さん(65期・引退)。サプライズの訪問ということで、資料(予備知識)を全く持ち合わせていません。そんな状態でのインタビューというのもあって、無茶振りトークの連続です。当然、何の話をしたのかも覚えていません(自慢するな、大バカ!)。それでも山本選手は、私の拙い質問にしっかり受け答えして下さいました。

そして、JKA競輪競技実施事業本部近畿支部(旧・日本自転車競技会近畿支部)の職員さんから諸注意を受けた後、いよいよバンク内へ移動。レース発走直前に着席完了です。

「バンク内観戦会」 着席完了!

「バンク内観戦会」 着席完了!


走路審判員・誘導員控えエリアからのアングルでこんな感じです。私は4回目の実施ということで、もう慣れましたが、スタンドのお客さんからの視線を一身に受けているのが(鈍感な)私でも分かります。

そして選手が中央通路を通って入場。発走台に自転車をセットする姿が、目の前に繰り広げられています。参加者にはカメラ撮影を禁止しておきながら「記録用」としてシャッターを押します(ズルいぞ!)。

ガールズ決勝発走直前

ガールズ決勝発走直前 各選手が自転車をセット


<最終日11R VTR>
号砲が鳴るも、前受けを嫌ったのか、ガールズレースとしては珍しくけん制状態になりました。各車なかなか前に出ようとしない中、E高松が誘導員を追いかけます。高松は赤板HS過ぎでやっと誘導員に追いつき、高松−C石井−B山原−@小林−A高橋−D門脇−F荒牧の順で並びが落ち着きます。ところが、ジャンを過ぎても各車動く気配がなく、正攻法の高松はベタ流しにして、後続の仕掛けを待ちます。

最終日11R「ガールズ決勝戦」 ジャン過ぎ4コーナーの攻防

最終日11R「ガールズ決勝戦」 ジャン過ぎ4コーナーの攻防
正攻法のE高松がスローダウンして後方からの仕掛けを待つも、他車は動く気配なし



そして最終HSを迎え、高松が踏み込んで成り行き先行に入ると、山原が先に捲ろうとしたのを石井が察知します。石井は山原を併せながら最終1角から捲り返すと、最終BKで高松を捉えます。荒牧も後捲りで前団に迫りますが、3角で山原に併わされ脚色が一杯になります。

最終日11R「ガールズ決勝戦」 最終2センターの攻防

最終日11R「ガールズ決勝戦」 最終2センターの攻防
B山原の仕掛けを併せきったC石井が先頭。捲り返しに出たF荒牧が前団に迫るも脚色が一杯に



結局、石井が山原や荒牧の追撃を完封し、Vゴールを駆け抜けました。2着には山原、3着には荒牧が続きました。

レース終了後の表彰式では、石井選手と「わかちゃん」「きいちゃん」とのスリーショットです。

優勝した石井寛子選手

優勝した石井寛子選手(中) 「きいちゃん」(左)と「わかちゃん」(右)に囲まれホッと笑顔


インタビューで石井選手は「こういう厳しい展開で勝てて、嬉しいです。みんな強いんで、それぞれの位置取りよりも、自分のレースをしようと心掛けました。3日間のレースは久しぶりで連日緊張しましたが、ファンの皆さんの声援で頑張れました」と話していました。そして、年末のガールズGPについては「(岸和田での開催で)アウェーですけど、頑張りたいです」と、ガールズ女王への意欲を見せてくれました。

連日、涼しい秋風が吹き渡ったオレンジバンクでしたが、ガールズレースはいずれも力勝負や接戦が繰り広げられ、スタンドはヒートアップしました。しかも決勝は、シリーズの2枚看板とされた石井・山原のワンツーフィニッシュ。車券は本命戦で低配当でしたが、トップ選手によるガールズGP前哨戦を思わせる内容に、熱くなったファンも多かったことでしょう。

次の和歌山ガールズ開催は、早くも10/4(土)〜6(月)の3日間です。和歌山バンク3度目となる加瀬加奈子(新潟)と、和歌山初登場・中村由香里(東京)とのガールズ1期生ライバル対決を軸に、さらに熱いレースを見せてくれるものと期待しています。和歌山競輪場のガールズ開催に、どうぞご期待ご来場下さい。


(「バンクの涼風が熱風に変わった!」の項 終わり)
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