2014年08月29日

紀の国わかやま国体リハーサル大会「第49回全国都道府県対抗自転車競技大会」が開かれました(そのA)

8/24(日)〜26(火)の3日間、「第49回全国都道府県対抗自転車競技大会」が、和歌山県で初めて開催されました。来年の「紀の国わかやま国体」自転車競技のリハーサルとして開かれた今回の大会。和歌山県勢の活躍を中心に、大会の様子を紹介する4回シリーズ。今回が2回目です。


○8/25(月) 大会2日目

大会2日目からは、トラックレースが和歌山競輪場で行われました。競技開始が午前9:00ということで、前日のロードレース取材の疲れを引きずりながらも、なんとか8:50に競輪場に到着。報道受付を済ませ、バンクを見渡すと、いつもとは違った光景が目に飛び込んできました。

和歌山競輪場はいつもと違う雰囲気に

和歌山競輪場はいつもと違う雰囲気に


競技運営用のテントが所狭しと並んでいます。しかも、一般の立ち入りはできませんが、車券売り場は自転車保管場として車立てが並んでいましたし、旧北門付近のスペースや駐車場の一部にもテントが並べられ、選手村として各県別のブース(ピット)として使われていました。

競技開始の9:00になり、最初の種目・少年男子ケイリン1回戦が始まりました。各レースを、可能な限り写真に収めていきます。

少年男子ケイリン1回戦1組 最終4角の攻防

少年男子ケイリン1回戦1組 最終4角の攻防
7車立てで行われた1組。最終HSから先行した小島(大分・ピンク)が後方からの仕掛けを完封。小島を終始マークした上川(栃木・緑)が直線で小島を交わして1着。小島も2着に粘り、ともに準決勝へコマを進める。



少年男子ケイリン1回戦2組 ゴール前の攻防

少年男子ケイリン1回戦2組 ゴール前の攻防
2組も7車立て。ペーサー後位の正攻法から突っ張った田中(岡山・ピンク&緑)が堂々の逃げ切り。最終3角から捲り追い込んだ東(福岡・黒)が2着に飛び込んで、ともに1回戦通過を決める。



そして3組に、地元和歌山の南潤選手(和歌山北2年)が登場。スタンドの観客の注目を集めます。しかも当初6車立てが1人欠場で5車立てになり、2着以内の準決勝進出に期待が高まります。

少年男子ケイリン1回戦3組 4周3角の攻防

少年男子ケイリン1回戦3組 4周3角の攻防
南(和歌山・オレンジ)がSを決め、ペーサー後位(正攻法)を確保。ペーサーが退避し、仕掛けるタイミングを図る。



少年男子ケイリン1回戦3組 最終3角の攻防

少年男子ケイリン1回戦3組 最終3角の攻防
澤田(岩手・白)の最終HSからの仕掛けに併せて、南が突っ張り先行。雁行状態が続くも、最終4角で振り切った南が逃げ切って1着。南の後位で脚を貯めた田川(熊本・白&赤)が2着に続く。


南が澤田を振り切って先頭で直線に帰ってくると、スタンドからは大きな声援と拍手が送られました。見事な先行逃げ切りでした。


少年男子ケイリン1回戦4組 最終3角の攻防

少年男子ケイリン1回戦4組 最終3角の攻防
4組は6車立てのレース。徳田(京都・白&青)が突っ張り先行するも、最終BKから捲り返した鈴木(東京・白&赤二本線)が、最終3角で捉えてそのまま1着。鈴木をマークした松尾(長崎・赤&黄&水色)が2着に続く。



4周3角のペーサー退避で、時速50qまでスピードが上げられるため、高校生にはちょっと過酷に見えましたが、これも自転車競技としてのケイリンのルール。しかしゴール前のスピードは、プロの競輪に負けてはいませんでした。ちなみに1回戦で勝ち上がれなかった選手は、4組に分かれての敗者復活戦が夕方に行われ、それぞれの1着が、翌日の準決勝にコマを進めました。

続いての種目は、男子スプリント予選です。26人が出場し、200mフライングダッシュのタイム順に16位までが決勝トーナメントに進みます。和歌山県チームからは、橋本凌甫選手(県教育庁)が出場。持ちタイムなどで、好成績が期待される選手の出走順は、後の方になるのがこの競技ですが、橋本選手は後ろから3番目。大いに期待が掛かります。

スプリント予選 橋本凌甫のフライングダッシュ

スプリント予選 橋本凌甫のフライングダッシュ

1センターから山おろし(コーナーの下り傾斜を使って加速を付けること)をかけると、素人目に見ても他の選手より速いのが分かりました。そしてタイムは10秒886。直後の一丸選手(大分)に抜かれはしましたが、全体の2位で予選を通過で、1/8決勝では予選15位の亀山選手(神奈川)との対戦が決定。勝ち上がりに期待が持てます。

次の種目は、少年男子1qタイムトライアル。24人がエントリーし、2人ずつ12組が、互いにホーム・バックから別れてスタートします。和歌山県チームからは布居翼選手(和歌山北3年)が10組・ホーム側スタートで出場。何を隠そう、地元和歌山・布居寛幸選手(72期)の長男です。6組の栗本選手(千葉)が叩き出した1分7秒615がここまでのトップタイムです。

少年男子1kmT.T.発走直前の布居翼

少年男子1kmT.T.発走直前の布居翼


カウントダウン後の号砲でスタート。鋭いダッシュで加速していきます。バンク退避路から声を掛ける上野監督の声も自然と大きくなります。

上野孝監督の檄を受けてラストスパートする布居

上野監督の檄を受けてラストスパートする布居


2周半の激走を終えてフィニッシュ。注目のタイムは…

タイムは1分8秒087 惜しくも2位

タイムは1分8秒087 惜しくも2位

トップタイムに0.472秒及ばず、惜しくも2位に終わりました。しかし、今秋の長崎国体での活躍にますます期待が掛かってくる結果でした。

続く成年男子1qタイムトライアル(優勝は佐々木選手(長崎))に引き続いて、女子500mタイムトライアルが行われました。32人が出場。その中でも、和歌山県チームからは、吉川美穂選手(サイクルベースあさひ)が16組ホーム側スタートで出場です。

女子500mT.T.発走直前の吉川美穂

女子500mT.T.発走直前の吉川美穂


「最近、あまり体調が良くなくて」と話していた吉川でしたが、こちらも号砲とともに鋭いダッシュでスタートです。1周と1/4でゴールですから、あっという間です。

吉川のラストスパート

吉川のラストスパート


気になるタイムは…

タイムは37秒902 唯一の37秒台で見事な優勝

タイムは37秒902 唯一の37秒台で見事な優勝

アマチュア女子トップクラスの走りを見せてくれました。しかしレース後、吉川選手は「自分では36秒台を出せる感覚で走っただけに残念です」と話して、翌日の女子ポイントレースでの奮起を約束してくれました。

次の種目は、男子チームスプリント予選。アテネ五輪で日本が銀メダルを獲得した、3人一組のレース。バンク3周で、各周回終了時に先頭が離脱して、3走目の選手のタイムで勝敗が決まります。ここは予選ということで、上位2位までが翌日の決勝へ、3位と4位のチームが3位決定戦へそれぞれ進みます。最終組ホーム側スタートの和歌山県チームは、布居・橋本・南のオーダー(先頭からの順番)で走ります。

男子チームスプリント予選 スタートダッシュを決めろ!

男子チームスプリント予選 スタートダッシュを決めろ!

目標タイムは、5組で長崎チームが出した大会新記録の1分17秒842。号砲が鳴って、スタートダッシュは決まったものの、3走の南選手が若干千切れ気味。しかしラストスパートで頑張ってくれました。タイムは…

タイムは1分18秒223 2位で予選通過

タイムは1分18秒223 2位で予選通過


なんとか2位で、決勝進出を決めました。「大会新を出して、決勝に行きますゎ」と話していただけに、ちょっぴり残念でしたが、翌日の決勝が楽しみになってきました。

次の男子4qチームパーシュート(団体追い抜き)予選に、和歌山県チームはエントリーしていませんでしたが、最終組で近畿のライバル・京都チームが出場。そのスピードと妙技をスタンドから観戦します。

男子4qチームパーシュート 京都府チームの走り

男子4qチームパーシュート 京都府チームの走り


なんとタイムは…

タイムは4分28秒214の大会新記録!

タイムは4分28秒214の大会新記録!

それまでトップだった大分チームの4分28秒532も大会新記録でしたから、いかにハイレベルな戦いか、数字の上からだけでも、お分かり頂けるかと思います。

これで午前中の競技は終了。引き続いてタイムトライアル3種目の表彰式です。まずは少年男子。布居選手が2位の表彰台に上り、表彰状と銀メダルを受けました。

少年男子1kmT.T.表彰式

少年男子1kmT.T.表彰式


そして成年男子をはさんで、女子500mタイムトライアルです。吉川選手が表彰台の頂点に立ちます。

女子500mT.T.表彰式

女子500mT.T.表彰式

吉川選手の控えめな笑顔が印象に残った表彰式でした。

実はここまでで、既に競技進行が20分遅れていたため、午後の競技開始がPM2時からに変更されました。しかし、昼食の用意をしていなかった私。買出しに行くこともできず、取りあえずカップ自販機のコーラで喉の渇きを癒して、午後の競技開始に備えます。


(そのBへ続く)
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