2014年07月11日

ガールズ・ルーキーたちが熱い!アツい!暑い!「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(そのC・最終回)

7/4(金)〜6(日)の3日間、和歌山競輪場では3度目の開催となる「ガールズケイリン」が行われました。しかもA級チャレンジレースは、和歌山期待の新人・石塚輪太郎のデビュー場所でした。「ガールズ・ルーキーたちが熱い!アツい!暑い!」と題して、ガールズ和歌山開催の様子を紹介する4回シリーズ。今回が最終回です。

○最終日 7/6(日)

和歌山3度目のガールズ開催も、いよいよ最終日。写真も取材もバッチリいきたいところですが、この日は和歌山競輪ファンクラブ「わかちゃんファンCLUB」のイベントの予定が入っていました。従って、念入りな取材は諦めざるを得ません。今回のイベントは「ファンクラブ発足7周年記念サマーミーティング」と題して、レース観戦&トークショー&車券ゲームという盛りだくさんの内容です。ちなみにゲストは、ガールズ3期生の山路藍選手(京都)。若い女性とお話しする機会が滅多にない私ですので、既に朝イチから若干緊張気味で、嫌が上でもテンションも上がります。

AM9時過ぎに和歌山競輪場に到着。メインスタンド4Fの特別室に荷物を運びこむと、早速、会場設営開始。といっても、ほぼ毎度やっていることもあって、1時間ほどで終了。あとは時間まで車券モードに突入といきたいところですが、山路選手についての予習ができておらず、資料を必死に読み込みます。

そうしている内に、あっという間に定刻のPM1時半を迎え、「サマーミーティング」のスタートです。

サマーミーティング 冒頭からしゃべりまくる山本

サマーミーティング 冒頭からしゃべりまくる山本


そして参加会員からの大きな拍手を受けて、山路藍選手が登場です。

ゲストはガールズ3期生・山路藍選手

ゲストは、京都のガールズ3期生・山路藍選手(右)


にわか仕込みの知識をフル稼働させて、山路選手に質問を投げ掛けます。

山本「先日(6/28決勝)の地元向日町は、惜しかったですね?」
山路「同期の石井〈貴子)さんの捲りに付いて行ったんですが、石井さんが強くて、交わしに行くところまで行けませんでした」
山本「まだ1着がないので、ちょっと焦ってませんか?」
山路「なんとか、近いうちに1着取りたいです」
山本「7〜8月は4箇所にあっ旋が入ってますが、この調子で初勝利&初優勝決めたいですね?」
山路「4場所のうち2場所に、また石井さんと同あっ旋なんで、今度は勝ちたいです」


拙い質問にも一生懸命答えて下さった山路藍選手

山本の拙い質問にも一生懸命答えて下さった山路選手


レースとレースの合間には、ファンクラブ会員さんが、色紙などを手にサインのおねだり。カメラ・スマホでの写真撮影にも快く応じて下さいました。山路選手ありがとうございました。

サインのおねだりに気さくに応じる山路選手

サインのおねだりに気さくに応じる山路選手


さらにその後は、ガールズ選手になるまでの経歴について、いろいろお訊きしました。中学までやっていた空手のお話。その後始めたテコンドーで日本代表にまで上り詰め、岡本依子さん(シドニー五輪銅メダリスト・引退)や男子選手らと一緒に練習した思い出。そしてテコンドー現役引退後、2年間、あの「吉本新喜劇」に在籍していた話など、流れに任せて思いつくままお伺いしました。

その中で、私はうかつにも「吉本新喜劇で教わった、本物の『コケル』の見せて」とお願いしてしまいました。競輪選手に対して「コケて」とお願いするなんて、なんと失礼極まりないのでしょうか(反省せぃ!)

山路選手はちょっと困った表情を見せましたが、そこで「テコンドーの蹴りをお見せします」と切り返し。するとあろうことか、ウチ(和歌山放送)のスタッフが一言…

「山本さんのケツ蹴り上げたって!」

これに、会場は割れんばかりの笑いと大拍手(エエぞ、エエぞ! 仕事のためなら、たやすいもんや!)。

「何が悲しうて、ワシがケツ蹴られなあかんねん! そんなん絶対イヤや!」と涙ながらに(大ウソ)抵抗し、なんとか尻キックは逃れられることに。しかし、山路選手のキック(「かかと落とし」や「回し蹴り」)を間近で見ると、さすが元日本代表。迫力一杯でした。

ホッと胸をなで下ろすと、9R「ガールズ一般」の発走時刻になりました。私もカメラを手に、バンクに注目します。

<最終日9R VTR>
号砲でF藍野が飛び出し、内枠の選手を抑えてSを決めます。周回中の隊列は、藍野−@田畑−A金田−B青木−C倉野−D矢野−E宮安の順。赤板HSで矢野が上昇し、いったん青木を抑えますが、さらに上昇します。そしてジャンを合図に矢野がさらに踏み込んで先行態勢に入ると、矢野を追走した宮安と、藍野を交わして矢野後位に追い上げた田畑が並走になります。

最終日9R ジャン2センター過ぎの攻防

最終日9R ジャン2センター過ぎの攻防
ジャンからD矢野が先行態勢。番手は@田畑とE宮安が並走



この番手争いは、最終1センターで踏み勝った田畑に軍配が上がりました。その後も矢野の先行は快調そのもの。これを見て、3番手を確保していた金田が、最終3角過ぎから捲り追い込みを仕掛けます。

最終日9R 最終2センターの攻防

最終日9R 最終2センターの攻防(シャッタータイミングが思いっきりズレてますが…)
D矢野が快調に飛ばすも、最終3角3番手からA金田が捲り追い込みに出る



結局、金田がゴール前で矢野を捉えて1着に入りました。2着には矢野が粘り、金田を追走した青木が田畑をゴール寸前タイヤ差交わして3着を確保しました。

前日のレース後、「矢野ちゃんは強いけど、積極的に行って、何とかラスト(最終日)を1着で飾りたいですね」と話していた金田。かつては「かおる姫」こと菅山かおる選手らと組んで、ビーチバレーで活躍した金田は、大阪出身ということもあって「準地元ですからね、頑張らなダメですね」と気合いを入れていました。さらに展開も味方して、見事な通算2勝目を飾りました。

続くは、10R「チャレンジ決勝」。和歌山期待の星・石塚輪太郎のデビュー場所優勝がかかる、大事なレースです。この場所で105期生のルーキー4人がデビューを果たしましたが、決勝に残ったのは石塚と、小笹隼人(京都)の2人。山路選手は同じ京都というよしみで「小笹君を応援したいです」と話していましたが、車券は石塚からが人気です。しかし小笹も2番手評価を受けていて、2車単の@石塚→B小笹は2倍を超えるかというところでしたが、裏のB→@も600円台まで下がってきました。

参加者を前にした、山本ヘボヘボ予想は「@⇔Bでしょうがないんですが、筋の@→Dや、@アタマの抜け目(筋違い)も押さえておいて下さい」です。でも車券は差し置いてでも、石塚のデビュー場所優勝を祈らずにはいられませんでした。あまりの気持ちの入り様に、写真を撮るのを忘れてしまうほどでした。

<最終日10R VTR>
号砲でD小森が飛び出し、@石塚を正攻法に迎え入れます。周回中の隊列は、近畿・中部2車−高知2車−B小笹−マークの長崎2車の順。赤板HSを迎え、小笹が上昇して石塚を抑えようとします。高知2車は一旦後方に下がって、様子見です。そしてジャンから小笹が先行勝負を挑もうとしたところ、石塚も突っ張る動きを見せます。そしてジャン過ぎ2センターで、出切ろうとした石塚の後輪に小笹の前輪がハウス(接触)して、小笹が落車。これに乗り上げた長崎2車も相次いで落車します。アクシデントを尻目に、石塚は小森を従えて先行。落車を避けた高知2車は、前との車間が大きく開いてしまいましたが、追い付いた勢いでF阿部が捲り返そうとしましたが、これを見て石塚が踏み直し、阿部は前に出られません。結局、石塚が1着、小森が2着、阿部が3着で、それぞれゴールを通過しました。

しかしレース終了直後、「審議対象は@番とB番です」の審判放送が。ファンクラブの会員さんも「山本さん、(石塚)輪太郎のあれ、ヤバいんちゃうん?」という声が。確かに石塚が内線内側からしゃくり上げて、小笹の前輪を払ったようにも見えます。私の2車単@→Dが当たりになるか否かはこの際どうでもよく(嘘つけ!)、ただただ審議がセーフになって、石塚に完全Vでの初優勝をさせてやりたいと願うだけです。

そして若干長めの審議時間を経て、再び審判放送が。

「審議の結果、@番・B番は失格までには至りません。…」

会場内から期せずして拍手が沸きおこりました。山路選手が応援した小笹選手は落車になってしまいましたが、地元の若きルーキー・石塚が見事に初陣を飾ってくれましたことが、ただただ嬉しかったのです。

そして、迎えた11Rが「ガールズ決勝」です。奈良岡が当日欠場になって6車立てですが、車券ゲーム対象のラストとあって、会場内の気合いは嫌が上でも高まってきます。山本ヘボヘボ予想は「好メンバー揃いですが、加瀬・中川の2強対決だと思います。どちらかといえば、加瀬がちょっと優勢かな? あとは、気配のいい高木、地元地区の白井あたりも狙ってみて下さい」と、比較的オーソドックスなものに収まりました。

<最終日11R VTR>
号砲で@小坂が予想通り飛び出し、3日連続のSを決めます。周回中の位置取りは、小坂−A高木−C加瀬−B白井−E中山−F中川の順。赤板HSを通過しても各車動きを見せず、前団の小坂や高木が後方の動きを見やってけん制する中、加瀬がジャン過ぎから一気に踏み込むと、高木も併せて発進します。

最終日11R「ガールズ決勝戦」 ジャン2センターの攻防

最終日11R「ガールズ決勝戦」 ジャン2センターの攻防
ジャンを合図にC加瀬が発進して行くと、併せてA高木も踏み合いを挑んでいく



この先行争いは、最終HSで高木を叩き切った加瀬に軍配が上がりました。しかし小坂が踏み遅れ、高木が加瀬の番手にはまります。さらに白井が3番手外まで追い上げると、小坂は失速して下がってしまいます。

最終日11R「ガールズ決勝戦」 最終2コーナーの攻防

最終日11R「ガールズ決勝戦」 最終2コーナーの攻防
主導権を奪ったC加瀬が飛ばして行くと、先行争いを挑んだA高木が番手にはまる。B白井も3番手まで追い上げる



そして最終BKから高木が番手捲りを仕掛けるも、加瀬もカカっていて車が伸びず前に出られません。空いたインをさらにすくって白井が車間を詰めに行くと、そのもつれを横目に、中川が最終BK最後方6番手から捲りを放ちました。

最終日11R「ガールズ決勝戦」 最終2センターの攻防

最終日11R「ガールズ決勝戦」 最終2センターの攻防
A高木は番手捲りを放つも、加瀬の横までで精一杯。空いたインをB白井がすくうと、最終BKから捲り返したF中川が差を詰める



結局、大外から直線一気に突き抜けた中川が、通算9度目のVゴールを駆け抜けました。内々すくって直線伸び返した白井が、逃げ粘る加瀬をゴール寸前1/2輪交わして2着に突っ込みました。3着は加瀬でした。

加瀬の先行もさることながら、中川の捲り、さらに地元地区・白井のVチャンスと見ごたえ十分の決勝に、会場はヒートアップ。「加瀬ちゃん負けたけど、エエ先行やった」「白井ちゃんも惜しかったなぁ。優勝さしたりたかったなぁ」「さすが日本代表候補の諒子ちゃん、タイミングもバッチリで、さすがやったな」と様々な感想が飛び交いました。

そうしていると、表彰式に中川が登場です。

優勝インタビューを受ける中川諒子選手

優勝インタビューを受ける中川諒子選手


中川は、兄・誠一郎選手(熊本)の妹として知られていますが、ガールズ上位選手として、これから益々の活躍が期待できそうなレースぶりでした。

「絶対女王」の加瀬が、自分のスタイルに持ち込みながらもVを逃し、それに3期生の高木など新鋭の活躍が目立った今回の和歌山ガールズ開催。レースによっては、7車がバラバラとゴールするのもありましたが、総体的になかなか熱いレースを見せてくれましたと思います。チャレンジレースでは石塚がVを飾り、地元和歌山のファンを今後楽しみにさせてくれるルーキーの登場に、こちらも熱くなりました。蒸し暑い中の3日間でしたが、レース・車券・選手たちの活躍、そして予報が外れた天気、いろんな意味においてファンを「アツく」させてくれた3日間でした。

次の和歌山ガールズは、さわやかな秋風が吹くであろう9/19(金)〜21(日)の3日間ですが、レース慣れした3期生が1期生・2期生を相手にどんな走りを見せてくれるのかが、今から楽しみになってきました。


(「ガールズ・ルーキーたちが熱い!アツい!暑い!」の項 おわり)
この記事へのコメント
いつもいつも臨場感満点のレポートは流石を越えて、流岩ですわ!輪太郎君の審議はヤバイ感じでしたね。セーフはセーフです。この運を持ちながら強くなってもらいましょう目指すは、9連勝特進!ガールズは、最近にない迫力ある決勝でした。それぞれが持ち味を出し切った感でした。来週のバイチャもそれぞれの魅力がでる番組編成します!小生は、今週平均睡眠4.5時間の忙しさで体が動きません!どこまで回復出来るかが鍵です。良いレースをしましょう!
Posted by 岸和田オヤジ at 2014年07月11日 23:11
岸和田オヤジさんへ

コメント&お褒めの言葉ありがとうございます。

輪太郎君には、この運&勢いで9連勝特昇を期待しましょう。ガールズは6車立てを感じさせない好レースでしたし、A級1・2班戦も日野と佐川とのガチンコ勝負は見応えがありました。3日間、特に最終日は中身の濃いレースの連続だったと思います。

来週のバイチャCは、高校野球も始まったことで、ちょっとどうかな? 当日のお目覚めが良くて、体調に問題がなければ参加します。その時は、エエ番組組んで下さいよ。
Posted by 山本D at 2014年07月12日 13:04
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