2014年07月10日

ガールズ・ルーキーたちが熱い!アツい!暑い!「ガールズケイリン」和歌山開催リポート(そのB)

7/4(金)〜6(日)の3日間、和歌山競輪場では3度目の開催となる「ガールズケイリン」が行われました。しかもA級チャレンジレースは、和歌山期待の新人・石塚輪太郎のデビュー場所でした。「ガールズ・ルーキーたちが熱い!アツい!暑い!」と題して、ガールズ和歌山開催の様子を紹介する4回シリーズ。今回が3回目です。

○2日目 7/5(土)

デビュー戦を見事な逃げ切りで初勝利を飾った、地元和歌山のファンが期待をかける石塚輪太郎。2日目準決勝もラストカードの5Rに出走です。この日は業務が立て込んで、石塚のレースは生で見ることが叶わず、会社でネット観戦になりました。

<2日目5R VTR>
号砲直後のけん制から@辻本達矢が誘導を追いかけ、正攻法にB石塚輪太郎を迎え入れます。周回中の隊列は、近畿・中部3車−単騎のE山尾光−九州3車の順。赤板HS(残り2周)では誰も動かず、ジャン前2角からF茅野寛史が車を上げて石塚を抑えようとします。茅野はジャンでハナを切ると、波を作って(蛇行して)、下げた石塚の動きをけん制します。さらに山尾が茅野ライン4番手に切り替えます。しかしこれに構わず、石塚は山おろしから一気に茅野を叩いて先行勝負。ところが、この時、石塚マークの辻本が離れ、辻本は第二先行の状態になります。石塚はグングン加速し、最終4角では完全にセーフティーリードの状態に持ち込むと、後続に大差をつけて1着になりました。「残り6人による競輪」の状態となった2着争いは、辻本後位のC小森慎一が辻本を交わして2着になり、小森後位に切り替えていたD川崎正博が3着を確保しました。


PCの画面越しでも分かるくらいの圧倒的な強さでした。最終HSで発進した際の加速には凄みを感じましたし、ラストは流してゴールするほどの余裕もありました。前日のレース後「明日が勝負なんで」と気合いを入れていましたが、空回りすることなく、自分の持ち味を生かしたレースだったと思います。

そしてガールズレースに間に合わせようと、大急ぎで仕事を片付け和歌山競輪場へ。到着した時は、ちょうど6Rの発売締め切り間際でした。専門紙を買って場内に入ると、車券予想もそこそこに、記者室に荷物を預け、メインスタンドへ慌ただしく移動です。

PM1時過ぎ、スターゲートが開き、初日よりも多くのファンが声援を送る中、6Rに出走の7選手が入場。発走準備が整い、誘導員の通過と同時に号砲が打ち鳴らされました。


<2日目6R VTR>
号砲とともに飛び出したB小坂が、他の選手を差し置いてSを奪い、正攻法位置を確保する。周回中は、小坂−D高木−@白井−A田畑−C中川−E青木−F倉野の順。ジャン前BKを前にしても誰一人動く気配がなく、ジャンを合図に中川が一気に踏み込み、先行態勢に入ります。中川後位の青木は踏み出しに付いて行けず、正攻法の小坂が、初日同様、中川の番手にはまります。

2日目6R ジャン過ぎ2センターの攻防

2日目6R ジャン過ぎ2センターの攻防
ジャンから一気に前を叩いたC中川が主導権。正攻法のB小坂が番手にはまる



しかし中川の加速が鋭く、小坂は追走に窮してクチが空いてしまいました。これを見た高木が、中川に追いつくべく一気に追い上げると、みるみる内に差が縮まり、最終3角で追いつきます。さらに高木を目標に白井も追い上げ、最終3角で3番手位置を確保します。

2日目6R 最終4コーナーの攻防

2日目6R 最終4コーナーの攻防
先行勝負のC中川を追いかけたD高木が、番手に追いつく。高木を追った@白井も3番手を確保



結局、直線で中川を捉えた高木が1着に入り、高木後位から続いた白井が2着に突っ込みました。そして逃げ粘った中川が3着を確保です。


中心視された中川を高木が差し交わそうとすると、スタンドのファンから「中川〜、我慢せ〜ぃ!」「高木、交わせ〜!」「白井さ〜ん! 頑張って〜」など、ゴール前のデッドヒートに大きな声援・歓声が上がりました。

その余韻を楽しむ間もなく、またまた記者室経由で検車場へ。

スターゲート奥のベンチには、中川と小坂が2人でレースを振り返っていました。私も横で会話を聞いていると、それぞれが反省点を口にします。話が落ち着いたところで、改めて話を聞きます。

3着に終わった中川は「出足でもっと踏めばよかった。座ってから(のスピード)がイマイチで、最終BKで後ろを振り返ったら、(高木に)やられるかもって思いました」と改めて反省。「2着には粘りたかったですね」と、ちょっぴり悔しそうなコメントを口にしていました。

「2着に粘りたかった」と反省の中川諒子選手

「2着に粘りたかった」と反省の中川諒子選手


1着になった高木は「位置が良過ぎて、つい前を見過ぎてしまいました。カマして千切るレースをしたかったです」とレース内容にやや不満げのコメントです。でも初日5着からのジャンプアップで、決勝進出を確実にしただけに「ホッとしました」と笑みもこぼれました。

「決勝に残れてよかった」とホッとする高木真備選手

「決勝に残れてよかった」とホッとする高木真備選手


2着に入った白井は「しっかり前々踏んだ分だけ、自分に展開が向きました」と、昨日の反省を活かし切れたことに満足していました。「脚も仕上がっていると思いますし、私らしいガールズ追い込み型としてのレースを見せたいですね」と、翌日の決勝へ自信も見せました。

2着で「脚は仕上がっている」と納得の白井美早子選手

2着で「脚は仕上がっている」と納得の白井美早子選手(中央左は藍野美穂選手) ※撮影は8R終了後


そうこうしていると、7Rの車券締め切りのベルが。またまた大急ぎでメインスタンドに移動です。7Rは加瀬・矢野・奈良岡・中山といった決勝常連組が集結する、なかなか厳しい番組(メンバー構成)で、見ごたえがありそうです。スタンドのファンの数も、6Rより多いように感じました。


<2日目7R VTR>
号砲とともにE藍野が飛び出してSを奪う。周回中の並びは、藍野−F奈良岡−D金田−@矢野−A中山−B加瀬−C宮安の順。赤板HSを過ぎても各車の動きはなく、ジャンで誘導が退避しても、一本棒の状態は変わりません。そんな中、2センターあたりから加瀬が踏み込んで、先行勝負に打って出ます。金田や中山は加瀬の番手を奪うべく、外に車を持ち出します。

2日目7R ジャン2センター過ぎの攻防

2日目7R ジャン2センター過ぎの攻防
一列棒状からB加瀬が主導権取りに上昇。中団のD金田やA中山は、番手飛び付きを狙う



加瀬が中バンクから山おろし気味にスパートすると、加瀬後位を回っていた宮安が千切れ、さらに正攻法の藍野、前々踏み込んだ奈良岡も飛び付けず、加瀬の“一人旅”状態になりました。加瀬は最終BKで踏み直すと、第二先行状態の奈良岡とは7〜8車身開いて、完全独走状態です。

2日目7R 最終2センターの攻防

2日目7R 最終2センターの攻防
HS先行のB加瀬が後方を千切って独走状態に。A中山・@矢野が奈良岡を交わしにかかる



結局、加瀬が2着に9車身の差を付けて堂々の1着。2着は奈良岡後位から伸びた中山、3着は中団外並走から突っ込んだ@矢野が、それぞれ確保しました。


検車場に行くと、加瀬がさっぱりした表情で囲み取材を受けています。

快勝に笑顔があふれる加瀬加奈子選手

快勝に笑顔があふれる加瀬加奈子選手


「良いタイミングで駆けられた。久しぶりに1着(6月の地元弥彦・初日以来)が取れてよかったです」と嬉しさを隠しきれない様子でした。

その後、各選手の話を聞こうと検車場内に留まっていましたが、ガールズ選手は遅い昼食を取っているのか、なかなか戻って来ません。この日は報道デスク業務と「夕暮れわかちゃんCLUB」の生本番があり、翌日の決勝・一般戦の枠順が出るのも遅かったため、各選手のコメントも詳細に聞くのをあきらめました。

ただ決勝は、シリーズの上位陣がほぼ順当に勝ち上がり、地元近畿地区唯一の参戦となった白井選手も優参を果たすなど、興味深いメンバー構成となりました。


(そのC・最終回に続く)
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