2014年06月21日

【山本ディレクターの自腹出張日記】 宇都宮「高松宮記念杯競輪」(GT) 東口決勝進出! これは見に行かずにはいられない!(そのC)

わたくし山本が、直近に遠征した全国の競輪場を紹介する「山本ディレクターの自腹出張日記」。去る6月15日(日)に宇都宮競輪場で開催された「第65回高松宮記念杯競輪」最終日へ「自腹出張」した様子をご紹介する6回シリーズのリポート。今回はその4回目です。

“軍資金補充の旅”が悪い流れを変えたのか、7Rの万車券をgetでき、若干ながら収支はプラスに転じました。この勢いでガンガン当たり車券をつかみたいところです。

時刻は午後2時前、そろそろ東口選手がウォーミングアップを始める頃かと思い、記者室経由でメインスタンド地下の検車場へ向かいました。後半レースの選手たちが、ローラー台で自転車の感触を確かめる中、東口選手がストレッチに汗を流している姿を発見。

ウォームアップに入る東口選手

ウォームアップに入る東口選手


原則、レース前の選手に取材はできませんから、「応援取材に来たよ」というアイコンタクトと、軽く「頑張れ」と声をかけました。東口選手も「いい感じで連日走れてるんで、頑張りますゎ」と短く応えてくれました。他の決勝出場選手もローラー台でアップを始めたようで、中盤レースを終えた選手のクールダウンと重なって、ローラー室はちょっとした混雑です。その様子を見やりつつ、検車場を後にしました。

記者室に戻ると、8Rの締め切りが近づいてきました。お弁当を頂きながら、急いで検討します。

8Rはライン4分戦で、@池田勇人−H神山拓弥の関東2車が本線です。しかしC竹内雄作が率いる中部3車、F松谷秀幸が引っ張る南関2車が対抗し、前々自在で勝負のD園田匠−E渡部哲男の西日本2車も不気味です。

車券の結論は、強力な関東2車に、竹内の先行を活かした番手B志智俊夫の抜け出し、さらに捲り上げるF松谷の突っ込みを絡めた、@HBFの4車BOXを基本に据えました。さらにB志智アタマで筋違い流しで、中穴〜大穴を狙います。

8R車券

8R車券


レースは一瞬けん制の後、D園田匠が誘導を追いかけます。序盤の位置取りは、西日本2車−南関2車−関東2車−中部3車の順。赤板HS(残り2周)を過ぎても動きがないところ、ジャン前BKからC竹内雄作が仕掛けるべく上昇すると、F松谷秀幸も併せて踏み上げます。竹内は強引に松谷を叩いて先行態勢に入るも、マークのB志智俊夫が追走に窮し、松谷が番手にはまり込みます。最終2角8番手から@池田勇人が捲り上げると、これを併せるかのように松谷が番手捲りで応戦します。

8R最終3コーナーの攻防

8R最終3コーナーの攻防
C竹内の番手にはまったF松谷が、@池田の仕掛けに併せて番手捲りに出る



松谷を目標に捲り返した池田が4角で松谷を捉えると、池田マークのH神山拓弥がゴール寸前で池田を交わして1着。池田が2着に残り、池田の捲りに切り替え追走したD園田匠が3着に流れ込みました。

松谷と竹内の主導権争いはある程度想定済みでしたが、志智が竹内の仕掛けに踏み遅れて離れてしまうと、Bアタマ流し車券はその瞬間にパー。「志智、なに千切れとんのや!」という声が思わず出てしまうほどです。しかも園田は完全にオミットしていましたから、このレースの車券は最終2センターで全滅です。本線車券で3連単は2千円台の本命戦ですが、ハズれたことで収支はまたまたマイナスに転落。

「う〜ん、ウマいこといかんな〜」(当たり前!)

気持ちを切り替えて9Rの予想へといきたいところ。ですが、メダリストプランニングのブースでグッズを品定めしたり、イベントスペースのOさんや、選手会栃木支部の「サイクルストリート」のお手伝いをしていた、競輪中継MCでおなじみの山口みのりさんなどのご尊顔を改めて見に行って、楽しくおしゃべりしたりする内に車券は締め切りになってしまいました。

結果は、石井秀治の一発捲りが決まって一番人気の南関ラインがワンツー。穴狙いの私ですから「車券買えんで助かった〜」と、むしろ大喜びです。

イベントステージでは、地元競輪ファンの代表格・伊藤克信さんの予想会が行われていましたが、決勝戦が刻一刻と近づいてきたこともあってパス。再度記者室に戻って、ニュース原稿などを送信する準備にかかります。持ってきたミニノートPCとポケットWi-fiを立ち上げ、ネットにつながったのを確認して、「Keirin.jp」で10Rのオッズをチェックします。

10Rも4分戦。本線は何といってもD深谷知広−@金子貴志の愛知SS班・師弟コンビです。H芦澤大輔がが前回りの関東3車が対抗格で、B新田康仁が率いる南関・北日本2車、C荒井崇博が自在に立ち回る西日本2車もワンチャンスをモノにすれば、車券に絡んできそうです。

とにかく愛知ワンツーが決まるのか否かが、予想する上での大きな分かれ道です。連日の深谷の動きにやや物足りなさを感じていたこともあって、「深谷の残り目は抑え程度にして、見切るぐらいでもエエゎ」という結論に。そこで深谷番手の金子アタマ流しを本線に、関東2車の@HA3車BOXを厚めに入れ、さらに荒井の仕掛けで突っ込んできそうなF小倉竜二を加えた@HAF、同様に捲って突っ込んできそうな新田を加えた@HABの4車BOX2通りを買いました。

10R車券

10R車券


レースはB新田康仁が飛び出してSを決めます。周回中の位置取りは、南関・北日本2車−西日本2車−関東3車−愛知2車の順。赤板HS過ぎの1センター(1〜2コーナー中間)からD深谷知広が上昇を見せると、H芦澤大輔も併せて踏み上げます。深谷はジャンからスパートしそうな勢いだったものの、一旦下げたC荒井崇博がイン切り気味に深谷を叩き、新田もこれを追走して深谷をインに抑え込みます。さらに深谷は、追い上げた芦澤にインへ押し込まれそうになり、これを見て最終1角から新田が先行勝負に出る。しかし、すかさず芦澤が巻き返して先に捲ると、態勢立て直した深谷がこれを目標に後捲りに出る。

10R最終3コーナーの攻防

10R最終3コーナーの攻防
先行勝負に出たB新田をH芦澤がBKで捲り切る。これを目標にD深谷も捲り返しに行く



結局、深沢の番手から抜け出したA飯島則之が1着になり、最終4角でE小林大介の捌きをこらえた深谷が2着を確保。深谷マークの金子が小林をタイヤ差抑えて3着に食い込みました。

飯島が、深谷の捲りにこらえきれず、芦澤を早目に交わして突っ込んだ時点で、私の車券はほぼハズレが決定しました。しかも展開のアヤとはいえ、見切った深谷が2着に突っ込むとは…。しかも2車単・3連単は意外にもなかなかの高配当です。

10Rは意外な高配当で決着

10Rは意外な高配当で決着


「しもた〜! 本線BOXの選択、間違えた〜」


記者室に響き渡りそうな声を上げ、さらに頭を抱えてしまった私。「オミットすべきは芦澤であって、深谷ではなかったんか…」後悔の言葉しか出てきません。全て結果論ではありますが、取っていれば300円BOX+αで、上がり10万コースもありました。くやし〜!(だから、それは全て結果論!)

悔しい、悔しいと言っている内に、11R決勝戦の脚見せが始まりました。大観衆から、9選手に大きな声援が贈られています。BK後方の小高い丘に跳ね返って、さらに大きな声援のこだまとなってバンクを包み込んでいるようです。前回、4月終わりに行った伊東温泉・共同杯の風景とダブってきました。

11R決勝戦も4分戦。F脇本雄太が引っ張る近畿3車が、先行一車を活かして主導権を奪うという展開が濃厚で、それを@浅井康太が前回りの中部2車、B岩津裕介率いる岡山2車、そしてA菊地圭尚−D大塚健一郎の単騎同士2車の、残り3つのラインがどう立ち回るかが注目です。

まずは何はともあれ、東口選手の「決勝進出ご祝儀車券」をドカンと購入です。

11R車券 その@

11R車券 その@


そうです。東口選手を軸にした3連単アタマ・ヒモ(2着)・3着総流し車券。つまり3着までに入れば、必ず的中になります。内林さんが言っていた「東口→全→全」を、2着流し・3着流しにまで手を広げたものです。これ以外にも、2車単アタマ・ヒモ総流し車券を「ご祝儀車券」として購入しています。

そしてシビアな個人戦車券&ブログ予想責任車券です。
まずは脇本の取捨選択。私は、脇本は先行しても、番手のH稲川翔が後方の仕掛けに併せて早目に踏み込んで、つぶれてしまう恐れが高いと見てオミットしました。そこで本線4車BOXは、稲川−東口の突き抜けに、浅井と岩津が捲り追い込んで突っ込んでくるというHC@Bを200円分。東口が伸びきれず、稲川・浅井・岩津の力上位に、縦横無尽に突っ込んできそうな大塚を加えたHB@Dを、こちらも200円分。稲川・浅井に単騎同士ラインの2車を加えたH@ADと、近畿突き抜けに岩津・大塚を加えたHCBDを100円ずつの計4通りの4車BOXを入れました。さらに、前夜の当ブログで推奨した2車単車券を購入です。

11R車券 そのA

11R車券 そのA


我ながら「どんだけ突っ込んでんねん? アホちゃうか…」というつぶやきが出てしまう今回の決勝車券。年末の競輪グランプリよりも購入金額が多くなってしまいました。特に東口総流し車券は「東口が表彰台になれば、たとえ取りガミになっても構わない」という思いでド〜ンと入れたものですし、車券を買わずにハズれるよりも、車券を買った上でハズれた方が納得できます。エラそうな言い方かもしれませんが、ご祝儀であり、応援観戦料としての車券なんですから。

いろんな思いを巡らしている内に、車券の発売窓口が締め切られ、いよいよ決勝戦発走の時がやってきました。特別紹介として、1番車の浅井康太から一人ずつ名前をコールされ、各選手が入場。そして通常と違い、ゴール板の向こうから大回りして発走台後方にやってくるスタイルで9選手が勢揃いしました。

決勝戦の選手が入場

決勝戦出走選手が入場


一礼をして自転車にまたがった東口選手。記者室からはやや緊張しているようにも見えましたが、レースに集中できているようです。気合いも入っています。

発走台で気合いを入れる東口選手

発走台で気合いを入れる東口選手


場内からは、脚見せの時以上の大きな声援が贈られています。私も心の中から、東口選手に声援を送ります。


「さぁっ、思い切ってやってこい!」


9選手がそれぞれのタイミングで上体を倒し発走準備が整うと、号砲が鳴り響きました。決勝レースのスタートです。


(そのDへ続く)
posted by wbs at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自腹出張日記
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